8.12. Solaris Trusted Extensions の問題

8.12.1. オーディオ

utaudio バイナリの setuid-0 ビットを削除してください。

# chmod u-s /opt/SUNWut/bin/utaudio

8.12.2. 音量制御

パネル上の音量制御アプレットは、Trusted JDS で動作しません。

回避方法: 音量を調整するには、キーボード上の 3 つの音量キーを使用するか、Shift-Props を押して Sun Ray 設定 GUI を起動します。

参照: CR 6481380

8.12.3. 複数のスライス/パーティション

Sun Ray 外部ストレージは、Trusted Extensions デバイス割り当てフレームワークが使用するスライスまたはパーティションを 1 つだけ処理します。

参照: CR 12195719

8.12.4. フラッシュディスクの割り当て

UFS ファイルシステムのフラッシュディスクを 2 回目に割り当てることは機能しません。

回避方法: デバイスをホットプラグします。

参照: CR 12202377

8.12.5. マルチヘッド役割引き受け

マルチヘッド Trusted JDS セッションでは、utmhscreen が削除されるまで役割引き受けが機能しません。

参照: CR 12240048

8.12.6. マルチヘッド画面ロック

マルチヘッドの信頼できる CDE セッションでは、画面ロックを使用して画面が手動でロックされていると、セッションを回復できません。

回避方法: ユーザーは Shift-Pause を使用して画面をロックしてください。

画面を通常の方法でロックできないようにすることによってこの状況を回避するには、/etc/pam.conf ファイルの次の行をコメントアウトします。

dtsession-SunRay auth sufficient /opt/SUNWut/lib/pam_sunray.so syncondisplay

RHA を無効にするための別の方法は、utpolicy-D オプションを指定するか、管理 GUI の「詳細/システムポリシー」ページで「直接セッションアクセスを許可」を選択することです。

参照: CR 12240927

8.12.7. Sun Ray 相互接続構成

/etc/security/tsol/tnrhdb で、次のエントリを利用可能にするようにしてください。

0.0.0.0/32:admin_low

参照: CR 12247254

8.12.8. xscreensaver リンク

xscreensaver が正しく機能できるように、次のリンクが作成されていることを確認してください。

# ln -s /usr/openwin/bin/xscreensaver /usr/bin/xscreensaver
# ln -s /usr/openwin/bin/xscreensaver-command /usr/bin/xscreensaver-command
# ln -s /usr/openwin/bin/xscreensaver-demo /usr/bin/xscreensaver-demo