診断情報のソース

スケーラブルなデバイスグループリソースまたはファイルシステムマウントポイントリソースの状態が変わると、新しい状態は syslog(3C) 機能によってログに記録されます。

ディレクトリ /var/cluster/ucmm および /var/cluster/vucmm には、次の表に示す診断情報のソースが含まれます。

ソース	場所
複数所有者ボリュームマネージャー再構成のログファイル	`/var/cluster/vucmm/vucmm_reconf.log.0` (`0`, `1`,...)
現在のユーザーランドクラスタメンバーシップモニター (Userland Cluster Membership Monitor、UCMM) 再構成のログファイル	`/var/cluster/ucmm/ucmm_reconf.log`
以前の UCMM 再構成のログファイル	`/var/cluster/ucmm/ucmm_reconf.log.0` (`0`, `1`,...)
SPARC:Oracle UNIX 分散ロックマネージャー (Oracle UDLM) コアファイル	`/var/cluster/ucmm/dlm`_`nodename` `/cores` この場所は Oracle UDLM パッケージによって異なります。この場所に Oracle ログファイルが見つからない場合は、Oracle サポートに連絡してください。
Oracle UDLM イベントの SPARC: ログファイル	`/var/cluster/ucmm/dlm_nodename` `/logs` この場所は Oracle UDLM パッケージによって異なります。この場所に Oracle ログファイルが見つからない場合は、Oracle サポートに連絡してください。

ディレクトリ /var/opt/SUNWscor/oracle_server/proxy resource には、Oracle 10g Release 2 または 11 g RAC プロキシサーバーを表すリソースのログファイルがあります。プロキシサーバーリソースのサーバー側コンポーネントおよびクライアント側コンポーネントのメッセージは、別々のファイルに書き込まれます。

サーバー側コンポーネントのメッセージは、ファイル message_log.resource に書き込まれます。
クライアント側コンポーネントのメッセージは、ファイル message_log.client.resource に書き込まれます。

これらのファイル名およびディレクトリ名では、Oracle RAC サーバーコンポーネントを表すリソースの名前は resource です。

ディレクトリ /var/opt/SUNWscor/oracle_server には Oracle 9i RAC サーバーリソースのログファイルがあります。それぞれのファイルの名前は、/var/opt/SUNWscor/oracle_server/message_log. resource です。

システムメッセージファイルには、診断情報も含まれます。

Oracle RAC 用サポートで問題が発生した場合は、これらのファイルを参照して、問題の原因に関する情報を取得してください。

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	Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド