Oracle® Fusion Middleware Oracle Content Serverユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B65038-01 |
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この章では、フォルダ/WebDAVを使用してコンテンツを格納および移動する方法について説明します。内容は次のとおりです。
この項の内容は次のとおりです。
フォルダはOracle Content Serverとともに使用するオプション・コンポーネントで、Oracle Content Serverのコンテンツに対して、階層フォルダ・インタフェースを仮想フォルダ(階層フォルダとも呼ばれる)形式で提供します。仮想フォルダを使用すると、マルチレベル・フォルダ階層を作成できます。
仮想フォルダの最大の利点は、特定のフォルダを通してコンテンツ・アイテムをチェックインすることによって、デフォルトのメタデータをコンテンツ・アイテムに適用できることです。
Oracle Content Serverにおけるユーザー・ログインおよびセキュリティ制御は、仮想フォルダを通して管理されるコンテンツにも適用されます。たとえば、コンテンツ・アイテムに対して読取り権限を持つユーザーは、そのファイルを表示できますが、ファイルの新しいリビジョンをチェックインすることはできません。
新しいフォルダを作成すると、その親フォルダのメタデータが新しいフォルダのフィールドに移入されます。この仕組みによって、最初はメタデータがフォルダに継承されますが、ユーザーは新しいフォルダに変更を加えることができます。フォルダはコンテンツ・アイテムと同じメタデータを持ちます。
親フォルダのメタデータに対する以降の変更は、既存のサブフォルダのメタデータには反映されません。親フォルダのメタデータをサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムに適用する場合は、メタデータ伝播機能を使用できます。詳細は、9.1.1.5項「メタデータ伝播」を参照してください。
ファイルが仮想フォルダを通してコンテンツ・サーバーにチェックインされると、デフォルト・メタデータ値がコンテンツ・チェックイン・フォームに自動的に入力されます。デフォルト・メタデータ値が評価される順序は、次のとおりです。
仮想フォルダのデフォルト値: 「新規アイテム」メニューで「新規フォルダ」を選択すると、その仮想フォルダに対して定義されているコンテンツ・デフォルト・メタデータ値がコンテンツ・チェックイン・フォームに入力されます。この値は、階層フォルダ構成ページで定義されます。
ユーザーのデフォルト・メタデータ値: コンテンツ・メタデータ・デフォルトが仮想フォルダに対して定義されていない場合は、ユーザーのデフォルト・メタデータ値が適用されます。この値は各ユーザーが、新しいコンテンツ・アイテムについてはデフォルトの情報フィールドの構成ページで、改訂済コンテンツ・アイテムについてはリビジョン情報のフィールド構成ページで定義します。
重要: ユーザーのデフォルト・メタデータ値が適用されるのは、WebDAVを使用して新しいコンテンツ・アイテムを作成するときのみです。Oracle Content ServerのWebインタフェースを使用するときは適用されません。 |
システムのデフォルト・メタデータ値: システムのデフォルト値は、仮想フォルダとユーザーのいずれのデフォルト・メタデータでも定義されていないフィールドに適用されます。この値は、システム管理者が定義します。
重要: システムのデフォルト・メタデータ値は、WebDAVを使用して新しいコンテンツ・アイテムを作成するときにのみ適用されます。Oracle Content ServerのWebインタフェースを使用するときは適用されません。 |
なし: メタデータ・フィールドは、必須フィールドでない場合は空白にできます。必須フィールドが空白のままの場合は、エラーが発生し、そのコンテンツ・アイテムはチェックインされません。
ごみ箱機能はオプション機能の1つであり、削除されたアイテムを完全に削除するかわりに「ごみ箱」フォルダに移動するためのものです。「ごみ箱」フォルダ内のアイテムは、完全に削除することも、フォルダ階層内の元の場所に復元することもできます。これにより、ユーザーは、誤って削除したファイルやフォルダを復元できます。
ごみ箱機能については、次の事項に注意してください。
「ごみ箱」フォルダから削除されたアイテムは完全に削除されることを除き、「ごみ箱」フォルダの機能は通常のフォルダによく似ています。詳細は、A.9.8項「ごみ箱検索ページ」を参照してください。
リビジョンをコンテンツ情報ページから削除した場合は、「ごみ箱」フォルダは経由せず、そのリビジョンが完全に削除されます。
ユーザーは、「ごみ箱」フォルダを使用するか、アイテムを即座に完全削除するかを選択できます。また、「ごみ箱」フォルダ内の削除済アイテムをすべて表示するか、自分が削除したアイテムのみを表示するかも選択できます。詳細は、A.9.4項「フォルダ構成ページ」を参照してください。
アイテムを検索ページで削除すると、そのアイテムは「ごみ箱」に移動します。
アイテムをWebDAVから削除すると、そのアイテムは「ごみ箱」フォルダに移動します。
メタデータ伝播機能を使用すると、コントリビュータはフォルダのデフォルト・メタデータ値をそのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムにコピーできます。この機能の典型的な用途は次のとおりです。
大量のコンテンツ・アイテムを新しいフォルダ構造に移動した後で、最上位フォルダのデフォルト・メタデータをすべてのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムに適用します。
フォルダのデフォルト・メタデータを改訂した場合に、改訂後の値をそのフォルダ内のサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムに適用します。
