Oracle CQLには、Coltオープン・ソース・ライブラリに基づいた、高性能な科学技術計算のための様々な組込みの単一行関数が用意されています。
詳細は、1.1.11項「関数」を参照してください。
表10-1は、Oracle CQLに用意されている組込みの単一行Colt関数を示しています。
表10-1 Oracle CQLの組込みの単一行Coltベースの関数
Coltパッケージ | 関数 |
---|---|
一連の基本的な多項関数、丸め関数および計算関数です。 |
|
一連のベッセル関数です。 |
|
疑似乱数ジェネレータに適したシードを含む表です。この表内の各シーケンスの周期は10**9です。 |
|
一連のガンマ関数とベータ関数です。 |
|
一連の確率分布です。 |
|
一連の非多相関数、非境界チェック関数、下位ビットベクタ関数です。 |
|
一連のハッシュ関数です。 |
|
注意: 組込み関数名では大文字と小文字が区別されるため、表示されている方(小文字)を使用してください。 |
注意: ストリーム入力の例で、h で始まる行(h 3800 など)はハートビート入力タプルです。これは、ハートビート値よりも小さいタイムスタンプを持つこれ以上の入力がないことをOracle CEPに通知します。 |
詳細は、以下を参照してください。
構文
目的
beta
は、cern.jet.stat.Gamma
に基づいています。入力引数のベータ関数(図10-1を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: x
の値。
double2
: y
の値。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Gamma.html#beta(double,%20double)
を参照してください。
例
例10-1は問合せqColt28
を示しています。例10-2はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-3に示すリレーションを返します。
構文
目的
beta1
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。ベータ密度関数(図10-2を参照)で示す領域P(x)
(0
からx
)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: ベータ分布のアルファ・パラメータa
。
double2
: ベータ分布のベータ・パラメータb
。
double3
: 積分終了点x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#beta(double,%20double,%20double)
を参照してください。
例
例10-4は問合せqColt35
を示しています。例10-5はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-6に示すリレーションを返します。
構文
目的
betaComplemented
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。ベータ密度関数(図10-2を参照)の右側の尾(x
から無限大)で示す領域をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: ベータ分布のアルファ・パラメータa
。
double2
: ベータ分布のベータ・パラメータb
。
double3
: 積分終了点x
。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-7は問合せqColt37
を示しています。例10-8はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-9に示すリレーションを返します。
例10-7 betaComplemented関数の問合せ
<query id="qColt37"><![CDATA[ select betaComplemented(c2,c2,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
binomial
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。k
を超える二項係数n
(図10-3を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: n
の値。
long2
: k
の値。
表10-2は、様々なk
の値に対応するbinomial
関数の戻り値を示しています。
表10-2 cern.jet.math.Arithmetic binomialの戻り値
引数 | 戻り値 |
---|---|
|
0 |
|
1 |
|
|
上記以外の |
図10-3で計算される二項係数。 |
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#binomial(double,%20long)
を参照してください。
例
例10-10は問合せqColt6
を示しています。例10-11はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 long)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-12に示すリレーションを返します。
構文
目的
binomial1
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。k
を超える二項係数n
(図10-3を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
long1
: n
の値。
long2
: k
の値。
表10-3は、様々なk
の値に対応するBINOMIAL
関数の戻り値を示しています。
表10-3 cern.jet.math.Arithmetic Binomial1の戻り値
引数 | 戻り値 |
---|---|
|
0 |
|
1 |
|
|
上記以外の |
図10-3で計算される二項係数。 |
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#binomial(long,%20long)
を参照してください。
例
例10-13は問合せqColt7
を示しています。例10-14はスキーマ(c1 integer, c2 float, c3 long)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-15に示すリレーションを返します。
構文
目的
binomial2
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。二項確率密度(図10-4を参照)の項0からk
の合計をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します(すべての引数は正の値であることが必要です)。
integer1
: 末項k
。
integer2
: 試行回数n
。
double3
: (0.0, 1.0)で成功する確率p
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#binomial(int,%20int,%20double)
を参照してください。
例
例10-16は問合せqColt34
を示しています。例10-17はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-18に示すリレーションを返します。
目的
binomialComplemented
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。二項確率密度(図10-5を参照)の項k+1
からn
の合計をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します(すべての引数は正の値であることが必要です)。
integer1
: 末項k
。
integer2
: 試行回数n
。
double3
: (0.0, 1.0)で成功する確率p
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#binomialComplemented(int,%20int,%20double)
を参照してください。
例
例10-19は問合せqColt38
を示しています。例10-20はスキーマ(integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-21に示すリレーションを返します。
例10-19 binomialComplemented関数の問合せ
<query id="qColt38"><![CDATA[ select binomialComplemented(c1,c1,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
