ここでは、プロキシ・サービスの実行時に発生する可能性があるOracle Service Busエラーについて説明します。これらのエラーに関連付けられたエラー・コードは、fault
コンテキスト変数の要素内に表示されます。次のXQuery文を使用して値にアクセスできます。
$fault/ctx:errorCode/text()
エラーが発生すると、エラー固有の詳細がfault
要素内に示されます。
表A-1から表A-5は、Oracle Service Busのエラー・コードを示しています。エラー・スキーマの例は、A.1項「エラー詳細スキーマ」を参照してください。
表A-1 Oracle Service Busのエラー・コード - トランスポート実行時エラー(BEA-380000からBEA-380099)
エラー・コード | エラー・メッセージ |
---|---|
BEA-380000 |
一般トランスポート・エラー XMLの詳細: エラー・レスポンスを受信しました(パブリッシュ・アクションで発生した場合) |
表A-2 Oracle Service Busのエラー・コード - メッセージ・フロー実行時エラー(382000から382499)
エラー・コード | エラー・メッセージ |
---|---|
BEA-382000 |
一般実行時エラー |
BEA-382030 |
バインディング・レイヤーでの一般解析エラー(例: XMLサービスに渡したメッセージがXMLでない) |
BEA-382031 |
WS-I準拠エラー |
BEA-382032 |
メッセージはsoap:Envelopeにする必要があります XMLの詳細: 非SOAPまたは無効なエンベロープを受信しました |
BEA-382033 |
soap:Envelopeにはsoap:Bodyが含まれている必要があります |
BEA-382040 |
値をコンテキスト変数"{0}"に割り当てられませんでした。値は{1}のインスタンスでなければなりません。 |
BEA-382041 |
値をコンテキスト変数"{0}"に割り当てられませんでした。値は読取り専用です。 |
BEA-382042 |
値をコンテキスト変数"{0}"に割り当てられませんでした。 {1} |
BEA-382043 |
コンテキスト変数"{0}"の値を更新できませんでした: {1} |
BEA-382045 |
コンテキスト変数"{0}"の値を初期化できませんでした: {1} |
BEA-382046 |
コンテキスト変数"{0}"の値をXMLにマーシャリングできませんでした: {1} |
BEA-382100 |
インバウンド・リクエストの処理中の一般バインディング・エラー |
BEA-382101 |
インバウンド・レスポンスの準備中の一般バインディング・エラー |
BEA-382102 |
アウトバウンド・リクエストの準備中の一般バインディング・エラー |
BEA-382103 |
アウトバウンド・レスポンスの処理中の一般バインディング・エラー |
BEA-382104 |
サービス{0}のリクエスト・メタデータを準備できませんでした |
BEA-382105 |
サービス{0}のレスポンス・メタデータを準備できませんでした |
BEA-382150 |
リクエストをサービス{0}にディスパッチできませんでした |
BEA-382151 |
不明なサービスにディスパッチできません: {0} |
表A-3 Oracle Service Busのエラー・コード - アクション・エラー(382500から382999)
エラー・コード | エラー・メッセージ |
---|---|
BEA-382500 |
ALSBConfigurationMBean サービス・コールアウト・アクションでSOAPフォルト・レスポンスを受信しました。 XMLの詳細: SOAPフォルト・レスポンスを受信しました |
BEA-382501 |
Oracle Service Busサービス・コールアウト・アクションで認識できないレスポンスを受信しました。XMLの詳細: 認識できないレスポンスを受信しました |
BEA-382502 |
Oracle Service Busサービス・コールアウトでサーバーからエラー・レスポンスを受信しました。XMLの詳細: 不明なエラー・レスポンスを受信しました |
BEA-382505 |
Oracle Service Bus検証アクションで検証に失敗しました。 XMLの詳細: 検証に失敗しました |
BEA-382510 |
Oracle Service Bus割当てアクションで変数"{0}"の更新に失敗しました: {1} |
BEA-382511 |
Oracle Service Bus削除アクションで変数"{0}"の更新に失敗しました: {1} |
BEA-382512 |
Oracle Service Bus挿入アクションで変数"{0}"の更新に失敗しました: {1} |
BEA-382513 |
Oracle Service Bus置換アクションで変数"{0}"の更新に失敗しました: {1} |
BEA-382514 |
Oracle Service Bus名前変更アクションで変数"{0}"の更新に失敗しました: {1} |
BEA-382515 |
Javaメソッド"{0}"のコールアウトで例外が発生しました: {1} |
BEA-382516 |
Javaメソッド"{0}"のコールアウトで式を評価できませんでした。引数索引: {1}、例外: {2} |
BEA-382517 |
Javaコールアウトの結果を変数に割り当てることができませんでしたメソッド: {0}、変数: {1}、例外: {2} |
BEA-382518 |
Javaメソッド"{0}"の呼出し中にセキュリティ例外が発生しました。サービス・アカウント: {1}。 {2} |
BEA-382600 |
Oracle Service Busパブリッシュ・アクションがエラー・レスポンスを受信しました: {0} |
