拡張検索(advanced search)
ユーザーが次のことを実行できるようにする検索エンジン。
検索文字列内にある任意のまたはすべての文字列が含まれるコンテンツを検索する。
選択したページ・グループ、またはすべてのページ・グループを検索する。
Oracle Textが有効になっている場合は、すべてのテキスト属性、およびドキュメントとURLの実際のコンテンツが検索される。Oracle Textがインストールされていないか無効になっている場合は、アイテム属性(「表示名」、「説明」、「キーワード」および「管理者」)、ページ属性(「表示名」、「説明」および「キーワード」)およびカテゴリとパースペクティブ属性(「表示名」および「説明」)のメタデータが検索される。
Oracle Textがインストールされて有効になっている場合は、拡張検索を使用して、近接、同音語およびファジー検索を実行することもできる。
「検索ポートレット」も参照。「基本検索」および「カスタム検索」と対比。
API
Application Programming Interfaceの略。ポートレット、ページ、ページ・グループなど、アプリケーションが、Portalオブジェクト上でサービスの起動に使用できる一式の公開されたデータ構造およびファンクション。Oracle Portal APIは、OTNのOracle Portal Developer Kit(PDK)ページから入手できるPDKを通して公開されている。
http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/pdk.html
承認通知(approval notification)
コンテンツに承認を要求するユーザーがアイテムを作成するか更新したことを知らせる「通知」ポートレットのメッセージ。特定のページ・グループまたはページに関連する承認通知の受信対象者(承認者)は、承認プロセスで識別される。承認者は、対象のアイテムを承認または却下することにより、通知に応答する。
承認プロセス(approval process)
公開する前に承認が必要なコンテンツを検討するユーザー(またはグループ)を決定する1つまたは一連の手順。承認プロセスの各手順には、1人以上の承認者が必要である。承認者へのルーティングは、順次(一度に1人ずつ)または並行(一度に全員)にすることができる。各手順は、任意の1人のメンバーまたはすべてのメンバーによるレスポンス(承認または却下のいずれか)を必要とするように定義できる。1つの手順で必要な数のレスポンスを受信すると、プロセスは次の手順に進む。アイテムが却下されたり、最終手順に達してドキュメントが承認されると、プロセスは終了する。
承認者(approver)
ページ・グループまたはページの承認プロセスで、明示的またはグループのメンバーであることによって暗黙的に、公開前に承認が必要なコンテンツを検討する人として指定されたユーザー。承認者はこのようなコンテンツを承認または却下できる。
ASP
アプリケーション・サービス・プロバイダ(Application Service Provider)の略。アプリケーションのリモート・ホストとして、アプリケーションの実行に必要なハードウェア、ソフトウェアおよびその他のリソースを管理および運用するサービス。Oracle Portal Onlineはその1つ。Oracle Portal Onlineは、Portalの構築を希望するが、その構築と管理のためのリソースが十分でない比較的小規模の企業や組織に対して、Oracle Portalの機能を提供するサブスクリプション・サービスのホストとなっている。
属性(attribute)
作成日、有効期限日、管理者など、アイテムやページに関する情報(またはメタデータ)を格納するPortalオブジェクト。ページ・グループ管理者は、カスタム属性を作成して、アイテム・タイプやページ・タイプの機能を拡張できる。たとえば、「表示名」はファイルの基本属性だが、そのファイルが機密であるかどうかを示すチェック・ボックスはカスタム属性になる。カスタム属性は、検索可能な一意の識別子をアイテムに割り当てるのに役立つ。
認証されたユーザー(authenticated user)
Portalにログオンしているユーザー。デフォルトでは、認証されたユーザーは、ページなどの特定のPortalオブジェクトにアクセスし、そのユーザーに付与された権限に基づいて操作を実行できる。
パブリック・コンテンツにのみアクセスできるパブリック・ユーザーと対比。
承認(authorization)
メッセージの送信またはリクエストの作成のためのセキュリティ制約の評価。承認では、リクエストを許可するかどうかを判断するために、特殊な基準(認証と制限)が使用される。
基本検索(basic search)
ユーザーが特定の検索文字列を含むコンテンツを検索できる検索エンジン。
Oracle Textがインストールされ、有効になっている場合は、すべてのテキスト属性、およびドキュメントとURLの実際のコンテンツが検索される。Oracle Textがインストールされていないか無効になっている場合は、アイテム属性(「表示名」、「説明」、「キーワード」および「管理者」)、ページ属性(「表示名」、「説明」および「キーワード」)およびカテゴリとパースペクティブ属性(「表示名」および「説明」)のメタデータが検索される。
「検索ポートレット」も参照。「拡張検索」および「カスタム検索」と対比。
「基本検索ボックス」アイテム
他のユーザーが基本検索を実行できるようにページに追加できるナビゲーション・アイテム。検索ボックスでは、すべてのページ・グループまたはページ・グループの指定サブセットの検索を開始できる。
バッチ・ジョブ(batch job)
Oracle Portalのバッチ・ジョブ機能を使用して、「ポートレット・ビルダー」ポートレットを実行するプロセス。ポートレットのパーソナライズ・フォームにあるオプションを選択すると、エンド・ユーザーがバッチ・モードでポートレットを実行できる。ポートレットが大量のデータに基づいている場合、ポートレットにデータの行が多数表示される場合、またはジョブの実行に長時間かかる可能性がある場合は、バッチ処理が役立つ。
バインド変数(bind variable)
SQL文の変数。SQL文を正しく実行するには、有効な値または値のアドレスに置き換える必要がある。通常、Portlet開発者は、バインド変数(deptなど)を使用して、ポートレットのパーソナライズ・フォームにパラメータ入力フィールドを表示する。入力フィールドで、エンド・ユーザーはポートレットに表示されるデータを選択できる。
キャッシュ(caching)
通常はWebページやOracle Portal内のポートレットなどの頻繁にアクセスされる情報をすばやくアクセスできる場所に格納し、コンテンツが頻繁に生成されるのを避けるための操作。たとえば、Oracle Web Cacheは、動的に生成されたポートレットをメモリー内に格納し、特定のポートレットがリクエストされたときにPPEに提供する。この記憶域を使用すると、バックエンド・データベースや他のWebサイトへの接続が行われないので、リクエストの処理にかかる合計時間が減る。
「有効期限ベースのキャッシュ」、「無効化ベースのキャッシュ」、「システム・レベルのキャッシュ」、「ユーザー・レベルのキャッシュ」、「検証ベースのキャッシュ」も参照。
カテゴリ(category)
ページ・グループのページ、アイテムおよびポートレットのグループ化または分類に使用される事前定義済の属性。カテゴリは、ユーザーがアイテムまたはページの用途を理解するのに役立つ。たとえば、旅行に関するページ・グループには、地図、スナップ写真、ホテル・ガイドなどのカテゴリがある。ユーザーは、特定のアイテムまたはページに1つのカテゴリのみを割り当てることができる。
「パースペクティブ」も参照。
チャート(chart)
SQL問合せの結果を、棒グラフ、円グラフ、線グラフなどのチャートとして表示する、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。棒グラフは、表またはビューの少なくとも2つの列に基づいている。一方はチャートの各棒を表し、もう一方はチャートの各棒のサイズを計算する。
チェックアウト/チェックイン(check out/check in)
ユーザーが、アイテムをチェックインすることで、他のユーザーがそのアイテムを編集できないようにロックできるメカニズム。これによって、ユーザーがお互いの変更を上書きするのを防ぐ。アイテムの編集後はそのアイテムをチェックアウトして解放し、他のユーザーが編集できるようにする。
子オブジェクト(child object)
階層の一部であるオブジェクト。たとえば、サブページ、サブカテゴリ、サブパースペクティブは、それぞれページ、カテゴリおよびパースペクティブの子オブジェクト。
「マニフェスト」も参照。
子ページ(child page)
Oracleインスタント・ポータルで、トップレベル・ページの下に作成されるページ。子ページは、自分が属するトップレベル・ページの左側のナビゲーション領域に表示され、通常はトップレベル・ページのメイン・テーマをサポートする。適切な権限がある場合は、ナビゲーション領域で子ページの追加、削除、位置の変更、編集を行える。
分類(classification)
カテゴリとパースペクティブは、ユーザーが検索中にコンテンツを簡単に発見できるように、ページまたはアイテムのコンテンツを分類するために使用される。
「カテゴリ」と「パースペクティブ」も参照。
コンテンツ作成者(content contributor)
アイテムをページに追加するための適切な権限を持つユーザー。適切なページ権限には、「コンテンツの管理」と「承認付きアイテムの管理」が含まれる。適切なアイテム権限には、「管理」、「編集」および「表示」が含まれる。
コンテンツ・アイテム・タイプ(content item type)
ドキュメント、テキスト、イメージなど、ページにアップロードされるのアイテムの実際のコンテンツを分類する方法。
次の組込みコンテンツ・アイテム・タイプがある。
「アイテム・タイプ」も参照。ナビゲーション・アイテム・タイプ」と対比。
コンテンツ・リポジトリ(content repository)
特定のPortalインスタンスに関連付けられているコンテンツとメタデータを含む、Oracle Metadata Repository内のOracle Portalスキーマ。
「コントリビュート」権限(Contribute privileges)
ユーザーがページでアイテムを追加、編集、移動または削除できる、「Oracleインスタント・ポータル」ページ内の権限レベル。「コントリビュート」権限を持つユーザーは、すべての「表示」権限も持つ。
カスタム・プロバイダ(custom provider)
顧客固有のコンテンツまたはアプリケーションにアクセスするポートレットを作成および管理できるようにするプロバイダのタイプ。宣言またはプログラムを使用して、Oracle Portalにカスタム・ポートレットを作成できる。
カスタム検索(custom search)
ユーザーがOracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマに格納されている情報に対して様々な検索を定義できる検索エンジン。「カスタム検索」ポートレットのデフォルトを編集して、検索フォームや特定の検索要件を満たす一意の検索結果ページを定義したり、事前定義済の検索基準に基づいて検索を実行して結果を返すポートレットを構成することができる。
Oracle Textが有効になっている場合は、すべてのテキスト属性、およびドキュメントとURLの実際のコンテンツが検索される。Oracle Textがインストールされていないか無効になっている場合は、アイテム属性(「表示名」、「説明」、「キーワード」および「管理者」)、ページ属性(「表示名」、「説明」および「キーワード」)およびカテゴリとパースペクティブ属性(「表示名」および「説明」)のメタデータが検索される。
「検索ポートレット」も参照。「拡張検索」および「基本検索」と対比。
DAD
