ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

4.2 プロパティと環境設定の設定

この項では、プロパティと環境設定を設定する際に実行する可能性がある次のタスクの手順について説明します。

4.2.1 プロパティ・インスペクタの表示

オブジェクトのプロパティ・インスペクタを表示するには:

  • オブジェクト・ナビゲータで、次のいずれかの操作を行います。

    • オブジェクト名のすぐ左にあるアイコンをダブルクリックします。

    • オブジェクト名をクリックし、右クリックして「プロパティ・インスペクタ」を選択します。

    • オブジェクト名をクリックして、「ツール」→「プロパティ・インスペクタ」を選択します。

    • オブジェクト名をクリックして、[F4]を押します。

  • レポート・エディタのビューで、次のいずれかの操作を行います。

    • オブジェクトをダブルクリックします。

    • オブジェクトをクリックし、右クリックして「プロパティ・インスペクタ」を選択します。

    • オブジェクトをクリックして、「ツール」→「プロパティ・インスペクタ」を選択します。

    • オブジェクトをクリックして、[F4]を押します。

関連項目

第1.10.1項「プロパティ・インスペクタについて」

4.2.2 レポートのプロパティの設定

レポートのプロパティを設定するには:

  1. オブジェクト・ナビゲータで、レポート名の横のプロパティ・アイコンをダブルクリックして、プロパティ・インスペクタを表示します。

  2. 必要に応じて、レポートのプロパティを設定します。

4.2.3 レポートの環境設定の設定

レポートの環境設定を指定するには:

  1. 編集」→「プリファレンス」を選択します。

  2. レポート設計の環境設定を指定するには、「一般」タブ、「アクセス」タブ、「ウィザード」タブで値を設定します。

  3. レポート実行の環境設定を指定するには、「ランタイム値 」タブと「ランタイム設定 」タブで値を設定します。

  4. 「プリファレンス」ダイアログ・ボックスでの設定の詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。

4.2.3.1 自動保存機能の使用

Oracle Reports 11gリリース1(11.1.1)には、Reports Builderでの予期しないイベントやシステム障害の発生時に未保存の変更をリカバリする自動保存機能が用意されています。

自動保存が有効になっていると、Reports Builderでは未保存のデータが自動的にリカバリされます。

自動保存機能を有効にするには:

  1. オブジェクト・ナビゲータで、「編集」→「プリファレンス」を選択します。

  2. 一般」タブで、「自動保存」チェック・ボックスを選択します。

  3. OK」をクリックします。

4.2.4 オブジェクト・ナビゲータの環境設定の設定

オブジェクト・ナビゲータ表示のオプションを指定するには:

  1. オブジェクト・ナビゲータで、「ツール」→「オプション」→「ナビゲータ」を選択します。

  2. 「オブジェクト・ナビゲータ・オプション」ダイアログ・ボックスで、必要に応じて設定を変更します。

  3. OK」をクリックします。

関連項目

第1.5.1項「オブジェクト・ナビゲータについて」

4.2.5 ASCII(キャラクタ・モード)レポートのプロパティの設定

ASCII(キャラクタ・モード)レポートのプロパティを設定するには:

  1. レポート名の横のプロパティ・アイコンをダブルクリックして、プロパティ・インスペクタを表示します。

  2. キャラクタ・モード」ノードで、「キャラクタ単位で設計」を「はい」に設定します。

  3. オブジェクト・ナビゲータの「ペーパー・レイアウト」ノードで、「ヘッダー・セクション」、「メイン・セクション」または「トレーラ・セクション」のうち、該当するセクション(ヘッダー、メイン、トレーラ)のプロパティ・アイコンをダブルクリックして、プロパティ・インスペクタを表示します。


    注意:

    デフォルトでは、レポートはメイン・セクションに定義されます。

  4. プロパティ・インスペクタの「セクション」ノードで、次の操作を行います。

    • 「レポート幅」と「レポート高」に、そのレポートにあてはまるキャラクタ・モードのディメンションを設定します。たとえば、横向きの場合は幅が132(または180)で高さが66、縦向きの場合は幅が102で高さが85(または116)とします。

    • 「方向」プロパティを目的の値に設定します。

  5. オブジェクト・ナビゲータで「データ・モデル」ノードを開き、「システム・パラメータ」ノードを開きます。

  6. MODE」の横のプロパティ・アイコンをダブルクリックしてプロパティ・インスペクタを表示し、次のプロパティを設定します。

    • パラメータ」ノードで、「初期値」プロパティを「Character」に設定します。

  7. ペーパー・レイアウト・ビューで、「ツール」→「オプション」→「ルーラー」を選択して、定規ダイアログ・ボックスを表示します。

    • 単位を文字セルに設定し、格子当りのスナップポイント数を「1」に設定します。

    • OK」をクリックします。

  8. メニュー・バーで「表示」をクリックして、「グリッド指定」が選択されていることを確認します。

  9. 編集」→「プリファレンス」を選択して、「プリファレンス」ダイアログ・ボックスを表示します。

    • ウィザード」ページで、「水平中間フィールド」を「1」に、「垂直中間フィールド」を「0」に設定します。

    • OK」をクリックします。

  10. 書式」→「フォント」を選択し、キャラクタ・モードのフォントに最も近いフォント、スタイル、サイズを選択します。たとえば、Courier、標準、12ポイントを選択します。