メタデータ伝播機能については、次の事項に注意してください。
伝播機能によって、そのフォルダ内の禁止されていないすべてのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムに対して、各フォルダのメタデータが適用されます。禁止されていないそれぞれのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムによって、伝播の開始元であるフォルダのメタデータが継承されます。
特定のフォルダを禁止すると、そのフォルダは上位フォルダからのメタデータ伝播の影響を受けなくなります。ただし、禁止されているフォルダからメタデータ伝播を開始することはできます。
システム管理者は、どのメタデータ・フィールドを伝播の対象とするかを選択します。(これはシステム全体の設定です。)デフォルトでは、明示的にメタデータ伝播の対象として選択されないかぎり、メタデータ・フィールドは伝播されません。
フォルダのメタデータ・フィールドの値が定義されていない場合は、そのフォルダ内のサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムが伝播時に空白の値を継承できず、それらのアイテムについては既存のメタデータ値が元のまま維持されることがあります。これは、システム管理者がどのようにシステムを設定したかによって決まります。
ユーザーがメタデータ伝播を開始すると、そのユーザーがセキュリティ・グループに対する書込み権限を持つフォルダおよびコンテンツ・アイテムのみが影響を受けます。
ドキュメントが編集されてコンテンツ・サーバーにチェックインされるときに、改訂済ドキュメントは変換、索引作成およびリリースから成るプロセスで処理される必要があります。このプロセスが完了する前は、改訂済ドキュメントが最新バージョンであると見なされます。プロセスが完了した後は、改訂済ドキュメントが最新リリースバージョンであると見なされます。
コンテンツ・アイテムに対する読取り権限を持つユーザーが、そのアイテムが未リリースの場合に最新バージョンを参照できるか、何も参照できないかは、フォルダの設定に応じて決まります。ただし、作成者はいつでも最新バージョンを参照できます。デフォルトでは、最新バージョンは読取り権限を持つすべてのユーザーが参照できます。
WebDAV (Web-Based Distributed Authoring and Versioning)は、WebDAVプロトコルをサポートするクライアントを使用してコンテンツをリモートで作成および管理する手段を提供します。たとえば、ブラウザ・インタフェースを使用するのではなく、Microsoft Windowsエクスプローラを使用して、リポジトリ内のコンテンツをチェックイン、チェックアウトおよび変更できます。
WebDAVは、HTTP/1.1プロトコルの拡張機能の1つであり、クライアントによるリモートWebコンテンツ・オーサリング操作の実行を可能にします。WebDAVプロトコルは、RFC 2518.0で規定されています。詳細は、次のURLのWebDAV Resources Webサイトを参照してください。
コンテンツ管理システム(たとえばOracle Content Server)でWebDAVが使用されているときは、WebDAVクライアントが、コンテンツ・リポジトリ内のネイティブ・ファイルに対する代替ユーザー・インタフェースとなります。作成者がWebブラウザとWebDAVクライアントのどちらを使用する場合も、同じバージョニングおよびセキュリティ制御が適用されます。
Desktop Integration Suite (DIS)に含まれる一連の埋込みアプリケーションは、デスクトップでの操作をWebDAVベースのOracle Content Serverリポジトリとシームレスに統合するのに役立ちます。DISによって、Microsoft Windowsエクスプローラ、Microsoft Officeアプリケーション(Word、ExcelおよびPowerPoint)およびサポートされる電子メール・クライアント(Microsoft OutlookおよびLotus Notes)から直接コンテンツ・サーバーにアクセスできるようになります。Oracle Content Serverとデスクトップ・アプリケーションとを統合すると、ユーザーがコンテンツ・サーバーのファイルを操作しやすくなります。サーバー上のファイルを簡単に管理でき、コンテンツ・サーバーにログインしてWebブラウザ・インタフェースを使用する他に、デスクトップから直接他のユーザーとファイルを共有できます。DISの詳細は、Oracle Fusion Middleware Desktop Integration Suiteユーザーズ・ガイドを参照してください。
Oracle Content ServerのWebDAVインタフェースでは、階層型のフォルダ・インタフェースが使用されています。詳細は、9.1.1項「フォルダについて」を参照してください。
WebDAVクライアントとは、WebDAVプロトコルを使用してリクエストの送信とレスポンスの受信を実行できるアプリケーションのことです。
WebDAV以外のクライアントで作成されたファイルを、WindowsエクスプローラでWebDAV仮想フォルダを使用して管理できますが、ネイティブ・アプリケーションを使用して、コンテンツ・サーバー・リポジトリとの間でコンテンツのチェックインやチェックアウトを行うことはできません。
この項の内容は次のとおりです。
このガイドは、Oracle Content Serverインスタンスで「トレイ」レイアウトとOracleスキン(Oracle Content Server 11gR1のデフォルト)が使用されていることを前提としています。
フォルダ・コンポーネントの機能は、Windowsファイル・システムと似ています。したがって、ユーザーがフォルダを作成するときに、名前に二重引用符を使用することはできません(たとえば"doublequotedfolder")。二重引用符を使用すると、エラーが発生します。フォルダを作成するときは、Windowsの標準のネーミング規則を使用する必要があります。