データベース・アクセス記述子(Database Access Descriptor)の略。アプリケーションがHTTPリクエストに応えるためにOracleデータベースに接続する方法を指定する値のセット。DADの情報には、ユーザー名(スキーマと権限も指定)、パスワード、接続文字列、エラー・ログ・ファイル、標準エラー・メッセージおよびグローバリゼーション・サポート・パラメータ(言語、日付フォーマット、日付言語、通貨など)が含まれる。
データベース・プロバイダ(database provider)
PL/SQLストアド・プロシージャとして作成されたプロバイダのタイプ。データベースに常駐するポートレットを作成するために使用される。データベース・プロバイダの例として、「フォーム」、「レポート」および「チャート」ポートレットを提供するためにポートレット・ビルダーを使用して構築されたプロバイダがある。
「Webプロバイダ」と対比。
DBA
データベース管理者(Database Administrator)の略。DBAグループに属するユーザー。デフォルトでは、DBAグループのメンバーはすべてのOracle Portal製品ページにアクセスでき、すべてのページ、ページ・グループ、データベース・プロバイダおよび管理に対する「管理」権限を持っている。
開発者(developer)
他のユーザーが自分のページに含めることができるポートレットを作成するユーザー。Oracle Portalの機能を拡張するためのAPIを重点的に利用するためPortal Knowledge Exchangeやフォーラムにアドバイスまたはヒントを求めることができる。
DIP
Directory Integration Platformの略。様々なディレクトリとディレクトリ対応アプリケーションを同期化するために、OIDによって提供されるプロビジョニング・プラットフォーム。
表示名(display name)
Oracle Portal全体で使用されるオブジェクトの外部名。ナビゲータ内、ページ上、ページ・エディタ内などで使用される。オブジェクトがポートレットとして公開されると、表示名はポートレット・リポジトリ内でポートレットのタイトルとして使用される。
DN
識別名(Distinguished Name)の略。OID内のディレクトリ・エントリの一意名。これには、ルートへ至る親エントリの個々の名前がすべて含まれる。したがって、DNによりディレクトリの階層内のエントリの位置が正確にわかる。この階層は、ディレクトリ情報ツリー(DIT)によって表現される。
DMZ
非武装地帯(De-militarized Zone)の略。企業のプライベート・ネットワークと外側のパブリック・ネットワークとの間に中立地帯として挿入されたコンピュータ・ホストまたは小規模ネットワーク。これにより、外部のユーザーが企業データがあるサーバーに直接アクセスするのを防ぐ。DMZはオプション。より安全なファイアウォール手法であり、プロキシ・サーバーとしても効果的に機能する。(この用語は、1950年代の初期に北朝鮮と韓国との間に国連警察軍によって設定された、地理的な緩衝地帯に由来。)
下書きアイテム(draft item)
ページへの追加後、承認のためにまだ送信されていないアイテム。表示モードでは、下書きアイテムは作成者にのみ表示される。作成者は承認を受ける準備ができた下書きアイテムを送信できる。この時点で承認プロセスが起動する。下書きアイテムは、ページ・グループで承認が有効になっている場合のみページに追加できる。
永続URL(durable URL)
アイテムのGUID(グローバル一意識別子)を使用してそのアイテムを一意に識別するURL。アイテムのGUIDは変わらないため、アイテムの編集、名前の変更、移動、別のPortalインスタンスへのインポートが行われても、永続URLは壊れない。
「パスベースのURL」と対比。
動的ページ(dynamic page)
ページに動的コンテンツを表示する、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。動的ページウィザードを使用すると、ページを作成するためのHTMLコード内に1つ以上のPL/SQLブロックを指定できる。このコードはエンド・ユーザーがページをリクエストするたびに実行される。
編集モード
ページの編集の場合: 編集モードでは、適切な権限を持つ認証されたユーザーが、ページ・プロパティの設定や、そのページ上でポートレットおよびアイテムの追加、変更または削除を行うことができる。編集モードに切り換えるには、ページ上の「編集」リンクをクリックする。編集モードには、「グラフィカル」ビュー、「レイアウト」ビュー、「リスト」ビューの3つのビューがある。
ポートレットの場合: ユーザーごと、インスタンスごとにポートレットのパーソナライズを可能にする、ポートレットの表示モードのオプション。
「デフォルトの編集モード」と対比。
Oracleインスタント・ポータルの場合: 表示モードの反対。編集モードのハンドル・バーをクリックすると、編集ツールバー、「アイテムの追加」および「ページの追加」ボタンが表示され、ページは編集モードに入る。この状態の場合のみページを操作できる。
編集モードのハンドル・バー(Edit mode handle bar)
Oracleインスタント・ポータルのグレーのアイコン。このアイコンをクリックすると編集ツールバーが表示される。編集ツールバーが表示されている場合、ページは編集モードに入っている。ページの「表示」権限を持つユーザーには、編集モードのハンドル・バーは表示されない。
「電子メール」アイテム(email item)
Oracleインスタント・ポータルで、黄色の封筒と、オプションのページ上のタイトルで表されるアイテム。ユーザーが封筒をクリックすると、空白の電子メールを表示する電子メール・エディタが表示される。電子メールには、アイテムの作成者が指定したアドレスが事前に入力されている。
Oracle Enterprise Manager
Oracle Enterprise ManagerはOracle Fusion Middlewareのコンポーネントで、管理者は1つの環境からOracle Fusion Middlewareサービスを管理できます。たとえば、管理者はOracle Enterprise Managerを使用して、HTTPサービス、PPE、Oracleデータベース、プロバイダ、Oracle Ultra Searchなど、Oracle Portalインスタンスを構成するサービスを管理できる。
企業ポータル(enterprise portal)
関連する企業情報源にパーソナライズされたアクセスを提供する共通の総合的な入り口。企業ポータルでは、公衆インターネットで利用できるリソースのビューをサイト訪問者がパーソナライズできる。
イベント(event)
Portal内の操作によって、対応するイベントがトリガーされる。ページ設計者は、これらのイベントが発生したときに何を行うかを指定できる。たとえば、特定のイベントによって現在のページを再ロードし、パラメータを新しくロードされたページに渡すように指定できる。
イベント・サーブレット(Event servlet)
イベント・サーブレットは、イベントが有効になっているポートレットへのアクセス時に動的なページ・ナビゲーションを可能にするOracle Portalの機能を実装する。イベント・サーブレットは、PPEと同じコンテナ内で実行される。
「拡張可能リッチ・テキスト」アイテム(expandable rich text item)
Oracleインスタント・ポータルで、ページのスペースを節約するように設計された「テキスト」アイテムのタイプ。表示モード時、「拡張可能リッチ・テキスト」アイテムは白い封筒、タイトルおよびサマリーで表される。ユーザーが封筒をクリックすると、アイテムが拡張し、アイテムに関連付けられているテキストが表示される。アイテムのすべてのテキストが非表示にならない「リッチ・テキスト」アイテムと比較。「拡張可能リッチ・テキスト」アイテムと「リッチ・テキスト」アイテムには、イメージ、ハイパーリンク、表、有効なHTMLコードを含めることができる。
有効期限(expiration period)
アイテムの期限が切れるまでの日数、または期限が切れる正確な日付。アイテムの期限が切れた後は、アイテムまたはページの所有者およびページ・グループの管理者のみが編集モードで表示できる。期限切れのアイテムは、すべての期限切れアイテムのシステム・パージ中にデータベースから削除される。
有効期限ベースのキャッシュ(expiry-based caching)
保持期間を使用して、アイテムがキャッシュ内で有効である期間を指定するキャッシュ方法。この期間が経過すると、更新が必要になる。保持期間を過ぎたアイテムがリクエストされた場合、キャッシュでリフレッシュされる。
Oracle Web Cacheでは、有効期限ベースのキャッシュと無効化ベースのキャッシュの両方が使用されている。Oracle Web Cache内に保存されたデータは、無効化されるか失効するまで、有効であるとみなされる。たとえば、完全にアセンブルされたページで有効期限ベースのキャッシュが指定されている場合、ページ・コンテンツは指定された保持期間中キャッシュで有効として扱われ、この期間後再生成が必要になる。
失効通知(expiry notification)
ユーザーまたはグループに自動的に送信され、ページ上のアイテムの有効期限が近いことを示すメッセージ。この通知は、ページ・グループ管理者によって設定される。
エクスポート(export)
1つのOracle Portalインスタンスからページ・グループ、ページ、ポートレット、および他のコンテンツを含む一式のファイル(トランスポート・セット)を作成する方法。その後、このファイル・セットを別のOracle Fusion Middlewareインスタンスにインポートできる。
拡張(extension)
Oracle JDeveloperの機能を拡張するJavaクラス。たとえば、PDKには、Oracle JDeveloperを使用したポートレットの開発に役立つ拡張が含まれている。
外部アプリケーション(external application)
一般に、「外部アプリケーション」ポートレットから起動されるOracle Portalの外部アプリケーション。各外部アプリケーションはポートレット管理者によって構成されるため、ユーザーはユーザー名とパスワード情報を指定するだけで済む。Oracle Application Server Single Sign-Onでは、将来の認証チャレンジ用に資格証明が表示される。
外部オブジェクト(external object)
明示的オブジェクトの外部依存性オブジェクト。外部オブジェクトによって、明示オブジェクトはターゲットPortal上で機能するようになる。
「マニフェスト」も参照。
お気に入り(favorite)
頻繁に参照されるURLにすばやくアクセスできるようにする、「お気に入り」ポートレット内のハイパーリンク。会社のファイアウォールの内側でも外側でもかまわない。認証されたユーザーは、自分が頻繁にアクセスしたURLのセットを使用して「お気に入り」ポートレットをパーソナライズできる。
「お気に入りコンテンツ」領域(Favorite Content area)
ユーザーのお気に入りコンテンツが表示されるOracleインスタント・ポータルのホームページ上の領域。ユーザーは、アイテムの横の家の形のアイコンをクリックして、この領域に表示するアイテムを選択する。「お気に入りコンテンツ」領域はユーザーごとに異なる。
「ファイル」アイテム(file item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。ユーザーが「ファイル」アイテムをページに追加すると、ファイルがOracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマにアップロードされ、ハイパーリンクとしてページに表示される。ユーザーが表示名リンクをクリックすると、ファイル・タイプとブラウザの構成に応じて、そのファイルがユーザーのコンピュータにダウンロードされるか、ユーザーのWebブラウザに表示される。
