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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55911-03
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5.1 OID、OVD、ODSM、ODIPおよびOIF(11.1.1.4.0)のインストール

この項の手順に従い、最新のOracle Identity Managementソフトウェアをインストールしてください。

Oracle Identity Management 11gコンポーネントの最新バージョンのインストールおよび構成には、次の手順があります。

  1. Oracle Fusion Middleware 11gソフトウェアの入手

  2. Oracle WebLogic Server 11g(10.3.4)のインストールとミドルウェア・ホームの作成

  3. 11.1.1.2.0バージョンのOracle Identity Managementソフトウェアのインストール

  4. Oracle Identity Management 11.1.1.2.0の11.1.1.4.0へのパッチ


注意:

Oracle Identity Managementがすでにインストールされている場合は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』または『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。

5.1.1 Oracle Fusion Middleware 11gソフトウェアの入手

  • 最新のOracle Fusion Middleware 11gソフトウェアは、Oracle Technology Network(OTN)からダウンロードできます。

    http://www.oracle.com/technetwork/index.html
    

    次のバージョンのOracle Fusion Middlewareソフトウェアがあることを確認してください。

    • Oracle WebLogic Server 11g(10.3.4)

    • Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.2.0)

    • Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.4.0)


    注意:

    Oracle Identity Management 11.1.1.2.0をマシンにインストールしていない場合、11.1.1.2.0および11.1.1.4.0バージョンの両方のソフトウェアをダウンロードする必要があります。ソフトウェアのインストール - 構成なしオプションを選択して11.1.1.2.0バージョンをインストールする必要があります。その後、11.1.1.4.0パッチ・セット・インストーラを実行して11.1.1.2.0ソフトウェアにパッチを適用します。

    Oracle WebLogic Serverのダウンロードに関する詳細な情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の製品の配布に関する項を参照してください。

  • また、Oracle Fusion Middleware 11gは、Oracle WebLogic Serverの最新バージョンを必要とします。このドキュメントの発行時点で、最新バージョンのOracle WebLogic ServerはOracle WebLogic Server 11g(10.3.4)です。

  • Oracle Fusion Middleware 11gの最新バージョンのパッチの適用方法は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照してください。

5.1.2 Oracle WebLogic Server 11g(10.3.4)のインストールとミドルウェア・ホームの作成

Oracle Identity Managementは、Oracle WebLogic Serverおよびミドルウェア・ホーム・ディレクトリを必要とします。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle WebLogic Serverのインストールに関する項を参照してください。さらに、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のグラフィカル・モードでのインストール・プログラムの実行に関する項を参照してください。


注意:

Oracle WebLogic管理ドメインなしでOracle Internet Directory 11gリリース1(11.1.1.4.0)をインストールする場合、Oracle WebLogicをインストールする必要はありません。

Oracle WebLogic Serverをインストールし、Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。Oracle WebLogic Serverのインストールに関する詳細な情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。

  1. Oracle WebLogic Server CD-ROMを挿入するか、次のWebサイトからOracle WebLogic Serverインストーラをダウンロードします。

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/weblogic/downloads/index.html
    
  2. 次のように、システムに対応する実行可能ファイルを見つけます。

    • 32ビットLinuxシステムの場合はwls1034_linux32.bin

    • 32ビットWindowsシステムの場合はwls1034_win32.exe

    • すべての64ビット・プラットフォームにはwls1034_generic.jar

    32ビット実行可能ファイルは、対応するJDKバージョンにバンドルされています。64ビット・インストーラを使用する場合、使用するプラットフォームでサポートされたJDKを使用してインストーラを起動する必要があります。Oracle WebLogic Serverをインストールする場合、その前にこのJDKがシステム上にインストールされている必要があります。使用するプラットフォームでサポートされているJDKのリストは、Oracle Fusion Middlewareの動作保証に関する、次のドキュメントを参照してください。

