この付録では、Coherenceの様々な部分を管理および監視するために使用されるCoherence MBeanのリファレンスについて説明しています。MBeanのすべての属性および操作について詳しく紹介します。
このリファレンスに加えて、RegistrationインタフェースにもCoherence MBeanの説明があります(Oracle Coherence Java APIリファレンスを参照)。MBeanの情報は、JConsoleなどのMBean対応エージェントでも参照できます。Coherenceにおける管理機能の使用方法の詳細は、第VI部「Coherenceの管理」を参照してください。
この付録は、次の各項で構成されています。
Coherenceのクラスタ管理ゲートウェイは、Coherenceのクラスタ化されたリソースの管理に特化した、JMXの基本的な登録APIの抽象化であるRegistrationインタフェースを使用します。このインタフェースはJMXインフラストラクチャと密接に関係していますが、javax.management.*のクラスには依存していません。そのため、JMXサービスと同じ場所にないクラスタ・ノードをリモートで管理できるようになります。さらに、Coherence MBeanはMBeanサーバーに登録されますが、このMBeanサーバーは管理対象オブジェクトと同じ場所に配置することも、管理対象オブジェクトに対してリモートに配置することもできます。
表E-1は、Coherenceを管理するために提供されているMBeanのリストです。
表E-1 Coherence MBean
| MBean | 説明 | 
|---|---|
|  | キャッシュを表します。1つのクラスタ・ノードには、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。 | 
|  | クラスタ・オブジェクトを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。 | 
|  | クラスタ・メンバーを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。 | 
|  | Coherence*Extendプロキシを表します。1つのクラスタ・ノードには、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。 | 
|  | Coherence*Extendを介したクライアントのリモート接続を表します。1つのクラスタ・ノードには、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。 | 
|  | グリッドJMXインフラストラクチャを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。 | 
|  | 2つのクラスタ・メンバー間のネットワーク・ステータスを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。 | 
|  | Coherence JMX Reporter(レポート作成機能)を表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。 | 
|  | クラスタ化されたサービスを表します。1つのクラスタ・ノードには、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。 | 
|  | 記憶域が有効化された分散キャッシュ・サービスの記憶域インスタンスを表します。1つのクラスタ・ノードには、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。 | 
|  | トランザクション・マネージャを表します。1つのクラスタ・ノードには、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。 | 
CacheMBean MBeanはキャッシュを表します。1つのクラスタ・ノードには、各データ・サービスの種類(分散、レプリケーションなど)について構成されたキャッシュの数に応じて、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。このMBeanは、キャッシュの操作およびパフォーマンスに関する統計を提供します。このMBeanの一部の属性は書込み可能であり、キャッシュの動作がリアルタイムに変更されます。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=Cache,service=service name,name=cache name,nodeId=cluster node's id,tier=tier tag
| 注意: CacheMBeanMBeanには、トランザクション・キャッシュでは使用できない属性が多く含まれています。使用できない属性が発行されると、トランザクション・キャッシュは-1の値を返します。サポートされている属性のリストおよびトランザクション固有の説明については、「トランザクション・キャッシュのCacheMBean」を参照してください。 | 
属性
表E-2は、CacheMBeanの属性について説明しています。
表E-2 CacheMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | キャッシュ統計が最後にリセットされてから行われた | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ヒットした | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ミスした | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | キャッシュ統計が最後にリセットされてから行われたput()呼出し当たりの平均ミリ秒です。 | 
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 | 
 | 読取り/書込み | BatchFactor属性は、ライトビハインド・キュー・エントリのソフト熟成時間の計算に使用されます。キューのエントリは、ライトビハインド・キューに | 
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 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからのおよそのキャッシュ・ヒット数。キャッシュ・ヒットとは、エントリがこのマップに存在する読取り操作の呼出し(つまり | 
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 | 
 | 読取り専用 | エントリがこのマップに存在する | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからのおよそのキャッシュ・ミス数。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | エントリがこのマップに存在しない | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからのプルーニング操作の数。プルーニング操作は、キャッシュが | 
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 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから使われたプルーニング操作の合計ミリ秒。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | キャッシュの説明。 | 
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 | 
 | 読取り/書込み | キャッシュ・エントリの有効期限(ミリ秒単位)です。値が0の場合は、有効期限の自動失効が無効であることを示します。 この属性を変更しても、すでにスケジュールされた既存のエントリの有効期限には影響しません。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | キャッシュ・サイズの測定単位の制限。キャッシュが最大単位レベルに達すると、そのキャッシュは自動的に削除されます。これは通常、キャッシュの高水位標と呼ばれます。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | 統計の最後のリセット以降に収集された統計に基づいて推測した、次の呼出しがヒットであるおよその確率( | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | プルーニング時にキャッシュが縮小するユニット数です。これはしばしば、キャッシュの「最低水位標」と呼ばれます。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | このキャッシュの永続性タイプです。可能な値は、 | 
