Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B55911-03 |
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この項の内容は次のとおりです。
表2-2に、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Authorization Policy ManagerおよびOracle Identity Navigatorのインストールおよび構成に必要なタスクを示します。
表2-2 Oracle Identity Managementのインストール・フロー
番号 | タスク | 説明 |
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1 |
インストレーション・プランニング・ガイドでインストール概念を確認します。 |
『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』を読みます。このドキュメントには、ユーザーの既存の環境に合せ、様々なユーザーがOracle Fusion Middleware 11g(11.1.1.3)をインストールまたはアップグレードする手順が記載されています。 |
2 |
システム要件および動作保証のドキュメントを読み、環境がインストールするコンポーネントの最低のインストール要件を満たしていることを確認します。 |
『System Requirements and Specifications』ドキュメントを読みます。このドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、最低ディスク領域とメモリー要件、および必須のシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチなどの情報が記載されています。
Certificationのドキュメントを読みます。このドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサードパーティ製品が記載されています。
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3 |
Oracle 11.1.1 Databaseと必要なパッチをインストールします。 |
詳細は、「Oracle Databaseのインストール」を参照してください。 |
4 |
Oracle WebLogic Server 10.3.3をインストールし、ミドルウェア・ホームを作成します。 |
詳細は、「Oracle WebLogic Server 10.3.3のインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。 |
5 |
Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、Oracle Identity Management製品のための適切なスキーマを作成し、ロードします。 |
詳細は、「Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。 |
6 |
Oracle Identity Management 11gソフトウェアをインストールします。 |
詳細は、「OIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOIN(11.1.1.3.0)のインストール」を参照してください。 |
7 |
Oracle Identity Managerユーザーのみ: Oracle SOA Suite 11g(11.1.1.3.0)の最新バージョンをインストールします。 |
Oracle SOA Suiteの11.1.1.2.0バージョンをインストールします。ただし、この段階では、Oracle SOA SuiteのWebLogicドメインを構成しません。Oracle SOA Suite 11.1.1.2.0に11.1.1.3.0(Oracle SOA Suite 11gの最新バージョン)のパッチを適用した後に構成する必要があります。 詳細は、「Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール(Oracle Identity Managerユーザーのみ)」を参照してください。 |
8 |
Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを実行し、Oracle Identity Management製品を新規または既存のWebLogicドメインに構成します。 |
詳細は、次の章を参照してください。 |
9 |
サーバーを起動します。 |
詳細は、「スタックの起動」を参照してください。 |
10 |
Oracle Identity Managerユーザーのみ: Oracle Identity Manager構成ウィザードを実行してOracle Identity Managerサーバー、Design ConsoleまたはRemote Managerを構成します。 この構成を完了した後、Oracle Identity Managerサーバーを実行する必要があります。 |
詳細は、次のトピックを参照してください。 |
Oracle Identity Managementコンポーネントは、Oracle Identity Management 11gインストーラを使用してインストールした後、起動を開始しません。インストール後にコンポーネントを起動する方法は、このガイドの各章におけるスタート・ガイド・トピックを参照してください。
次の図に、Oracle Identity Management 11gソフトウェア・コンポーネント(OIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOINが含まれるスイート)のインストール手順を示します。
表2-3に、インストール手順の各段階で、Oracle Identity Management 11gコンポーネントのインストールおよび構成に使用されるインストーラおよびツールを示します。
表2-3 インストールおよび構成のツール
タスク | ツール |
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Oracle WebLogic Serverのインストール |
Oracle WebLogic Serverインストーラ 詳細は、「Oracle WebLogic Server 10.3.3のインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。 |
Oracle SOA 11g Suiteのインストール |
Oracle SOA 11g Suiteインストーラ 詳細は、「Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール(Oracle Identity Managerユーザーのみ)」を参照してください。 |
データベース・スキーマの作成およびロード |
Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティ(RCU) 詳細は、「Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。 |
既存のデータベース・スキーマのアップグレード |
Oracle Fusion Middleware 11gアップグレード・アシスタント 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
Oracle Identity Management 11gソフトウェアのインストール |
Oracle Identity Management 11gインストーラ 詳細は、「OIM、OAM、OAAM、OAPMおよびOIN(11.1.1.3.0)のインストール」を参照してください。 |
WebLogic管理ドメインの作成または拡張 |
Oracle Fusion Middleware構成ウィザード 詳細は、「Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの画面」を参照してください。 |
Oracle Identity Managerサーバー、Design ConsoleおよびRemote Managerのインストールおよび構成 |
Oracle Identity Manager 11g構成ウィザード 詳細は、「OIMサーバー、Design ConsoleおよびRemote Managerの構成」を参照してください。 |
Oracle Identity Management 11g リリース1(11.1.1)インストーラにより、マシンにオペレーティング・システムの動作保証されたバージョン、正しいソフトウェア・パッケージ(サービス・パック)、Oracle Identity Managementアプリケーションをインストールするのに必要な物理メモリーがあるかどうかが確認されます。
Windowsオペレーティング・システムの場合、インストーラにより、オペレーティング・システムのバージョン、サービス・パックおよび物理メモリー(最低1024MB)が確認されます。
UNIXオペレーティング・システムの場合、インストーラにより、オペレーティング・システムのバージョン、オペレーティング・システム・パッケージ、カーネル・パラメータ、glibcのバージョンおよび物理メモリー(最低1024MB)が確認されます。
Oracle Identity Management 11gをインストールした後、Oracle Identity Managementコンポーネント用にWebLogic Server管理ドメインを構成できます。ドメインには、管理サーバーと呼ばれる特別なWebLogic Serverインスタンスが含まれます。これは、ドメイン内のすべてのリソースを構成、管理する中心ポイントです。