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
    

    Oracle WebLogic Serverのダウンロードに関する詳細な情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の製品の配布に関する項を参照してください。

  3. CD-ROMから直接Oracle WebLogic Serverインストーラを実行するか、ファイルをローカル・システムへコピーして、ローカルで実行します。64ビット・インストールの場合:

    • インストーラを実行する前に、使用するシステムにDISPLAY環境変数を設定します。

    • JAVA_HOMEを、使用するプラットフォームに対してサポートされている、あらかじめインストールしたJDKのインストール先に置き換えます。

    • 32/64ビット・ハイブリッドJDK(たとえば、HP-UXの場合はHP JDK、Solaris SPARCの場合はSun JDK)を使用する場合は、-d64フラグを使用します。

    • JAVA_HOME/bin/java -version(または、32/64ビット・ハイブリッドJDKの場合は、JAVA_HOME/bin/java -d64 -version)を実行して、システムのJAVA_HOMEが64ビットJDKを参照していることを確認します。

    32ビット・システムの場合の例:

    Linux:

    ./wls1034_linux32.bin
    

    Windowsの場合:

    wls1034_win32.exe
    

    64ビット・システムの場合の例:

    UNIXの場合:

    JAVA_HOME/bin/java -jar wls1034_generic.jar
    

    または

    JAVA_HOME/bin/java -d64 -jar wls1034_generic.jar
    

    Windowsの場合:

    JAVA_HOME\bin\java -jar wls1034_generic.jar
    

    注意:

    Oracle WebLogic Serverインストーラを起動すると、「ようこそ」画面が表示されます。

  4. 「次へ」をクリックします。ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択画面が表示されます。

  5. 新しいミドルウェア・ホームを作成するを選択し、新しいミドルウェア・ホーム・ディレクトリとして希望する場所を特定します。これは、すべてのOracle Fusion Middleware製品の最上位ディレクトリです。WebLogicホーム・ディレクトリが、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリ内に作成されます。


    注意:

    ミドルウェア・ホーム・ディレクトリがシステムにすでに存在する場合、空のディレクトリである必要があります。

    「次へ」をクリックします。セキュリティ更新のための登録画面が表示されます。

  6. 最新の製品の更新やセキュリティの更新を受け取るかどうか、選択します。何も受け取らないことを選択した場合、続行する前に選択を確認するよう求められます。

    「次へ」をクリックします。インストール・タイプの選択画面が表示されます。

  7. 「標準」を選択し、「次へ」をクリックします。製品インストール・ディレクトリの選択画面が表示されます。

  8. WebLogic Serverホーム・ディレクトリに希望する場所を指定し、「次へ」をクリックします。

    UNIXシステム上にOracle WebLogic Serverをインストールする場合、「インストール・サマリー」画面が表示されます。ステップ9に進みます。

    Windowsシステム上にOracle WebLogic Serverをインストールする場合、ショートカットの場所の選択画面が表示されます。WindowsによりOracle製品へのショートカットが作成されるようにする場所を指定して、「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  9. 「インストール・サマリー」画面で「次へ」をクリックします。

    「インストールの進行状況」画面が表示されます。

  10. 「次へ」をクリックします。「インストール 完了」画面が表示されます。

  11. Quickstartの実行の選択を解除し、「完了」をクリックしてインストーラを終了します。


注意:

  • Oracle WebLogic Serverをインストールしたのと同一のユーザーがOracle Identity Managementをインストールする必要があります。

  • Oracle Identity Managementをインストールするときに、Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインしないでください。


5.1.3 11.1.1.2.0バージョンのOracle Identity Managementソフトウェアのインストール

表5-1の手順に従い、Oracle Identity Management 11.1.1.2.0をインストールします。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプを参照してください。