Oracleインスタント・ポータルでは、「ファイル」アイテムは上部に赤いアスタリスクの付いた長方形で表され、オプションでタイトルとサマリーが表示される。ユーザーがアイコンをクリックすると、アイテムに関連付けられたファイルが、別のブラウザ・ウィンドウに表示される。
ファイアウォール(firewall)
コンピュータまたはネットワークのセットを外部の攻撃から保護するために仲介役として動作するシステム(ハードウェアまたはソフトウェア)。Local Area Network(LAN)上のコンピュータへの外部からのアクセスを規制し、Local Area Network(LAN)内から外部のコンピュータへのアクセスを規制する。ファイアウォールは、リクエストがファイアウォール・マシンによって発行されたかのように転送するプロキシ・サーバーの機能とリクエストを検査して疑わしいコールを排除する機能を果す。
フォーム(form)
1つ以上のデータベース表、ビューまたはプロシージャにトランザクション・インタフェースを提供する、ポートレット・ビルダーで作成された ポートレット。たとえば、ポートレット・ビルダーを使用して、人事データベースに新入社員情報を入力するためのフォームを作成できる。
FPA
連携型Portalアダプタ(Federated Portal Adapter)の略。連携型Portalアダプタは、JavaおよびPL/SQLで書かれたPortalインスタンス内のモジュールであり、WebプロバイダのSOAPメッセージを受信し、そのSOAPを解析し、メッセージをPL/SQLプロシージャ・コールとしてデータベース・プロバイダに送信する。つまり、連携型Portalアダプタによってデータベース・プロバイダがWebプロバイダとまったく同じように動作するようになり、ユーザーは複数のデータベース・サーバーにデータベース・プロバイダを配布できるようになる。すべてのリモート・プロバイダがWebプロバイダとして扱われ、ユーザーからはその実装(データベースまたはWeb)はわからない。最も一般的な使用方法は、1つのPortalインスタンスが所有するデータベース・プロバイダ(ページ・グループも含む)を他のPortalインスタンス間で共有すること。
フレーム・ドライバ(frame driver)
2つのフレームに分割されたWebページで構成される、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。ドライビング・フレームには、2番目のターゲット・フレームのコンテンツを決定するSQLの問合せが含まれる。
ファンクション(function)
指定された一連の操作を実行して値を返すPL/SQLサブプログラム。通常、ファンクションは、大きなアプリケーションの範囲内で特定のタスクを実行するために作成された、小さなコードのブロック。
エンド・ユーザーは、ページ内で「PL/SQL」アイテムまたはカスタム・アイテムのタイトルをクリックしてファンクションを実行する。
要旨(gist)
題材全体を最もよく表現するいくつかの段落からなる、Oracle Textのサマリー。このようなサマリーを使用すると、テキストの主要な内容に目を通したり、テキストの題材で興味のあるものにアクセスすることができる。
グローバル権限(global privilege)
特定のタイプのすべてのオブジェクトに対する一定レベルのアクセス権をユーザーまたはグループに付与する権限。たとえば、Web設計者グループにすべてのスタイルに対する「管理」権限を付与できる。
グラフィカル・ビュー(Graphical view)
ページ上の所定の位置にページ・コンテンツを表示するページ編集ビュー。グラフィカル・ビューを使用すると、編集時に最終的なページと同じようにページとアイテムを表示できる。
「レイアウト・ビュー」および「リスト・ビュー」と対比。
グループ(group)
人事や経理など、通常、共通のニーズまたは利害を共有するOracle Portalユーザーの集合。グループを使用すると、オブジェクト(ページやポートレットなど)へのアクセス権を一度に複数のユーザーに簡単に付与することができる。グループを使用して、ロール関連の権限をグループに割り当て、その後そのロールにユーザーを追加して、ユーザーのロールを実装することもできる。OIDで、Oracle Portalグループのメンバーを追跡できる。
HA
高可用性(High Availability)の略。アプリケーションが、サービスを中断することなく、または最小の中断で単一障害点を排除しながら、ビジネス目標を達成するために必要な可用性を満たすことができるソリューションの集合。
HDML
Handheld Device Markup Languageの略。ディスプレイの小さい携帯用デバイス向けに、ハイパーテキストに似たマークアップ・コンテンツおよびアプリケーションを定義するための単純な言語。
階層(hierarchy)
自己参照表またはビューからのデータを表示する、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。表内で少なくとも2つの列が再帰的な関係を共有している必要がある。階層には最大3レベルを含めることができ、組織チャート内の従業員のようなデータや、Webサイト内のメニュー間の階層関係を表示できる。
ホームページ(home page)
ログオン時、またはユーザーが「ホーム」「スマート・リンク」アイテムをクリックしたときに通常表示される、Oracle Portal内で定義されたページ。Portal管理者が、パブリック・ユーザー用にこのページを選択する。認証されたユーザーは自分でページを選択できる。Portal管理者は、モバイル・ページ設計を有効にした場合、モバイル・デバイスからPortalにアクセスしたときに表示される、別のモバイル・ホームページを指定できる。
HTML
Hyper Text Markup Languageの略。ハイパーテキスト・ドキュメントをエンコードするためのフォーマット。テキスト、グラフィックス、プログラムへの参照および別のハイパーテキスト・ドキュメントを含めることができる。
HTMLコンテンツ・レイアウト(HTML content layout)
アイテム・レベルの代替タグを使用して、個々のリージョンのフォーマット・スキームを定義するHTMLテンプレートのタイプ。HTMLコンテンツ・レイアウトは、リージョン内のアイテムまたはポートレットごとに繰り返し使用される。
「HTMLページ・スキン」と対比。
HTMLページ・スキン(HTML page skin)
ページ・レベルの代替タグを使用して、ページ・コンテンツを囲む領域の外観を制御するHTMLテンプレートのタイプ。HTMLページ・スキンは、ページまたはPortalテンプレートに適用できる。
HTMLテンプレート(HTML Template)
ページまたはリージョンのコンテンツを囲む独自のHTMLコードを使用して構築されたPortalオブジェクト。Oracle Portalウィザードまたはサード・パーティのHTMLエディタを使用して、HTMLテンプレートを構築できる。
HTTP
Hyper Text Transfer Protocolの略。メッセージのフォーマットと転送を行い、様々なコマンドに対してWebサーバーとブラウザが実行する操作を決定するために、Web全体で使用される基盤となる形式、つまりプロトコル。通常、Oracle Fusion Middlewareとそのクライアントの間で使用されるプロトコル。
ILS
アイテム・レベルのセキュリティ(Item Level Security)の略。特定のページ上のアイテムへのアクセスを詳細に制御するメカニズム。ILSにより、アイテム管理者は、ユーザーおよびグループに、ページ・レベルの権限に優先する明示的なアイテムへのアクセス権限を付与できるようになる。
「イメージ」アイテム(image item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。JPEG、GIFまたはPNG形式のイメージを追加できる。
Oracleインスタント・ポータルでは、「リッチ・テキスト」アイテムや「拡張可能リッチ・テキスト」アイテムの一部として追加されるイメージと異なり、「イメージ」アイテムはページで独立して使用される。「イメージ」アイテムは、「アイテムの追加」アイコンから追加される。「テキスト」アイテムに付属するイメージはイメージの挿入ウィンドウから追加される。
「イメージ・マップ」アイテム(image map item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。イメージ・マップは、クリックすると他のURLへリンクするホットスポットが付いた単一のイメージ。たとえば、各大陸がその大陸の詳細情報へのハイパーリンクとなっている世界地図のイメージ・マップを作成できる。
インポート(import)
コンテンツおよびオブジェクト(ページ・グループ、ページ、ポートレットなど)をOracle Portalインスタンスに移す手段。たとえば、あるOracle Portalインスタンスのページ、関連付けられたスタイル、およびそのコンテンツを別のインスタンスにインポートできる。
インプレース編集(in-place editing)
Oracleインスタント・ポータルで、アイテムやページを別の場所で作成して、ページまたはPortalに追加するかわりに、これらをそのコンテキストで追加できる機能。
内部イメージ名(internal image name)
Portalにアップロードされたイメージを識別するために使用する名前。アップロードされたイメージをPortal内で再使用するには、その内部名を参照する。
内部プロバイダ(internal provider)
ページ・グループ・オブジェクト(ページ、ナビゲーション・ページなど)をOracle Portalのインスタンスで使用できるようにするプロバイダのタイプ。
無効化ベースのキャッシュ(invalidation-based caching)
アイテムが明示的に無効化されるまでキャッシュに入れておくキャッシュ方法。たとえば、ユーザーがアイテムを更新すると、キャッシュ内のアイテムを無効化する必要がある。次に無効化されたアイテムに対するリクエストが発生したときに、そのアイテムはキャッシュ内で更新される。
Oracle Web Cacheでは、有効期限ベースのキャッシュと無効化ベースのキャッシュの両方が使用されている。Oracle Web Cache内に保存されたデータは、無効化されるか失効するまで、有効であるとみなされる。Oracle Web Cache内にキャッシュされた情報が不正確になったときに、無効化する必要がある。たとえば、Oracle Web Cacheに保存されているページのメタデータは、ページ設計者がページ構造を変更したり、ユーザー権限が変更されたときに無効化される。同様に、ポートレット・インスタンスは、エンド・ユーザーがパーソナライズすると常に無効化される。
アイテム(item)
ページ上のアイテム・リージョンにあるコンテンツの個々の要素(テキスト、ハイパーリンク、イメージなど)。適切な権限レベルを持つユーザーは、アイテムをページに追加できる。アイテムのコンテンツとメタデータは、Oracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマに格納される。アイテムは、アイテム・リージョンに定義されたレイアウト、スタイルおよび属性表示に従って、ページ上に表示される。
「アイテム・タイプ」も参照。
Oracleインスタント・ポータルでは、コンテンツをページに追加する手段。使用可能なアイテム・タイプには、「リッチ・テキスト」アイテム、「拡張可能リッチ・テキスト」アイテム、「ファイル」アイテム、「URL」アイテム、「電子メール」アイテム、「イメージ」アイテムがある。
アイテムID(item ID)
アイテムのコンテンツへのローカル・データベース参照。アイテムIDの値は、アイテムをPL/SQLプロシージャに渡すためにカスタム・アイテム・タイプ内で使用される。ファンクションはアイテムIDを使用してアイテムのコンテンツにアクセスする。
