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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55911-03
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17.6 新しいWebLogicドメインにおけるOAMおよびOINの構成

このトピックでは、新しいWebLogicドメインにOracle Access Manager(OAM)およびOracle Identity Navigator(OIN)をともに構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

17.6.1 適切なデプロイメント環境

Oracle Identity Access ManagerおよびOracle Adaptive Access Managerなどの他のOracle Identity Management製品を後に追加する環境にOracle Access Managerをインストールする場合、このトピックの構成を実行してください。Oracle Identity Navigatorを使用すると、Oracle Identity Navigatorのユーザー・インタフェースからOracle Access Managerコンソールにアクセスし、起動できます。

17.6.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • 管理サーバー

  • Oracle Access Managerの管理対象サーバー

  • 管理サーバー上のOracle Access ManagerコンソールおよびOracle Identity Navigatorアプリケーション

17.6.3 依存関係

この項の構成は、次のものに依存しています。

17.6.4 手順

新しいWebLogicドメインにOracle Access ManagerおよびOracle Identity Navigatorを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 「前提条件」に記載されているすべての前提条件が満たされていることを確認します。さらに、「開始前の重要な注意点」も参照してください。

  2. <Oracle_IDM2>/common/bin/config.shスクリプトを実行します(UNIXの場合)。(Windowsの場合は<Oracle_IDM2>\common\bin\config.cmd)。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードが表示されます。

  3. 「ようこそ」画面で、「新しいWebLogicドメインの作成」オプションを選択します。「次へ」をクリックします。「ドメイン・ソースの選択」画面が表示されます。

  4. 「ドメイン・ソースの選択」画面で、以下の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成するオプションを選択します。

  5. 次のドメイン構成オプションを選択します。

    • Oracle Access Manager with Database Policy Store - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]


      注意:

      Oracle Access Manager with Database Policy Store - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]オプションを選択すると、Oracle JRF - 11.1.1.0 [oracle_common]オプションもデフォルトで選択されます。

    • Oracle Identity Navigator - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]

  6. ドメイン構成オプションを選択した後、「次へ」をクリックします。「ドメイン名と場所の指定」画面が表示されます。

  7. 「ドメイン名と場所の指定」画面で、作成するドメインの名前および場所を入力します。さらに、このドメインのアプリケーションを格納する場所を入力します。「次へ」をクリックします。「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面が表示されます。

  8. 管理者のユーザー名およびパスワードを構成します。デフォルトのユーザー名はweblogicです。「次へ」をクリックします。「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面が表示されます。

  9. Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面で、「JRockit SDK 160_17_R28.0.0-679」および「本番モード」を選択します。「次へ」をクリックします。「JDBCデータ・ソースの構成」画面が表示されます。

  10. JDBCソースの構成画面で、必要に応じてoamDSデータソースを構成します。テストが成功した後、「オプションの構成を選択」画面が表示されます。

  11. 「オプションの構成を選択」画面で、「管理サーバー」、「管理対象サーバー」、「クラスタ」、および「マシン」「デプロイメントとサービス」、および「RDBMSセキュリティ・ストア」を構成できます。該当するチェック・ボックスを選択し、「次へ」をクリックします。

    • オプション: 必要に応じて管理サーバーを構成します。

    • オプション: 必要に応じて管理対象サーバーを構成します。

    • オプション: 必要に応じてクラスタを構成します。

      Oracle Identity Management製品のクラスタを構成する方法の詳細は、マニュアル『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

    • オプション: 必要に応じて管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。

    • オプション: 必要に応じてマシンを構成します。1台のマシンで管理サーバーを実行し、別の物理的マシンで管理対象サーバーを実行する場合、この手順を実行します。


      ヒント:

      マシンを構成する前に、pingコマンドを使用して、マシンまたはホスト名がアクセス可能かどうかを検証します。

    • オプション: 管理サーバーをマシンに割り当てます。

    • オプション: アプリケーションおよびライブラリなどのデプロイメントおよびサービスを選択し、特定のクラスタまたはサーバーにターゲット指定します。

    • オプション: 必要に応じてRDBMSセキュリティ・ストアを構成します。

  12. 「構成のサマリー」画面でドメイン構成を確認し、「作成」をクリックしてドメインの作成を開始します。

Oracle Access ManagerおよびOracle Identity Navigatorをサポートする新しいWebLogicドメインが<MW_HOME>\user_projects\domainsディレクトリに作成されます(Windowsの場合)。UNIXの場合、ドメインは<MW_HOME>/user_projects/domainsディレクトリに作成されます。