Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.4.0) B61408-02 |
|
前 |
次 |
スーパーバイザは他のユーザーからの報告を受けるユーザーです。スーパーバイザは、報告を受けるすべてのユーザーに割り当てられたタスクを表示および更新できます。この章では、スーパーバイザが実行できるタスクについて説明します。
この章の内容は次のとおりです。
ユーザーが一定の期間にわたって職務から離れるため、割り当てられているタスクの一部または全部を別のユーザーに委任する必要がある場合、ユーザー・ルールにより、特定の条件に基づいてタスクを自動的に再割当てできます。具体的には、ユーザーが休暇を取る場合、休暇期間をルールに関連付けて休暇ルールを作成できます。
ユーザー・ルールの作成の詳細は、3.9.1項「プロセス・ワークスペースでのユーザー・ルールの作成方法」を参照してください。
休暇ルールの設定の詳細は、3.9.3項「プロセス・ワークスペースで休暇期間を有効にする方法」を参照してください。
1つのグループのユーザー間で作業を分散するには、そのグループにルールを作成します。グループ・ルールの作成はユーザー・ルールの作成と同様ですが、ログイン・ユーザーとして管理するグループのリストを追加します。
ユーザー・ルールの作成の詳細は、3.9.1項「プロセス・ワークスペースでのユーザー・ルールの作成方法」を参照してください。
たとえば、次のようなグループ・ルールがあります。
特定の顧客からのタスクをグループのメンバーに割り当てる場合
タスク割当てがラウンド・ロビン割当てを使用してグループのメンバーに均等配分されるようにする場合
高優先度のタスクがグループのうち最もビジーでないメンバーにルーティングされるようにする場合
グループ・ルールの作成の詳細は、3.9.2項「プロセス・ワークスペースでのグループ・ルールの作成方法」を参照してください。
割当て先が複数存在するタスクの割当てルールの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイドを参照してください。
スーパーバイザはタスクを報告先に再割当てまたは委任できます。BPMWorkflowReassign権限を持つユーザーは任意のユーザーにタスクを委任できます。
タスクの再割当てまたは委任の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイドを参照してください。
レポートは「タスク」ページの「レポート」パネルで使用できます。レポートの結果は保存できません。
図7-1は、使用可能な標準のレポート・タイプが表示された「レポート」パネルを示しています。
図7-1 Oracle Business Process Management Workspaceのレポート
レポートの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。
ダッシュボードには、実行される様々なプロセスのユーザーのワークロードに関する各種分析情報が表示されます。たとえば、特定のユーザーに多くのタスクが割り当てられている場合に、このユーザーの進行状況がわずかであるときは、対応するこれらのプロセスがブロックされていることを示します。この情報を得ることにより、これらのタスクを別のユーザーに再割当てできます。必要に応じて、特定のユーザーまたはグループのルーティング・ルールを指定することにより、この問題を短期間で処理できます。
ダッシュボードの詳細は、第6章「プロセス・ワークスペースでのダッシュボードの使用」を参照してください。
ユーザーがタスクをエスカレートすると、タスクはこのユーザーのスーパーバイザに自動的に割り当てられます。これにより、スーパーバイザは、タスクに対して実行が必要なアクションのタイプを決定できるようになります。
エスカレーションは、「タスクの詳細」ページから実行できるシステム・アクションの1つです。
タスクの「詳細」ページの詳細は、2.3.1.2項「プロセス・ワークスペースのタスクの「詳細」ページ」を参照してください。
「タスクの詳細」ページから実行できるシステム・アクションの詳細は、表2-3を参照してください。