アイテムのプレースホルダ・アイテム(item placeholder item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。アイテムのプレースホルダは、アイテム用のPortalテンプレートを使用するアイテムのコンテンツの表示場所を、残りのテンプレート・コンテンツに基づいて識別する。
アイテム・タイプ(item type)
アイテムのコンテンツとアイテムに関して格納される属性(メタデータ)を定義するオブジェクト。Oracle Portalに付属の基本アイテム・タイプは、コンテンツ・アイテム・タイプおよびナビゲーション・アイテム・タイプとして分類される。
カスタム・アイテム・タイプは、基本アイテム・タイプに用意されている機能を拡張し、アイテムについての追加属性情報を格納するために、ページ・グループ管理者が作成するアイテム・タイプ。
J2EE
Java 2 Platform, Enterprise Editionの略。アプリケーション開発者が、複数層からなるサーバー中心の企業レベル・アプリケーションを開発、デプロイおよび管理できるプラットフォーム。J2EEプラットフォームは、複数層からなる分散アプリケーション・モデル、統合されたXMLベースのデータ交換、統合セキュリティ・モデル、および柔軟なトランザクション制御を提供する。独自のJ2EEポートレットを作成し、Webプロバイダを通じて公開することができる。
「Oracle WebLogic Server」も参してください。
J2SE
Java 2 Platform, Standard Editionの略。アプリケーション開発者が、Javaのアプレットおよびアプリケーションを、パーソナル・コンピュータやワークステーションなどのデスクトップ・クライアント・プラットフォーム上で開発、デプロイおよび管理できるプラットフォーム。J2SEはAPI標準を定義するだけでなく、企業アプリケーションのデプロイメントも指定するため、Fusion Middlewareの管理者は、J2SEサーバーのベンダーには関係なく、アプリケーションをデプロイできます。
「Oracle WebLogic Server」も参してください。
JavaScript
Netscapeによって開発されたスクリプト言語。静的なHTMLとは異なる動的な動作を取り入れたポートレットを生成できる。ポートレット・ビルダーでは、JavaScriptを使用してフォームおよびパーソナライズ・フォームの各フィールドを検証するルーチンを作成できる。さらに、フォーム上の入力フィールドとボタンに対応するJavaScriptのイベント・ハンドラを作成することもできる。
JSP
JavaServer Pagesの略。Webページに簡単なプログラムによるインタフェースを提供する、サーブレット機能の拡張。JSPは、専用のタグと、Webまたはアプリケーション・サーバーで実行される埋込みJavaコードを含むHTMLページ。JSPは、HTMLページに動的な機能を提供する。実際は、最初にリクエストされたときにサーブレットにコンパイルされ、サーブレット・コンテナ内で実行される。
「JSPタグ」も参照。
JSR 168
Java Specification Request(JSR)168の略。Javaを使用して標準ベースのポートレットを作成するための一連のAPIの定義。この仕様に従って作成されたポートレットは、Portalにローカルに表示することも、WSRPコンテナにデプロイしてリモートのポートレットに表示することもできる。詳細は、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=168
を参照。
JSPタグ(JSP tags)
JavaコードをエンコードするためにJSP内に埋込み可能なタグ。これらのタグでは<jsp:
構文を使用し、XMLの要素に似たbegin
およびend
タグで、JSP内のアクション要素を囲む。
レイアウト・ビュー(Layout view)
ページ上のリージョンを追加、配置および移動できるようにするページ編集ビュー。さらに、このビュー内でコンテンツの非表示、表示、削除または移動を行うことができる。
「グラフィカル・ビュー」および「リスト・ビュー」と対比。
LBR
ロード・バランス・ルーター(Load-balancing router)の略。Webリクエストを多数のサーバーに分散する非常に高速なネットワーク・デバイス。各リクエストを特定の中間層サーバーに送信するかわりに、Portalユーザーに単一の公開アドレスを提供する。
レベル(level)
モバイル・ページに構造を提供するため、およびモバイル・デバイスの小型画面に表示されるコンテンツの量を制限するための方法として使用されるオブジェクト。ユーザーは、モバイル・ページのレベルをドリルダウンして、詳細なコンテンツを表示する。
リスト・ビュー(List view)
すべてのページ・コンテンツのリストが表示され、複数のオブジェクトに対して操作(削除、移動、コピーなど)を実行できるオプションが用意されたページ編集ビュー。
「グラフィカル・ビュー」および「レイアウト・ビュー」と対比。
「オブジェクトのリスト」アイテム
オブジェクト(ページ、パースペクティブなど)をドロップダウン・リストまたはリンク(関連付けられたイメージ付きまたはイメージなし)としてリストするために、ユーザーがページに追加できるナビゲーション・アイテムのタイプ。
ローカル・プロバイダ・グループ(local provider group)
Oracle Portalのインスタンス内で定義されたプロバイダの集合。プロバイダ・グループを使用すると、Oracle Portalのあるインスタンス内に定義または登録されたプロバイダを別のOracle Portalインスタンスと簡単に共有できるようになる。
「プロバイダ・グループ」も参照。「リモート・プロバイダ」と対比。
ロック(lock)
ポートレット・ビルダーのポートレットの編集中に自動的に適用される設定。この設定によって、他のユーザーはそのポートレットを編集できなくなる。
WebDAVでは、他のユーザーが同じファイルを編集できないようにする操作。WebDAVクライアント内でファイルをロックすると、Portal内の対応するアイテムがチェックアウトされる。
LOV
値リスト(List of values)の略。開発者がフォームの入力フィールドに選択可能な値を追加できる、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。単一の値リストは、コンボ・ボックス、ラジオ・ボタン、チェック・ボックスなどの様々な形式で表示できる。
管理権限(Manage privileges)
ユーザーがトップ・レベルのページとそのすべての子ページを編集、移動または削除できる、Oracleインスタント・ポータルの権限レベル。Portalのホームページに対して「管理」権限を持つユーザーは、そのPortalの管理者とみなされる。「管理」権限を持つユーザーは、「コントリビュート」権限と「表示」権限も持つ。
マスター/ディテール・フォーム(master-detail form)
1つのHTMLページ内にマスター表行と複数のディテール行を表示する、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。マスター行の値によって、問合せ、更新、挿入および削除用に表示されるディテール行が決まる。
「フォーム」も参照。
メニュー(menu)
エンド・ユーザーがクリックして別のメニュー、他のポートレット・ビルダーのポートレットまたはURLに移動できるオプションを含むWebページを表示する、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。
中間層(middle tier)
HTTPユーザー・リクエストを処理するOracle Fusion Middlewareアーキテクチャの一部。これらのリクエストを適切なPortalデータベースまたはプロバイダに転送し、Portalページをアセンブルし、Portalコンテンツのキャッシュを管理します。
MIMEタイプ(MIME type)
Multipurpose Internet Mail Extensionタイプ。インターネットでメッセージのコンテンツを説明するために使用されるメッセージ・フォーマット。MIMEは、配信されるコンテンツのタイプを説明するためにHTTPサーバーで使用される。
mod_plsql
Oracle HTTP Serverからのデータベース接続を処理するOracle HTTP Serverのモジュール。PL/SQLデータベース・プロシージャで、Webブラウザ内に表示できるフォーマット済のデータとHTMLコードを含むHTTPレスポンスを生成できるようにする。
MVC
同じデータの複数のビューを維持する機能を必要とするアプリケーションでよく使用されるクラシックな設計パターン。MVCパターンでは、オブジェクトはデータ管理用のモデル、データのすべてまたは一部を表示するビュー、およびモデルまたはビューに影響を与えるイベントを処理するコントローラの3つのカテゴリの1つに明確に分離される。この分離により、複数のビューとコントローラが同じモデルとインタフェースすることができる。ポートレットなど、これまでに存在していなかった新しいタイプのビューやコントローラも、モデルの設計を変更することなくモデルとインタフェースできる。
ナビゲーション・アイテム・タイプ(navigation item type)
ポータル固有のファンクションへの移動とアクセスを提供する手段。
組込みナビゲーション・アイテム・タイプには、次のものがある。
「アイテム・タイプ」も参照。「コンテンツ・アイテム・タイプ」と対比。
ナビゲーション・ページ(navigation page)
ナビゲーション・バーやバナーなどの標準的なユーザー・インタフェース効果を実装するために、通常は他のページやPortalテンプレートに埋め込まれる、ページ・グループ内の特殊な目的を持ったページ。Portal内のナビゲーション用にしばしばナビゲーション・アイテム・タイプが含まれる。
ナビゲータ(Navigator)
オブジェクトを検索し、Oracle Portalと対話するための機能。ページ・グループ、プロバイダ、データベース・オブジェクトなど、ユーザーが権限を持っているオブジェクトへのアクセスを提供する。
Oracle Metadata Repository
Fusion Middlewareコンポーネント(Oracle Portalを含む)およびインフラストラクチャの他の部分で使用されるスキーマとビジネス・ロジックが含まれたOracleデータベース。
Oracle Portalでは、Oracle Metadata Repository内のスキーマを使用して、Portalインスタンスに関連付けられたコンテンツとメタデータを格納して管理する。コンテンツ・リポジトリと呼ばれることもある。
Oracle Portal
企業クラスのPortalを開発、デプロイ、管理および構成するために使用するOracle Fusion Middlewareのコンポーネント。Oracle Portalでは、Portal内でアクセスされる情報を作成および管理できるようにするために、Portal構築フレームワークとセルフサービスの公開機能を組み合せています。
Oracle Application Server Single Sign-On
ユーザーが単一のユーザー名とパスワードを使用してOracle Fusion Middleware製品群のすべての機能、および他のWebアプリケーションにログインできるようにする、Oracle Fusion Middlewareのコンポーネント。Oracle Portalは、Oracle Application Server Single Sign-Onにパートナ・アプリケーションとして統合され、認証を委譲している。
Oracle Web Cache