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 | 
 | 読取り/書込み | ライトビハインド・キューに追加されたエントリが、キャッシュ・ストアを使用して格納されるまでのキューでの待ち秒数です。この属性は、永続性タイプが | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ライトビハインド・キュー・サイズのサイズです。この属性は、永続性タイプが | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | この属性は、キャッシュ・エントリのソフト失効時間の計算に使用されます。ソフト失効時間は、実際の失効時間より前の時点になります。これより後では、エントリへのアクセス・リクエストによって、エントリに対する非同期のロード・リクエストがスケジュール化されます。この属性は、自動失効がスケジュールされた内部ローカル・キャッシュがある、読取り/書込みバッキング・マップにのみ適用されます。この要素の値は、内部ローカル・キャッシュの有効期限の割合として表されます。有効な値は[0.0, 1.0]の範囲のダブルです。ゼロの場合、スケジュール先行リフレッシュは無効になります。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | 失敗したキャッシュ・ストア書込み操作が再キューされたライトビハインド・キューの最大サイズです。ゼロの場合は、ライトビハインド再キューが無効です。この属性は、永続性タイプが | 
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 | 読取り専用 | キャッシュ内のエントリ数です。 | 
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 | 読取り専用 | キャッシュ・ストアの書込み操作ごとに格納されたエントリの平均数。 | 
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 | 読取り専用 | 読取り操作当たりに使われた平均時間(ミリ秒)。永続性タイプが | 
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 | 
 | 読取り専用 | 書込み操作当たりに使われた平均時間(ミリ秒)。永続性タイプが | 
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 | 読取り専用 | キャッシュ・ストア失敗(ロード、格納、消去操作)の合計数。永続タイプが | 
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 | 読取り専用 | ロード操作で使われた累積時間(ミリ秒)。永続性タイプが | 
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 | 読取り専用 | ロード操作の合計数。永続タイプが | 
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 | 
 | 読取り専用 | 格納および消去操作で使われた累積時間(ミリ秒)。永続性タイプが | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 格納および消去操作の合計数。永続性タイプが | 
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 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから行われた | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから使われた | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから行われた | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから使われた | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 
 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 単位で測定したキャッシュのサイズ。この値は | 
操作
CacheMBean MBeanには、すべてのキャッシュ統計をリセットするresetStatistics操作が含まれます。
ClusterMBean MBeanはクラスタを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。このMBeanは、クラスタに関する操作の統計を提供します。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=Cluster
属性
表E-3は、ClusterMBeanの属性について説明しています。
表E-3 ClusterMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | クラスタの名前。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | クラスタ・ノードの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このクラスタが使用しているライセンス・モード。可能な値は | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | レポートしているMBeanサーバーと同じ場所に配置されているクラスタ・メンバーのメンバーID。クラスタ・サービスが実行されていない場合、この値は | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 既存のクラスタ・メンバーIDすべての配列。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 既存のクラスタ・メンバーすべての配列。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | 最近切り離されたクラスタ・メンバーの情報を記述する文字列の配列。メンバーIDが再利用されると、そのメンバーはこの配列から削除されます。この情報はノードがクラスタに参加した時点から記述され、MBeanサーバー・ノードがクラスタから離れたり再参加したりする時にリセットされます。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | この管理ノードがクラスタに参加した時点、または統計がリセットされた時点から、このノードがクラスタからの他のノードの切離しを確認した回数。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | シニア・クラスタのメンバーID。クラスタ・サービスが実行されていない場合、この値は | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | クラスタが実行されているかどうかを示します。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | Coherenceのバージョン。 | 
操作
表E-4は、ClusterMBeanの操作について説明しています。
ClusterNodeMBean MBeanはクラスタ・メンバーを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。このMBeanは、クラスタのノード/メンバーの操作およびパフォーマンスに関する様々な統計を提供します。多くの属性は書込み可能であり、ノードの動作がリアルタイムに変更されます。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=Node,nodeId=cluster node's id
属性
表E-5は、ClusterNodeMBeanの属性について説明しています。