表A-4 Oracle Service Busのエラー・コード - セキュリティ・エラー(386000から386999)
エラー・コード | エラー・メッセージ |
---|---|
BEA-386000 |
一般セキュリティ・エラー。次のような原因が考えられます。
|
BEA-386100 |
認証に失敗しました。次のような原因が考えられます。
|
BEA-386101 |
認証トークンがありません。次のような原因が考えられます。
|
BEA-386102 |
メッセージ・レベルの認証が拒否されました。次のような原因が考えられます。
|
BEA-386103 |
プロキシ・サービスの操作選択アルゴリズムがリクエストからの操作名を認識できないか、無効な操作(WSDLに存在しない操作またはnull)を返しています。次のような原因が考えられます。
|
BEA-386200 |
一般Webサービス・セキュリティ・エラー |
BEA-386201 |
webサービス・セキュリティ・エラーが発生しました「<error-code from WSS fault>」「<fault-string from WSS-fault>」 XMLの詳細: WS-Securityフォルトが発生した |
BEA-386400 |
一般アウトバウンドWebサービス・セキュリティ・エラー |
BEA-386401 |
アウトバウンド・メッセージをSOAPに変換できませんでした |
BEA-386402 |
アウトバウンド操作名を取得できませんでした |
BEA-386420 |
セキュリティ・ヘッダーを生成中にWebサービス・セキュリティ・エラーが発生しました |
BEA-386440 |
セキュリティ・ヘッダーを処理中にWebサービス・セキュリティ・エラーが発生しました |
BEA-386460 |
Webサービス・セキュリティ・ポリシー検証エラー |
表A-5 Oracle Service Busのエラー・コード - UDDIエラー(394500から394999)
エラー・コード | エラー・メッセージ |
---|---|
BEA-394500 |
リソースのインポート中にエラーが発生しました |
BEA-394501 |
UDDIレジストリでのビジネス・エンティティの問合せ中にエラーが発生しました |
BEA-394502 |
UDDIサービスの初期化中にエラーが発生しました |
BEA-394503 |
照会ポートの初期化中にエラーが発生しました |
BEA-394504 |
このサービスのパブリッシュ中にエラーが発生しました |
BEA-394505 |
UDDIレジストリへの接続に失敗しました |
BEA-394506 |
UDDIレジストリでのビジネス・サービスの問合せ中にエラーが発生しました |
BEA-394507 |
レジストリ名に使用できない文字が含まれています |
BEA-394508 |
パブリッシュURLにUDDIレジストリ構成がありません |
BEA-394509 |
構成されたサービス・アカウントが無効です |
BEA-394510 |
サービスのインポート中にリソースをインポートできませんでした |
BEA-394511 |
サービスのインポート中、サービス定義の作成で検証例外が発生しました |
BEA-394512 |
リソースのインポート中に一般エラーが発生しました |
BEA-394513 |
リソースのインポート中に内部エラーが発生しました |
BEA-394514 |
サービスのインポート中、FTPエンドポイント構成を作成できませんでした |
BEA-394515 |
サービスのインポート中、電子メール・エンドポイント構成を作成できませんでした |
BEA-394516 |
サービスのインポート中、アクセス・ポイントURLに構文エラーが検出されました |
BEA-394517 |
サービスのインポート中、インスタンス・パラメータの解析でエラーが発生しました |
BEA-394518 |
サービスのインポート中、ファイル・エンドポイント構成を作成できませんでした |
次のスキーマ定義は、表A-1のエラー・コードに伴うXMLスニペットです。これらのXMLスニペットは、<ctx:details>
要素の下のfaultコンテキスト変数内に表示されます。これらのスキーマは、すべてが単一のネームスペースに由来するものではありません。また、通常、特定のエラー・コードは特定のXMLスニペットを示しますが、複数のエラー・コードにより使用されるXMLスニペットもあります。
<xs:schema targetNamespace="http://www.oracle.com/wli/sb/stages/transform/config" xmlns:tns="http://www.oracle.com/wli/sb/stages/transform/config" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:ref="http://www.oracle.com/wli/sb/reference" xmlns:sdk="http://www.oracle.com/wli/sb/stages/config" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified">
SOAPフォルト・レスポンスを受信した
