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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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41.2 REFカーソル型の定義

REFカーソル問合せを作成するには、まず、REFカーソルを定義するパッケージ仕様部を作成します。その後で、REFカーソルを使用する問合せを作成します。この項の手順では、REFカーソルを定義するパッケージ仕様部を作成します。

REFカーソル型を定義するには:

  1. Reports Builderを起動します。すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択します。

  2. 「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「新規レポートを手動で作成」を選択して「OK」をクリックします。

  3. オブジェクト・ナビゲータで、新しいレポート・ノード(MODULEx)の下の「プログラム・ユニット」ノードをクリックします。

  4. ツールバーで「作成」ボタンをクリックして、「新規プログラム・ユニット」ダイアログ・ボックスを表示します。

  5. 新規プログラム・ユニットダイアログ・ボックスで、「名前」フィールドにconcl_cvと入力します。

  6. パッケージ仕様」を選択し、「OK」をクリックしてPL/SQLエディタを表示します。

  7. PL/SQLエディタで、テンプレートを使用して次のPL/SQLコードを入力します。

    PACKAGE concl_cv IS
        type conclass_rec is RECORD 
           (EMPLOYEE_ID NUMBER(6),
         FIRST_NAME VARCHAR2(20),
         LAST_NAME VARCHAR2(25),
         EMAIL VARCHAR2(25),
         PHONE_NUMBER VARCHAR2(20),
         HIRE_DATE DATE,
         JOB_ID VARCHAR2(10),
         SALARY NUMBER(8,2),
         DEPARTMENT_ID NUMBER(4));
        type conclass_refcur is REF CURSOR return conclass_rec;
    END;
    

    このパッケージ仕様部では、次の2つのことを行います。

    • データベースから選択するデータを記述するレコード(conclass_rec)を定義します。

    • レコードによって記述されたフォーマットでデータを返すREFカーソルを定義します。


      注意:

      提供されているファイルrefcursor_code.txtを開き、そのコードをコピーしてPL/SQLエディタに貼り付けることができます。

  8. コンパイル」をクリックします。

  9. コンパイル・エラーが発生した場合は、構文エラーのコードをチェックして必要に応じてコンパイルを再実行します。

  10. 閉じる」をクリックします。

  11. 手順3〜8を繰り返して、さらに次の2つのパッケージ仕様部を作成します。

    • パッケージ仕様部名: cont_cv

      PACKAGE cont_cv IS
          type container_rec is RECORD 
             (EMPLOYEE_ID NUMBER(6),
              START_DATE DATE,
              END_DATE DATE,
              JOB_ID VARCHAR2(10),
              DEPARTMENT_ID NUMBER(4));
          type container_refcur is REF CURSOR return container_rec;
      END;
      
    • パッケージ仕様部名: port_cv

      PACKAGE port_cv IS
        type portdesc_rec is RECORD 
             (DEPARTMENT_ID NUMBER(4),
              DEPARTMENT_NAME VARCHAR2(30));
        type portdesc_refcur is REF CURSOR return portdesc_rec;
      END;
      

      注意:

      提供されているファイルrefcursor_code.txtを開き、そのコードをコピーしてPL/SQLエディタに貼り付けることができます。

  12. ファイル」→「別名保存」を選択します。このレポートにref61_<自分のイニシャル>.rdfという名前を付けて、任意のディレクトリに保存します。


    注意:

    レポートの設計段階では、レポートを異なるファイル名で頻繁に保存することをお薦めします。そうすれば、エラーが生じたり、変更した内容に問題がある場合でも、前に保存したファイルに簡単に戻ることができるので、その時点からの修正を加えるだけで済みます。