表5-1 「インストールのみ」オプションのインストール・フロー

番号 画面 説明および必要なアクション

1

「ようこそ」画面

「次へ」をクリックして続行します。

2

「インストール・タイプの選択」画面

「ソフトウェアのインストール - 構成なし」を選択します。

「次へ」をクリックして続行します。

3

「前提条件のチェック」画面

「次へ」をクリックして続行します。

4

「インストール場所の指定」画面

ミドルウェア・ホームおよびOracleホームの場所を指定します。

これらのディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造および概念に関する項を参照してください。

「次へ」をクリックして続行します。

5

セキュリティのアップデートの指定画面

製品の問題に関する最新の情報を受け取るための電子メールアドレスを入力します。

「次へ」をクリックして続行します。

6

「インストール・サマリー」画面(「インストールのみ」オプション)

画面の情報を検証します。

「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

7

「インストールの進行状況」画面

UNIXシステムにインストールする場合、ORACLE_HOME/oracleRoot.shスクリプトを実行して適切なファイルおよびディレクトリ許可を設定するよう求められる可能性があります。

「次へ」をクリックして続行します。

8

「インストール完了」画面

「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.2.0)がインストールされました。デフォルトで、Oracle_IDM1はOracle Identity Management Oracleホーム・ディレクトリに作成されます。このインストールを11.1.1.4.0にパッチする必要があります。

5.1.4 Oracle Identity Management 11.1.1.2.0の11.1.1.4.0へのパッチ

Oracle Identity Management 11.1.1.2.0インストールの完了後、Oracle Identity Managementのパッチ・セット・インストーラを実行して11.1.1.2.0ソフトウェアを11.1.1.4.0に更新する必要があります。

Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.2.0)のインストールをパッチするには、次の手順に従ってください。

  1. マシンにOracle WebLogic Server 11g(10.3.4)がインストールされていることを確認します。


    注意:

    Oracle WebLogic管理ドメインなしでOracle Internet Directory 11gリリース1(11.1.1.4.0)をインストールする場合、Oracle WebLogicをインストールする必要はありません。

  2. Oracle Identity Management 11gリリース(11.1.1.2.0)がインストールされているマシンに、Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.4.0)パッチ・セット・インストーラ(ofm_idm_win_11.1.1.4.0_32_disk1_1of1.zip(Windowsの場合)、またはofm_idm_linux_11.1.1.4.0_32_disk1_1of1.zip(Linuxの場合))がダウンロードされていることを確認します。

  3. ファイルofm_idm_win_11.1.1.4.0_32_disk1_1of1.zip(Windowsの場合)またはofm_idm_linux_11.1.1.4.0_32_disk1_1of1.zip(Linuxの場合)の内容を、ローカルのディレクトリに抽出します。

  4. setup.exe(Windowsの場合)または./runInstaller(UNIXの場合)を、Disk1ディレクトリから実行します。

    Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.4.0)パッチ・セット・インストーラの「ようこそ」画面が表示されます。

    「次へ」をクリックして続行します。

  5. インストール場所の指定画面が表示されます。Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.2.0)Oracle Identity Management Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

    「次へ」をクリックして続行します。

  6. セキュリティ更新の画面が表示されます。最新の製品の問題点が通知される電子メール・アドレスを指定します。

    「次へ」をクリックして続行します。

  7. 「インストール・サマリー」画面が表示されます。画面の情報を確認します。

    「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

  8. 「インストールの進行状況」画面が表示されます。

    「次へ」をクリックして続行します。

  9. 「インストール完了」画面が表示されます。

    「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


注意:

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のパッチ・セット・インストーラを使用した最新Oracle Fusion Middlewareパッチ・セットの適用に関する項を参照してください。

Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.2.0)が、Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.4.0)にパッチされました。これでOracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.4.0)コンポーネントを構成する準備ができました。

  • Oracle Internet Directory(OID)

  • Oracle Virtual Directory(OVD)

  • Oracle Directory Service Manager(ODSM)

  • Oracle Directory Integration Platform(ODIP)

  • Oracle Identity Federation(OIF)