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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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1.4 ウィザード

Oracle Reports Builderに含まれているウィザードを利用すると、レポートの定義とレポートへのオブジェクトの追加をすばやく簡単に行うことができます。この項の各トピックでは、Oracle Reports Builderの各ウィザードについて説明します。

1.4.1 レポート・ウィザードについて

レポート・ウィザードを利用すると、Webレイアウトとペーパー・レイアウトのどちらの場合も単一問合せレポートをすばやく簡単に定義できます。Oracle Reports Builderでは、ウィザードの各ページで指定された内容でレポートのデータ・モデルとレイアウトが作成されます。ウィザードによってレポートが作成された後に、レポート・エディタのビューを使用してレポートを変更できます。第1.6.1項「レポート・エディタについて」を参照してください。

再実行

既存のレポートに対してレポート・ウィザードを再実行するには:

  • レポートをクリックして、「ツール」→「レポート・ウィザード」を選択します。

レポート・ウィザードの使用

ウィザードのタブ・ページのフィールドに関するヘルプを参照するには、タブ・ページの下部にある「ヘルプ」をクリックします。

1.4.2 レポート・ブロック・ウィザードについて

レポート・ブロック・ウィザードは、レポート・ウィザードのバージョンの1つです。既存のHTMLドキュメント(Webページ)を開き、レポート・ブロック・ウィザードを使用してWebページにレポートを埋め込み、データのレイアウトを指定できます。

アクセス

レポート・ブロック・ウィザードを表示するには:

  • ペーパー・レイアウト・ビューまたはWebソース・ビューで、「挿入」→「レポート・ブロック」を選択します。

  • ペーパー・レイアウト・ビューで、ツール・パレットの「レポート・ブロック」ツールをクリックし、ペーパー・レイアウト・ビューの空き領域をクリックします。

レポート・ブロック・ウィザードの使用

ウィザードのタブ・ページのフィールドに関するヘルプを参照するには、タブ・ページの下部にある「ヘルプ」をクリックします。

1.4.3 データ・ウィザードについて

データ・ウィザードを利用すると、複数問合せレポートの問合せ、ブレーク・グループおよび合計をすばやく簡単に定義できます。ウィザードによってデータ・モデルが作成された後、次の操作を行うことができます。

  • データ・モデル・ビューでのデータ・モデルの変更

  • データ・ウィザードを使用した追加の問合せの作成

  • レポート・ウィザードを使用したデフォルトのレイアウトの設定

  • ペーパー・レイアウト・ビューでのレイアウトの変更(レイアウト・セクションの並べ替えや追加など)

アクセス

データ・ウィザードを表示するには:

  • データ・モデル・ビューで、「挿入」→「問合せ」を選択します。


    注意:

    データ・ウィザードでは、問合せ間のリンクを作成することはできません。問合せに親子リレーションシップを定義するには、データ・リンクを手動で作成します。

再実行

既存の問合せに対してデータ・ウィザードを再実行するには、次のいずれかの操作を行います。

  • 問合せを右クリックして「データ・ウィザード」を選択します。

  • 問合せをクリックし、「編集」→「設定」を選択します。

データ・ウィザードの使用

ウィザードのタブ・ページのフィールドに関するヘルプを参照するには、タブ・ページの下部にある「ヘルプ」をクリックします。

1.4.4 グラフおよびグラフ・ウィザードについて

グラフ・ウィザードを使用すると、ペーパーベースおよびJSPベースのWebレポートに、多様なグラフを簡単に追加できます。Oracle Reports Builderでは、ウィザードの各ページでユーザーが指定する情報に基づいて、XML定義が作成されます。このXML定義により、グラフが記述され、実行時のグラフのルック・アンド・フィールがレンダリングされます。

詳細は、第39章「グラフを使用したレポートの作成」を参照してください。