頻繁に使用されるWebサイトのパフォーマンス、スケーラビリティ、可用性を向上させるOracle Fusion Middlewareコンポーネント。頻繁にアクセスされるURLをメモリー内に格納することによって、Oracle Web Cacheでは、Webサーバー上でこのようなURLのリクエストを繰り返し処理する必要がなくなる。Oracle Web Cacheでは、無効化ベースのキャッシュを使用し、Oracle Portalと統合してパフォーマンスの向上を図っている。
「Portalキャッシュ」も参照。
Oracle Application Server Wireless
情報とアプリケーションをモバイル・デバイスに配信するために使用するOracle Fusion Middlewareのコンポーネント。Oracle Application Server Wirelessを使用すると、Webページ、カスタムJavaアプリケーション、XMLベースのアプリケーションなど、様々な種類のコンテンツを使用するカスタムPortalサイトを作成できる。Oracle Application Server Wirelessサイトでは、ターゲット・デバイスのプラットフォームごとにコンテンツを作成しなおさなくても、モバイル・デバイスからこのような多様な情報にアクセスできる。
Oracle Application Server Wireless XML
Oracle PortalとOracle Application Server Wireless間の通信に使用されるデバイスに依存しないマークアップ言語。
Oracle Portal Verification Service
(旧Portal Studio)。Portal開発者のニーズに特化したPortal Center(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal
)の主要コンポーネント。開発者は、このサイトから、自分でOracle Portalをインストールすることなく、WebまたはWSRPプロバイダとして公開されるリモート・ポートレットをテストおよび表示することができる。開発者のポートレットは、各自のサーバーに置かれ、インターネットからアクセスできる必要がある。Oracle Portal Verification Serviceにはhttp://portalstandards.oracle.comから直接アクセスできる。
Oracle HTTP Server
HTTPリクエストの処理に使用される、Oracle Fusion MiddlewareのWebサーバー・コンポーネント。WebとOracle Portal間のリクエストを処理する中間層の一部。Oracle HTTP Serverの拡張機能では、Javaサーブレット、JSP、Perl、PL/SQLおよびCGIアプリケーションがサポートされる。
Oracleインスタント・ポータル(Oracle Instant Portal)
OracleAS Portalの上に構築される製品。小規模なユーザー・グループのためにコンテンツを共有および交換するための共通の場所を提供する。
Oracleインスタント・ポータル管理者(Oracle Instant Portal administrator)
Portal全体に対して完全な権限を持つユーザー。Portalのホームページに対して「管理」権限を持つユーザーは、そのPortalのOracleインスタント・ポータル管理者とみなされる。インストール中に作成されるPORTALおよびORCLADMINユーザーは、すべてのPortalのOracleインスタント・ポータル管理者となる。Oracleインスタント・ポータル管理者のみが、バナーやスタイルの変更、ユーザーの管理、および新規トップレベル・ページの作成を行える。
Oracle Internet Directory
Oracle Portalユーザー資格証明とグループ・メンバーシップを格納するためのリポジトリ。デフォルトでは、Oracle Application Server Single Sign-Onにより、分散するユーザーおよびネットワーク・リソースに関するOracle Internet Directory情報に基づいてユーザーの資格証明が認証される。Oracle Internet Directoryによって、LDAPバージョン3とOracleデータベースの高いパフォーマンス、スケーラビリティ、堅牢性および可用性が統合されている。
Oracle JDeveloper
Oracle JDeveloperは、Java、XMLおよびSQLの最新の業界標準を使用してアプリケーションやWebサービスを構築するための統合開発環境(IDE)である。開発者はOracle JDeveloperを使用して、Javaポートレットを作成できる。
Oracle PartnerNetworkのSolutions Catalog(Oracle PartnerNetwork Solutions Catalog)
(Oracleパートナーの共同製品およびサービスに関する情報を集めたもの(http://solutions.oracle.com/
)。『Solutions Catalog』には、Oracle Portal関連の製品およびサービスを提供するパートナーに関する情報が提供されている。
Oracle Text
Oracleリポジトリ内に格納されたコンテンツに対する高度な検索および取得サービスを提供する、Oracle9i以降の機能。Oracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマ内で管理されているコンテンツの完全なテキスト検索を実行する機能をユーザーに提供するために、Oracle Portalに完全に統合されている。また、要旨別およびテーマ別に、結果を自動的にグループ化して分類する機能も備えている。
Oracle Ultra Search
データベース、ファイル・システム、Webサーバー、電子メール・リストのアーカイブなど、複数の異種のリポジトリのクローリング、索引作成および連携した検索をサポートする、Oracle Textに基づくアプリケーション。
「「検索」ポートレット」と対比。
Oracle WebLogic Server
スケーラブルな企業向けJava Platform, Enterprise Edition(Java EE)アプリケーション・サーバー。WebLogic Serverインフラストラクチャでは、多くのタイプの分散アプリケーションのデプロイがサポートされており、Service Oriented Architectures(SOA)に基づくアプリケーション作成の理想的な基礎となります。SOAは、アプリケーション・サービスの再使用を最大限にするための設計方法です。
WebLogic ServerのSun Microsystems Java EE 5.0仕様の完全実装により、様々なサービス(データベース、メッセージ・サービス、外部エンタープライズ・システムなど)にアクセスできる分散Javaアプリケーション作成用のAPI標準セットが使用できます。エンドユーザー・クライアントは、これらのアプリケーションにWebブラウザ・クライアントまたはJavaクライアントを使用してアクセスします。
OTN
Oracle Technology Networkの略。Oracleに基づくアプリケーションを構築するための多様な技術上のリソースを提供する、オンラインのOracleテクニカル・コミュニティ。OTNには、http://www.oracle.com/technology/
からアクセスできる。
パッケージ(package)
PL/SQL仕様と本体からなるデータベース・オブジェクト。仕様には、他のプログラム単位から参照できるデータ型とサブプログラムが含まれている。本体には、パッケージの実際の実装が含まれている。
ページ(page)
ポートレットとアイテムを含むPortalオブジェクト。ページを表示するたびに、そのページに対して選択されているポートレットおよびレイアウトに従って、ページは動的に収集およびフォーマット設定される。
「ページ・タイプ」も参照。
ページ設計者(page designer)
ページに対する「管理」権限を持つユーザー(ページ管理者とも呼ばれる)。この権限を持ったユーザーは、ページに対するすべての処理を実行し、そのページの下にサブページを作成することができる。ページ設計者は、ページ・レイアウト(またはリージョンの構成)の設計、および他のユーザーへのページ権限の割当て(どのユーザーがページにコンテンツを追加できるかの決定など)を行うことがある。
ページがテンプレートに基づいている場合、そのページに対してページ設計者が制御できる範囲が制限されることがある。
「ページ・ファンクション」アイテム(page function item)
ユーザーがページに追加できるナビゲーション・アイテムのタイプ。ページ・ファンクションは、ユーザーがカスタム・ページ・タイプに追加できるプロシージャ・コール。現在のページに関連付けられたページ・ファンクションがない場合、「ページ・ファンクション」アイテムは表示されない。
ページ・グループ(page group)
ページ、スタイル、ナビゲーション・ページ、パースペクティブなどの関連するPortalオブジェクトのプロパティをグループ化して設定するPortalオブジェクト。ページ・グループには通常、コンテンツを編成するためにページとサブページの階層が含まれている。
ページ・グループ管理者(page group administrator)
ページ・グループ全体に対して完全な権限を持つユーザー。ページ・グループ管理者は、ページ・グループを設定して管理し、ページ所有者を指定し、分類を作成する。また、ページ・グループ内のすべてのページを表示して管理することもできる。
ページ・グループ・マップ(page group map)
Portalのすべてのページ・グループの階層表現。ユーザーは、ページ・グループ内の個々のページにアクセスできる。ページ・グループ・マップは各ユーザーに対して個別に作成され、そのユーザーが表示または編集することが承認されているページのみが表示される。
「ページ・リンク」アイテム(page link item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。ページ・リンクによって、Portal内の別のページへのハイパーリンクを使用したルートが提供される。ユーザーが表示名リンクをクリックすると、このアイテムが参照しているページがユーザーのブラウザに表示される。
「ページ・パス」アイテム(page path item)
ユーザーがページに追加できるナビゲーション・アイテムのタイプ。ページ・パスは、ページの参照名の連鎖。ページ・パス(ブレッドクラムとも呼ばれる)によって、完全なディレクトリ・パスが記述される。
ページ・ツールバー(page toolbar)
ページが編集モードのときにページの上部に表示されるリンク。ここから、ページの様々な要素の編集、編集ビューの切替え(たとえば、グラフィカル・ビューからレイアウト・ビューへ)、ページ・グループ・プロパティの編集などを行える。
ページ・タイプ(page type)
ページのコンテンツおよびページに関して格納する情報を定義するPortalオブジェクト。Oracle Portalの基となるページ・タイプは、標準ページ、モバイル・ページ、PL/SQLページ、JSP、およびURLページ。カスタム・ページ・タイプは、基となるページ・タイプに用意されている機能を拡張し、ページについての追加情報を格納するために、ページ・グループ管理者によって作成されるページ・タイプ。
パラメータ(parameter)
ページ・パラメータは、ページ設計者によって作成されるページ・レベルのパラメータであり、その値はポートレット・パラメータにマップすることができる。
ポートレット・パラメータは、プロバイダによって宣言される。ページ設計者は、ページ・パラメータをポートレット・パラメータにマップする。PPEがプロバイダからのポートレットをリクエストすると、ポートレットで宣言され、ページ・パラメータにマップされたポートレット・パラメータのみが送信される。