仮想フォルダの構成設定を定義するには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・サーバー」トレイをクリックします。
「フォルダ構成」をクリックします。
フォルダ構成ページが開きます。
「コンテンツ・スタイル」のオプションの1つを選択します。
表示/非表示機能が有効の場合は、「ブラウザで閲覧するときに非表示ファイルを表示」チェック・ボックスを選択するか選択を解除します。
ごみ箱機能が有効の場合は、次のチェック・ボックスを選択するか、選択を解除します。
削除時にアイテムを即座に削除
ユーザーがごみ箱仮想フォルダに削除したアイテムのみを表示
「更新」をクリックします。
特定のユーザーがチェックインする新規コンテンツのためのデフォルト・メタデータ値を定義するには、次の手順を実行します。
仮想フォルダを通してチェックインされる新規コンテンツにこのデフォルト値が適用されるのは、そのフォルダに対して値が定義されていない場合のみです。詳細は、9.1.1.3項「デフォルト・メタデータ値」を参照してください。
このメタデータ値が適用されるのは、コンテンツ・アイテムの初回チェックイン時のみです。この設定は、既存コンテンツのリビジョンには影響を及ぼしません。リビジョンのメタデータ・デフォルトを設定する方法は、9.2.4項「改訂済コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトの定義」を参照してください。
重要: 各ユーザーは、WebDAVを使用して仮想フォルダ経由でコンテンツをチェックインする前に、この手順に従って各自のデフォルト・メタデータを定義する必要があります。これにより、すべてのコンテンツ・アイテムのメタデータが同一になることがなくなるとともに、必須の値がフォルダやシステムのデフォルトで定義されていない場合でもコンテンツをチェックインできるようになります。各WebDAVコントリビュータは、必須メタデータ・フィールドがコンテンツ・サーバーに追加された後やアカウントが有効化された後に、この手順をもう一度実行する必要があります。 |
新規コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトを定義するには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・サーバー」トレイをクリックします。
「フォルダ構成」リンクを展開します。
「ユーザーのデフォルト情報のフィールド構成」をクリックします。
デフォルトの情報フィールドの構成ページが開きます。
新規コンテンツのチェックイン時に適用されるデフォルト値を指定します。Idocスクリプトを任意の情報フィールドで使用できます。
「更新」をクリックします。
特定のユーザーによってチェックインされる改訂済コンテンツのためのデフォルト・メタデータ値を定義するには、次の手順を実行します。仮想フォルダを通してチェックインされるコンテンツ・アイテム・リビジョンにこのデフォルト値が適用されるのは、そのフォルダに対して値が定義されていない場合のみです。詳細は、9.1.1.3項「デフォルト・メタデータ値」を参照してください。
これらのメタデータ値はリビジョンをチェックインするときにのみ適用されるため、新規コンテンツ・アイテムはこの設定の影響を受けません。新規コンテンツのメタデータ・デフォルトを設定する方法は、9.2.3項「新規コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトの定義」を参照してください。
改訂済コンテンツのためのユーザー・メタデータ・デフォルトを定義するには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・サーバー」トレイをクリックします。
「フォルダ構成」リンクを展開します。
「ユーザーのリビジョン情報のフィールド構成」をクリックします。
リビジョン情報のフィールド構成ページが開きます。
改訂済コンテンツのチェックイン時に適用されるデフォルト値を定義します。Idocスクリプトを任意の情報フィールドで使用できます。
「更新」をクリックします。
仮想フォルダをコンテンツ・サーバーWebページから表示するには、次の手順を実行します。
「コンテンツの参照」トレイをクリックします。
「コントリビューション・フォルダ」リンクをクリックします。
「コントリビューション・フォルダ内を検索中」が開きます。システム管理者によるシステムの設定内容によっては、長い表示リストが切り捨てられたり、複数のページにまたがることがあります。その場合、ナビゲーション・リンクを使用してページ間を移動できます。
フォルダのリンクをクリックして、目的のフォルダまでドリルダウンします。
フォルダの階層フォルダ情報ページを表示するには、「フォルダ情報」アイコンをクリックし、「アクション」メニューから「フォルダ情報」を選択するか、フォルダ検索画面の「情報」リンクをクリックします。
Webフォルダ機能が有効で、かつInternet Explorer 5.0以上を使用している場合に、フォルダをWindowsエクスプローラで表示するには、「コンテンツ・アクション」メニューから「Webフォルダを開く」を選択します。
仮想フォルダにあるコンテンツ・アイテムを表示するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・アイテムが格納されている仮想フォルダの検索ページを開きます。
システム管理者によるシステムの設定内容によっては、長い表示リストが切り捨てられたり、複数のページにまたがることがあります。その場合、ナビゲーション・リンクを使用してページ間を移動できます。
詳細は、A.9.7項「コントリビューション・フォルダ内を検索中」を参照してください。
コンテンツ・アイテムのコンテンツ情報を表示するには、「情報」アイコンをクリックするか、「アクション」アイコンのショートカット・メニューから「コンテンツ情報」を選択します。
