Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.4.0) B61408-02 |
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レイアウトはページの集合です。レイアウトには、レイアウトに含まれるページおよび各ページに含まれるパネルに関する情報が含まれます。
プロセス・ワークスペースには独自のデフォルト・レイアウトが用意されていますが、エンド・ユーザーは、新規ページおよびパネルを追加することにより、このレイアウトをカスタマイズできます。
デフォルト・レイアウトをカスタマイズするだけでなく、プロセス設計者および管理者は新規レイアウトを作成し、これを様々なロール・セットに関連付けることもできます。これで、各プロジェクトの各種ユーザーの体験を定義できます。
ページをクリックすることにより、現在表示するページを選択できます。また、ツールバーの「タブを非表示」リストから表示または非表示にするページを選択できます。
ロールによっては、同時に複数のレイアウトが表示される場合があります。
この章の内容は次のとおりです。
新規ページおよびパネルを設計して追加することにより、レイアウトをカスタマイズできます。この項は次のトピックで構成されています。
カスタマイズするページに「アプリケーション」パネルを追加するには:
「パネルの追加」ダイアログ・ボックスから「アプリケーション」を選択し、「OK」をクリックします。ページに「アプリケーション」パネルが表示されます。
「アプリケーション」パネルの名前および任意の構成可能なプロパティを指定します。
「適用」をクリックします。
図5-3に示すように、「パネルの追加」ダイアログ・ボックスから、「ダッシュボード(チャート)」を選択することもできます。
このダイアログ・ボックスを使用して、新規ページにチャートまたはチャート・セレクタのいずれかを組み込むことができます。いずれかを選択すると、対応するプレビュー・イメージが表示されます。
カスタマイズするページに「ダッシュボード」パネルを追加するには:
「パネルの追加」ダイアログ・ボックスから「ダッシュボード(チャート)」を選択し、「OK」をクリックします。ページに「ダッシュボード」パネルが表示されます。
「パネル・ラベル」セクションで、「ダッシュボード」パネルの名前を指定します。
「パネル・プロパティ」セクションで、「データソース」リストからこの「ダッシュボード」パネルのデータソースを選択します。デフォルトのオプションは、次のとおりです。
プロセスごとのワークロード
プロセスごとのパフォーマンス
参加者ごとのワークロード
参加者ごとのパフォーマンス
カスタム・データソースを指定することもできます。これを行うには:
「ダッシュボード」パネルの「データソース」フィールドの右側にある「パネル・プロパティ」セクションで、望遠鏡アイコンをクリックします。「データソース」ダイアログ・ボックスが表示されます。
左側にあるナビゲータ・ペインで、「新規」をクリックします。「データソース」ダイアログ・ボックスが表示され、新規データソースを作成できます。
6.2.1項「グラフ・コンテンツの指定」の説明に従って、フィールドを指定します。
データソースの指定を終了後、「OK」をクリックします。
グラフまたはウィジェットをクリックしたときにトリガーされるアクションを指定します。オプションは、次のとおりです。
別のウィジェットの更新: このウィジェットをリスニングするよう、構成されている任意のウィジェットを更新します
ビューの更新: このウィジェットをリスニングするよう、構成されている任意のビューを更新します
他のパネルとの間で行う任意の通信を指定します。詳細は、5.2項「パネル間の通信の確立」を参照してください。
図5-4に示すように、「パネルの追加」ダイアログから、「プロセス・インスタンス」を選択できます。
このオプションを選択すると、インスタンスのリスト、インスタンス詳細、ビュー(リスト・フィルタ)および「インスタンスのチャート」のいずれかのタイプの「プロセス・インスタンス」パネルを新規ページに組み込むことができます。これらのいずれかを選択すると、対応するプレビュー・イメージが表示されます。
「プロセス・インスタンス」パネルを追加するには:
「パネルの追加」ダイアログ・ボックスから、「プロセス・インスタンス」を選択し、「プロセス・インスタンス」パネルのタイプを選択して「OK」をクリックします。選択した「プロセス・インスタンス」パネルのタイプがページに表示されます。
「パネル・ラベル」セクションで、「プロセス・インスタンス」パネルの名前を指定します。
選択したパネルのタイプに対して「パネル・プロパティ」セクションが表示された場合、必要に応じてプロパティを設定します。
他のパネルとの間で行う任意の通信を指定します。詳細は、5.2項「パネル間の通信の確立」を参照してください。
2つのパネル間の通信を確立することにより、1つのパネル内のアクションによってもう一方のパネル内のアクションをトリガーできます。たとえば、「プロセス・インスタンス」パネルがビュー・リスト・パネルで発生するアクションをリスニングするよう構成できます。これにより、ユーザーがビュー・リスト・パネル内の特定のビューを選択したときに、このアクションによって「プロセス・インスタンス」パネル内でこのビューの使用がトリガーされます。
パネル間の通信を確立するには、リスニング機能を使用して設計された1つのパネルが1つ以上のソース・パネル内のアクションを監視するよう構成します。これにより、ソース・パネル内で発生したアクションによってリスニング・パネル内のアクションがトリガーされます。
注意: 通信を確立できるのは、同じページ上のパネル間のみです。 |
パネル間で通信の確立するには:
カスタム・ページで、「編集モード」をクリックします。ページ全体の編集が可能になります。
ソース・パネルを作成し、「データソース」リストから適切なオプションを選択します。
リスニング・パネルを作成します。今度は、「データソース」リストからは何も選択しません。
「他のパネルとの通信」を開き、「選択済イベント・ソース」ウィンドウで、ステップ2で作成したソース・パネルを選択します。図5-5に、ソース・パネルとリスニング・パネルの間で通信が確立されているプロセス・ワークスペース・インタフェースの例を示します。
各パネルで「適用」をクリックします。
この手順を完了すると、ソース・パネルのアクションによって、リスニング・パネルの対応するアクションがトリガーされます。たとえば、「ダッシュボード」パネルの通信の場合、ソース・パネルでグラフィカル・バーをクリックすると、リスニング・パネルでそのビューの使用がトリガーされます。
図5-6は、パネルの編集が可能な状態で表示されるカスタム・ページの初期状態の例を示しています。
この編集可能なパネル表示を使用して、新規ページの名前とプロパティを定義して、他のパネルとの通信を確立できます。また、新規ページの右上隅のアイコンを使用して、次の作業が可能です。
表示モード(ページの通常の表示方法)へ切替え。表示モードへ切り替えた後、編集モードに切り替えることができます。
パネルを上下左右に移動します。
このパネルの上下左右に別のパネルを追加します。
このパネルを削除します。