パラメータ入力フィールド(parameter entry field)
エンド・ユーザーが値を入力し、Oracle Portalのポートレットに渡すことができるパーソナライズ・フォーム上のフィールド。
パートナ・アプリケーション(partner application)
認証をOracle Application Server Single Sign-Onに委譲したアプリケーション。OracleAS Single Sign-On Serverに登録されている場合、ユーザーは1つのログイン・ページを使用して複数のパートナ・アプリケーションにログインできる。特定のセッションでユーザーがOracleAS Single Sign-On Serverによって認証された後は、別のパートナ・アプリケーションにアクセスするために再びログインする必要はない。
パスベースのURL(path-based URL)
パスベースのURLでは、Portalから特定のオブジェクトまでのパスを指定する。わかりやすいURL形式だが、Portalオブジェクトの名前を含むため、パス内のいずれかのオブジェクト名が変更されるとそのURLは無効になる。
たとえば、ページ・グループMyPageGroupのトップ・レベル・ページ(sample_page)にアクセスするためのパスベースのURLは次のようになる。
http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/MyPageGroup/sample_page
「永続URL」と対比。
PDK
Oracle Portal Developer Kitの略。Webコンテンツとアプリケーションを構築してOracle Portalと統合するために使用する開発用フレームワーク。Portalの開発を簡略化するのに役立つツールキット、サンプルおよび技術記事が含まれている。既存のJavaサーブレット、JSP、URLでアクセス可能なコンテンツおよびWebサービスを使用して、それらをポートレットにすることができる。通常は、ポートレットとサービスを作成するために外部の開発者とベンダーが使用する。PDKは、開発者に最新のツールとテクニックを提供するために、Portal Center(http://portalcenter.oracle.com/
)で定期的に更新される。
PDK-Java
Javaでポートレットを実装し、Portal機能を追加するためのツールキット。既存のJavaサーブレット、JSPおよびWebサービスを宣言によってポートレットにするために使用する。
「PDK」も参照。「PDK-PL/SQL」と対比。
PDK-PL/SQL
PL/SQLプログラマが簡単にポートレットを作成し、PL/SQL APIを使用してそれらを拡張できるようにする記事、サンプルおよびサービスのセット。
「PDK」も参照。「PDK-Java」と対比。
PDK-URL Services
セキュリティ保護されたパブリックなWebコンテンツを宣言によってポートレットにするユーティリティ。これらのサービスでは、ターゲットURLに動的にパラメータを渡すこと、コンテンツのクリッピングとリフォーマットを行うこと、フォーム・ベースまたはBasic認証を必要とするアプリケーションにOracle Application Server Single Sign-Onを提供することが可能。また、これらのサービスによって、開発者は任意の言語で作成された任意のアプリケーションを使用して、簡単に統合ポートレットを作成できるようになる。PDK-URL Servicesは、アプリケーションのURLを使用し、コンテンツを解析し、PDK-Javaフレームワークを使用してポートレットを作成する。
「PDK」も参照。
保留中の承認の監視(Pending Approvals Monitor)
自分が管理しているページ・グループ内の保留中の承認をリストできるようにするポートレット。承認者別、日付別、ページ・グループ別または送信者別に、保留中の承認を一覧表示できる。
「保留中のアイテム: プレビュー」モード(Pending Items Preview mode)
承認を待機しているアイテムを表示できるプレビュー・モード。このモードを使用すると、コンテンツ作成者は追加したがまだ承認されていないアイテムをプレビューし、承認者はアイテムを承認または却下する前にそれをプレビューすることができる。
「編集モード」も参照。
パーソナライズ・フォーム(personalization form)
エンド・ユーザーにポートレット・ビルダーのポートレットに渡す値を入力するよう求めるページ。エンド・ユーザーがポートレットの「パーソナライズ」リンクをクリックすると、ポートレットのパーソナライズ・フォームが表示される(作成されている場合)。
個人用ページ(personal page)
認証されたユーザーが個人用コンテンツを格納したり、それを他のユーザーと共有することができるOracle Portal内の領域。Portal管理者は、ユーザー・アカウントを作成するときに、そのユーザーのための個人用ページを作成するかどうかを選択できる。
パースペクティブ(perspective)
複数のカテゴリにまたがる、アイテムのグループ化。パースペクティブを使用すると、特定のアイテムに関心のある人々が誰かという観点から、コンテンツを分類できる。たとえば、世界中の様々な観光スポットへのリンクを追加し、休暇の種類についてのアイテムに「北欧ファンのための休暇」、「古代ロマンの旅」、「冒険者向けの極限の旅」などのパースペクティブを割り当てることができる。パースペクティブ属性を含むアイテム・タイプを使用してコンテンツを公開するユーザーは、パースペクティブに値を指定しなくても、1つまたは複数の値を指定してもかまわない。
「カテゴリ」と対比。
PL/SQLアイテム(PL/SQL item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。PL/SQLアイテムには、1ブロックのPL/SQLコードが含まれている。ユーザーがこのアイテムをクリックすると、そのコードが実行される。結果は、ユーザーのブラウザに表示される。PL/SQLアイテムは、ページに直接表示することもできる。
ポータル(portal)
Webベース・アプリケーションとの対話および個別のユーザーまたはユーザーのクラスに関連する情報のパーソナライズされた単一のポイントを提供する共通インタフェース(つまり、Webページ)。Oracle Portalを使用して作成されたPortalは、ポートレットとアイテムを含む、ページ・グループ内で管理されるページで構成される。
Portal管理者(portal administrator)
Oracle Portal内で最高レベルの権限を持つユーザー。Portal管理者は、プライベートとマークされたページとデータベース・プロバイダを含む、Oracle Portal内のすべてのオブジェクトを表示および変更できる。(例外はグループのみ。Portal管理者はPORTAL_ADMINISTRATORSおよびPORTAL_PUBLISHERSグループを変更できるが、グループ所有者に指定されていないかぎり、その他のグループは変更できない。)
Portalキャッシュ(portal cache)
検証ベースのキャッシュを使用するオブジェクトのキャッシュ・エントリを格納するメカニズム。オブジェクトが検証ベースのキャッシュと無効化ベースのキャッシュの両方を使用している場合は、メモリーベースのOracle Web Cacheのバックアップとしても機能する。
Portal Center
(Oracle Portalに関するあらゆることを検索できるWebサイト(http://portalcenter.oracle.com/
)。頻繁に更新され、常に最新の情報を提供している。Portal Developer ServicesとOracle Portal Verification Serviceのホームでもある。このWebサイトには、製品についてのすべての情報(ドキュメントやデモなども含む)があり、Oracle Portalの専門知識にアクセスできる。
Portalコミュニティ(Portal Community)
Oracle Portalについての情報を作成および交換する人々のためのネットワーク。このコミュニティには、Oracle Portalを使用する人ならだれでも参加できる。Portal Knowledge Exchangeを活用してPortal関連の情報を共有し、Portal Developer Servicesを利用できる。
Portal Developer Services
Oracle Portalの専門知識を開発および交換する人々のためのネットワーク。このプログラムは、他の場所と同様に、Portal Center(http://portalcenter.oracle.com/
)を介してオンライン・テスト・ツールを提供する。また、ニュースレター、サーベイおよびPortal Knowledge Exchangeを通じて製品チームや他のPortal開発者と対話することができる。
「Portalコミュニティ」も参照。
Portal Knowledge Exchange
Portal Developer Servicesの加入者が、Portalコミュニティ内のホワイトペーパー、テクニックおよびポートレットを他の人々と共有できる、セルフサービスのWebサイト。最も価値のある記事を簡単に見つけられるように、記事を評価することもできる。
Portalサービス(Portal Services)
PortalページのアセンブルやPortalおよびページのメタデータへのアクセスに使用される、OracleAS Portal WLSインスタンスで実行されるサービス。Parallel Page Engine(PPE)は、PortalページをアセンブルするPortalサービスの1つ。前にmod_plsqlによって提供されていた他のサービスも、Portalサービスに組み込まれている。
Portalセッション(portal session)
ブラウザとOracle Portal間の対話の期間。最初のアクセスから、ログオフ、ブラウザ・ウィンドウの終了、または非アクティブの期間が経過した後のセッションの期限切れまでの間。
Portalテンプレート(Portal Template)
ページおよびアイテムに特定のレイアウト、色、フォントおよび背景を強制的に適用する、ウィザードを使用して宣言によって作成されたPortalオブジェクト。Portalテンプレートは、ナビゲーション・ページ、標準ページ、および標準ページ・タイプに基づくカスタム・ページ・タイプによって作成されたページに使用できる。Portalテンプレートは、「テキスト」アイテム、「PL/SQL」アイテム、「URL」アイテム、およびMIMEタイプがtext/htmlまたはtext/plainのすべての「ファイル」アイテムでも使用できる。
「HTMLテンプレート」と対比。
ポートレット(portlet)
通常はWebコンテンツの一部を表示する、再使用可能なプラッガブルWebコンポーネント。ポートレットは、Portalページの基本的な構築ブロック。ポートレット・ビルダーを使用すると、独自のポートレットを簡単に作成できる。Oracle Portalには、プログラムを使用してポートレットを作成する方法と、任意の種類のWebコンテンツと統合する方法がいくつか用意されている。ポートレットは、Java、JSP、Javaサーブレット、PL/SQL、Perl、ASPなどの様々なテクノロジを使用して実装できる。PDKは、Oracle Portalが提供する、標準に準拠したポートレット開発のオプションを網羅している。
ポートレット・ビルダー(Portlet Builder)
Portalナビゲータの「プロバイダ」タブからアクセスできるポートレット作成ウィザードの集合。これらのウィザードを使用して、チャート、フォーム、レポート、カレンダ、値リストを作成できる。
ポートレット・リポジトリ(Portlet Repository)
ローカル・プロバイダおよび登録されたすべてのリモート・プロバイダが利用できるポートレットを含む特別なページ・グループ。プロバイダを登録すると、プロバイダとそのポートレットがポートレット・リポジトリに追加される。