ファイルを表示するには、「名前」列のファイル・リンクをクリックします。
仮想フォルダを通してファイルをチェックインするには、次の手順を実行します。
コンテンツ・アイテムのチェックイン先である仮想フォルダの検索ページを表示します。
詳細は、A.9.7項「コントリビューション・フォルダ内を検索中」を参照してください。
次のいずれかの方法を使用して、コンテンツ・チェックイン・フォームを表示します。
「アクション」メニューから「新しいコンテンツ」を選択します。
既存のコンテンツ・アイテムの「アクション」アイコンをクリックし、「類似をチェックイン」を選択します。
トップ・メニューの「新規チェックイン」をクリックし、チェックイン・フォームの「フォルダ」フィールドでフォルダを指定します。
コンテンツ・チェックイン・フォームが開き、そのフォルダのデフォルト・メタデータが表示されます。
コンテンツ・アイテムの必須のメタデータと、必要に応じてオプションのメタデータを入力します。
「プライマリ・ファイル」のパスとファイル名を入力します。同じ名前の2つのファイルを同じフォルダにチェックインすることはできません。
「伝播禁止」フィールドで、このコンテンツ・アイテムに伝播されたメタデータを適用するかどうかを指定します。
値を「false」に設定すると、伝播されたメタデータがこのコンテンツ・アイテムに適用されます。
値を「true」に設定すると、メタデータ伝播時にこのコンテンツ・アイテムのメタデータは変更されません。
「チェックイン」をクリックします。
フォルダ内のコンテンツ・アイテムの数が、システム管理者によって設定された上限を超えている場合は、ユーザーの画面にエラー・メッセージが表示され、新しいコンテンツ・アイテムのチェックインはできません。
仮想フォルダを追加するには、ユーザーがコントリビュータであることが必要です。
仮想フォルダを追加するには、次の手順を実行します。
フォルダの検索ページの「新規アイテム」リンクをクリックして、「新規フォルダ」を選択します。
仮想フォルダの所有者を指定します。
フォルダのその他のメタデータを指定します。
このメタデータ値は、コンテンツ・アイテムのこのフォルダへの初回チェックイン時に適用されます。
このメタデータ値は、親フォルダから継承された値よりも優先されます。
Idocスクリプトを任意の情報フィールドで使用できます。
「伝播禁止」フィールドで、上位フォルダから伝播されたメタデータをこのフォルダに適用するかどうかを指定します。
値を「false」に設定すると、伝播されたメタデータがこのフォルダに適用されます。
値を「true」に設定すると、メタデータ伝播時にこのフォルダのメタデータは変更されません。
「保存」をクリックします。
コントリビューション・フォルダ内を検索中ページに、新しい仮想フォルダが表示されます。
フォルダの数が、システム管理者によって設定された上限を超えている場合は、ユーザーの画面にエラー・メッセージが表示され、新しいフォルダのチェックインはできません。
仮想フォルダに変更を加えるには、そのフォルダのセキュリティ・グループに対する書込み権限が必要です。セキュリティ・メタデータのないフォルダは、すべてのユーザーが変更できます。
仮想フォルダに変更を加えるには、次の手順を実行します。
階層フォルダ情報ページを開きます。
「アクション」メニューから「更新」を選択します。
階層フォルダ構成ページが開きます。
フォルダのメタデータ値を改訂します。
このメタデータ値は、コンテンツ・アイテムのこのフォルダへの初回チェックイン時に適用されるので、この設定はフォルダ内の既存のコンテンツのリビジョンには影響しません。
このメタデータ値は、親フォルダから継承された値よりも優先されます。
Idocスクリプトを任意の情報フィールドで使用できます。
「伝播禁止」フィールドで、上位フォルダから伝播されたメタデータをこのフォルダに適用するかどうかを指定します。
値を「false」に設定すると、伝播されたメタデータがこのフォルダに適用されます。
値を「true」に設定すると、メタデータ伝播時にこのフォルダのメタデータは変更されません。
「更新の送信」をクリックします。
コントリビューション・フォルダ内を検索中ページに、修正された仮想フォルダが表示されます。
フォルダの数が、システム管理者によって設定された上限を超えている場合は、ユーザーの画面にエラー・メッセージが表示され、新しいフォルダのチェックインはできません。
仮想フォルダおよびコンテンツ・アイテムを別の仮想フォルダに移動するには、次の手順を実行します。
移動するフォルダやコンテンツ・アイテムが格納されている仮想フォルダの検索ページを開きます。
詳細は、A.9.7項「コントリビューション・フォルダ内を検索中」を参照してください。
移動するフォルダおよびコンテンツ・アイテムの横のチェック・ボックスを選択します。
アイテムの「アクション」アイコンをクリックし、「移動」を選択します。
選択したアイテムの移動先となるフォルダをクリックします。(必要に応じて、上位フォルダに移動してそのサブフォルダを表示します。)ターゲット・フォルダは、開いているフォルダです。
「OK」をクリックします。
選択したアイテムが、ターゲット・フォルダに移動します。
ローカル・フォルダ・マッピングが設定されている場合に、ファイルを別のフォルダに移動しても(フォルダ・ユーザー・インタフェースとWebDAVのどちらを使用するかに関係なく)、ソース・フォルダに関連付けられたローカル・フォルダ内のそのファイルのコピーは削除されません。たとえば、WebSiteというフォルダがある場合に、このフォルダの中のファイルは自動的に、ローカル・フォルダであるC:/Website/にコピーされます。この場合に、フォルダWebSiteのファイルを別のフォルダ、たとえばIntranet(ローカル・フォルダはZ:/Intranet/)に移動しても、C:/Website/にあるファイル・コピーは削除されません。
フォルダ階層内の仮想フォルダまたはコンテンツ・アイテムへのショートカット・リンクを作成するには、次のいずれかの手順を実行します。ショートカットを作成するには、次の2つの方法があります。
