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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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29.4 Microsoft Excelで表示するためのJSPレポートに対する変更

ペーパー・レポートと同様に表示されるJSPベースのWebレポートを作成したので、このレポートをさらに変更して、Webブラウザ内にMicrosoft Excelで表示されるようにします。

最初に、myexcelreport_<自分のイニシャル>.jspを、アプリケーション・サーバーの配布ディレクトリにコピーします。この例では、テスト用として、Oracle Developer Suite付属のOracle WebLogic Serverインスタンスを使用します。

JSPベースのWebレポートの配布の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「レポート・リクエストの実行」でレポートの配布に関する項を参照してください。

Microsoft Excelで表示するようにJSPレポートを変更するには:

  1. レポート・エディタで、ツールバーの「Webソース」ボタンをクリックして、Webソース・ビューを表示します。

    Webソース・ビューで、JSPディレクティブのcontentTypeを使用してHTTPレスポンスのコンテンツ・タイプを変更して、ブラウザがMicrosoft Excelを起動してレポート出力を表示するようにします。

  2. Webソース・ビューで、次のテキストを検索します。

    <%@ taglib uri="/WEB-INF/lib/reports_tld.jar" prefix="rw" %>
    <%@ page language="java" import="java.io.*" errorPage="/rwerror.jsp"
    session="false" %>
    <%@ page contentType="text/html;charset=ISO-8859-1" %>
    <rw:report id="report">
    <rw:objects id="objects">
    </rw:objects>
    ......
    ......
    <!--
    </rw:report>
    -->
    

    この箇所を次のように変更します。

    <%@ taglib uri="/WEB-INF/lib/reports_tld.jar" prefix="rw" %>
    <%@ page language="java" import="java.io.*" errorPage="/rwerror.jsp"
    session="false" %>
    <%@ page contentType="application/vnd.ms-excel;charset=ISO-8859-1" %> 
    <rw:report id="report">
    <rw:objects id="objects">
    </rw:objects>
    ......
    ......
    <!--
    </rw:report>
    -->
    
  3. レポートを保存します。

  4. Webレポート(myexcelreport_<自分のイニシャル>.jsp)を次のディレクトリにコピーします。

    $DOMAIN_HOME\servers\MANAGED_SERVER_NAME\stage\reports\reports\web.war
    
  5. Oracle WebLogic Serverインスタンスを起動して、レポートを配布可能にします。

    • Windowsの場合は、次のいずれかの操作を行います。

      • 「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle Classic Instance」→「Reports Services」→「Start WebLogic Server - WLS_REPORTS」を選択します。

        たとえば、「Oracle Classic Instance」は、「Oracle Classic Instance-asinst_1」などになります。

      • コマンドラインから、次のコマンドを実行します。

        cd $DOMAIN_HOME\bin\startManagedServer.bat WLS_REPORTS

    • UNIXの場合は、コマンドラインから次のシェル・スクリプトを実行します。

      • $DOMAIN_HOME\bin\startManagedServer.sh WLS_REPORTS


    ヒント:

    Oracle WebLogic Serverインスタンスは、Java EEのコンテナが初期化されると起動されます。

  6. 次のURLを入力して、WebブラウザにMicrosoft Excelでレポートを表示します。

    http://your_computer:port/reports/yourexcelreportname.jsp?userid=hr/hr@db
    

    この例では、次のURLを使用します。

    http://mycomputer-pc:8888/reports/my_excel_report.jsp?userid=hr/hr@orcl
    

    注意:

    URLに入力する接続文字列は、第29.2項「問合せとレイアウトの作成」でデータ・モデルの作成に使用したデータベースを対象としたものです。この例の本来の目的に焦点を絞るため、接続文字列の受渡しには平文を使用しています。セキュリティを確保する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「Oracle Reports Servicesの保護」を参照してください。

  7. レポートが実行され、レポートがブラウザにMicrosoft Excelで表示されます。


    注意:

    Excelのレポートの色を、レポートに定義した色と同色にするには、Excelのカラー・パレットでサポートされている色を使用する必要があります。サポートされていない色が指定されている場合は、できるかぎり近い色が使用されますが、期待した色にならない場合もあります。

    最終的なレポート出力は次のようになります。

    図29-4 レポートのMicrosoft Excel出力

    図29-4の説明は次にあります。
    「図29-4 レポートのMicrosoft Excel出力」の説明