モバイル・ページを使用すると、携帯電話などのモバイル・デバイス専用のポートレットおよびアイテムの表示を設計できます。標準ページもモバイル・デバイスに表示できます。ただし、標準ページの設計環境は、コンピュータのモニターなど、より大きなディスプレイ装置用のページの作成により適しています。
モバイル・ページの詳細は、第9章「モバイル・デバイス用に設計されたページに関する作業」を参照してください。
注意: モバイル・ページを作成するには、新しいページの親ページに対して少なくとも「管理」ページ権限が必要です。 |
モバイル・ページを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、モバイル・ページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションで、「ページ」ヘッダーの横の「作成」リンクをクリックします。
ページが既存のページ(ページ・グループのルート・ページではなく)のサブページの場合は、6.3項「サブページの作成」で説明する手順に従ってください。その後で、この項の手順5に戻ります。
表示されたページで、「ページ・タイプ」リストから「モバイル」を選択します。
このリストに「モバイル」が表示されない場合は、ページ・グループから「モバイル」ページ・タイプが除外されています。管理権限を持っている場合は、「ページ・タイプ」フィールドの横の「構成」リンクをクリックして、このタイプを使用可能なタイプのリストに追加できます。リンクをクリックすると、「モバイル」ページ・タイプを含むようにページ・グループを構成できるページに移動します。「構成」リンクは、ページ・グループ管理者など、必要なアクセス権限を持っているユーザーにのみ表示されます。
「表示名」フィールドに、ページの表示名を入力します。
任意の最大256文字を使用できます。表示名は、「ページ・グループ」ポートレットおよびPortalナビゲータ内でページを識別するのに使用します。
注意: Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。Oracle Portalにおけるオブジェクトの命名規則の概要は、付録D「Oracle Portalのオブジェクト命名規則」を参照してください。 |
次のいずれかを選択します。
空白のページ: 空白のモバイル・ページを作成します。
既存のページを元にする: 既存のページのすべてのコンテンツをモバイル・ページに事前に移入します。
「既存のページを元にする」フィールドの横の「ブラウズ」アイコンをクリックし、モバイル・ページのベースとして使用するページの横の「オブジェクトを戻す」リンクをクリックします。
「作成」をクリックして、ページを作成します。
モバイル・ページが複雑な既存のページに基づいている場合は、既存のページがモバイル・デバイスの表示により適したレイアウトに変換されるため、ページの作成処理に時間がかかる場合があります。「終了」ボタンをクリックすると、他のタスクに移れるように、ページの作成処理をバックグラウンドで続行するオプションが表示されます。作成が完了する前にモバイル・ページを編集しようとすると、ページがまだ完成していないことを知らせるポップ・アップ・ウィンドウが表示されます。
ページを作成した後は、別のページを作成するか、新たに作成したページのプロパティを編集して詳細を追加することができます。
モバイル・ページの基として使用したページにポートレットを追加しても、そのポートレットはモバイル・ページには表示されません。そのポートレットをモバイル・ページにも表示する場合は、モバイル・ページに追加する必要があります。また、ポートレットに対して行ったパーソナライズを2つのページで共有する場合は、一方のページで明示的にポートレットを共有してから、その共有ポートレット・インスタンスをもう一方のページに追加する必要があります。詳細は、15.7項「複数のページでのポートレットの共有」を参照してください。