Windows Connector を使用した Windows セッションでは、自動的に発生した、またはユーザーによってトリガーされた (たとえば、xrandr コマンド) マルチモニターのレイアウトの変更または解像度の変更が無視されます。
回避方法: Windows セッションでクライアントの新しいマルチモニターレイアウトまたは解像度情報を使用する場合は、Windows Connector を再起動する必要があります (uttsc コマンドを再度実行します)。
Linux 上で Windows Connector を使用している場合、uttsc コマンドの -X xrandr
オプションはサポートされません。これは、複数のモニターを使用している場合、このオプションを使用すると、Windows セッションがモニターのレイアウトおよびサイズを判別できないことを意味します。
回避方法: -X
オプションを指定しないでください。デフォルトでは、-X xinerama
オプションを使用してモニター情報を列挙します。
参照: CR 12307403
Windows 2003 R2 および Windows XP を実行している Windows サーバーに uttsc コマンドを使用してログインすると、Windows のログイン音が歪みます。これは、Oracle Enterprise Linux 5.5 を実行している Sun Ray サーバーで発生します。
参照: CR 12305002
このハングアップは、サーバーと Windows Connector との間で発生するマルチモニター列挙プロセスが原因で、Windows サーバーが Windows Connector にモニター配置データを送信しないことによります。
回避方法: uttsc -X off コマンドを使用してマルチモニター列挙プロセスを無効にしてください。
参照: CR 12304470
Sun Ray Software 5.2.6 リリースで修正されました。
スクロールバーまたは矢印キーを使用して、多数のページをすばやくスクロールすると、スクロールされているコンテンツが崩れることがあります。この問題は、ブラウザ、PDF ビューア、およびワードプロセッサのようなアプリケーションで発生することがあります。
回避方法: アプリケーションを最小化および最大化すると、崩れて表示されていた領域が復元されます。ゆっくりスクロールすることによって、これを防ぐこともできます。
参照: CR 12301598
クライアント上で Xrender 拡張機能が無効になっている場合、Windows 2008 R2 セッションで白いマウスカーソルの代わりに黒いマウスカーソルが表示されます。
回避方法: 『Sun Ray Software 5.2 管理ガイド』の「Xrender を有効または無効にする方法」のセクションを参照してください。
参照: CR 12293338
問題には、オーディオの歪み、ビデオの低速化、またはビデオのハングアップが含まれます。これは、コンテンツを Sun Ray クライアントに転送するときにバッファーが不足していることが原因です。
参照: CR 12300480
Windows マシンには、ファイアウォールに開かれる適切なポートがありません。マルチメディアリダイレクション機能には、ファイアウォールに 6000 から 10000 の間の TCP ポートが開かれていることが必要です。
回避方法: ほかのサービスが使用していなければ、ポート 6000 を開けば十分です。
参照: CR 12289045
一部のスキャナで、スキャナのボタンによりスキャンの開始が機能しません。ソフトウェアからスキャンを開始することでドキュメントをスキャンすることはできます。
参照: CR 12279842
フラッシュディスクを挿入したあとにエクスプローラウィンドウ (ディスク内容) が自動的に起動しません。プログラムは手動で起動する必要があります。これは、コンソールセッションの Windows 動作とは異なる動作です。
参照: CR 12270188
スマートカードを使用して Windows ターミナルサーバーでユーザーを認証するには、Base Smart Card Cryptographic Service Provider パッケージ更新を http://support.microsoft.com/kb/909520/en-us からインストールしてください。
この更新は Sun Ray 環境での画面ロック解除動作を改善します。
回避方法: UFS や ext3 など、PCFS でないほかのファイルシステムを使用してください。
Adobe Flash 高速化コンポーネントや Sun Ray オーディオドライバコンポーネントには、Windows Performance Counter API をサポートするハードウェアが必要です。Windows Performance Counter API が正しく動作しない場合、コンポーネントは読み込みに失敗したり、予期しない動作になったりする可能性があります。既知の例として、コンピュータの BIOS で AMD Cool'n'Quiet テクノロジが有効である場合にこの問題が発生します (これは http://support.microsoft.com/kb/895980 で説明されています)。