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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.4.0)
B61408-02
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4 プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスの操作

この章の内容は次のとおりです。

4.1 プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスの開始

プロセス・インスタンスを開始するには、「アプリケーション」パネルから始めます。図4-1は、「アプリケーション」パネルが強調表示された「プロセス・トラッキング」ページを示しています。

図4-1 プロセス・ワークスペースの「アプリケーション」パネル

図4-1の説明が続きます
「図4-1 プロセス・ワークスペースの「アプリケーション」パネル」の説明

プロセスを開始するには:

  1. 「アプリケーション」パネルの「プロセス・トラッキング」ページで、開始するプロセスをクリックします。そのプロセス・インスタンスのダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. コメントを作成するか、または添付ファイルを追加します。

    コメントを追加するには:

    1. 「コメント」セクションで、「作成」をクリックします。「コメントの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    2. コメントを入力して「OK」をクリックします。

    添付ファイルを追加するには:

    1. 「添付ファイル」セクションで、「追加」をクリックします。「添付ファイルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    2. 添付ファイル・タイプを選択します。「デスクトップ・ファイル」を選択した場合は、ダイアログ・ボックスでファイルのパス名を入力するか、ファイルを検索できます。「URL」を選択した場合は、ファイル名とURLを入力するように求められます。

    3. 添付ファイルを指定した後、「OK」をクリックします。

4.2 プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスの検索

プロセス・インスタンスの基本検索または拡張検索を実行できます。

4.2.1 プロセス・インスタンスの基本検索を実行する方法

基本検索では、プロセス・インスタンス名の一部または全部を「検索」フィールドに入力します。

プロセス・インスタンスの基本検索を実行するには:

「プロセス・トラッキング」ページを選択し、検索するインスタンス名の一部または全部を「検索」フィールドに入力します。検索結果は、「プロセス・トラッキング」ページの「説明」列に基づいています。

すべてのインスタンスのリストを取得するには、%を入力します。

図4-2のような検索結果が表示されます。

「詳細」セクションに、優先度、プロセス名、インスタンスの完了期日、ステータス、作成日時および割当て先が表示されます。

プロセス・インスタンスのゲートウェイに実行中のスレッド(パス)が複数ある場合は、「オープン・アクティビティ」セクションに各スレッドのステータスが表示されます。

「監査証跡」セクションに、監査情報が表形式またはグラフィカル形式のいずれか選択した形式で表示されます。

4.2.2 プロセス・インスタンスの拡張検索を実行する方法

指定した1つ以上の条件に基づいて、検索を実行できます。

プロセス・インスタンスの拡張検索を実行するには:

  1. 「プロセス・トラッキング」ページで、「拡張」をクリックします。「拡張検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 「プロセス」リストから、ビューに含める各プロセスを選択します。

  3. 「割当て済」リストから、「任意の参加者、任意のロール」、「自分、または自分のロールで未割当ての参加者」、「自分」のいずれかを選択します。

  4. 「ステータス」リストから、次の1つ以上の項目を選択します。

    表4-1 ビューのステータスの追加リスト

    ステータス 説明

    処理中

    作業アイテムはアクティブであり、プロセスの最後に達していません。

    完了

    作業アイテムはプロセスの最後に達しました。

    中断済

    作業アイテムはすでにアクティブではなく、プロセスの最後に達していません。


  5. 「OK」をクリックします。

4.3 プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスの詳細の表示

プロセス・インスタンスの詳細を表示するには:

「プロセス・トラッキング」ページで、プロセス・インスタンスのリストから、詳細を表示するインスタンスを選択します。図4-3のように、ページの右下に作業アイテムの「詳細」パネルが開きます。

図4-3 作業アイテムの「詳細」パネル

この図については本文で説明しています。
「図4-3 作業アイテムの「詳細」パネル」の説明

「詳細」セクションに、優先度、プロセス名、インスタンスの完了期日、ステータス、作成日時および割当て先(存在する場合)が表示されます。

プロセス・インスタンスのゲートウェイに実行中のスレッド(パス)が複数ある場合は、「オープン・アクティビティ」セクションに各スレッドのステータスが表示されます。

「監査証跡」セクションに、監査情報が表形式またはグラフ形式のいずれか選択した形式で表示されます。図4-4は、監査情報がグラフ形式で表示された作業アイテムの「詳細」パネルを示しています。

図4-4 グラフ監査証跡が表示された作業アイテムの「詳細」パネル

図4-4の説明が続きます
「図4-4 グラフ監査証跡が表示された作業アイテムの「詳細」パネル」の説明

「タスクの詳細」ページの詳細は、2.3.2.2項「プロセス・ワークスペースのプロセス監査の詳細パネル」を参照してください。

このパネルを使用して、コメントを作成したり、添付ファイルを追加することもできます(4.4項「プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスへのコメントと添付ファイルの関連付け」を参照)。

4.4 プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスへのコメントと添付ファイルの関連付け

コメントをプロセス・インスタンスに関連付けるには:

  1. ワークリストから、コメントを関連付けるプロセス・インスタンスを選択します。

  2. 「詳細」パネルの「コメント」セクションで、「新規」をクリックします。

  3. コメントを入力して「OK」をクリックします。

添付ファイルをプロセス・インスタンスに関連付けるには:

  1. ワークリストから、添付ファイルを関連付けるプロセス・インスタンスを選択します。

  2. 「詳細」パネルの「添付ファイル」セクションで、「新規」をクリックします。「添付ファイルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 「説明」フィールドで、添付ファイルの説明を入力します(オプション)。

  4. 「ファイル名」フィールドで、ファイルへのパスを入力するか、または「参照」をクリックしてファイルを指定します。

  5. 「OK」をクリックします。

4.5 プロセス・ワークスペースでの一括操作の実行

このリリースでは、実行できる一括操作は取消のみです。

一括操作を実行するには:

  1. 「プロセス・トラッキング」ページで、プロセス・インスタンス・リストから複数のインスタンスを選択します。インスタンスの詳細パネルには、処理対象として現在選択されているインスタンスの数を示すメッセージが表示されます。また、「アクション」リストは、選択されているインスタンスのグループに対して実行可能なオプションを使用して更新されます。

  2. 「アクション」リストで操作を選択します。選択した操作が、指定したインスタンスに対して実行されます。

4.6 プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスの取消し

プロセス・インスタンスを取り消すことができるのは、プロセスの所有者のみです。

プロセス・インスタンスを取り消すには:

4.7 プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスのプレゼンテーションのカスタマイズ

プレゼンテーションとは、「作業アイテム」パネルでインスタンスを表示するときに使用する、列の配置です。ビューを表示する際は、既存のプレゼンテーションを使用するか、そのビューに関連付ける新しいプレゼンテーションを作成できます。

「作業アイテム」パネルの任意のビューに表示する列を選択できます。

プロセス・インスタンスのプレゼンテーションをカスタマイズするには:

  1. 「ビュー」パネルから、プレゼンテーションをカスタマイズするビューを選択します。「作業アイテム」パネルにビューが表示されます。

  2. 作業アイテム・ツールバーで、「プレゼンテーションの編集」をクリックします。「プレゼンテーション」ダイアログ・ボックスが表示され、プレゼンテーションの列を選択してソートできます。

  3. 「使用可能な列」リストからビューに表示する列を選択し、右矢印をクリックして、「プレゼンテーション列」リストにそれらを移動します。

  4. 列をソートするには:

    1. 「プレゼンテーション列」リストで、個別のアイテムを選択します。

    2. リストの右側の上下の矢印を使用して、位置を移動します。

    3. ソートする各列で同様に繰り返します。

  5. 「OK」をクリックします。