Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverスタンドアロン・クライアントのプログラミング 11g リリース1(10.3.4) B61622-02 |
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以下の節では、このガイド『Oracle WebLogic Serverスタンドアロン・クライアントのプログラミング』の内容と構成について説明します。
このドキュメントは、WebLogic Serverと相互運用するスタンドアロン・クライアント・アプリケーションを開発する開発者を対象としています。
このドキュメントでは、ソフトウェア・プロジェクトの設計および開発段階に関連する情報を提供します。また、プロジェクトのテストおよびプロダクション前の段階で見つかるアプリケーションの問題の解決策も含まれています。
ここでは、Java Platform、Enterprise Edition (Java EE)の概念に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、WebLogic Serverで提供される付加価値の高い機能と、スタンドアロン・クライアントの開発時に使用するWebLogic Server機能の主な使い方を重点的に扱います。
この第1章「概要とロードマップ」では、このガイドの構成を紹介します。
第2章「スタンドアロン・クライアントの概要」では、基本的なクライアント - サーバー機能を説明します。
「WebLogicシンT3クライアントの開発」では、WebLogicシンT3クライアントの作成方法について説明します。
第4章「WebLogicフル・クライアントの開発」では、WebLogicフル・クライアントを作成する方法について説明します。
第5章「シン・クライアントの開発」では、シン・クライアントを作成する方法について説明します。
第6章「WebLogic JMSシン・クライアント」では、WebLogic JMSシン・クライアントを作成する方法について説明します。
第7章「JMS SAFクライアントによる確実なメッセージ送信」では、ストア・アンド・フォワード・クライアントを作成する方法について説明します。
第8章「J2SEクライアントの開発」では、JSEクライアントを作成する方法について説明します。
第9章「WLS-IIOPクライアントの開発」では、WebLogic Server-IIOPクライアントを作成する方法について説明します。
第10章「CORBA/IDLクライアントの開発」では、CORBA/IDLクライアントを作成する方法について説明します。
第11章「CORBAオブジェクトを使用するクライアントの開発」では、CORBAオブジェクトと相互運用するクライアントを作成する方法について説明します。
第12章「Tuxedo ORBを使用するWebLogic C++クライアントの開発」では、Tuxedo ORB用のC++クライアントを作成する方法について説明します。
第13章「Java EEクライアント・アプリケーション・モジュールの使用」では、アプリケーション・モジュールを使用する方法について説明します。
第14章「セキュリティ対応クライアントの開発」では、セキュリティ対応クライアントを作成する方法について説明します。
第15章「RMI-IIOPクライアントでのEJBの使用」では、RMI-IIOPクライアントでEJBを使用する方法について説明します。
付録A「クライアント・アプリケーションのデプロイメント記述子の要素」は、標準のJava EEクライアント・アプリケーションのデプロイメント記述子であるapplication-client.xmlおよびweblogic-appclient.xmlのリファレンスです。
付録B「WebLogic JarBuilderツールの使用」では、JarBuilderツールを使用したwlfullclient.jarの作成について説明します。
WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Server RMIのプログラミング』。Remote Method Invocation(RMI)およびInternet Interop-Orb-Protocol(IIOP)機能の利用ガイドです。
『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』。WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。
『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』。WebLogic Serverアプリケーションのデプロイについての情報を提供する主要なドキュメントです。
『Oracle WebLogic Serverパフォーマンスおよびチューニング』は、WebLogic Serverアプリケーションのパフォーマンスをモニターして改善するための情報を提供します。
このドキュメントの他にも、様々なサンプル・コードやチュートリアルが開発者向けに用意されています。それらのサンプルとチュートリアルはWebLogic Serverの動作を例示し、主要な開発タスクを実行する実際的な手順を示します。
独自のアプリケーションを開発する前に、まず一部またはすべてのサンプルを実行することをお薦めします。
MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava EEアプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。
MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはWebLogic Server配布キットに含まれており、Windowsマシンの「スタート」メニューからアクセスできます。Linuxなどのプラットフォームでは、WL_HOME
\samples\domains\medrec
ディレクトリからMedRecを起動します。WL_HOME
は、WebLogic Serverの最上位のインストール・ディレクトリです。
MedRecには、Webアプリケーション、Webサービス、ワークフロー・アプリケーション、および将来のクライアント・アプリケーションからのリクエストを共同で処理する複数のエンタープライズJava Bean (EJB)で主に構成されるサービス層があります。このアプリケーションには、メッセージドリブンEJB、ステートレス・セッションEJB、ステートフル・セッションEJB、およびエンティティEJBが含まれます。
WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、「Oracle WebLogic Serverの新機能」を参照してください。