Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B62261-01 |
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この章では、Oracle Data Integratorインタフェースで使用するためにソース・トランザクション・システムでの変更を取得してステージング・サーバーでレプリケートするための、Oracle GoldenGateの使用方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle GoldenGate(OGG)製品に含まれているソリューションでは、継続的な可用性およびリアルタイムの情報を実現する主要なビジネス・アプリケーションが提供されます。取得、ルーティング、変換および配信を機種の異なるデータベース間や環境間でリアルタイムに行うことが保証されます。
Oracle GoldenGateナレッジ・モジュールを使用するには、Oracle GoldenGateの概念およびアーキテクチャを理解しておく必要があります。詳細は、OTNにあるOracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。
Oracle Data Integratorでは、Oracle GoldenGateを使用してソース・データベースからステージング・データベースへ、オンライン・データをレプリケートします。このステージング・データベースには、ソース表のコピーおよびODI Changed Data Capture(CDC)インフラストラクチャが含まれ、どちらもOracle GoldenGateを使用してロードされます。
ステージング・データベースはOracleスキーマに格納されます。ソース・データベースとして使用できるのは、Oracle、Microsoft SQL Server、DB2 UDBまたはSybase ASEです。この章の<database>という表記は、これらのソース・データベース・テクノロジのいずれかを意味します。
GoldenGateでのCDCの設定は、次の手順で行われます。
ソース表のレプリカは、Oracle Data Integratorの共通フォーマット・デザイナ機能などを使用して、ステージング・データベースに作成されます。
Oracle Data Integrator Changed Data Capture(CDC)は、JKM <database> to Oracle Consistent(OGG)を使用して、レプリケートされたこれらの表でアクティブ化されます。ジャーナルを開始すると、Oracle GoldenGate構成ファイルが作成され、ステージング・データベースにCDCインフラストラクチャが設定されます。この段階では、ソース・データを取得するためのアクティブなプロセスは開始されません。
生成された構成ファイルを使用して、Oracle GoldenGate Extractプロセスが構成され、ソース・データベースからの変更の取得が開始されます。さらに、対応するReplicatプロセスが構成され、ステージング・データベースへのこれらの変更のレプリケートが開始されます。変更は、レプリケートされたソース表およびCDCインフラストラクチャの両方にレプリケートされます。オプションとして、GoldenGateを構成して、ソース・データからステージング表へのの初期ロードを実行することができます。
ODIインタフェースでは、レプリケートされた表をソースとして使用し、取得された変更を任意のODIシナリオ内でシームレスに使用できます。
Oracle Data Integratorには、ソースからステージング・データベースにオンライン・データをレプリケートするためのナレッジ・モジュールが用意されています。これらのリストを表26-1に示します。他のCDC JKMとは異なり、Oracle GoldenGate JKMでは、ソース・サーバーではなくステージングOracleデータベースでデータがジャーナル化されます。
JKM <database> to Oracle Consistent(OGG)では、次のタスクが実行されます。
レプリケートされた表で、ODI CDCフレームワーク・インフラストラクチャの作成および管理を行います。
Oracle GoldenGateのキャプチャ(Extract)および配信(Replicat)プロセスを設定するためのパラメータ・ファイルを生成します。
ソース・データベースの構成をチェックするための追加の手順を提供し、構成を修正するためのヒントを提示します。
設定方法を説明するREADMEファイルを生成します。
表26-1 Oracle GoldenGateナレッジ・モジュール
ナレッジ・モジュール | 説明 |
---|---|
JKM Oracle to Oracle Consistent(OGG) |
Oracleステージング・サーバーで一貫性セット・ジャーナル化のインフラストラクチャを作成し、Oracleソースからこのステージング・サーバーへデータをレプリケートするためのOracle GoldenGateの構成を生成します。 |
JKM DB2 UDB to Oracle Consistent(OGG) |
Oracleステージング・サーバーで一貫性セット・ジャーナル化のインフラストラクチャを作成し、IBM DB2 UDBソースからこのステージング・サーバーへデータをレプリケートするためのOracle GoldenGateの構成を生成します。 |
JKM Sybase ASE to Oracle Consistent(OGG) |
Oracleステージング・サーバーで一貫性セット・ジャーナル化のインフラストラクチャを作成し、SybaseASEソースからこのステージング・サーバーへデータをレプリケートするためのOracle GoldenGateの構成を生成します。 |
JKM MSSQL to Oracle Consistent(OGG) |
Oracleステージング・サーバーで一貫性セット・ジャーナル化のインフラストラクチャを作成し、Microsoft SQL Serverソースからこのステージング・サーバーへデータをレプリケートするための、Oracle GoldenGateの構成を生成します。 |