PPC
部分的なページ・キャッシュ(Partial Page Caching)の略。Oracle Web CacheがHTMLドキュメントの断片を単独でキャッシュおよび管理できるようにする機能。テンプレート・ページは、HTML断片を取り出して含めるようにOracle Web Cacheに指示する、Edge Side Includes(ESI)マークアップ・タグで構成される。断片自体は、個別のテキストまたはその他のオブジェクトを含むHTMLファイル。
PPE
Parallel Page Engineの略。Oracle WebLogic Serverコンテナ内で実行され、ページリクエストを処理するマルチスレッド・サーブレット。PPEは、ページのメタデータを読み取り、ポートレットのコンテンツを得るためにプロバイダをコールし、プロバイダのレスポンスを受け取って、指定されたページ・レイアウトに従ってリクエストされたページをアセンブルする。Parallel Page Engineは、Oracle Fusion Middlewareの中間層で実行されるPortalサービスの一部。
権限(privilege)
Oracle Portal内で特定の操作を実行する権利。権限は、グローバル(ユーザーまたはグループ・プロファイルで設定)か、特定のオブジェクトに固有(通常はオブジェクトの「アクセス」タブで設定)。アプリケーションを構築するときに、データベース・オブジェクト、共有ポートレット、ポートレット、およびアプリケーションに対してもアクセス権が付与される。
プロバイダ(provider)
Oracle Portalとポートレット間の通信リンク。Webプロバイダとデータベース・プロバイダという2種類のプロバイダがある。Webプロバイダは、ネットワーク上のどこに置いてもよく、SOAPを使用して処理される。Webプロバイダは、任意のWebテクノロジを使用して実装できる。PDK-JavaとPDK-URL Servicesを使用して、独自のWebプロバイダを作成できる。データベース・プロバイダはOracleデータベース内にあり、データ集約型の操作を実行中にポートレットを管理する。
プロバイダはポートレットのコンテナとして機能し、各ポートレットはプロバイダを通じてOracle Portalと通信する。プロバイダは、それ自体に含まれているポートレットも管理する。
プロバイダ定義(provider definition)
宣言のXMLベースの構成ファイル(provider.xml
)。Webプロバイダ、そのポートレット、およびそのポートレット内に表示されるコンテンツの位置を記述する。この構成ファイルには、プロバイダとそのポートレットの動作も記述する。
プロバイダ・グループ(provider group)
プロバイダ・グループ・サービスによって定義された、Webプロバイダの論理的な集合。Portal管理者は、Portalで使用するためにプロバイダ・グループを登録できる。登録すると、グループ内の各プロバイダを登録する処理が容易になる。これにより、Webプロバイダを作成する組織はプロバイダの登録の詳細を公開できるようになり、任意のOracle Portalインスタンスへの自動登録が容易になる。Portal管理者が指定する必要がある情報は、プロバイダ・グループの名前と位置のみである。
プロキシ・サーバー(proxy server)
プロキシ・サーバーは、通常はネットワークのファイアウォール上にあり、ファイアウォールの内側にあるクライアントがWebリソースにアクセスできるようにする。クライアントからのすべてのリクエストは、宛先サーバーに直接送られるのではなく、プロキシ・サーバーに送られる。プロキシ・サーバーはそのリクエストを宛先サーバーに転送し、受け取った情報をクライアントに戻す。プロキシ・サーバーは、サイトのすべてのWebトラフィックが単一のセキュリティ保護されたポートを経由するようにする。これにより、Webアクセスを許可しながら、内部のマシンへのインターネット・アクセスを防ぐことによって、組織はセキュリティ保護されたファイアウォールを作成できる。
パブリック・ページ(public page)
パブリック・ユーザー(Oracle Portalにログインしていないユーザー)が表示できる、ページ・グループ内のページ。ページ設計者またはページ・グループ管理者は、ページをパブリックとして明示的に指定する必要がある。
パブリック・ユーザー(public user)
Oracle Portalにアクセスできるが、ログインしていないユーザー。ユーザーが初めてOracle Portalにアクセスする場合、ログインする権利があるかどうかにかかわらず、パブリック・ユーザーとしてアクセスする。パブリック・ユーザーは、パブリックとして指定されたすべてのページを表示できるが、そのコンテンツをパーソナライズまたは編集したり、なんらかのアクセス制御があるページを表示したりすることはできない。
「認証されたユーザー」と対比。
割当て制限(quota)
アップロードされたドキュメントを格納するためにページ・グループ内またはOracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマ内に用意される容量。
最近使用したオブジェクト(recent object)
最近表示または編集された、ページやポートレットなどのPortalオブジェクト。各認証されたユーザーには、最近アクセスしたn個のオブジェクトへのリンクを提供する独自の「最近使用したオブジェクト」ポートレットがある。
リージョン(region)
ページ・レイアウトの定義、ページ・コンテンツ(ポートレットとアイテム)の定義、およびリージョンに表示されるコンテンツのスタイルと属性の定義のために使用される、標準ページ上で区分けされた領域。標準ページには、1つ以上のリージョンを含めることができる。リージョンは、別のリージョンの上、下または横に作成できる。
次のタイプのリージョンを作成できる。
未定義リージョンは、特定のタイプが割り当てられていないリージョン。
「アイテム」リージョンを使用すると、テキスト、イメージ、ファイルなどのアイテムを追加できる。
「ポートレット」リージョンを使用すると、リージョン内にポートレットを含めることができる。
「サブページ・リンク」リージョンを使用すると、リージョン内の現在のページのサブページのリストを表示できる。
「タブ」リージョンを使用すると、リージョン内にタブを含めることができる。
リージョン・バナー(region banner)
Portalページのリージョンに表示される、タイトルが付いた色付きの水平バー。バナーは、ページの視覚的な流れを分割し、その下に表示される関連するアイテムをグループ化する。
リモート・プロバイダ・グループ(remote provider group)
Oracle Portalのローカル・インスタンス以外で定義されるプロバイダの集合。
「プロバイダ・グループ」を参照。「ローカル・プロバイダ」と対比。
「インポートの置換」モード(Replace on Import mode)
インポート・モード。このオプションを選択すると、オブジェクトがターゲットに存在する場合は、そのオブジェクトが置き換えられる。オブジェクトが存在しない場合は、作成される。このオプションを選択しない場合は、オブジェクトがターゲットに存在していれば、そのオブジェクトが参照される。オブジェクトがターゲットに存在しない場合は、作成される。
「リッチ・テキスト」アイテム(rich text item)
Oracleインスタント・ポータルで使用できる、小さなテキスト・ブロック用アイテムの1つ。「リッチ・テキスト」アイテムは、ページ上でタイトル、サマリー、アイテムの完全なテキストとして表示される。ユーザーがアイコンをクリックするまで非表示の「拡張可能リッチ・テキスト」アイテムと比較。「拡張可能リッチ・テキスト」アイテムと「リッチ・テキスト」アイテムには、イメージ、ハイパーリンク、表、有効なHTMLコードを含めることができる。
ルーティング方法(routing method)
承認プロセスを編成する方法。Oracle Portalには、次の3つの承認ルーティング方法が用意されている。
「並行、全員」を選択すると、Oracle Portalによって、手順内の受信者全員に一度に承認が送信される。すべての受信者が、アイテム承認が次の手順に移動する前に、承認に対して応答する必要がある。
「順次、全員」を選択すると、Oracle Portalによって、手順内の受信者へ一度に1人ずつ、指定された順序で承認が送信される。すべての受信者が、アイテム承認が次の手順に移動する前に、承認に対して応答する必要がある。
「並行、1人」を選択すると、Oracle Portalによって、手順内の受信者全員に一度に承認が送信される。ただし、受信者の1人のみが、アイテム承認が次の手順に移動する前に、承認に対して応答する必要がある。
保存された検索(saved search)
検索基準を1つの名前で保存するメカニズム。この機能により、自分で条件を再入力せずに、保存した検索名を選択することによって、検索をすばやく繰り返すことができる。基本検索、拡張検索またはカスタム検索の結果を保存できる。「保存された検索」ポートレットには、ページ・グループ内のすべての保存された検索が一覧表示される。
スキーマ(schema)
表、ビュー、シーケンス、ストアド・プロシージャ、シノニム、索引、クラスタ、データベース・リンクなどの論理構造を含む、データベース・オブジェクトの集合。スキーマには、そのスキーマを制御するユーザーの名前が付けられる。
検索ポートレット(search portlet)
ユーザーがOracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマ内のページやコンテンツを検索できるポートレット。ユーザーは、CONTAINS、GREATER THAN、LESS THAN、EQUAL TOなどの演算子を使用して、テキスト文字列、カテゴリ、パースペクティブおよび属性に基づいた検索を実行することもできる。
サーブレット(servlet)
Webサーバーの機能を拡張した、通常はWebサーバーで実行されるJavaプログラム。HTTPサーブレットは、クライアントのHTTPリクエストを使用して、データベースへの問合せなどを通じて動的なコンテンツを生成し、HTTPレスポンスを提供する。
共有オブジェクト(shared object)
個人用ページ、ナビゲーション・ページ、スタイル、Portalテンプレート、パースペクティブ、カテゴリ、カスタム・タイプなど、ページ・グループ間で共有できるPortalオブジェクト。
共有ポートレット(shared portlet)
他のポートレット・ビルダーのポートレットと共有できる、ポートレット・ビルダーで作成されたポートレット。各共有ポートレットを同じようにパーソナライズして、複数のページに表示することができる。
「スマート・リンク」アイテム(smart link item)
自己構成するナビゲーション・アイテムのタイプ。たとえば、「ホーム」スマート・リンクをナビゲーション・ページに追加した場合は、ユーザーが「ホーム」リンクをクリックすると、自動的にそのホームページに移動する。
「スマート・テキスト」アイテム(smart text item)
自己構成するナビゲーション・アイテムのタイプ。たとえば、「現在の日付」スマート・テキスト・アイテムをナビゲーション・ページに追加した場合は、現在の日付がサーバーから自動的に取得されるため、複雑なコードを指定する必要はない。
SOAP
Simple Object Access Protocolの略。一元化されていない分散環境で情報を交換するための軽量なXMLベースのプロトコル。SOAPでは、Remote Procedure Callスタイル(RPC)およびメッセージ指向の交換を含め、様々なスタイルの情報交換がサポートされる。RPCスタイルの情報交換では、リクエストとレスポンスの処理が可能であり、エンドポイントがプロシージャ指向のメッセージを受け取り、関連するレスポンス・メッセージを返す。メッセージ指向の情報交換では、ビジネス文書などのドキュメントを交換する必要のある組織とアプリケーションがサポートされる。メッセージは送信されるが、送信者は即時のレスポンスを期待または待機しない場合がある。