ショートカットを検索ページから作成するには、次の手順を実行します。
ショートカット作成対象のフォルダまたはコンテンツ・アイテムが格納されている仮想フォルダの検索ページを表示します。
詳細は、A.9.7項「コントリビューション・フォルダ内を検索中」を参照してください。
フォルダまたはアイテムの「アクション」メニューを選択し、「ショートカットの作成」を選択します。
参照ウィンドウが開きます。
ショートカット・リンクを作成するフォルダをクリックします。(必要に応じて、上位フォルダに移動してそのサブフォルダを表示します。)ターゲット・フォルダは、開いているフォルダです。
「OK」をクリックします。
ショートカット・リンクがターゲット・フォルダ内に作成されます。
ショートカットをフォルダ情報ページまたはコンテンツ情報ページから作成するには、次の手順を実行します。
ショートカット作成対象のフォルダまたはコンテンツ・アイテムの、階層フォルダ情報ページまたはコンテンツ情報ページを表示します。
「コンテンツ・アクション」メニューから「ショートカットの作成」を選択します。
参照ウィンドウが開きます。
ショートカット・リンクを作成するフォルダをクリックします。(必要に応じて、上位フォルダに移動してそのサブフォルダを表示します。)ターゲット・フォルダは、開いているフォルダです。
「OK」をクリックします。
ショートカット・リンクがターゲット・フォルダ内に作成されます。
注意: フォルダを削除すると、そのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムの全リビジョンもすべて削除されます。コンテンツ・アイテムを削除すると、そのコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが削除されます。フォルダやコンテンツ・アイテムを削除するときは、コンテンツを誤って削除することがないよう、十分に注意してください。 |
仮想フォルダやコンテンツ・アイテムを削除するときは、次のことに注意してください。
フォルダやコンテンツ・アイテムをフォルダ階層から削除するときに実行されるアクションは、ごみ箱機能が有効かどうか、およびごみ箱機能の使用がユーザー・プロファイルで選択されているかどうかによって決まります。
ごみ箱機能がシステム管理者によって有効化されている | フォルダ構成ページの「削除時にアイテムを即座に削除」チェック・ボックス | 削除アクションの結果 |
---|---|---|
有効 | 選択解除 | 削除されたフォルダまたはコンテンツ・アイテムは「ごみ箱」フォルダに移動します。アイテムを完全に削除することも、「ごみ箱」フォルダから復元することもできます。 |
有効 | 選択 | 削除されたフォルダまたはコンテンツ・アイテムは、完全に削除されます。アイテムを復元することはできません。 |
無効 | 選択または選択解除 | 削除されたフォルダまたはコンテンツ・アイテムは、完全に削除されます。アイテムを復元することはできません。 |
コンテンツ・アイテムを削除するには、そのコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する削除権限が必要です。アカウントが有効化されている場合は、アカウントに対する削除権限も必要です。
仮想フォルダを削除するには、そのフォルダの所有者であるか、そのフォルダのセキュリティ・グループに対する削除権限を持つユーザーであることが必要です。アカウントが有効化されている場合は、アカウントに対する削除権限も必要です。
フォルダに格納されているコンテンツ・アイテムおよびサブフォルダに対する削除権限がない場合は、そのフォルダを削除することはできません。
注意: フォルダを削除すると、そのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムの全リビジョンもすべて削除されます。コンテンツ・アイテムを削除すると、そのコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが削除されます。フォルダやコンテンツ・アイテムを削除するときは、コンテンツを誤って削除することがないよう、十分に注意してください。 |
コンテンツ・アイテムを削除するには、そのコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する「削除」権限が必要です。フォルダを削除するには、そのフォルダの所有者であるかそのフォルダのセキュリティ・グループに対する「削除」権限を持っていること、およびそのフォルダ内のすべてのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムのセキュリティ・グループに対する「削除」権限を持っていることが必要です。
フォルダやコンテンツ・アイテムを削除するには、次の手順を実行します。
削除するフォルダまたはコンテンツ・アイテムが格納されている仮想フォルダの検索ページを表示します。
詳細は、A.9.7項「コントリビューション・フォルダ内を検索中」を参照してください。
削除するフォルダおよびコンテンツ・アイテムの横のチェック・ボックスを選択します。
複数選択した場合は、「アクション」メニューから「削除」を選択します。単独で選択した場合は、「アクション」のアイコン・メニューから「削除」を選択します。
アクションを確認する画面が表示されます。
「OK」をクリックします。
選択したコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョン、選択したフォルダ、選択したフォルダのサブフォルダおよびこれらのフォルダ内のコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが削除されます。復元できるかどうかは、フォルダ・コンポーネントがどのように設定されているかによって決まります。
アイテムを「ごみ箱」フォルダから完全に削除するには、次の手順を実行します。
「ごみ箱」フォルダの検索ページを表示します。