Oracle GoldenGateナレッジ・モジュールの使用を開始する前に、この項の情報を必ず読んでください。
インストールを実行する前に、システム要件および動作要件のドキュメントを読んで、使用する環境がインストールする製品の最低インストール要件を満たすことを確認する必要があります。
サポートされているプラットフォームおよびバージョンのリストには、次のOracle Technical Network(OTN)からアクセスできます。
http://www.oracle.com/technology/products/oracle-data-integrator/index.html
プラットフォームでサポートされるソースおよびステージング・データベースのバージョンに関して、OTNにあるOracle GoldenGateのドキュメントも参照してください。
ExtractおよびReplicatプロセスを実行するには、ソースおよびステージング・サーバーの両方にOracle GoldenGateをインストールしておく必要があります。Oracle GoldenGateをインストールすると、GoldenGateのプロセスの実行および管理に必要なすべてのコンポーネントがインストールされます。
ExtractまたはReplicatを開始するには、Oracle GoldenGateのManagerプロセスがそれぞれのシステムで稼働している必要があり、リソース管理のために、ExtractまたはReplicatの実行中も稼働していることが必要です。
Oracle GoldenGateには固有の要件およびインストール手順があり、Oracle GoldenGate JKMを使用して構成されるExtractおよびReplicatプロセスを開始する前に、このインストール手順を実行しておく必要があります。詳細は、OTNにあるOracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。
ソース・データベースがOracleの場合、Oracle Data IntegratorでOracle GoldenGateデータを使用するための接続性要件はありません。
ソース・データベースがIBM DB2 UDB、Microsoft SQL ServerまたはSybase ASEの場合、Oracle GoldenGateではODBCドライバを使用してソース・データベースに接続します。使用するシステムにODBCドライバをインストールして、データソースを宣言する必要があります。また、KMオプションSRC_DSNで、データソース名(DSN)を設定する必要があります。
注意: Sybaseソース・データベースの場合のみ: データソース名を定義する際には、次のようにデータソース名にデータベース・サーバー名を追加する必要があります。
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Oracle Data Integrator統合プロジェクトでJKM <database> to Oracle Consistent(OGG)を使用するには、次の手順を実行する必要があります。
この工程には、ステージング・データ・サーバー、ソース・データ・サーバー、およびこれらのサーバーに添付される物理スキーマと論理スキーマをOracle Data Integratorで宣言することが含まれます。
この構成でトポロジを定義するには、次のタスクを実行します。
2.3.1項「Oracleデータ・サーバーの作成」の説明に従って、Oracleテクノロジ用データ・サーバーを作成します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の物理スキーマの作成に関する項に記載されている標準の手順で、Oracle物理スキーマを作成します。
注意: ステージング・サーバーで定義された物理スキーマのデータ・スキーマには、Oracle GoldenGateプロセスによって取得およびレプリケートされた、変更されたレコードが含まれます。ODI CDCインフラストラクチャの格納には、作業スキーマが使用されます。 |
『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の論理スキーマの作成に関する項に記載されている標準の手順で、この物理スキーマ用の論理スキーマを作成し、特定のコンテキストで関連付けます。
Oracle GoldenGateが変更を取得するソース・データ・サーバーを定義する必要があります。
標準の手順で、使用するソース・テクノロジのデータ・サーバーを作成します。詳細は、このガイドの、使用するソース・テクノロジに対応する章を参照してください。
このデータ・サーバーは、ソース・データベース・インスタンスを表します。
26.3.1.3項「ソース・データ・サーバーの定義」で作成したデータ・サーバーの下に、物理スキーマを作成します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の物理スキーマの作成に関する項に記載されている標準の手順に従います。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の論理スキーマの作成に関する項に記載されている標準の手順で、この物理スキーマ用の論理スキーマを作成し、特定のコンテキストで関連付けます。
Oracle GoldenGateにより、ソース内で変更されたレコードがステージング・サーバーにレプリケートされます。このレプリケーションを実行するには、ソース表の構造をステージング・サーバーにレプリケートする必要があります。
これらのソース表をレプリケートするには、次のようにします。
Oracleテクノロジを使用して新規データ・モデルを作成します。このモデルでは、「ステージング物理スキーマの作成」の手順で作成した論理スキーマを使用する必要があります。モデルの作成に関する詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』のモデルの作成に関する項を参照してください。