bitMaskWithBitsSetFromTo
は、cern.colt.bitvector.QuickBitVector
に基づいています。64ビット幅のビット・マスクを、指定の範囲のビットが1に設定され、その他のすべてのビットが0に設定されたlong
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: from
の値。開始ビット(を含む)の索引です。
integer2
: to
の値。終了ビット(を含む)の索引です。
必要条件(チェックなし): to
- from
+ 1 >= 0 && to
- from
+ 1 <= 64。
to
- from
+ 1 = 0の場合は、すべてのビットが0に設定されたビット・マスクを返します。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-22は問合せqColt53
を示しています。例10-23はスキーマ(c1 integer, c2 float, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-24に示すリレーションを返します。
例10-22 bitMaskWithBitsSetFromTo関数の問合せ
<query id="qColt53"><![CDATA[ select bitMaskWithBitsSetFromTo(c1,c1) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
ceil
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。double
の引数以上の最小のlong
を返します。
丸めエラーが発生する可能性があるため、このメソッドは(float) java.lang.Math.ceil(long)
を使用する場合よりも安全です。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-25は問合せqColt1
を示しています。例10-26はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-27に示すリレーションを返します。
構文
目的
chiSquare
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。自由度がv
のカイ2乗確率密度関数(図10-6を参照)の左側の尾(0からx
)で示す領域をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します(すべての引数は正の値であることが必要です)。
double1
: 自由度v
。
double2
: 積分終了点x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#chiSquare(double,%20double)
を参照してください。
例
例10-28は問合せqColt39
を示しています。例10-29はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-30に示すリレーションを返します。
構文
目的
chiSquareComplemented
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。自由度がv
のカイ2乗確率密度関数(図10-6を参照)の右側の尾(x
から無限大)で示す領域をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します(すべての引数は正の値であることが必要です)。
double1
: 自由度v
。
double2
: 積分終了点x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#chiSquareComplemented(double,%20double)
を参照してください。
例
例10-31は問合せqColt40
を示しています。例10-32はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-33に示すリレーションを返します。
例10-31 chiSquareComplemented関数の問合せ
<query id="qColt40"><![CDATA[ select chiSquareComplemented(c2,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
errorFunction
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。図10-7に示す積分を使用して、double
の引数の正規分布のエラー関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#errorFunction(double)
を参照してください。
例
例10-34は問合せqColt41
を示しています。例10-35はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-36に示すリレーションを返します。
構文
目的
errorFunctionComplemented
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。図10-8に示す積分を使用して、double
の引数の正規分布の相補エラー関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#errorFunctionComplemented(double)
を参照してください。
例
例10-37は問合せqColt42
を示しています。例10-38はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-39に示すリレーションを返します。
例10-37 errorFunctionComplemented関数の問合せ
<query id="qColt42"><![CDATA[ select errorFunctionComplemented(c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
factorial
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。integer
の正の引数の階乗をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#factorial(int)
を参照してください。
例
例10-40は問合せqColt8
を示しています。例10-41はスキーマ(c1 integer, c2 float, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-42に示すリレーションを返します。
構文
目的
floor
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。double
の引数以下の最大のlong
の値を返します。
丸めエラーが発生する可能性があるため、このメソッドは(double) java.lang.Math.floor(double)
を使用する場合よりも安全です。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-43は問合せqColt2
を示しています。例10-44はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-45に示すリレーションを返します。
構文
目的
gamma
は、cern.jet.stat.Gamma
に基づいています。double
の引数のガンマ関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Gamma.html#gamma(double)
を参照してください。
例
例10-46は問合せqColt29
を示しています。例10-47はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-48に示すリレーションを返します。
構文
目的
gamma1
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。ガンマ確率密度関数(図10-9を参照)の積分(0からx
)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: ガンマ分布のアルファ値a
double2
: ガンマ分布のベータ値またはラムダ値b
double3
: 積分終了点x
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#gamma(double,%20double,%20double)
を参照してください。
例
例10-49は問合せqColt36