表E-5 ClusterNodeMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り/書込み | パブリッシャが使用するユニキャスト・データグラム・ソケットのバッファ・サイズで、パケット数で測定されます。実行時にこの値を変更することは、ネットワーク通信を一時休止させ、すべてのクラスタ・サービスの停止につながる場合もあるため、本質的に安全でない操作です。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | 受信者が使用するユニキャスト・データグラム・ソケットのバッファ・サイズで、パケット数で測定されます。実行時にこの値を変更することは、ネットワーク通信を一時休止させ、すべてのクラスタ・サービスの停止につながる場合もあるため、本質的に安全でない操作です。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このメンバーが実行されているマシンのCPUコアの数です。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 
 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 現時点においてメンバーを一意に識別し、そのメンバーが存続している間は変わらない短いメンバーID。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ログ・システムによって使用される出力デバイスです。有効な値は、 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | メッセージの書式を設定してログの出力先に渡す方法を指定します。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | どのログ・メッセージがログの出力先に出力されるかを指定します。有効な値は負でない整数です。すべてのログ出力を無効にする場合は | 
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 | 読取り/書込み | キュー内に残っているすべてのメッセージが破棄される前にログ出力デーモンがメッセージ・キューから処理する最大文字数です。有効な値は、 | 
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 | 
 | 読取り専用 | メンバーのマシンID。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 設定された名前は、物理的に同じマシンにあるメンバーと同じであり、別の物理的なマシンにあるメンバーと異なる必要があります。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | メンバーごとに一意となるように設定した名前。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | 新規オブジェクトで使用可能なJVMのメモリーの合計量(MB)です。 | 
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 | 読取り専用 | JVMがMB単位で使用するメモリーの最大量です。 | 
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 | 読取り専用 | グループ通信で使用するメンバーのマルチキャスト・ソケットのIPアドレスです。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | このメンバーがグループの通信にマルチキャストを使用するかどうかを指定します。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | グループ通信で使用するメンバーのマルチキャスト・ソケットのポートです。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | メンバーのマルチキャスト・ソケットで送信されるマルチキャスト・パケットの有効時間です。 | 
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 | 読取り/書込み | クラスタにあるパケットの送信先サーバーの割合(0 - 100)です。この値より大きければパケットはマルチキャストを使用して送信され、小さければパケットはユニキャストを使用して送信されます。 | 
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 | 読取り専用 | 早期にパケットの損失を検知するプロトコルを有効にするかどうか指定します。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされてから送信されたNACKパケットの合計数です。 | 
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 | 読取り専用 | パケット損失の検知および再送信の効率性です。効率性が低い場合、不要なパケットの再送信が高い割合で発生しています。 | 
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 | 読取り専用 | 送信前にバンドルされたパケットの合計数です。ネットワーク送信の合計数は、 | 
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 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされたから受信されたパケットの合計数です。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされたから受信された重複パケットの合計数です。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされたから再送信されたパケットの合計数です。タイムアウト期間内にACKが受信されないと、パケットが再送信されます。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | スケジュール前に再送信されたパケットの合計数です。パケットが受信されなかったことを示すNACKがあると、パケットはスケジュール前に再送信されます。 | 
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 | 読取り専用 | 後で不要と判断されたパケット再送の合計数です。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされてから送信されたパケットの合計数です。 | 
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 | 読取り専用 | メンバーを選択する際に使用される優先度または加重値です。 | 
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 | 読取り専用 | 設定された名前は、同じプロセス(JVM)内にあるメンバーと同じであり、別のプロセスにあるメンバーと異なる必要があります。明示的に表示されない場合、この名前は、通常はプロセス識別子(PID)を表すシステム | 
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 | 読取り専用 | このメンバーを実行している製品エディションです。使用可能な値は、 | 
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 | 
 | 読取り専用 | ノード・ソケットが最後に再オープンされてからのこのクラスタ・ノードのパブリッシャ・パケットの使用率です。この値は、送信されたバイト数の、すべてのパケットがフルである送信バイト数に対する比率です。使用率が低い場合は、効率的にネットワークを使用するために十分な大きさでデータが送信されていないことを示します。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされてからのこのクラスタ・ノードのパブリッシュ成功率です。パブリッシュ成功率とは、最初の試行で正常に送信されたパケット数の、送信パケット合計数に対する比率です。タイムアウト期限内にACKが受信されないときには失敗の回数が増分されます。失敗は、ネットワーク待機時間が長すぎるかパケット・ドロップ率が高すぎるために発生します。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | クラスタ定足数の現在の状態です。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | 設定された名前は、物理的に同じラック(フレームやケージ)にあるメンバーと同じであり、別の物理的なラックにあるメンバーと異なる必要があります。 | 