詳細は、A.9.7項「コントリビューション・フォルダ内を検索中」を参照してください。
完全に削除するフォルダおよびコンテンツ・アイテムの横のチェック・ボックスを選択します。
複数選択した場合は、「アクション」メニューから「削除」を選択します。単独で選択した場合は、「アクション」のアイコン・メニューから「削除」を選択します。
アクションを確認する画面が表示されます。
「OK」をクリックします。
選択したコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョン、選択したフォルダ、選択したフォルダのサブフォルダおよびこれらのフォルダ内のコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが、コンテンツ・サーバーから完全に削除されます。復元することはできません。
フォルダまたはコンテンツ・アイテムを「ごみ箱」フォルダから削除すると、そのフォルダやアイテムはOracle Content Serverから完全に削除されます。フォルダやコンテンツが完全に削除されるのを防ぐには、「ごみ箱」フォルダから復元して元の親フォルダに戻します。「ごみ箱」フォルダに残っているアイテムは検索できます。
アイテムを「ごみ箱」フォルダから元の親フォルダに復元するには、次の手順を実行します。
「ごみ箱」フォルダの検索ページを表示します。
詳細は、A.9.7項「コントリビューション・フォルダ内を検索中」を参照してください。
「アクション」アイコンをクリックし、「復元」を選択します。(復元できるのは一度に1つのアイテムのみです。)
「OK」をクリックします。
アイテムは、元の親フォルダに復元されます。
重要: 元の親フォルダが削除済で、まだ「ごみ箱」フォルダ内に存在している場合は、復元されたアイテムは元のフォルダに移動します。元のフォルダが完全に削除されている場合は、アイテムを復元できません。 |
メタデータをフォルダからそのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムにコピーするには、次の手順を実行します。
この手順を実行すると、禁止されていないフォルダおよびコンテンツ・アイテムのメタデータ値が置き換えられ、この処理は取り消すことができません。メタデータを伝播するときは、維持する必要がある値を誤って変更することがないよう、十分に注意してください。
システム管理者は、どのメタデータ・フィールドを伝播の対象とするかを選択します。これはシステム全体の設定です。このプロセスを開始する前に、どのメタデータ・フィールドに対して伝播が有効になっているかを確認してください。
フォルダのメタデータを伝播できるのは、そのフォルダの所有者または管理者であるユーザーのみです。空のメタデータ値が伝播されるかどうかは、システムがどのように設定されているかによって決まります。
メタデータの伝播元であるフォルダの階層フォルダ情報ページを表示します。
「フォルダ・アクション」メニューから「伝播」を選択します。
現在のフォルダに対して定義されているメタデータ値が、そのフォルダ内の、禁止されていないすべてのサブフォルダおよびコンテンツ・アイテムにコピーされます。コンテンツ・アイテムおよびフォルダのうち、処理を実行するユーザーがセキュリティ・グループに対して書込み権限を持つもののみが影響を受けます。
Oracle Content Serverインスタンスは、サブフォルダ用に構成されている場合とそうでない場合があります。そうでない場合も、単一のフォルダ内のアイテムを検索できます。それ以外の場合は、コンテンツを1つのフォルダ内で検索するか、そのフォルダと下位のものすべてで検索するかを選択できます。多数のサブフォルダがある場合は、ユーザーが実際に検索できる数が制限されることがあります。
フォルダ・コンポーネントで、フォルダとそのサブフォルダ内の検索がサポートされている場合、フォルダ内のコンテンツ・アイテムを検索するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・サーバーの「検索」をクリックします。
「参照」ボタンのある検索ページが開きます。
「参照」をクリックして、検索するフォルダ(そのサブフォルダも)を見つけて選択します。
検索ページのその他のパラメータを必要に応じて指定し、「検索」をクリックします。
この項の内容は次のとおりです。
この項には、次の項目が含まれます。
仮想フォルダは、Windowsエクスプローラで表示することも、WebDAVクライアントの「Open」または「Save As」ダイアログから表示することもできます。仮想フォルダにアクセスするには、次の方法があります。
「マイ ネットワーク」ノードの下のWebフォルダをクリックする
「マイ コンピュータ」ノードの下の「Webフォルダ」ノードを展開してから、Webフォルダを選択する
新しい仮想フォルダは、Windowsエクスプローラから作成することも、WebDAVクライアントの「Open」または「Save As」ダイアログから作成することもできます。既存のWebフォルダを右クリックして「新規作成」をクリックし、「フォルダ」を選択します。
新規作成されたフォルダのデフォルト・メタデータは、親フォルダと同じです。デフォルト・メタデータを変更する方法の詳細は、9.3.2.6項「デフォルトのフォルダ・メタデータの設定」を参照してください。
新しいフォルダをルート・レベルに作成することはできません。
次の文字は、フォルダの名前には使用できません。
スラッシュ(/)
円マーク(¥)
シャープ記号(#)
引用符(")
仮想フォルダの削除は、Windowsエクスプローラで行うことも、WebDAVクライアントの「Open」または「Save As」画面で行うこともできます。参照画面で、削除するフォルダを右クリックし、ポップアップ・メニューから「削除」を選択します(または[Delete]キーを押します)。
注意: フォルダを削除すると、そのフォルダ内のサブフォルダとコンテンツ・アイテムの全リビジョンもすべて削除されます。フォルダを削除するときは、コンテンツを誤って削除することがないよう、十分に注意してください。 |