を示しています。例10-50はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-51に示すリレーションを返します。
構文
目的
gammaComplemented
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。ガンマ確率密度関数(図10-10を参照)の積分(x
から無限大)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: ガンマ分布のアルファ値a
double2
: ガンマ分布のベータ値またはラムダ値b
double3
: 積分終了点x
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#gammaComplemented(double,%20double,%20double)
を参照してください。
例
例10-52は問合せqColt43
を示しています。例10-53はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-54に示すリレーションを返します。
例10-52 gammaComplemented関数の問合せ
<query id="qColt43"><![CDATA[ select gammaComplemented(c2,c2,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
getSeedAtRowColumn
は、cern.jet.random.engine.RandomSeedTable
に基づいています。あらかじめ定義されているシードの(外見上は膨大な)マトリックスから決定論的なシードをinteger
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: row
の値。[0,Integer.MAX_VALUE]
の形式が望ましいですが、そうでなくてもかまいません。
integer2
: column
の値。[0,1]
の形式が望ましいですが、そうでなくてもかまいません。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/random/engine/RandomSeedTable.html#getSeedAtRowColumn(int,%20int)
を参照してください。
例
例10-55は問合せqColt27
を示しています。例10-56はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-57に示すリレーションを返します。
例10-55 getSeedAtRowColumn関数の問合せ
<query id="qColt27"><![CDATA[ select getSeedAtRowColumn(c1,c1) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
hash
は、cern.colt.map.HashFunctions
に基づいています。指定されたdouble
の値に対してinteger
のハッシュコードを返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/colt/map/HashFunctions.html#hash(double)
を参照してください。
例
例10-58は問合せqColt56
を示しています。例10-59はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-60に示すリレーションを返します。
構文
目的
hash1
は、cern.colt.map.HashFunctions
に基づいています。指定されたfloat
の値に対してinteger
のハッシュコードを返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/colt/map/HashFunctions.html#hash(float)
を参照してください。
例
例10-61は問合せqColt57
を示しています。例10-62はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-63に示すリレーションを返します。
構文
目的
hash2
は、cern.colt.map.HashFunctions
に基づいています。指定されたinteger
の値に対してinteger
のハッシュコードを返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/colt/map/HashFunctions.html#hash(int)
を参照してください。
例
例10-64は問合せqColt58
を示しています。例10-65はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-66に示すリレーションを返します。
構文
目的
hash3
は、cern.colt.map.HashFunctions
に基づいています。指定されたlong
の値に対してinteger
のハッシュコードを返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/colt/map/HashFunctions.html#hash(long)
を参照してください。
例
例10-67は問合せqColt59
を示しています。例10-68はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-69に示すリレーションを返します。
構文
目的
i0
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数0の変更済のベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は、i0(x) = j0(ix)
と定義されます。
範囲は[0,8]
と(8,infinity)
の2つの区間に分けられます。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-70は問合せqColt12
を示しています。例10-71はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-72に示すリレーションを返します。
構文
目的
i0e
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数0の指数スケールが適用された変更済のベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は、i0e(x) = exp(-|x|) j0(ix)
と定義されます。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-73は問合せqColt13
を示しています。例10-74はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-75に示すリレーションを返します。
構文
目的
i1
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数1の変更済のベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は、i1(x) = -i j1(ix)
と定義されます。
範囲は[0,8]
と(8,infinity)
の2つの区間に分けられます。各区間では、チェビシェフ多項式展開が使用されます。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-76は問合せqColt14
を示しています。例10-77はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-78に示すリレーションを返します。
構文
目的
i1e
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数1の指数スケールが適用された変更済のベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は、i1(x) = -i exp(-|x|) j1(ix)
と定義されます。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-79は問合せqColt15
を示しています。例10-80はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-81に示すリレーションを返します。
構文
目的
incompleteBeta
は、cern.jet.stat.Gamma
に基づいています。0からx
まで評価される不完全ベータ関数をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: ベータ分布のアルファ値a
double2
: ベータ分布のベータ値b
double3
: 積分終了点x