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 | 読取り専用 | ソケットが最後に再オープンされてからのこのクラスタ・ノードの受信者パケットの使用率です。この値は、受信したバイト数の、すべてのパケットがフルであった場合に受信されたであろうバイト数に対する比率です。使用率が低い場合は、効率的にネットワークを使用するために十分な大きさでデータが送信されていないことを示します。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされてからのこのクラスタ・ノードの受信成功率です。受信成功率とは、最初の試行で正常に送信されたパケット数の、受信パケット合計数に対する比率です。それまで受信したパケットの再配信が検出されるごとに失敗の回数が増分されます。それは、インバウンドのネットワーク待機時間が長すぎるかACKパケットが損失したために発生します。 | 
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 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
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 | 読取り/書込み | パケットが確認されていない場合、パケットが受信者に再送信されるまでパブリッシャの再送信キューに待機している最小時間(ミリ秒)です。この値の設定が低すぎると、不要な繰返しのためにネットワークがオーバーフローする可能性があります。この値の設定が高すぎると、破棄されたパケットの再送信が遅延して全体の待機時間が長くなります。また、この値を変更するときには | 
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 | 読取り専用 | 設定された名前は、アプリケーションのメンバーの役割の表示に使用されます。Coherenceで管理され、このプロパティはアプリケーションのみで使用されます。 | 
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 | 
 | 読取り/書込み | ACKパケットをキューに入れてから送信するまでの最小時間(ミリ秒)です。この値は | 
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 | 
 | 読取り専用 | 現在、配信がスケジュールされているパケットの数です。この数には、すぐに送信されるパケット、およびすでに送信され確認待ちであるパケットの両方が含まれます。 | 
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 | 読取り専用 | 設定された名前は、物理的に同じ場所(データ・センターなど)にあるメンバーと同じであり、別の物理的な場所にあるメンバーと異なる必要があります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このメンバーが実行されているマシンのCPUソケットの数です。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このクラスタ・ノードの統計(人が読める形式で示されます)。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | ノード統計が最後にリセットされてからリカバリされたTcpRingの接続切断の数です。リカバリ可能な接続切断は、異常を示すイベントです。このイベントは、TcpRingピアがTCP接続をドロップしたが、設定されている最大試行回数の後にリカバリされると登録されます。TCPリングが無効な場合、この値は | 
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 | 
 | 読取り専用 | このメンバーがクラスタに参加したときの日時値(クラスタ時間)です。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | パブリッシャにクライアント・スレッドを強制的に一時休止させる送信および再送信キュー内の最大合計パケット数です。この値がゼロの場合、制限はありません。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | 混雑条件に達したときにクライアント・スレッドを一時休止する時間(ミリ秒)です。1未満(たとえばゼロ)は、1ミリ秒として処理されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ポイントツーポイント通信で使用するメンバーのデータグラム・ソケットのIPアドレスです。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ポイントツーポイント通信で使用するメンバーのデータグラム・ソケットのポートです。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | クラスタ・ノードのIDです。これは通信が最も困難なノードです。見つからない場合は | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このメンバーがクラスタへの参加に使用するWell Knownソケット・アドレスの配列。 | 
操作
表E-6は、ClusterNodeMBeanの操作について説明しています。
表E-6 ClusterNodeMBeanの操作
| 操作 | パラメータ | 戻り値の型 | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 
 | 指定されたキャッシュのキャッシュ・サービスが、このMBeanが表すクラスタ・ノードで実行されていることを確認します。このメソッドは、構成可能なキャッシュ・ファクトリを使用して、必要に応じて開始するキャッシュ・サービスを見つけます。戻り値はサービス名です。 | 
| 
 | 
 | 
 | 指定した名前の呼出しサービスが、このMBeanが表すクラスタ・ノードで実行されていることを確認します。 | 
| 
 | 
 | 
 | クラスタ・ノードの統計をリセットします。 | 
| 
 | 
 | 
 | このノードで実行されているすべてのクラスタ・サービスを停止します(制御されたシャットダウン)。このノードの管理は、ノードを手動でまたはプログラム的に再起動するまで実行できません。 | 
ConnectionManagerMBean MBeanはCoherence*Extendプロキシを表します。1つのクラスタ・ノードには、構成されているプロキシの数に応じて、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。このMBeanには、プロキシ・ホストのスループットおよび接続情報に関する統計が含まれます。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=ConnectionManager,name=service name,nodeId=cluster node's id
属性
表E-7は、ConnectionManagerMBeanの属性について説明しています。
