この章では、TopLink内部接続プールの作成方法を説明します。
この章の内容は次のとおりです。
内部接続プール(96.1.6.1項「内部接続プール」を参照)は、サーバー・セッションに対してのみ作成できます。詳細は、100.2項「内部接続プールの作成」を参照してください。
内部接続プールを作成した後、各種オプションを構成する必要があります(第101章「内部接続プールの構成」を参照)。
シーケンス接続プールを作成および構成した後は(96.1.6.4項「シーケンス接続プール」を参照)、識別子を新規オブジェクトに割り当てる必要がある場合、TopLinkでは常にこのシーケンス接続プールが使用されます。
名前付き接続プールを作成および構成した後(96.1.6.5項「アプリケーション固有の接続プール」を参照)、クライアント・セッションを取得するときにConnectionPolicy
を渡し、アプリケーションでこの名前付き接続プールを使用します(90.4.4項「名前付き接続プールを使用するクライアント・セッションの取得方法」を参照)。
内部接続プールは、Oracle JDeveloper、TopLink WorkbenchまたはJavaコードを使用して作成できます。
接続プールを作成するには、最初にサーバー・セッションを作成する必要があります(88.4項「サーバー・セッションの作成」を参照)。
TopLinkの新規内部接続プールを作成するには、次の手順を実行します。
接続プールを作成するサーバー・セッションをナビゲータで選択します。
ツールバーの適切なボタンをクリックし、必要なタイプの接続プールを作成します。
名前付き接続プールを作成するには、「新規の名前付き接続プールを作成します」を選択し、名前を入力し、「OK」をクリックします。
シーケンス接続プールを作成するには、「シーケンス接続プールの追加」を選択します。
書込み接続プールを作成するには、「書込み接続プールの追加」を選択します。
また、新規接続プールを作成するには、「ナビゲータ」でサーバー・セッション構成を右クリックし、メニューから「新規」→「名前付き接続プール」、「シーケンス接続プール」、または「書込み接続プール」を選択します。
Javaを使用して、読取り、書込みおよび名前付きの接続プールを作成できます。
例100-1は、接続プールの作成方法を示します。例100-2は、読取り操作と書込み操作の両方で同じ接続を使用する、最適化された接続プールを示します。
例100-1 接続プールの作成
// Read ConnectionPool pool = new ConnectionPool(); pool.setName("read"); pool.setLogin(login); pool.setMaxNumberOfConnections(50); pool.setMinNumberOfConnections(50); serverSession.setReadConnectionPool(pool); // Write ConnectionPool pool = new ConnectionPool(); pool.setName("default"); pool.setLogin(login); pool.setMaxNumberOfConnections(50); pool.setMinNumberOfConnections(50); serverSession.addConnectionPool(pool); // Named ConnectionPool pool = new ConnectionPool(); pool.setName("admin"); pool.setLogin(login); pool.setMaxNumberOfConnections(2); pool.setMinNumberOfConnections(2); serverSession.addConnectionPool(pool);
読取りプールと書込みプールで同じログイン情報が使用される場合は、読取り操作と書込み操作の両方で1つの接続プールを使用することもできます。この方法では、必要な接続の数が少なくなります。