このデータ・モデルをリバース・エンジニアリングする必要はありません。
このモデルの新規ダイアグラムを作成し、レプリケートするソース表をこのダイアグラムに追加します。
DDLスクリプトを生成し、これらのスクリプトを実行してステージング・データ・サーバー内に表を作成します。
ソース・データの初期ロードを実行すると、このデータをステージング表にレプリケートできます。この初期ロードは、ODIで共通フォーマット・デザイナのインタフェースINの生成機能を使用して実行できます。もしくは、レプリケートされた表のCDCの構成の際に、USE_OGG_FOR_INIT JKMオプションをYes
に設定してOracle GoldenGateを使用して、この初期ロードを実行できます。
注意: ダイアグラム、DDLの生成、およびインタフェースINの生成機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の「共通フォーマット・デザイナの使用」を参照してください。 |
Oracle GoldenGateの機能を使用してプロジェクトを設定するには、標準の手順に従います。『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の統合プロジェクトの作成に関する項を参照してください。
使用するソース・データ・サーバーのテクノロジに応じて、使用するプロジェクトに次のいずれかのKMをインポートします。
JKM Oracle to Oracle Consistent(OGG)
JKM DB2 UDB to Oracle Consistent(OGG)
JKM Sybase ASE to Oracle Consistent(OGG)
JKM MSSQL to Oracle Consistent(OGG)
レプリケートされた表に対してチェンジ・データ・キャプチャを構成する必要があります。この構成は一貫性セット・ジャーナル化の設定に似ており、次の手順を使用して実行します。
レプリケートされた表を含むデータ・モデルを編集します。データ・モデルの「ジャーナル化」タブで、「ジャーナル化モード」を「一貫性セット」に設定し、「ジャーナル化KM」としてJKM <database> to Oracle Consistent(OGG)を選択します。
次のようにKMのオプションを設定します。
LOCAL_TEMP_DIR: Oracle GoldenGateの構成ファイルが生成される一時フォルダのフルパス。
SRC_OGG_OBJECT_GROUP: Oracle GoldenGateソース・オブジェクト・グループの名前。
SRC_LSCHEMA: ソース・モデルの論理スキーマの名前。
SRC_DB_USER: ソース・スキーマまたはデータベース・ユーザーの名前。
SRC_DB_PASSWORD: ソース・スキーマまたはデータベース・ユーザーのパスワード。
SRC_OGG_PATH: ソース・サーバー上のOracle GoldenGateのインストール・パス。
SRC_DSN: データソースの名前。このKMオプションは、ODBCドライバを使用する場合は必須です。このオプションは、JKM Oracle to Oracle Consistent(OGG)には含まれていません。
注意: Sybaseユーザーのみ: データソース名を定義する際には、次のようにデータソース名にデータベース・サーバー名を追加する必要があります。
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STG_OGG_OBJECT_GROUP: Oracle GoldenGateステージング・オブジェクト・グループの名前。
STG_HOST_NAME: ステージング・マシンの名前。
STG_MANAGER_PORT: ステージング・マシン上でOracle GoldenGate ManagerプロセスがリスニングするTCPポート。
STG_OGG_PATH: ステージング・サーバー上のOracle GoldenGateのインストール・パス。
USE_OGG_FOR_INIT: Oracle GoldenGateプロセスを生成して、レプリケートされた表の初期ロードを実行します。レプリケートされた表の作成時にOracle Data Integratorでこの初期ロードを実行した場合、このオプションはNO
のままで構いません。
レプリケートする表またはモデル(すべての表をレプリケートする場合)を選択して右クリックし、「チェンジ・データ・キャプチャ」→「CDCに追加」を選択します。
モデルを選択して右クリックし、「チェンジ・データ・キャプチャ」→「サブスクライバ」→「サブスクライブ」を選択します。このモデルのサブスクライバを追加します。
モデルを選択して右クリックし、「チェンジ・データ・キャプチャ」→「ジャーナルの開始」を選択します。JKMによってCDCインフラストラクチャが作成され、Oracle GoldenGateの構成が生成されます。
ジャーナルの起動アクションの結果は、次のように確認できます。
Oracle GoldenGateの構成ファイルおよびReadme.txt
ファイルが、LOCAL_TEMP_DIR KMオプションで指定されたディレクトリに生成されます。これらのファイルを使用して、Oracle GoldenGateプロセスの構成および開始を行えます。
CDCインフラストラクチャが正しく設定されます。ジャーナル化されたデータストアが「モデル」アコーディオンに表示され、ジャーナル化のアクティブ・フラグが設定されます。モデルを右クリックして「チェンジ・データ・キャプチャ」→「ジャーナル・データ」を選択すると、これらのデータストアのジャーナル化されたデータにアクセスできます。
CDCの概念情報および詳しい手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の「チェンジ・データ・キャプチャの使用」を参照してください。
注意: このCDC構成では一貫性セット・ジャーナル化がサポートされていますが、CDCにデータストアを追加した後に、モデルの「ジャーナル化表」タブでデータストアを順序付けする必要はありません。 |