セキュリティおよびごみ箱機能の詳細は、9.2.12項「仮想フォルダおよびそのコンテンツの削除」を参照してください。
ごみ箱機能が有効のときは、次のいずれかの方法を使用して仮想フォルダをWindowsエクスプローラから復元できます。
フォルダを「ごみ箱」フォルダから別の仮想フォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
フォルダを「ごみ箱」フォルダから切り取って別の仮想フォルダに貼り付けます。
デフォルト・メタデータの設定は、WebDAVクライアントからは実行できません。仮想フォルダのメタデータ・デフォルトを定義するには、Webユーザー・インタフェースを使用して次の手順を実行します。
そのフォルダの階層フォルダ構成ページを開きます。
フォルダのデフォルト・メタデータを入力します。
「更新」をクリックします。
この項の内容は次のとおりです。
サポートされるWebDAVクライアントで作成されたものではないファイルも、WindowsエクスプローラでWebDAV仮想フォルダを通してチェックイン、表示、削除、コピーおよび移動できますが、チェックアウトはブラウザ・インタフェースで行う必要があります。
ファイルを仮想フォルダに入れると、そのファイルはコンテンツ・サーバー・リポジトリにチェックインされます。ファイルをWebDAV経由でチェックインするときは、次の点に注意してください。
同じ名前の2つのファイルを同じフォルダにチェックインすることはできません。
チェックイン時にエラーが発生した場合は、必須フィールドの値が未定義のままになることがあります。必須フィールドのユーザー・デフォルト値をデフォルトの情報フィールドの構成ページで定義してください。
ファイルを仮想フォルダに入れようとしたときに「名前を付けて保存」画面が開いた場合は、そのフォルダに対して定義されたセキュリティ・グループに対する書込み権限がありません。別の仮想フォルダを選択するか、そのファイルを自分のハード・ドライブに保存してからWebブラウザ経由でチェックインする(このときにメタデータを選択できます)必要があります。
チェックインされるコンテンツ・アイテムのタイトルは、システム管理者によって設定されたWebDAVタイトル割当て構成パラメータの値によって決まります。タイトルは、ファイル名(ファイル拡張子ありまたはなし)か、コンテンツ・アイテムが存在するフォルダに対して定義されたデフォルトのタイトル・メタデータ値です。コンテンツ・アイテムのタイトルは、次のように割り当てられます。
WebDAVタイトル継承設定が無効(デフォルト値)の場合は、拡張子を除いたファイル名がタイトルとなります(たとえば、monthly_report)。この命名規則は、フォルダに対してデフォルトのタイトル・メタデータ値が定義されているかどうかに関係なく適用されます。
WebDAVタイトル継承設定が有効で、フォルダに対してデフォルトのタイトル・メタデータ値が定義されていない場合は、拡張子の付いたファイル名がタイトルとなります(たとえば、monthly_report.doc)。
WebDAVタイトル継承設定が有効で、フォルダに対してデフォルトのタイトル・メタデータ値が定義されている場合は、定義された名前がタイトルとなります(たとえば、Monthly Report)。
ほとんどのWebDAV構成では、開いているファイルがコンテンツ・サーバー・リポジトリにチェックインされるのはファイルが閉じられたときであるため、ユーザーがファイルを何度も保存してもリビジョン番号に影響が及ぶことはありません。システム管理者は、保存のたびにコンテンツ・サーバー内で新しいリビジョンを作成するように変更することもできます。
ファイル名にダブルバイト文字(中国語、日本語、韓国語など)が使用されており、かつコンテンツ・サーバーが西ヨーロッパ言語のオペレーティング・システム上で実行されている場合は、ファイルをWebDAV経由でチェックインできないことがあります(MicrosoftのWebDAVクライアントの制約のため)。ファイル名からダブルバイト文字を除去するか、ファイルをコンテンツ・サーバーのWebブラウザ・インタフェース経由でチェックインしてください。
シャープ記号(#)をファイル名に使用しないでください。シャープ記号(#)は、WebDAVでは無効な文字です。
コンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラ経由でチェックインするには、次のいずれかの方法を使用します。
ファイルをハード・ドライブまたは別のネットワーク・ドライブから仮想フォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
ファイルをハード・ドライブまたは別のネットワーク・ドライブからコピーして仮想フォルダに貼り付けます。
仮想フォルダにあるファイルを開くと、そのファイルはコンテンツ・サーバー・リポジトリからチェックアウトされ、ロックされるため、他のユーザーは表示のみできるようになります。次のいずれかのアクションを実行すると、コンテンツ・アイテムがチェックアウトされます。
コンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラ経由でチェックアウトするには、次の方法を使用します。
仮想フォルダにあるファイルを開きます。
リビジョン番号に影響を及ぼすことなくコンテンツ・アイテムを表示するには、コンテンツ・アイテムを開いてから、ファイルを保存せずに閉じます。このようにすると、新しいリビジョンをチェックインするかわりに、チェックアウトを取り消したことになります。
注意: WebDAVフォルダにあるファイルを開いた後に変更を加えて保存した場合は、新しいリビジョンが作成されます。 |
仮想フォルダ内のファイルに変更を加えると、そのコンテンツ・アイテムの新しいリビジョンがチェックインされます。コンテンツ・アイテムに変更を加えるには、次のいずれかの手順を実行します。
WebDAVクライアントでサポートされるフォーマット(Word、Excel、PowerPointなど)のファイルに変更を加えるには、次の手順を実行します。