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Gamma.html#incompleteBeta(double,%20double,%20double)
を参照してください。
例
例10-82は問合せqColt30
を示しています。例10-83はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-84に示すリレーションを返します。
構文
目的
incompleteGamma
は、cern.jet.stat.Gamma
に基づいています。引数の不完全ガンマ関数をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: ガンマ分布のアルファ値a
。
double2
: 積分終了点x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Gamma.html#incompleteGamma(double,%20double)
を参照してください。
例
例10-85は問合せqColt31
を示しています。例10-86はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-87に示すリレーションを返します。
例10-85 incompleteGamma関数の問合せ
<query id="qColt31"><![CDATA[ select incompleteGamma(c2,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
incompleteGammaComplement
は、cern.jet.stat.Gamma
に基づいています。引数の補足の不完全ガンマ関数をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: ガンマ分布のアルファ値a
。
double2
: 積分開始点x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Gamma.html#incompleteGammaComplement(double,%20double)
を参照してください。
例
例10-88は問合せqColt32
を示しています。例10-89はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-90に示すリレーションを返します。
例10-88 incompleteGammaComplement関数の問合せ
<query id="qColt32"><![CDATA[ select incompleteGammaComplement(c2,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
j0
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数0の第1種ベッセル関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#j0(double)
を参照してください。
例
例10-91は問合せqColt16
を示しています。例10-92はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-93に示すリレーションを返します。
構文
目的
j1
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数1の第1種ベッセル関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#j1(double)
を参照してください。
例
例10-94は問合せqColt17
を示しています。例10-95はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-96に示すリレーションを返します。
構文
目的
jn
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。引数の階数n
の第1種ベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: ベッセル関数の階層n
。
double2
: ベッセル関数を計算する値x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#jn(int,%20double)
を参照してください。
例
例10-97は問合せqColt18
を示しています。例10-98はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-99に示すリレーションを返します。
構文
目的
k0
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数0の変更済の第3種ベッセル関数をdouble
として返します。
範囲は[0,8]
と(8, infinity)
の2つの区間に分けられます。各区間では、チェビシェフ多項式展開が使用されます。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#k0(double)
を参照してください。
例
例10-100は問合せqColt19
を示しています。例10-101はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-102に示すリレーションを返します。
構文
目的
k0e
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいていますdouble
の引数の階数0の指数スケールが適用された変更済の第3種ベッセル関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#k0e(double)
を参照してください。
例
例10-103は問合せqColt20
を示しています。例10-104はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-105に示すリレーションを返します。
構文
目的
k1
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数1の変更済の第3種ベッセル関数をdouble
として返します。
範囲は[0,2]
と(2, infinity)
の2つの区間に分けられます。各区間では、チェビシェフ多項式展開が使用されます。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#k1(double)
を参照してください。
例
例10-106は問合せqColt21
を示しています。例10-107はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-108に示すリレーションを返します。
構文
目的
k1e
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数1の指数スケールが適用された変更済の第3種ベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は、k1e(x) = exp(x) * k1(x)
と定義されます。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-109は問合せqColt22
を示しています。例10-110はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-111に示すリレーションを返します。
構文
目的
kn
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。引数の階数n
の変更済の第3種ベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: ベッセル関数の階層の値n
。
double2
: ベッセル関数を計算する値x
。
範囲は[0,9.55]
と(9.55, infinity)
の2つの区間に分けられます。低域では昇べき級数が使用され、高域では漸近展開が使用されます。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#kn(int,%20double)
を参照してください。
例
例10-112は問合せqColt23
を示しています。例10-113はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-114に示すリレーションを返します。
構文
目的
leastSignificantBit
は、cern.colt.bitvector.QuickBitVector
に基づいています。integer
の引数の状態がtrue
の最下位ビットの索引を(integer
として)返します。状態がtrue
のビットがない場合は、32を返します。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-115問合せqColt54
