この章では、Oracle WebLogic Communication Services (OWLCS) および推奨されるトポロジについて説明します。この章は以下の節で構成されています。
Oracle WebLogic Communication Services の機能については、『Oracle WebLogic Communication Services 管理ガイド』を参照してください。
このリリースの Oracle WebLogic Communication Services には、機能拡張と新機能が含まれています。新機能と機能拡張については、Oracle Technology Network を参照してください。
この節では、OWLCS をインストールし、OWLCS の特定の機能を使用する際の必要条件について説明します。
OWLCS をインストールするには、以下の要件を満たすシステムが必要です。
Oracle RDBMS Server 11.1.0.7 または Oracle RDBMS Server 10.2.0.4
開発目的の場合のみの推奨環境 : Microsoft Windows 2000 Service Pack 3 以降、Microsoft Windows Server 2003 (32 ビット) Service Pack 1 以降、または Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2
注意 : Oracle Universal Installer (runInstaller または setup.exe ) を開始するときに、-jreLoc <jdk パス> を指定すると、Oracle Universal Installer から jdk の指定を求められることはありません。たとえば、setup.exe -jreLoc c:\jdk1.6.5 のように指定します。 |
OWLCS では、ポートを使用して TCP 通信と UDP 通信を行う必要があります。インストールに使用するポート番号を再コンフィグレーションする方法については、『Oracle WebLogic Communication Services 管理ガイド』を参照してください。
表 1-1 は、OWLCS で使用されるデフォルト ポートを示しています。
Oracle WebLogic Communication Services のインストールとコンフィグレーションは、リポジトリ作成ユーティリティ (RCU)、OWLCS 基本プラットフォーム インストーラ、OWLCS インストーラ、WebLogic Server (WLS) Configuration Wizard を使用して行われます。以降の章では、これらのコンポーネントをインストールおよびコンフィグレーションする場合に必要な手順について詳しく説明します。
Oracle WebLogic Communication Services は、以下のインストール モードでインストールできます。
すべての OWLCS コンポーネントは、物理マシンのドメイン内の管理サーバにデプロイされます。管理対象サーバはありません。OWLCS コンポーネントのコンフィグレーションと管理は、同じ管理サーバを使用して行われます。
オールインワン管理サーバは、プロダクション環境ではなくテストおよび評価環境で使用されます。このサーバには高可用性機能は含まれていません。
すべての OWLCS コンポーネントは、物理マシンのドメイン内の管理対象サーバにデプロイされます。同じドメインにインストールされている管理サーバは、OWLCS コンポーネントのコンフィグレーションおよび管理に使用されます。
高可用性が不要な場合、オールインワン管理対象サーバはプロダクション環境で使用できます。このサーバには高可用性機能は含まれていません。
これは、OWLCS のエンタープライズ デプロイメント用に推奨される最小限の HA トポロジです。OWLCS コンポーネントは、SIP Infrastructure、Services、および Presence の各コンポーネントに分類されます。コンポーネントの各グループは、2 つの異なるマシンのコンポーネント固有のドメイン内にデプロイされます。
エンタープライズ デプロイメント トポロジは、プロダクション インストールおよびエンタープライズ インストール用です。