表E-7 ConnectionManagerMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | クライアント接続の数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | プロキシ・ホストのIPアドレスおよびポート。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 受信バッファのプール容量(バイト単位)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 受信プールにおけるバッファの数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 送信バッファのプール容量(バイト単位)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 送信プールにおけるバッファの数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 送信キューのバックログ(バイト単位) | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 送信メッセージ・キューのバックログ。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからプロキシ・ホストにより受信されたバイトの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからプロキシ・ホストにより送信されたバイトの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからプロキシ・ホストにより受信されたメッセージの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからプロキシ・ホストにより送信されたメッセージの合計数。 | 
操作
ConnectionManagerMBean MBeanには操作はありません。
ConnectionMBean MBeanは、Coherence*Extendを介したクライアントのリモート接続を表します。1つのクラスタ・ノードには、クラスタに対してアクティブなリモート接続の数に応じて、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。このMBeanには、接続のパフォーマンスおよび使用に関する統計が含まれます。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=Connection,name=service name ,nodeId=cluster node's id,UUID=connection's id
属性
表E-8は、ConnectionMBeanの属性について説明しています。
表E-8 ConnectionMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | クライアントが接続されていた継続時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 送信キューのバックログ(バイト単位) | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 送信メッセージ・キューのバックログ。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 対応するクライアントのIPアドレス。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 対応するクライアントのポート。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 対応するクライアントがプロキシに接続したときの日時値(ローカル時間)です。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから受信されたバイトの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから送信された総バイト数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから受信されたメッセージの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから送信されたメッセージの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | この接続の一意の識別子。 | 
操作
表E-9は、ConnectionMBeanの操作について説明しています。
ManagementMBean MBeanはグリッドJMXインフラストラクチャを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。このMBeanには管理設定が含まれます。一部の属性は書込み可能であり、管理動作がリアルタイムに変更されます。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=Management
属性
表E-10は、ManagementMBeanの属性について説明しています。
表E-10 ManagementMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り/書込み | MBeanサーバーが、リフレッシュするまでリモート・モデルのスナップショットを維持する時間(ミリ秒数)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから取得されたスナップショットの合計数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | MBeanサーバーによって情報が予測的にリフレッシュされ、その情報がアクセスされなかった回数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 問合せ時にリフレッシュするようMBeanサーバーを構成するかどうかを指定します。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | リモート・モデルをリフレッシュする際の動作を決定するために使用されるポリシー。有効な値は、 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | MBeanサーバーが予測( | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | この管理ノードがリモートMBean属性のリフレッシュ試行中にタイムアウトした回数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからこのノードにより受信された、すべてのMBeanについてのリモート通知の合計数。 | 
操作
ManagementMBean MBeanには、RefreshCount、RefreshExcessCountおよびRefreshPredictionCountの統計をリセットするresetStatistics操作が含まれます。
PointToPointMBean MBeanは、2つのクラスタ・メンバー間のネットワーク・ステータスを表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。このMBeanは、現在の参照側メンバーからの、特定の被参照メンバーに関するネットワーク統計を提供します。メンバーを指定するには、ViewedMemberId属性を使用してそのIDを入力します。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=PointToPoint,nodeId=cluster node's id
属性
表E-11は、PointToPointMBeanの属性について説明しています。
表E-11 PointToPointMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | 参照側メンバーが現在送信を遅延している被参照メンバーに宛てられたパケット数。参照側メンバーは、未処理のパケット数がThreshold属性の値を下回るまでパケットの送信を遅延します。この属性の値が意味を持つのは、参照側メンバーが | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 参照側メンバーが現在、被参照メンバーへのパケットを遅延しているかどうかを示します。この属性の値が意味を持つのは、参照側メンバーが | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 参照側メンバーが、被参照メンバーから最後に確認を受信してから経過したミリ秒。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 参照側メンバーが、被参照メンバーに最後にパケットを送信してから経過したミリ秒。 | 
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 | 読取り専用 | 参照側メンバーが、被参照メンバーの処理が遅いことを宣言してから経過したミリ秒。被参照メンバーが遅いと宣言されていない場合は | 
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 | 