この項では、Oracle Identity Managementコンポーネントをインストールするための、次の各ドメイン・オプションを説明します。
次を参照してください。 Oracle WebLogic Server管理ドメインの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Understanding Domain Configuration for Oracle WebLogic Server』の「Oracle WebLogic Serverドメインの概要」を参照してください。 |
新規WebLogic Serverドメインを作成するには、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「ようこそ」画面で「新しいWebLogicドメインの作成」オプションを選択します。
既存のWebLogic Server管理ドメインにOracle Identity Managementコンポーネントを追加するには、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」オプションを選択します。このオプションを使用してOracle Identity Managementコンポーネントを追加すると、コンポーネントは、基本的に既存のドメインに「結合」します。
詳細は、「ドメイン拡張のシナリオの概要」を参照してください。
この項は、Oracle Identity Managerをインストールする場合のみ読んでください。Oracle Identity Management 11gインストーラ・ソフトウェアを使用してOracle Identity Managerをインストールすると、Oracle Identity Managerスキーマのセキュア・データの暗号化、キーストアの作成などができます。これらの要素は、インストール・メディアに含まれているOracle Identity Manager 11gリリース1(11.1.1)構成ウィザードを使用して構成できます。
UNIXオペレーティング・システムの場合、Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1)構成ウィザードを起動するには、<IAMSUITE_IDM_HOME>/bin/config.sh
スクリプトを実行します。Windowsオペレーティング・システムの場合、<IAMSUITE_IDM_HOME>\bin\config.bat
スクリプトを実行します。IAMSUITE_IDM_HOME
は、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Authorization Policy ManagerおよびOracle Identity Navigatorが含まれているIDM_Homeディレクトリを指します。
この項では、11gリリース1(11.1.1)デプロイメントに関する追加情報を提供します。次の内容に関するドキュメントが含まれます。
関連項目: アイデンティティ管理コンポーネントに関する追加情報が記載されているドキュメントのリストは、このドキュメントの「はじめに」にある「関連ドキュメント」の項を参照してください。 |
このドキュメントでは、旧バージョンのOracle Identity Managementコンポーネントを11gリリース1(11.1.1)にアップグレードする方法は説明しません。Oracle Identity Managementコンポーネントのアップグレードは、次を参照してください。
リリース10gから11gリリース1(11.1.1)へのアップグレードの場合:
『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』
『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』
このドキュメントでは、高可用性(HA)構成にOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする方法は説明しません。高可用性構成にOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする方法は、次の各ドキュメントを参照してください。
『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』
『Oracle Fusion Middleware Enterprise Deployment Guide for Oracle Identity Management』
特に、マニュアル『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。
標準的なグラフィカルなインストール・オプション以外に、Oracle Identity Management 11gソフトウェアのサイレント・インストールを実行できます。サイレント・インストールは、手を加えなくとも自動的に実行され、ユーザーがインストールを監視し、ダイアログ・ボックスに入力する必要がありません。
詳細は、「サイレント・インストールの実行」を参照してください。
複数のOracle Fusion Middlewareインスタンスを、別々のシステム上にインストールすることができます。複数のシステム上にOracle Fusion Middlewareコンポーネントを分散することもできます。これは、Oracle Identity Managementコンポーネントで特に有用です。コンポーネントの分散により、Oracle Identity Managementサービスのパフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティおよび可用性を向上させることができます。
複数のシステムにコンポーネントを分散することによってプラスの効果を得るOracle Identity Managementデプロイメントの多数の例から、2つの例だけ次に示します。
1つのシステムにOracle Identity Managerサーバー、別のシステムにOracle Identity Manager Design Consoleをインストールする場合。
Oracle Identity Managementコンポーネントは、Oracle Metadata Repositoryの格納にOracle Databaseを使用します。Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Databaseが、別々のシステム上にインストールされる場合。
注意: Oracle Metadata Repositoryを格納するデータベースと異なるシステム上にOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする場合、Oracle Identity Managementコンポーネントはリポジトリへのネットワーク・アクセスを必要とします。 |
Oracle Fusion Middleware構成ウィザードでは、ドメインの構成オプションに基づいて画面が表示されます。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードは、次のような場合に使用できます。
新規WebLogic管理ドメインの作成。管理サーバーのパラメータやサーバー起動モードなどの構成が含まれます。
既存のドメインの構成。既存のドメインの拡張によってOracle Identity Managementコンポーネントをサポートします。
次を参照してください。 ドメインの構成方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用したドメインの作成』ガイドのドメイン環境のカスタマイズに関する章を参照してください。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの画面の説明は、このドキュメントの付録「WebLogicドメイン構成画面」を参照してください。 |
このトピックでは、インストール後のOracle Identity Managementコンポーネントの状態に関する、次の情報を提供します。
デフォルトで、大部分のOracle Identity Management 11gコンポーネントは、インストール時にSSLが構成されません。Oracle Adaptive Access Managerのみ、SSLが構成されます。これ以外のコンポーネントは、インストール後、Oracle WebLogic Administration ServerとOracle WebLogic Managed Serverに対してSSLを構成する必要があります。
次を参照してください。 詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion MiddlewareのSSL構成に関する項を参照してください。 |
デフォルトでは、Oracle Identity Managementコンポーネントのパスワードはすべて、Oracle Identity Managementインスタンスのパスワードに設定されます。セキュリティ上の理由から、インストールの後で、各種コンポーネントのパスワードを異なる値に変更してください。
次を参照してください。 Oracle Identity Managementコンポーネントのパスワード変更に関する情報は、次のドキュメントを参照してください。
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