JKMにより、LOCAL_TEMP_DIR内に、ソースおよびターゲット・オブジェクト・グループと同じ名前のフォルダが生成されます。このフォルダには次のものが含まれます。
Readme.txt
ファイル: Oracle GoldenGateプロセスの構成および開始の詳細な手順が含まれています。
src
フォルダ: ソース・サーバーのOracle GoldenGateのインストール・ディレクトリにアップロードする構成ファイルが含まれています。
stg
フォルダ: ステージング・サーバーのOracle GoldenGateのインストール・ディレクトリにアップロードする構成ファイルが含まれています。
それぞれの構成用にカスタマイズされた詳細な手順は、READMEファイルに含まれています。
これらの手順の内容は次のとおりです。
src
フォルダからソース・サーバーへ、ファイルをアップロードまたはコピーします。
stg
フォルダからステージング・サーバーへ、ファイルをアップロードまたはコピーします。
ggsci
コマンドラインを使用して、Extractプロセス開始用のJKMによって生成されたOBEY
ファイルをソース・サーバーで実行します。
defgenコマンドラインを使用して、ソース・サーバーで定義ファイルを生成します。
この定義ファイルをステージング・サーバーにコピーします。
初期ロード・オプションを使用する場合:
ggsci
コマンドラインを使用して、初期ロード用のJKMによって生成されたOBEY
ファイルをステージング・サーバーで実行します。
ggsci
コマンドラインを使用して、初期ロード用のJKMによって生成されたOBEY
ファイルをソース・サーバーで実行します。
最後に、ggsci
コマンドラインを使用して、Replicatプロセス開始用のJKMによって生成されたOBEY
ファイルをステージング・サーバーで実行します。
OBEY
ファイル、ggsci
およびdefgen
ユーティリティの詳細は、OTNにあるOracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。
レプリケートされたデータ内のデータを統合インタフェースでソースとして使用できます。この処理は、一貫性セット・モードでジャーナル化されたソース・データストアを使用する場合と似ています。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』の変更データの使用: 一貫性セット・ジャーナル化に関する項を参照してください。
この項には、拡張構成に関する次の内容が含まれています。
ステージング表には、構成のレプリカおよびソース表のデータが含まれます。Oracle GoldenGateプロセスでは、ソース表での変更が取得され、ターゲットに適用されます。ただし、ステージング表には、最初にソース表の元のコンテンツをロードしておく必要があります。この初期ロードは、次の方法で実行できます。
Oracle GoldenGateを使用する: 特定のGoldenGateプロセスにより、ソース表のコンテンツ全体がステージング表にロードされます。
Oracle Data Integratorを使用する: Oracle Data Integratorの共通フォーマット・デザイナの「インタフェースINの生成」オプション。この方法では、ODIインタフェースを使用してデータを転送します。
データベースのバックアップ/リストア・ツールを使用して、データおよび構造をコピーする。
次のKMオプションを使用して、レプリケーションのパフォーマンスを改善できます。
COMPATIBLE: このOracle固有のオプションは、PURGEキーワードの使用および統計(DBMS_STATSまたはANALYZEを使用)の収集方法に影響を及ぼします。この値を、使用するステージング・サーバーのデータベースのバージョンに設定します。
NB_APPLY_PROCESS: ステージング・サーバーで作成されるOracle GoldenGateのApplyプロセスの数。
TRAIL_FILE_SIZE: Oracle GoldenGateのTrailファイルのサイズをメガバイトで指定します。
NB_APPLY_PROCESSおよびTRAIL_FILE_SIZEパラメータによるパフォーマンス・チューニングの詳細は、OTNにあるOracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。
単一のソースで変更を取得し、複数のステージング・サーバーにレプリケートする構成を設定できます。この設定方法および一般的な構成を次の例に示します。
レプリケーションのソースとしてソース・サーバーSRCを使用し、STG1およびSTG2の両ステージング・サーバーにレプリケートします。
次の構成を使用してSTG1のCDCを構成します。
SRC_OGG_OBJECT_GROUP = SRC
SRC_SETUP_OGG_PROCESSES = YES
STG_OGG_OBJECT_GROUP = STG1
STG_SETUP_OGG_PROCESSES = YES
ENABLE_ODI_CDC= YES
ジャーナルを開始し、READMEの手順に従ってSRCおよびSTG1でOracle GoldenGateプロセスを設定します。
次の構成を使用してSTG2のCDCを構成します。
SRC_OGG_OBJECT_GROUP = SRC(STG1と同じ名前を使用)
SRC_SETUP_OGG_PROCESSES = NO(プロセスはSTG1で設定済)
STG_OGG_OBJECT_GROUP = STG2
STG_SETUP_OGG_PROCESSES = YES
ENABLE_ODI_CDC= YES
ジャーナルを開始し、READMEの手順に従ってSRCおよびSTG2でOracle GoldenGateプロセスを設定します。SRCで構成をもう一度再生しても、取得プロセス、Trailファイルまたは定義ファイルは再作成されません。単純に、新規のOracle GoldenGate Datapumpプロセスが作成され、データがSTG2にプッシュされます。