<xs:element name="ReceivedFaultDetail" type="tns:ReceivedFaultDetail"/> <xs:complexType name="ReceivedFaultDetail"> <xs:sequence> <xs:element name="faultcode" type="xs:QName"/> <xs:element name="faultstring" type="xs:string"/> <xs:element name="detail" minOccurs="0" > <xs:complexType mixed="true" > <xs:sequence> <xs:any namespace="##any" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded" processContents="lax" /> </xs:sequence> <xs:anyAttribute namespace="##any" processContents="lax" /> </xs:complexType> </xs:element> <!-- HTTP-specific status/response code --> <xs:element name="http-response-code" type="xs:int" minOccurs="0"/> </xs:sequence> </xs:complexType>
認識できないレスポンスを受信した
<xs:element name="UnrecognizedResponseDetail" type="tns:UnrecognizedResponseDetail"/> <xs:complexType name="UnrecognizedResponseDetail"> <xs:sequence> <xs:element name="detail" minOccurs="0" type="xs:string" /> <!-- HTTP-specific status/response code --> <xs:element name="http-response-code" type="xs:int" minOccurs="0"/> </xs:sequence> </xs:complexType>
不明なエラー・レスポンスを受信した
<xs:element name="ErrorResponseDetail" type="tns:ErrorResponseDetail"/> <xs:complexType name="ErrorResponseDetail"> <xs:sequence> <xs:element name="detail" minOccurs="0" type="xs:string" /> <!-- HTTP-specific status/response code --> <xs:element name="http-response-code" type="xs:int" minOccurs="0"/> </xs:sequence> </xs:complexType>
検証に失敗した
<xs:complexType name="ValidationFailureDetail"> <xs:sequence minOccurs = "0" maxOccurs="unbounded"> <xs:element name="message" type="xs:string"/> <xs:element name="xmlLocation" type="xs:anyType"/> </xs:sequence> </xs:complexType> </xs:schema> <schema targetNamespace="http://www.oracle.com/wli/sb/errors" xmlns:err="http://www.oracle.com/wli/sb/errors" xmlns:tc="http://www.oracle.com/wli/sb/transports" xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified">
非SOAPまたは無効なエンベロープを受信した
<element name="InvalidEnvelope"> <complexType> <sequence> <element name="localpart" type="NCName"/> <element name="namespace" type="anyURI" minOccurs="0"/> </sequence> </complexType> </element>
WS-Securityフォルトが発生した
<element name="WebServiceSecurityFault"> <complexType> <sequence> <element name="faultcode" type="QName"/> <element name="faultstring" type="string"/> <element name="detail" minOccurs="0"> <complexType mixed="true"> <sequence> <any namespace="##any" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded" processContents="lax"/> </sequence> <anyAttribute namespace="##any" processContents="lax"/> </complexType> </element> </sequence> </complexType> </element>
エラー・レスポンスを受信した
<element name="ErrorResponseDetail" type="err:ErrorResponseDetail"/> <complexType name="ErrorResponseDetail"> <sequence> <!-- Response metadata --> <element name="response-metadata" type="tc:ResponseMetaDataXML" minOccurs="0" /> </sequence> </complexType> </schema>