を示しています。例10-116はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-117に示すリレーションを返します。
例10-115 leastSignificantBit関数の問合せ
<query id="qColt54"><![CDATA[ select leastSignificantBit(c1) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
log
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。図10-1に示す計算の結果をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: base
。
double2
: value
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#log(double,%20double)
を参照してください。
例
例10-118は問合せqColt3
を示しています。例10-119はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-120に示すリレーションを返します。
構文
目的
log10
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。double
の値の10を底とする対数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#log10(double)
を参照してください。
例
例10-121は問合せqColt4
を示しています。例10-122はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-123に示すリレーションを返します。
構文
目的
log2
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。double
の値の2を底とする対数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#log2(double)
を参照してください。
例
例10-124は問合せqColt9
を示しています。例10-125はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-126に示すリレーションを返します。
構文
目的
logFactorial
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。integer
の引数の階乗の自然対数(底はe)をdouble
として返します。
引数の値がk<30
の場合、この関数はO(1)
の表内の結果をルックアップします。引数の値がk>=30
の場合、この関数はスターリングの近似を使用します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#logFactorial(int)
を参照してください。
例
例10-127は問合せqColt10
を示しています。例10-128はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-129に示すリレーションを返します。
構文
目的
logGamma
は、cern.jet.stat.Gamma
に基づいています。double
の引数のガンマ関数の自然対数(底はe)をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Gamma.html#logGamma(double)
を参照してください。
例
例10-130は問合せqColt33
を示しています。例10-131はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-132に示すリレーションを返します。
構文
目的
longFactorial
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。integer
の引数(範囲はk >= 0 && k < 21
)の階乗をlong
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#longFactorial(int)
を参照してください。
例
例10-133は問合せqColt11
を示しています。例10-134はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-135に示すリレーションを返します。
構文
目的
mostSignificantBit
は、cern.colt.bitvector.QuickBitVector
に基づいています。integer
の引数の状態がtrue
の最上位ビットの索引を(integer
として)返します。状態がtrue
のビットがない場合は、-1
を返します。
詳細は、以下を参照してください。
http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/colt/bitvector/QuickBitVector.html#mostSignificantBit(int)
例
例10-136は問合せqColt55
を示しています。例10-137はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-138に示すリレーションを返します。
例10-136 mostSignificantBit関数の問合せ
<query id="qColt55"><![CDATA[ select mostSignificantBit(c1) from SColtFunc ]]></view>
構文
目的
negativeBinomial
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。負の二項分布の項0からk
の合計(図10-12を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: 末項k
。
integer2
: 試行回数n
。
double3
: (0.0,1.0)で成功する確率p
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#negativeBinomial(int,%20int,%20double)
を参照してください。
例
例10-139は問合せqColt44
を示しています。例10-140はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-141に示すリレーションを返します。
例10-139 negativeBinomial関数の問合せ
<query id="qColt44"><![CDATA[ select negativeBinomial(c1,c1,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
negativeBinomialComplemented
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。負の二項分布の項k+1
から無限大までの合計(図10-13を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: 末項k
。
integer2
: 試行回数n
。
double3
: (0.0,1.0)で成功する確率p
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#negativeBinomialComplemented(int,%20int,%20double)
を参照してください。
例
例10-142は問合せqColt45
を示しています。例10-143はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-144に示すリレーションを返します。
例10-142 negativeBinomialComplemented関数の問合せ
<query id="qColt45"><![CDATA[ select negativeBinomialComplemented(c1,c1,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
normal
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。負の無限大からdouble
の引数x
に積分される、正規(ガウス)確率密度関数(図10-14を参照)で示す領域をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#normal(double)
を参照してください。
例
例10-145は問合せqColt46