 | 読取り専用 | 参照側メンバーが被参照メンバーに送信し、まだ確認されていないパケット数。この属性の値が意味を持つのは、参照側メンバーが | 
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 | 読取り専用 | 参照側メンバーが被参照メンバーをレスポンスなしと判断した最後の統計がリセットされてからの時間の割合。通常これは、0.0にきわめて近い値です。値が1.0に近い場合は、被参照ノードがほぼ操作不可であることを示します。原因はおそらく、非常に長いGCの一時休止にあります。この属性の値が意味を持つのは、参照側メンバーが | 
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 | 読取り専用 | 参照側メンバーが現在、被参照メンバーをレスポンスなしと判断しているかどうかを示します。この属性の値が意味を持つのは、参照側メンバーが | 
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 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされて以降の、参照側ノードから被参照ノードへのパブリッシュ成功率。 | 
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 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされて以降の、参照側ノードから被参照ノードへの受信成功率。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 参照側メンバーで遅延アルゴリズムの開始前に累積が可能な、被参照メンバーに対する未処理のパケットの最大数。この属性の値が意味を持つのは、参照側メンバーが | 
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 | 読取り/書込み | 被参照メンバーのID。 | 
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 | 読取り専用 | 他のすべてのメンバーに対する参照側メンバーからのポイントツーポイント統計の概要(人が読める形式で示されます)。 | 
操作
表E-12は、PointToPointMBeanの操作について説明しています。
ReporterMBean MBeanはCoherence JMX Reporter(レポート作成機能)を表します。各クラスタ・ノードには、この管理対象Beanの単一のインスタンスがあります。このMBeanには、Reporterの設定および統計が含まれます。多くの属性は書込み可能であり、Reporterの構成がリアルタイムに変更されます。さらにこのMBeanには、Reporterを起動および停止したり、必要に応じてレポートを実行する操作が含まれています。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=Reporter
属性
表E-13は、ReporterMBeanの属性について説明しています。
表E-13 ReporterMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | ノードでReporterを自動的に起動するかどうかを指定します。 | 
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 | 読取り/書込み | Reporterの構成ファイル。 | 
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 | 読取り/書込み | ReporterのバッチID。 | 
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 | 読取り/書込み | 実行間の秒単位の間隔。 | 
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 | 読取り専用 | レポート・バッチが最後に実行された時間。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
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 | 読取り専用 | 実行する最後のレポート。 | 
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 | 
 | 読取り/書込み | レポート出力を配置するパス。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | レポート統計が最後にリセットされた時間。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 実行されたレポートのリスト。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから行われたバッチ・ランタイムの平均時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから行われた最後のバッチ・ランタイムの時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから行われたバッチ・ランタイムの最大時間(ミリ秒)。 | 
| 
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 | 読取り専用 | Reporterの状態。有効な値は、 | 
操作
表E-14は、ReporterMBeanの操作について説明しています。
ServiceMBean MBeanはクラスタ・サービスを表します。1つのクラスタ・ノードには、開始されているクラスタ・サービスの数に応じて、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。このMBeanには、サービスの使用およびパフォーマンスに関する統計が含まれます。一部の属性は書込み可能であり、サービスの動作がリアルタイムに変更されます。さらにこのMBeanには、リアルタイムにサービスを開始および停止するために使用される操作が含まれています。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=Service,name=service name,nodeId=cluster node's id
用語
タスクおよびリクエストという用語にはCoherence独自の定義があります。ServiceMBeanのタスク関連およびリクエスト関連の属性を設定する前に、これらの定義について理解しておく必要があります。
タスク: 1つまたは複数のノードで呼び出され実行されるオブジェクト。オブジェクトには、フィルタ、起動エージェント(エントリ・プロセッサおよびアグリゲータ)、単一パス・エージェント(Invocableオブジェクト)などがあります。
リクエスト: タスクを完了するために必要なラウンド・トリップ。リクエストは、実行対象のタスクがクライアントによって送信された時点から始まり、次の時間を含みます。
実行側のノード(サーバー)にリクエストを配信するための所要時間
タスクが受信されてサービス・キューに入れられてから実行が開始されるまでの間隔
タスクの実行時間
クライアントに結果を返信するための所要時間
属性
表E-15は、ServiceMBeanの属性について説明しています。
表E-15 ServiceMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | すべてのキャッシュ・ストレージに対するバックアップ数 | 