構成済UIテンプレート(structured UI template)
ポートレット・ビルダーのポートレットのルック・アンド・フィールを制御し、スタンドアロン・モードで動作する共有ポートレット。構成済UIテンプレートによって、このテンプレートを使用する各ポートレットの周囲の同じ位置に同じイメージとテキストが表示される。
スタイル(style)
ページおよびリージョンの色とフォントを制御する値とパラメータのセット。スタイルの設定には、フォント・スタイル、サイズ、色、位置および背景色が含まれる。スタイルは、特定のページ・グループ用に作成することも、複数のページ・グループ内のページで使用される共有オブジェクトとして作成することもできる。
サブアイテム(sub-item)
別の(親)アイテムの下の階層に存在するアイテム。これにより、関連性の強いアイテムをグループ化できる。たとえば、特定のHTMLファイル・アイテムで使用するスプレッドシートを、そのHTMLファイル・アイテムのサブアイテムとして追加することができる。
承認申請の通知(subscription notification)
エンド・ユーザーが特定のページまたはアイテムを承認申請するための方法。そのページまたはアイテムが更新されると、「通知」ポートレット経由で通知される。ページ設計者は、ユーザーがページを承認申請できるように「承認申請」Portalスマート・リンクを、アイテムを承認申請できるように「承認申請」属性を表示する必要がある。さらに、ページ・グループ管理者は、ページ・グループの承認と通知を有効にする必要がある。
システム・レベルのキャッシュ(system level caching)
すべてのユーザーについて、オブジェクトの単一コピーをキャッシュ(中間層上)に置くキャッシュ方法。したがって、このようなアイテムをユーザー固有にすることはできない。ユーザー全員にアイテムの同じコンテンツが表示される。
「ユーザー・レベルのキャッシュ」と対比。
システム・パージ(system purge)
ページ・グループ内にある削除済または期限切れとしてマークされたすべてのアイテムをOracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマから削除するプロセス。システム・パージは、ページ・グループ管理者またはPortal管理者によって実行される。
タブ(tab)
ページで利用可能な実際の面積を効果的に2倍(3倍、4倍など)にして、ページに表示できるコンテンツ量を増やすために使用されるページ上の領域。また、タブによって、対象となる分野、組織、特定のロールなどに共通するコンテンツをグループ化できる。
「テキスト」アイテム(text item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。テキスト・アイテムを作成するときには、アイテム・ウィザード内に最大32 KBのテキストを入力する。テキスト・ブロックは、その後Oracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマに格納される。
テーマ(theme)
Oracle Textによって生成される、ドキュメントを記述するスナップショット。特定の語句を含むドキュメントを検索するのではなく、対象がドキュメント内で明確に言及されていない場合でも、ユーザーはOracle Textを使用して、一定の対象についてドキュメントを検索できる。
トップ・レベル・ページ(top-level page)
Portalのタブ・セットのタブによって表されるOracleインスタント・ポータルのページ。1つ以上の子ページを含む。トップ・レベルのページに適用されるページ権限は、その子ページにも適用される。
翻訳(translation)
別の言語で表示されるページ・グループ。ページ・グループ管理者が翻訳を作成すると、コンテンツ作成者はその言語のコンテンツを追加できる。ページ・グループ・ユーザーも、ユーザーのブラウザ言語をサポートされる言語の1つに設定することで、翻訳されたコンテンツを表示できる。
トランスポート・セット(transport set)
エクスポートまたはインポートするPortalオブジェクトの集合。複数のページ・グループと複数のページのように、特定タイプのオブジェクトが1つ以上含めることができる。
非構成済UIテンプレート(unstructured UI template)
コンテンツやポートレット・ビルダーのポートレットのルック・アンド・フィールを制御するために、HTMLコードを挿入するために使用される共有ポートレット。非構成済UIテンプレートは、HTMLコードに基づいていて、実行時に、タイトル、見出しおよびページを構成する他の要素を動的に埋め込む。
「代替タグ」および「ユーザー・インタフェース(UI)テンプレート」も参照。「構造化UIテンプレート」と対比。
URL
Uniform Resource Locatorの略。インターネット経由で使用可能なリソースの位置を表す簡潔な文字列。また、Oracle Fusion MiddlewareへのリクエストをエンコードするためにWebクライアントが使用する形式でもあります。
URLアイテム(URL item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。URLアイテムは、クリックされたときに、別のWebページへの経路を提供する。ユーザーがURLアイテムの表示名をクリックすると、そのURLが参照しているWebページが表示される。
Oracleインスタント・ポータルでは、URLアイテムは、ページ上で地球のアイコンで表され、オプションでタイトルとサマリーが表示される。ユーザーが地球をクリックすると、アイテムで指定された場所が、別のブラウザ・ウィンドウに表示される。
ユーザー・インタフェース(UI)テンプレート(user interface (UI) template)
ポートレット・ビルダーのポートレットのルック・アンド・フィールをフル・ページ表示モードで制御する共有ポートレット。ポートレットの構築中にUIテンプレートを選択すると、そのポートレットが表示されるページのタイトル、タイトルの背景、別のWebページへのリンク、および背景色とイメージが自動的に選択される。
「構造化UIテンプレート」および「非構造化UIテンプレート」も参照。「HTMLテンプレート」および「Portalテンプレート」と対比。
ユーザー・レベルのキャッシュ(user level caching)
各ユーザー用にアイテムの単一コピーをキャッシュ(中間層上)に置くキャッシュ方法。このため、各ユーザーは同じアイテムの異なるコンテンツを表示する。
「システム・レベルのキャッシュ」と対比。
検証ベースのキャッシュ(validation-based caching)
検証チェックによってキャッシュされたアイテムが有効かどうかを判断するキャッシュ方法。Portalキャッシュではこのキャッシュ方法が使用される。Portalキャッシュ内のアイテムが使用される前に、PPEは、コンテンツを取得するPortalリポジトリまたはプロバイダにアクセスして、キャッシュされたアイテムがまだ有効かどうかを判断する。
バージョニング(versioning)
アイテムの複数のバージョンがOracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマに同時に存在できるメカニズム。この機能は、あるドキュメントについてバージョンの変更を追跡する場合、または必要に応じて前のバージョンに戻す場合に役立つ。
表示権限(View privileges)
ユーザーがページでコンテンツを表示できる、Oracleインスタント・ポータル・ページ内の権限レベル。ユーザー全員がページを移動し、ホームページの「お気に入りコンテンツ」領域のアイテムを選択し、コンテンツを検索できる。
VPD
仮想プライベート・データベース(Virtual Private Database)の略。Oracleデータベースを活用して顧客をホストするASPのための機能。基本的には、すべての顧客に対して1つの物理データベース・インスタンスを使用するが、各顧客にとっては、独自のデータベースを所有しているように見える。ユーザーは自分に関係のない情報を見ることができず、顧客は完全に分離される。作業の大部分はデータベース・レベルで行われるため、中核となるアプリケーションで実施する変更はわずかか、またはまったく必要ない。VPDの実装には基本的に2つの主要手順が必要。まずコンテキスト列(会社名など)をすべてのデータベース表に追加し、次に、ログイン・ユーザーのコンテキストに基づいて各表の問合せを制限するポリシーを実装する。VPDでは、この方法を使用して安全性の高い完全なサブスクライバの分離を提供する。
Webクリッピング(Web clipping)
ページ設計者がWebコンテンツを収集して単一のPortalに集約できるようにする機能。巨大な組織に散在している多数の様々なWebサイトのコンテンツを統合するために使用できる。
WebDAV
Web-based Distributed Authoring and Versioningの略。分散オーサリングおよびバージョニングをサポートする、HTTP 1.1のプロトコル拡張。WebDAVを使用するとインターネットを透過的な読取りおよび書込みメディアとして利用できるようになる。つまり、コンテンツをチェックアウトして、編集し、URLアドレスにチェックインできる。
Webプロバイダ(Web provider)
Oracle Portalによって、HTTPリクエストを使用してコールされ、HTML、XMLまたはWSRPでポートレットのコンテンツを返すエンティティ。Webプロバイダは、特定のアプリケーション環境(Java、ASP、Perlなど)内で定義された1つ以上のポートレットのプロキシとして動作し、Oracle Portalの外部のアプリケーションとして実行される。Webプロバイダは、Webアクセス可能な情報源に特に適している。
「プロバイダ」も参照。「データベース・プロバイダ」と対比。
ウィザード(wizard)
プロセス全体を、段階を追ってユーザーに示すグラフィカル・インタフェース。Oracle Portalでは、ウィザードは、データベース・プロバイダ、ポートレット、データベース・オブジェクト、ページ、ページ・グループおよびアイテムの作成に使用される。
WSRP
Web Services for Remote Portlets(WSRP)の略。Portalまたは他の中間Webアプリケーションを備えた、プラグアンドプレイのユーザー・インタフェースを備えたWebサービスを可能にするWebサービス標準。標準であるため、WSRPは特定言語(JSR 168、.NET、Perlなど)に基づく標準対応のコンテナとWSRP Portalの相互運用を可能にする。したがって、WSRP対応コンテナにデプロイされたポートレットは、言語に関係なく、この標準をサポートする任意のPortalで表示できる。
XMLポートレット(XML portlet)
XMLコードの実行結果を表示するOracle Portalポートレット。このポートレットを作成するには、XMLコードまたはXMLコードを指すURLを指定する。
「Zipファイル」アイテム(zip file item)
ユーザーがページに追加できるアイテムのタイプ。Zipファイル・アイテムによって、1つの操作で多数のファイルをアップロードできるようになる。このアイテムを使用して、ファイル・システムまたはWebサイトのコンテンツをOracle Metadata RepositoryのOracle Portalスキーマに移行できる。ZipファイルをOracle Portalにアップロードし、その後アップロードしたファイルを解凍すると、各ディレクトリにページ、各ファイルにアイテムが作成される。アイテムは、ターゲット・ページに公開される。