23.1 インストールの概要

Oracle HTTP Server 11g Webgate for Oracle Access Managerをインストールするには、次の手順を実行します。

1. Oracle HTTP Server 11.1.1.2.0のインストール。Oracle Web Tier 11.1.1.2.0インストーラに含まれています。

   
   

   注意: Oracle HTTP Server 11.1.1.2.0からパッチを適用した既存のOracle HTTP Server 11.1.1.3.0インストールが存在する場合、そのOracle HTTP Server 11.1.1.3.0インストールを使用できます。 Oracle HTTP Server 11g Webgate for Oracle Access Managerは、Oracle HTTP Server 11.1.1.2.0またはOracle HTTP Server 11.1.1.3.0のいずれかを必要とします。

   
   

2. LinuxおよびSolarisオペレーティング・システムの場合: サードパーティ製GCCライブラリのインストール

3. Oracle HTTP Server Webgateインストーラの実行による、Oracle HTTP Server 11g Webgate for Oracle Access Managerのインストール

4. Oracle HTTP Server 11g Webgate for Oracle Access Managerのインストールの検証

5. インストール後の構成手順の実行

6. 新規Webgateエージェントの登録

次の図に、Oracle HTTP Server 11g Webgate for Oracle Access Managerのインストール・プロセスを示します。

図23-1 Oracle HTTP Server 11g Webgateのインストール・プロセス

標準的な手順として、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのインストール前に次の前提条件を完了してください。

1. Oracle Fusion Middlewareの動作保証情報を確認します。

   http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
   

2. システム要件を確認します。

3. 依存関係をすべて満たします。たとえばOracle HTTP Serverのインストールなどです(Oracle Web Tierインストーラに含まれています)。

4. 該当するコンポーネントのインストール手順を実行します。

5. インストールを検証します。

表23-1に、インストールおよび構成手順の各段階で、Oracle HTTP Server 11g Webgate for Oracle Access Managerのインストールおよび構成に使用されるインストーラおよびツールを示します。

表23-1 インストールおよび構成のツール

タスク	ツール
Oracle HTTP Server 11.1.1.2.0のインストール	Oracle Web Tier 11.1.1.2.0ユーティリティ・インストーラ
Oracle HTTP Server Webgate 11gのインストール	Oracle HTTP Server Webgate 11gインストーラ
Webgateエージェントの登録	RREGツール、またはOracle Access Manager管理コンソール
プロセス・インスタンスの実行または停止	OPMNコマンドライン・ツール