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 | 読取り専用 | ライトビハインドを必要としないバックアップ・データを保持するパーティション(分散)キャッシュ・サービスのメンバー数。つまり、クラスタ全体がシャットダウンしても失われにくいデータです。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | このメンバーがバックアップ・ストレージにバックアップしたパーティション数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このメンバーがプライマリ・ストレージに所有しているパーティション数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | すべてのキャッシュの記憶域を分けるパーティションの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 現在バックアップされていないパーティションの総数。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | サービス・メンバーに有効なストレージへのパーティションの分配が完全に調整されるまで、転送されたままのプライマリ・パーティションおよびバックアップ・パーティションの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | プライマリ・パーティションの所有者が存在する同じマシンでバックアップされるパーティションの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | サービス定足数の現在の状態です。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから、サービスによって発行された同期リクエストの個別の平均継続時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから、サービスによって発行された同期リクエストの最大継続時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | サービスにより発行された保留中の同期リクエスト件数です。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | サービスにより発行された最古の保留中の同期リクエストの継続時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからタイムアウトしたリクエストの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | タイムアウトできる( | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから、サービスにより発行された同期リクエストの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | サービスが実行されているかどうかを指定します。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | シニア・サービスのメンバーID。サービスが実行されていない場合、この値は | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このサービスの統計(人が読める形式で示されます)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このサービスの高可用性ステータス。値が | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ローカルの記憶域をこのクラスタ・メンバーに対して有効にするかどうかを示します。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | ローカル・ストレージを有効にするこのサービスを実行するクラスタ・ノードの総数を指定します。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 個別のタスク実行の平均継続時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | サービスのスレッドの1つにより実行するようスケジュールされたタスクを保持するバックログ・キューのサイズ。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてから実行されたタスクの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 現在実行中のハング・タスクの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 現在実行中のハング・タスクの最長継続時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 現在一番長く実行されているハング・タスクのID。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | タスクがハングしたとみなされるまでそのタスクを実行できる時間(ミリ秒)。ポストされ、まだ開始されていないタスクはハングしたとみなされません。 この属性は、スレッド・プールが開始されている(つまり、 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからの、バックログ・キューの最大サイズ。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからの、タイムアウトしたタスクの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | タイムアウトできる( この属性は、スレッド・プールが開始されている(つまり、 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | サービスのスレッド・プールから中止されたスレッド数。スレッドが実行タイムアウトより長い時間タスクを実行し、タスクを中断する試行がすべて失敗する場合、スレッドは中止され、新しいスレッドに置換されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからサービスのスレッド・プール内にあるアクティブな(アイドル状態でない)スレッドの平均数。 | 
| 
 | 
 | 読取り/書込み | サービスのスレッド・プール内にあるスレッドの数。この属性は、スレッド・プールを使用するようにサービスが構成されている(つまり、スレッド・カウントが> | 
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 | 読取り専用 | サービスのスレッド・プール内で現在アイドル状態のスレッド数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | サービスのタイプ識別子。 | 
操作
表E-16は、ServiceMBeanの操作について説明しています。
StorageManagerMBean MBeanは、記憶域が有効な分散キャッシュ・サービスの記憶域インスタンスを表します。記憶域インスタンスは、ローカル・メンバーによって管理されている部分の、分散キャッシュのすべての索引、リスナーおよびロック情報を管理します。1つのクラスタ・ノードには、構成されている分散キャッシュの数に応じて、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。このMBeanには、記憶域が有効なキャッシュの使用統計が含まれます。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=StorageManager,service=service name,cache=cache name,nodeId=cluster node's id
属性
表E-17は、StorageManagerMBeanの属性について説明しています。
表E-17 StorageManagerMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからStorage Managerによりディスパッチされたイベントの合計数。 | 
| 
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 | 読取り専用 | エントリの失効または基礎となるバッキング・マップが設定されたサイズ制限に到達するような挿入操作のために、このStorage Managerにより管理されるバッキング・マップから削除された件数です。削除件数は、静的なシステムにおけるキャッシュ・サイズの監査に使用されます。 
 そのため、この削除件数は、統計をリセットするメソッドによってリセットされません。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 各索引情報の配列がStorage Managerにより管理されるパーティション化されたキャッシュ部分に適用されています。各要素は | 
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 | 
 | 読取り専用 | このStorage Managerにより管理されるバッキング・マップに挿入された数。 挿入件数は、静的なシステムにおけるキャッシュ・サイズの監査に使用されます。 
