この付録では、Oracle Data Integratorのユーザー・パラメータのリストを示します。Oracle Data Integratorの動作は、ユーザー・パラメータによって構成されます。
ユーザー・パラメータを設定するには:
「ODI」メイン・メニューから、「ユーザー・パラメータ」を選択します。
「ユーザー・パラメータを編集中」ダイアログで、ユーザー・パラメータの値を設定します。
「OK」をクリックします。
表 B-1に、ODIユーザー・パラメータの完全なリストを示します。
表B-1 ユーザー・パラメータ
パラメータ | 値 | 説明 |
---|---|---|
ツリー表示でのロック・アイコンの表示 |
Yes | No |
「デザイナ・ナビゲータ」ツリーで、ロックされているオブジェクトにロック・アイコンを表示します。このオプションを使用不可にすると、ツリー表示の場合は表示速度が向上します。詳細は、16.5.2項「オブジェクトのロック」を参照してください。 |
開く時にオブジェクトをロック |
0 | 1| Ask |
編集のためにオブジェクトを開くと、次のように機能します:
詳細は、16.5.2項「オブジェクトのロック」を参照してください。 |
データ・サービス生成用のデフォルト・パス |
ディレクトリ |
生成されたデータ・サービスを格納するデフォルトのパス。生成されたソース・コードとコンパイルされたWebサービスは、Oracle Data Integratorによってこの場所に格納されます。このディレクトリは、生成後に削除される一時的な場所です。 8.3項「データ・サービスの生成およびデプロイ」を参照してください。 |
閉じる時にオブジェクトをロック解除 |
0 | 1| Ask |
変更したオブジェクトを閉じると、次のように機能します:
詳細は、16.5.2項「オブジェクトのロック」を参照してください。 |
モデル・データストアのみの処理 |
Yes | No | Ask |
このモデルにないデータストアのDDLコードを生成するかどうか。Askに設定すると、確認メッセージが表示されます。 詳細は、6.3項「DDLスクリプトの生成」を参照してください。 |
ASCII以外の文字をアンダースコアに変換することはできません |
Yes | No |
trueの場合、エクスポートまたは別名の生成中に文字が変換されることはありません。ただし、使用しているエンコードを完全にサポートしているプラットフォームでのみ使用してください。 |
終了時に「ODIの終了」プロンプトを省略 |
Yes | No |
このユーザー・パラメータがYesに設定されている場合、終了確認ダイアログは表示されません。 |
シナリオにリンクされたセッションの削除 |
Yes | No | Ask |
Yesに設定すると、オペレータ・ナビゲータの「シナリオ」アコーディオンでシナリオを削除すると、リンクされているセッションも自動的に削除されます。 |
自動マッピング |
Yes | No | Ask |
列名の一致が検出されて新しいデータストアがインタフェースに追加されたときに、ソース列をターゲット列に自動的にマップします。詳細は、11.3.5項「マッピングの定義」を参照してください。 |
新しいロード・バランシングの使用 |
Yes | No |
ロード・バランシングを使用している場合に、セッションがなくなったエージェントに対して、他のエージェントが開始していないセッションを再割当てできます。それ以外の場合、セッションの割当て可能回数はそれぞれ1回のみです。詳細は、4.3.3項「エージェントのロード・バランシング」を参照してください。 |
インタフェース・ダイアグラムのヘルプ |
0 | 1 |
1の場合は、データストアが関連付けられていないインタフェース・ダイアグラムを編集すると、ヘルプ・メッセージが表示されます。 |
同時編集のチェック |
|
オブジェクトへの変更を保存するときに、他のユーザーによって同じオブジェクトに異なる変更が追加されていないことを確認します。別のユーザーが変更していた場合、オブジェクトは保存できません。 詳細は、16.5.1項「同時編集のチェック」を参照してください。 |
DBMSがアクセス不能なモデルのリストをキャッシュに保持 |
Yes | No |
このユーザー・パラメータがtrueに設定されている場合は、DBMSがアクセス不能なモデルのリストがキャッシュ内に保持されます。これによって、これらのモデルに含まれるノードの展開と表示の速度が向上します。 |