関連項目

第4.5.9項「ASCII(キャラクタ・モード)レポートの作成」

4.2.6 カラー・パレットの環境設定の設定

カラー・パレットの環境設定を設定するには:

  1. 編集」→「プリファレンス」を選択します。

  2. 「プリファレンス」ダイアログ・ボックスの「一般」タブ・ページで、必要に応じて「カラー・モード」を次のように設定します。

    • 編集可: Oracle Reports Builderによって、ご使用のシステムのカラー・パレットがアクティブなレポートのパレットに、一時的に置き換えられます。新規レポートがアクティブになるたびに、システム・パレットはそのレポートのカラー・パレットに置き換わります。レポートにはカラー・パレットは1つのみ設定できます。これによって、アクティブなレポートは正確に表示されますが、非アクティブなレポートが正しく表示されない可能性があります。カラー・パレットの変更や、カラー・パレットのインポートまたはエクスポートを行う場合は、「編集可」を選択する必要があります。

    • 読込み専用 - 共有:(デフォルト)パレット内にカラーを追加する余地がなくなるまで、アクティブなレポートそれぞれのカラー・パレットが、システムの元のパレットに追加されていきます。そのパレットは、開いているレポートすべてが共有する唯一のパレットとなります。このパレットとまったく異なるカラーを使用したレポートを作成した場合、正しく表示されない可能性があります。

    • 読込み専用 - 個別: レポートをアクティブにするたびに、パレット内にカラーを追加する余地がなくなるまで、そのレポートのカラー・パレットが、システムの元のパレットに追加されていきます。このパレットは、その後、レポートがアクティブになるたびに使用されます。これによって、アクティブなレポートは正確に表示されますが、非アクティブなレポートが正しく表示されない可能性があります。


    注意:

    レポートにはカラー・パレットは1つのみ設定できます。

  3. カラー・モード」を変更する場合に、新しいモードを有効にするには、Oracle Reports Builderをシャットダウンして再起動します。

関連項目

第2.4.5項「カラーとパターンの変更について」

第4.9.6.6項「カラー・パレットのインポートまたはエクスポート」

第4.9.6.5項「カラー・パレットの変更」

第4.9.6.2項「カラーの変更」

Oracle Reportsオンライン・ヘルプの「リファレンス」→「カラー・パレットとパターン・パレット」の項のトピック「Oracle CDE1カラー・パレット」、「デフォルト・カラー・パレット」、「グレースケール・カラー・パレット」

4.2.7 複数オブジェクトのプロパティの設定

複数オブジェクトのプロパティを設定するには:

  1. オブジェクト・ナビゲータやレポート・エディタのビューで、プロパティを設定するオブジェクトを選択します。各オブジェクトのタイプは異なっていてもかまいません。さらに、別々のドキュメントに存在していてもかまいません。

  2. ツール」→「プロパティ・インスペクタ」を選択します。

  3. プロパティ・インスペクタで、「論理和」ボタンをクリックしてすべてのオブジェクトのプロパティをすべて表示するか、「論理積」ボタンのままにしてオブジェクトが共有しているプロパティのみを表示します。

  4. 必要に応じてプロパティを設定します。


    注意:

    プロパティ設定を変更すると、そのプロパティが適用される現在の選択範囲にあるすべてのオブジェクトに対して、その変更が適用されます。

たとえば、1つのレポートに複数のフィールドがあり、それぞれに日付が表示されているとします。各フィールドの「データ型」プロパティはDATEになっているため、日付はORACLEのデフォルト書式DD-MON-YYで表示されます。

別の日付書式をアプリケーション全体で使用するには、日付を表示するフィールドそれぞれに、「書式マスク」プロパティを設定する必要があります。そこで、各フィールドの「書式マスク」プロパティを個別に設定するのではなく、すべての項目を選択して「書式マスク」プロパティを一度だけ設定し、選択した各項目の書式マスクを変更します。

関連項目

第1.10.1.1項「プロパティ・インスペクタでの複数選択について」

4.2.8 オブジェクトどうしのプロパティの比較

オブジェクトどうしのプロパティを比較するには:

  1. オブジェクト・ナビゲータかエディタで第1のオブジェクトをダブルクリックして、プロパティ・インスペクタにそのプロパティを表示します。

  2. プロパティ・インスペクタで「確保」ボタンをクリックして、このプロパティ・インスペクタのコピーを現行のオブジェクトに添付します。

  3. オブジェクト・ナビゲータで、2番目のオブジェクトをダブルクリックし、「ツール」→「プロパティ・インスペクタ」を選択します。

    第2のプロパティ・インスペクタが表示されます。第2のウィンドウが第1のウィンドウの上に重なって表示されている場合は、第2のウィンドウをドラッグして、第1のウィンドウと並べます。