 そのため、この挿入件数は、統計をリセットするメソッドによってリセットされません。 | 
| 
 | I | 読取り専用 | 現在Storage Managerに登録されているフィルタベースのリスナーの数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 現在Storage Managerに登録されているキーベースのリスナーの数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからStorage Managerにより処理されたリスナー登録リクエストの総数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | Storage Managerにより管理されるパーティション化キャッシュの一部に現在付与されているロックの数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | Storage Managerにより管理されるパーティション化キャッシュの一部に対する保留中のロック・リクエストの数。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 
 削除件数は、静的なシステムにおけるキャッシュ・サイズの監査に使用されます。 
 そのため、この削除件数は、統計をリセットするメソッドによってリセットされません。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 各トリガー情報の配列がStorage Managerにより管理されるパーティション化されたキャッシュ部分に適用されています。各要素は、人が読める形式で示された、対応する | 
操作
StorageManagerMBean MBeanには、記憶域の管理統計をリセットするresetStatistics操作が含まれています。この操作では、EvictionCount、InsertCountまたはRemoveCountの属性はリセットされません。
TransactionManagerMBean MBeanはトランザクション・マネージャを表し、トランザクション・フレームワーク専用です。1つのクラスタ・ノードには、構成されているトランザクション・キャッシュの数に応じて、この管理対象Beanのゼロ個以上のインスタンスがあります。このMBeanでは、すべてのトランザクション・サービス・インスタンスからのサービスレベルの統計を集計したグローバル・トランザクション・マネージャの統計が提供されます。各クラスタ・ノードには、サービスごとにトランザクション・マネージャの管理対象Beanのインスタンスがあります。
このMBeanのオブジェクト名は次のとおりです。
type=TransactionManager,service=service name,nodeId=cluster node's id
| 注意:特定のトランザクション・マネージャの属性については、複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、トランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。たとえば、トランザクションには複数のノードに格納されているエントリに対する変更が追加されている場合がありますが、 TotalCommitted属性はそのトランザクションのコミットを調整したノード上でのみMBeanで増分されます。 | 
属性
表E-18は、TransactionManagerMBeanの属性について説明しています。
表E-18 TransactionManagerMBeanの属性
| 属性 | 型 | アクセス | 説明 | 
|---|---|---|---|
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからコミットフェーズで使われた累積時間(ミリ秒)。 | 
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 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | 現在アクティブなトランザクションの合計数。アクティブなトランザクションは、少なくとも1つの変更されたエントリを含むトランザクションとして数えられ、まだコミットまたはロールバックされていません。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、トランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 最後に統計がリセットされてから、トランザクション・マネージャがコミットしたトランザクションの合計数。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、コミットされたトランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 最後に統計がリセットされてから、トランザクション・マネージャがリカバリしたトランザクションの合計数。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、リカバリされたトランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 最後に統計がリセットされてから、トランザクション・マネージャがロールバックしたトランザクションの合計数。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、ロールバックされたトランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | アクティブなトランザクションでかかった累積時間(ミリ秒)。 | 
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 | 
 | 読取り専用 | トランザクション・タイムアウト値(ミリ秒)。この値は、値の設定後に取得されたトランザクション接続にのみ適用します。この属性は、現時点ではサポートされていません。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 統計が最後にリセットされてからコミットフェーズで使われた累積時間(ミリ秒)。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | このモデルが、対応するノードから前回取得されたときのタイムスタンプ。ローカル・サーバーの場合はローカル時間になります。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 現在アクティブなトランザクションの合計数。アクティブなトランザクションは、少なくとも1つの変更されたエントリを含むトランザクションとして数えられ、まだコミットまたはロールバックされていません。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、トランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 最後に統計がリセットされてから、トランザクション・マネージャがコミットしたトランザクションの合計数。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、コミットされたトランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 最後に統計がリセットされてから、トランザクション・マネージャがリカバリしたトランザクションの合計数。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、リカバリされたトランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
| 
 | 
 | 読取り専用 | 最後に統計がリセットされてから、トランザクション・マネージャがロールバックしたトランザクションの合計数。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、ロールバックされたトランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。 | 
操作
TransactionManagerMBean MBeanには、すべてのトランザクション・マネージャの統計をリセットするresetStatistics操作が含まれます。