この章では、リポジトリ作成ユーティリティ (RCU) をインストールし、Oracle WebLogic Communication Services で使用するデータベース スキーマを作成するために必要な手順について詳しく説明します。この章は以下の節で構成されています。
RCU はすでにコンピュータにインストールされている必要があります。このユーティリティを使用して OWLCS 用のスキーマを作成します。既存のデータベース スキーマを再利用することも、新しいデータベース スキーマを作成することもできます。既存のデータベース スキーマを再利用する場合は、第 3 章「Oracle WebLogic Communication Services 基本プラットフォームのインストール」を参照してください。
新しいスキーマを作成するには、次の手順に従います。
注意 : RCU は、Linux プラットフォームと Windows プラットフォームでのみ使用できます。UNIX でサポートされているデータベース用のインストールには Linux RCU を使用し、Windows でサポートされているデータベース用のインストールには Windows RCU を使用してください。 |
注意 : データベース スキーマをすでに作成している場合は、この手順をスキップできます。作成済みのスキーマを再利用することができます。以降の手順のデータ ソースのコンフィグレーションでデータベース情報を入力するときに、同じスキーマ プレフィックスを使用していることを確認してください。この手順をスキップする場合は、OWLCS で必要なすべてのコンポーネントのスキーマ (Presence、User Messaging、Subscriber Data Service、Location Service、および OWSM MDS Schema) を作成済みであることを確認してください。 |
RCU がインストールされているディレクトリに移動します。次に例を示します。
UNIX : $rcuHome/bin/rcu
Windows : <rcuHome>\BIN
$rcuHome
は RCU がインストールされているディレクトリです。
アプリケーションを起動します。
UNIX : ./rcu
Windows : rcu.bat
リポジトリ作成ユーティリティの [ようこそ] 画面が表示されます。
[次へ] をクリックします。[Create Repository] 画面が表示されます。
[作成] を選択し、[次へ] をクリックします。[Database Connection Details] 画面が表示されます。便宜上、多くのユーザは、現在使用しているシステム名をここで使用します。指定のフィールド ([Database Type]、[Host Name]、[ポート]、[Service Name]、[Username]、[Password]、[ロール]) にデータベースの詳細を入力します。
[次へ] をクリックします。インストーラによって前提条件が確認されます。
注意 : 通常、ユーザは UTF-8 エンコーディングを使用するようにコンフィグレーションされているデータベース サーバを使用します。UTF-8 エンコーディングを使用するようにコンフィグレーションされているデータベース サーバを使用しない場合は、データベースがデフォルトで UTF-8 形式を使用していないことを示す警告メッセージが表示されます。[Ignore] をクリックしてインストールを続行します。 |
前提条件の確認が完了したら、[OK] をクリックします。[次へ] をクリックします。[Components] 画面が表示されます。OWLCS を選択します (UMS を含む、必要な 5 つすべてのスキーマが選択されます)。
[Create a new prefix] オプションをクリックし、スキーマ プレフィックス (OWLCS など) を選択します。
[WebLogic Communication Services] の前にあるチェック ボックスをチェックします。OWLCS とそれに付随するコンポーネント (Metadata Services、Presence、SIP Infrastructure Subscriber Data Services SIP Infrastructure Location Service、および User Messaging Service) が自動的に選択されます。これらの 5 つのコンポーネントが選択されていることを確認してから続行してください。いずれかのコンポーネントが選択されていない場合は、手動で選択してください。完了したら、[OK] をクリックします。
[次へ] をクリックします。[Schema Password] 画面が表示されます。
[Use same passwords for all schemas] を選択します。
指定のフィールドにパスワードを入力し、確認のためにもう一度同じパスワードを入力します。
[次へ] をクリックします。[Map Tablespaces] 画面が表示されます。既存のテーブルスペースを変更する場合は、[Manage Tablespaces] をクリックします。
このインストールでは、[次へ] をクリックします。リポジトリの作成通知が表示されます。[OK] をクリックします。テーブルスペースが作成され、進捗状況がポップアップ通知に表示されます。操作が完了したら、[OK] をクリックします。[Summary] 画面が表示されます。
[作成] をクリックします。スキーマが作成されます。[Completion Summary] 画面が表示されます。
[Close] をクリックします。