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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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41.3 REFカーソル問合せの作成

REFカーソルを定義するパッケージ仕様部を作成したら、この項で説明する手順に従い問合せを定義できます。

REFカーソル問合せを作成するには:

  1. オブジェクト・ナビゲータで、「データ・モデル」ノードの横のビュー・アイコンをダブルクリックして、データ・モデル・ビューを表示します。

  2. データ・モデル・ビューで、ツール・パレットの「REFカーソル問合せ」ツールをクリックします。

  3. データ・モデル・ビューの空き領域をクリックして、新しいREFカーソル問合せのPL/SQLエディタを表示します。

  4. PL/SQLエディタで、テンプレートを使用して次のPL/SQLコードを入力します。

    function q_portdescRefCurDS return port_cv.portdesc_refcur is temp_portdesc port_cv.portdesc_refcur;
    begin
    open temp_portdesc for select department_id, department_name from 
    departments;
      return temp_portdesc;
    end;
    

    注意:

    提供されているファイルrefcursor_code.txtを開き、そのコードをコピーしてPL/SQLエディタに貼り付けることができます。

  5. コンパイル」をクリックします。

  6. コンパイル・エラーが発生した場合は、構文エラーのコードをチェックして必要に応じてコンパイルを再実行します。

  7. 閉じる」をクリックします。

  8. データ・モデル・ビューで、新しいREFカーソル問合せオブジェクト(QR_1)をダブルクリックして、プロパティ・インスペクタを表示します。

    • 一般情報」で、「名前」プロパティを「q_portdesc」に設定します。


      ヒント:

      オブジェクトには常に意味のある名前を付けることをお薦めします。特に、多数のオブジェクトのあるレポートを作成するときには、意味のある名前を付けておくと便利です。後にレイアウトを作成するとき、意味のある名前の問合せおよびグループが存在すると便利です。

  9. 前述の手順を繰り返して、さらに次の2つの問合せを作成します。

    • 問合せ名: q_container

      function q_containerRefCurDS return cont_cv.container_refcur is
      temp_container cont_cv.container_refcur;
      begin
          open temp_container for 
           select employee_id, 
               start_date,
               end_date,
               job_id,
               department_id
            from job_history;
          return temp_container;
                      end;
      
    • 問合せ名: q_conclass

      function q_conclassRefCurDS return concl_cv.conclass_refcur is
      temp_concl concl_cv.conclass_refcur;
      begin
       open temp_concl for
         select employee_id,
              first_name,
              last_name,
              email,
              phone_number,
              hire_date,
              job_id,
              salary,
              department_id
         from employees;
        return temp_concl;
      end;
      

      注意:

      提供されているファイルrefcursor_code.txtを開き、そのコードをコピーしてReports Builderに貼り付けることができます。

    データ・モデルは次のようになります。

    図41-3 3つの問合せを持つデータ・モデル

    図41-3の説明は次にあります
    「図41-3 3つの問合せを持つデータ・モデル」の説明

  10. レポートをref_62_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。


    注意:

    提供されているファイルref_emp62.rdfを開き、データ・モデルを表示して作成結果と比較できます。