を示しています。例10-146はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-147に示すリレーションを返します。
構文
目的
normal1
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。負の無限大からx
に積分される、正規(ガウス)確率密度関数(図10-15を参照)で示す領域をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: 正規分布のmean
。
double2
: 正規分布の分散v
。
double3
: 積分の限界x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#normal(double,%20double,%20double)
を参照してください。
例
例10-148は問合せqColt47
を示しています。例10-149はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-150に示すリレーションを返します。
構文
目的
normalInverse
はcern.jet.stat.Probability
に基づいています。負の無限大からx
に積分される、正規(ガウス)確率密度関数で示す領域がdouble
の引数y
に等しい場合のdouble
の値x
を返します(平均が0、分散が1であることを前提としています)。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#normalInverse(double)
を参照してください。
例
例10-151は問合せqColt48
を示しています。例10-152はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-153に示すリレーションを返します。
構文
目的
poisson
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。ポアソン分布の初項k
の合計(図10-16を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: 項数k
。
double2
: ポアソン分布の平均m
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#poisson(int,%20double)
を参照してください。
例
例10-154は問合せqColt49
を示しています。例10-155はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-156に示すリレーションを返します。
構文
目的
poissonComplemented
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。ポアソン分布の項k+1
から無限大までの合計(図10-17を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: 初項k
。
double2
: ポアソン分布の平均m
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#poissonComplemented(int,%20double)
を参照してください。
例
例10-157は問合せqColt50
を示しています。例10-158はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-159に示すリレーションを返します。
例10-157 poissonComplemented関数の問合せ
<query id="qColt50"><![CDATA[ select poissonComplemented(c1,c2) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
stirlingCorrection
は、cern.jet.math.Arithmetic
に基づいています。integer
の引数の階乗の自然対数(底はe)のスターリングの近似の補正項(図10-18を参照)をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Arithmetic.html#stirlingCorrection(int)
を参照してください。
例
例10-160は問合せqColt5
を示しています。例10-161はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-162に示すリレーションを返します。
例10-160 stirlingCorrection関数の問合せ
<query id="qColt5"><![CDATA[ select stirlingCorrection(c1) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
studentT
は、cern.jet.stat.Probability
に基づいています。自由度がk
> 0のスチューデントのt分布の負の無限大からt
への積分(図10-19を参照)をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: 自由度k
。
double2
: 積分終了点t
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/stat/Probability.html#studentT(double,%20double)
を参照してください。
例
例10-163は問合せqColt51
を示しています。例10-164はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-165に示すリレーションを返します。
構文
目的
studentTInverse
はcern.jet.stat.Probability
に基づいています。負の無限大からt
に積分される、スチューデントのt確率密度関数で示す領域が1-alpha/2
に等しい場合のdouble
の値t
を返します。返される値は、talpha[size]
の通常のスチューデントのt分布のルックアップ表に相当します。この関数では、studentt
関数を使用して、繰り返し戻り値を確認します。
この関数は次の引数を使用します。
double1
: 確率alpha
。
integer2
: データ・セット・サイズ。
詳細は、以下を参照してください。
例
例10-166は問合せqColt55
を示しています。例10-167はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-168に示すリレーションを返します。
例10-166 studentTInverse関数の問合せ
<query id="qColt52"><![CDATA[ select studentTInverse(c2,c1) from SColtFunc ]]></query>
構文
目的
y0
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数0の第2種ベッセル関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#y0(double)
を参照してください。
例
例10-169は問合せqColt24
を示しています。例10-170はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-171に示すリレーションを返します。
構文
目的
y1
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。floatの引数の階数1の第2種ベッセル関数をdouble
として返します。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#y1(double)
を参照してください。
例
例10-172は問合せqColt25
を示しています。例10-173はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-174に示すリレーションを返します。
構文
目的
yn
は、cern.jet.math.Bessel
に基づいています。double
の引数の階数n
の第2種ベッセル関数をdouble
として返します。
この関数は次の引数を使用します。
integer1
: ベッセル関数の階層の値n
。
double2
: ベッセル関数を計算する値x
。
詳細は、http://dsd.lbl.gov/~hoschek/colt/api/cern/jet/math/Bessel.html#yn(int,%20double)
を参照してください。
例
例10-175は問合せqColt26
を示しています。例10-176はスキーマ(c1 integer, c2 double, c3 bigint)
を持つデータ・ストリームSColtFunc
を示しており、この問合せは例10-177に示すリレーションを返します。