オペレータの表示制限(0=制限なし) |
数値 |
オペレータ・ナビゲータで表示するセッションの数がこの数を超えると、確認メッセージが表示されます。デフォルトは100です。 |
2回のリフレッシュ間の遅延(秒) |
数値 |
オペレータ・ナビゲータでの2回のリフレッシュの間に待機する秒数。自動リフレッシュ・モードが有効な場合にのみ適用されます。 |
デフォルトのPDF生成ディレクトリ |
ディレクトリ |
レポートを生成する場合に、生成された.pdfファイルを保存するデフォルト・ディレクトリ。詳細は、16.6項「PDFレポートの作成」を参照してください。 |
ダイアグラム(PNG)を保存するためのディレクトリ |
ディレクトリ |
共通フォーマット・デザイナを使用してモデル・ダイアグラムを印刷するときに、生成される.pngファイルを保存するデフォルト・ディレクトリを指定します。詳細は、第6章「共通フォーマット・デザイナの使用」を参照してください。 |
実行のデフォルト・コンテキスト |
コンテキスト名 |
オブジェクトを実行する際に、「実行」ダイアログにデフォルトで選択されるコンテキスト。無効なコンテキスト名が指定されている場合は、デザイナで使用されるデフォルトのコンテキストが使用されます。 詳細は、第19章「統合プロセスの実行」を参照してください。 |
PDFビューア |
ファイルへのパス |
生成された.pdfファイルを表示するプログラムのフル・パスとファイル名。「ファイルを生成後に開きますか。」オプションを使用する場合は必須です。 詳細は、16.6項「PDFレポートの作成」を参照してください。 |
問合せバッファ・サイズ |
数値 |
リポジトリで発行されたプリコンパイル済の文(問合せ)に使用されるキャッシュのサイズ。Oracleインスタンスのリポジトリにのみ適用されます。この値の変更は、アプリケーションを再起動すると有効になります。 |
デザイナのデフォルト・コンテキスト |
コンテキスト名 |
デザイナ・ナビゲータで使用されるデフォルトのコンテキスト。デフォルトでは、コンテキストは異なるリストに表示され、デザイナ・ナビゲータを開くと、このコンテキストが選択されます。 |
デフォルト・エージェント |
エージェント名 |
オブジェクトを実行する際に、「実行」オプション・ウィンドウにデフォルトで選択されるエージェント。無効なエージェント名が指定されている場合は、ローカル・エージェントが使用されます。 |
Oracle Data Integratorタイムアウト |
数値 |
データベース接続を断念するまでに待機する秒数。タイムアウトの問題が頻繁に発生する場合は、この値を大きくします。デフォルトは30です。この値の変更は、アプリケーションを再起動すると有効になります。 |
デフォルトJavaエンコーディングのエクスポート |
Javaエンコーディング |
デフォルトのエクスポートJavaエンコーディング。デフォルトはISO8859_1です。サポートされているエンコーディングのリストは、 詳細は、第18章「エクスポート/インポート」を参照してください。 |
デフォルト・キャラクタ・セットのエクスポート |
キャラクタ・セット・エンコーディング |
デフォルトのエクスポート・キャラクタ・セット・エンコーディング。デフォルトはISO-8859-1です。サポートされているエンコーディングのリストは、 詳細は、第18章「エクスポート/インポート」を参照してください。 |
デフォルト・バージョンのエクスポート |
0 | 1 |
1の場合は、マスター・リポジトリのエクスポート時にバージョニングされたオブジェクトがエクスポートされます。0の場合、バージョニングされたオブジェクトはエクスポートされません。デフォルトは1です。 詳細は、第18章「エクスポート/インポート」を参照してください。 |
CDC変更のツリー表示 |
0 | 1 |
CDC変更をツリーに表示します(1=有効/0=無効)。デフォルトは1です。 第7章「チェンジ・データ・キャプチャの使用」を参照してください。 |
ツリー表示でのリソース名の表示 |
Yes | No |
データストアのリソース名を「モデル」アコーディオンに表示するかどうか。この表示は、リソース名がデータストア名と異なる場合に便利です。 |
シナリオ名の変換 |
命名規則 |
このパラメータを使用して、StudioまたはToolsを介してオブジェクトに作成される新しいシナリオのデフォルト命名パターンを定義します。このパターンには、次のタグを使用できます。
|