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Oracle® WebLogic Communication Services インストール ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B55507-01
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2 データベース スキーマの作成

この章では、リポジトリ作成ユーティリティ (RCU) をインストールし、Oracle WebLogic Communication Services で使用するデータベース スキーマを作成するために必要な手順について詳しく説明します。この章は以下の節で構成されています。

2.1 RCU のインストール

RCU はすでにコンピュータにインストールされている必要があります。このユーティリティを使用して OWLCS 用のスキーマを作成します。既存のデータベース スキーマを再利用することも、新しいデータベース スキーマを作成することもできます。既存のデータベース スキーマを再利用する場合は、第 3 章「Oracle WebLogic Communication Services 基本プラットフォームのインストール」を参照してください。

2.2 RCU を使用したデータベース スキーマの作成

新しいスキーマを作成するには、次の手順に従います。


注意 :

RCU は、Linux プラットフォームと Windows プラットフォームでのみ使用できます。UNIX でサポートされているデータベース用のインストールには Linux RCU を使用し、Windows でサポートされているデータベース用のインストールには Windows RCU を使用してください。


注意 :

データベース スキーマをすでに作成している場合は、この手順をスキップできます。作成済みのスキーマを再利用することができます。以降の手順のデータ ソースのコンフィグレーションでデータベース情報を入力するときに、同じスキーマ プレフィックスを使用していることを確認してください。この手順をスキップする場合は、OWLCS で必要なすべてのコンポーネントのスキーマ (Presence、User Messaging、Subscriber Data Service、Location Service、および OWSM MDS Schema) を作成済みであることを確認してください。

  1. RCU がインストールされているディレクトリに移動します。次に例を示します。

    UNIX : $rcuHome/bin/rcu

    Windows : <rcuHome>\BIN

    $rcuHome は RCU がインストールされているディレクトリです。

  2. アプリケーションを起動します。

    UNIX : ./rcu

    Windows : rcu.bat

    リポジトリ作成ユーティリティの [ようこそ] 画面が表示されます。

  3. [次へ] をクリックします。[Create Repository] 画面が表示されます。

    図 2-1 [Create Repository] 画面

    [Create Repository] 画面
    「図 2-1 [Create Repository] 画面」の説明

  4. [作成] を選択し、[次へ] をクリックします。[Database Connection Details] 画面が表示されます。便宜上、多くのユーザは、現在使用しているシステム名をここで使用します。指定のフィールド ([Database Type]、[Host Name]、[ポート]、[Service Name]、[Username]、[Password]、[ロール]) にデータベースの詳細を入力します。

    図 2-2 [Database Connection Details] 画面

    [Database Connection Details] 画面
    「図 2-2 [Database Connection Details] 画面」の説明

  5. [次へ] をクリックします。インストーラによって前提条件が確認されます。


    注意 :

    通常、ユーザは UTF-8 エンコーディングを使用するようにコンフィグレーションされているデータベース サーバを使用します。UTF-8 エンコーディングを使用するようにコンフィグレーションされているデータベース サーバを使用しない場合は、データベースがデフォルトで UTF-8 形式を使用していないことを示す警告メッセージが表示されます。[Ignore] をクリックしてインストールを続行します。

    前提条件の確認が完了したら、[OK] をクリックします。[次へ] をクリックします。[Components] 画面が表示されます。OWLCS を選択します (UMS を含む、必要な 5 つすべてのスキーマが選択されます)。

    図 2-3 [Components] 画面

    [Components] 画面
    「図 2-3 [Components] 画面」の説明

  6. [Create a new prefix] オプションをクリックし、スキーマ プレフィックス (OWLCS など) を選択します。

  7. [WebLogic Communication Services] の前にあるチェック ボックスをチェックします。OWLCS とそれに付随するコンポーネント (Metadata Services、Presence、SIP Infrastructure Subscriber Data Services SIP Infrastructure Location Service、および User Messaging Service) が自動的に選択されます。これらの 5 つのコンポーネントが選択されていることを確認してから続行してください。いずれかのコンポーネントが選択されていない場合は、手動で選択してください。完了したら、[OK] をクリックします。

  8. [次へ] をクリックします。[Schema Password] 画面が表示されます。

    図 2-4 [Schema Passwords] 画面

    [Schema Passwords] 画面
    「図 2-4 [Schema Passwords] 画面」の説明

  9. [Use same passwords for all schemas] を選択します。

  10. 指定のフィールドにパスワードを入力し、確認のためにもう一度同じパスワードを入力します。

  11. [次へ] をクリックします。[Map Tablespaces] 画面が表示されます。既存のテーブルスペースを変更する場合は、[Manage Tablespaces] をクリックします。

    図 2-5 [Map Tablespaces] 画面

    RCU のテーブルスペース画面
    「図 2-5 [Map Tablespaces] 画面」の説明

  12. このインストールでは、[次へ] をクリックします。リポジトリの作成通知が表示されます。[OK] をクリックします。テーブルスペースが作成され、進捗状況がポップアップ通知に表示されます。操作が完了したら、[OK] をクリックします。[Summary] 画面が表示されます。

    図 2-6 [Summary] 画面

    [Summary] 画面
    「図 2-6 [Summary] 画面」の説明

  13. [作成] をクリックします。スキーマが作成されます。[Completion Summary] 画面が表示されます。

    図 2-7 [Completion Summary] 画面

    [Completion Summary] 画面
    「図 2-7 [Completion Summary] 画面」の説明

  14. [Close] をクリックします。