ファイルを仮想フォルダから、WindowsエクスプローラまたはWebDAVクライアント経由で開きます。
ファイルがコンテンツ・サーバー・リポジトリからチェックアウトされます。
ファイルに変更を加えます。
変更内容を保存します。
ファイルを閉じます。
ファイルが新しいリビジョンとしてチェックインされます。
ほとんどのWebDAV構成では、開いているファイルがコンテンツ・サーバー・リポジトリにチェックインされるのはファイルが閉じられたときであるため、ユーザーがファイルを何度も保存してもリビジョン番号に影響が及ぶことはありません。システム管理者は、保存(自動保存も含む)のたびに新しいリビジョンをコンテンツ・サーバー内に作成するように変更することもできます。
ファイルを仮想フォルダから削除すると、そのコンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンが削除されます。次のいずれかのアクションを実行すると、コンテンツ・アイテムが削除されます。セキュリティおよびごみ箱機能の詳細は、9.2.12項「仮想フォルダおよびそのコンテンツの削除」を参照してください。
ごみ箱機能が有効のときは、次のいずれかの方法を使用してコンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラから復元できます。
ファイルを「ごみ箱」フォルダから別の仮想フォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
ファイルを「ごみ箱」フォルダから切り取って別の仮想フォルダに貼り付けます。
ファイルを別の仮想フォルダにコピーすると、コピーされたファイルが新しいコンテンツ・アイテムとしてチェックインされます。このファイルと同じ名前のファイルがすでにターゲット・フォルダ内にある場合は、新しいリビジョンがチェックインされます。この新しいコンテンツ・アイテムや新しいリビジョンは、ソースの最新リビジョンのファイル名とメタデータを付けて格納されます。次のいずれかのアクションを実行して、既存ファイルの置き換えを選択すると、コンテンツ・アイテムが別の仮想フォルダにコピーされます。
コンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラ経由でコピーするには、次のいずれかの方法を使用します。
仮想フォルダにあるファイルを右クリックして別の仮想フォルダにドラッグし、ボタンを放して「ここにコピー」を選択します。
ファイルを仮想フォルダからコピーして別の仮想フォルダに貼り付けます。
Microsoft Officeアプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)経由でコンテンツ・アイテムをコピーするには、次の方法を使用します。
仮想フォルダにあるファイルを開き、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選択し、別の仮想フォルダを選択し、「OK」をクリックし、ファイルを閉じます。
重要: 「名前を付けて保存」ダイアログが再び開いた場合は、仮想フォルダに対して定義されたセキュリティ・グループに対する書込み権限がありません。別の仮想フォルダを選択するか、そのファイルを自分のハード・ドライブに保存してからWebブラウザ経由でチェックインする(このときにメタデータを選択できます)必要があります。 |
次のいずれかのアクションを実行すると、コンテンツ・アイテムが別の仮想フォルダに移動します。
コンテンツ・アイテムをWindowsエクスプローラ経由で移動するには、次のいずれかの方法を使用します。
ファイルを仮想フォルダから別の仮想フォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
ファイルを仮想フォルダから切り取り、別の仮想フォルダに貼り付けます。
Microsoft Officeアプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)経由でコンテンツ・アイテムを移動するには、次の方法を使用します。
仮想フォルダにあるファイルを開き、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選択し、別の仮想フォルダを選択し、「OK」をクリックし、ファイルを閉じます。
ファイルを別の仮想フォルダに移動しても、メタデータは変更されません。新しい親フォルダのメタデータを適用するには、メタデータ伝播機能を使用します。詳細は、9.1.1.5項「メタデータ伝播」を参照してください。
コンテンツ・サーバーの仮想フォルダのWebページにアクセスするには、WebブラウザではなくWindowsエクスプローラを使用します。
WebページをWindowsエクスプローラ経由で表示できるようにするには、フル・パスをエクスプローラのタイトル・バーに表示するように設定する必要があります。
Windowsエクスプローラの「ツール」メニューで、「フォルダ オプション」を選択します。
「フォルダ オプション」画面が開きます。
「表示」タブを開きます。
「ファイルおよびフォルダ」の下の「タイトル バーにファイルのパス名を表示する」チェック・ボックスを選択します。
「OK」をクリックします。
コンテンツ・サーバーのWebページをWindowsエクスプローラから表示するには、次の手順を実行します。
Windowsエクスプローラで「Webフォルダ」フォルダにアクセスします。通常、このフォルダは「マイ コンピュータ」の下にあります。
「Webフォルダ」フォルダが表示されていない場合は、「マイ ネットワーク」の下にあるコントリビューション・フォルダにアクセスしてください。「Webフォルダ」が表示されるまで、この操作を何回か繰り返す必要がある場合があります。
Windowsエクスプローラで、Webページ表示対象のフォルダの右をダブルクリックします。
画面最上部のアドレス・バーをクリックします。
[Enter]キーを押します。
そのフォルダの検索ページが開きます。