この章では、既存のRUEI 6.xインストールをリリース11.1にアップグレードする手順について説明します。インストール後の構成手順については、第4章「RUEIの構成」で説明しています。
Linux DVDが自動的にマウントされない場合は、次のコマンドを使用してマウントしてください。
mkdir -p /mnt/dvd mount /dev/dvd /mnt/dvd
注意: この章の残りの部分では、Linux DVDが/mnt/dvd にマウントされていると想定しています。 |
アップグレードまたはロールバックの問題のトラブルシューティング
アップグレードおよびロールバック・スクリプトは、/tmp/ruei-upgrade-x.log
および/tmp/ruei-rollback-x.log
ファイルにアクションを記録します。アップグレードまたはロールバック中に問題が発生した場合は、該当するファイルをOracleサポート・サービスへのリクエストに添付してください。
リリース11.1では、XPathクエリーのサポートが拡張され、コンテンツ・スキャニング用の完全なXPath 1.0機能が提供されるようになりました。これは既存のRUEIインストールをアップグレードする際に大きな影響があります。
アップグレード・スクリプトは、現在の構成で検出されたすべてのネームスペースを報告します。アップグレード・プロセス完了時にこれらを明示的に定義する必要があります。定義しなかった場合は、構成が正しく機能しません。
さらに、形式が正しくないXHTMLコードに対して実行されたXPath式は、前のバージョンとは異なる結果を返すことがある点にも注意してください。したがって、RUEIインストールで使用されるすべてのXPath式を慎重に確認することを強くお薦めします。XPathサポートに関する詳細は、『Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド』を参照してください。
この項では、既存のRUEI 6.xインストールをリリース11.1にアップグレードするための手順について説明します。
重要: アップグレードを進める前に、構成のバックアップを作成します。システム、メンテナンス、バックアップおよびリストアの順に選択します。ロールバックの場合には、構成のバックアップが必要です。 |
リリース6.5.1では、サポートされているアクセラレータはすべて、レポータのインストール手順の一部として自動的にインストールされます。アクセラレータの一部には、使用するために追加のOracle製品ライセンスが必要になるものがあります。製品に基づいてスイートを構成する前に、その製品を使用するライセンスを取得していることを確認する必要があります。詳細は、Oracle社の担当者にお問合せください。
この項で説明するレポータのアップグレード手順は、専用のレポータ・システムばかりでなく、単一サーバーのインストールにも適用できます。
次のようにします。
レポータにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを使用して、レポータ・システムおよびコレクタ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-upgrade-6.x-11.1.sh ./ruei-upgrade-6.x-11.1.sh stop_ruei
リリース6.5.1または6.5.2からアップグレードする場合は、この手順は実行せずに、手順8から続行してください。
次のコマンドを発行して、新しいOracle Instantクライアントをインストールします。
cd /root/RUEI/IC rpm -Uhv oracle-instantclient11.2-*
次のコマンドを発行して、新しいPHP OCIモジュールをインストールします。
cd /root/RUEI/PHP rpm -Uhv php-oci8-11gR2-*
次のコマンドを発行して、論理リンクを更新します。
ln -sf /usr/lib64/oracle/11.2/php-oci8/oci8.ini /etc/php.d/oci8.ini ln -sf /usr/lib64/oracle/11.2/php-oci8/oci8.so /usr/lib64/php/modules/oci8.so
force
(-f
)オプションの使用に注意してください。
/etc/ruei.conf
構成ファイルを、新しいOracle Instantクライアントが使用されるように更新します。次の行
export INSTANTCLIENT_DIR=/usr/lib/oracle/11.1/client64
を次の行に置き換えます。
export INSTANTCLIENT_DIR=/usr/lib/oracle/11.2/client64
次のコマンドを発行して、Apache Webサーバーを再起動します。
service httpd restart
次のコマンドを実行して、アップグレード前に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-6.x-11.1.sh rpm_pre_install
ruei-prepare.sh
およびruei-check.sh
スクリプトを、データベースがあるシステム上のOracleユーザーに提供します(たとえば、OracleデータベースにRUEIディストリビューションzipファイルを抽出するなど) 。Oracleユーザーとして次のコマンドを発行して、RUEIデータベースを更新します。
cd /root/RUEI/111 cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle cp ruei-check.sh /home/oracle chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh su - oracle export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1Foot 1 ./ruei-prepare-db.sh exit
完了すると、再びroot
ユーザーになります。
必要なコレクタ・システムごとに、次の項で示す手順を実行します。完了したら、手順11に進みます。
次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。
cd /root/RUEI/111 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh *.rpm
次のコマンドを実行して、アップグレード後に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-6.x-11.1.sh rpm_post_install
この手順は、RUEIリリース6.0.xからのアップグレードの場合にのみ実行します。それ以外の場合は省略してください。
重要: この手順で説明されているアクションを実行しないと、現在定義されているError Page Replay (EPR)設定およびFull Session Replay (FSR)設定が、監視対象の各アプリケーションに適用されます。監視対象アプリケーションの数や、以前の設定によっては、必須ディスク領域の量が大幅に増える可能性があります。たとえば、データ保存が50GBに設定され、コレクタによって5つのアプリケーションが監視されている場合、このリリースへのアップグレードと同時に、コレクタではアプリケーション当たり50GBまでデータが保存されます(つまり、コレクタの合計ディスク領域は250GB)。
必要なディスク領域が多すぎて、コレクタ・システムに確保できない場合、次のコマンドを発行して、合計予約ディスク領域を現在定義されている設定に制限できます。
./ruei-upgrade-6.x-11.1.sh resize_replay_store
この場合、アプリケーションごとの合計予約ディスク領域は、現在のアプリケーション数で割った現行設定になります。たとえば、現行のデータ保存設定が100GBで、監視対象アプリケーションが現在10個ある場合、アプリケーションごとに10GBのディスク領域が使用可能になります。前述のコマンドを使用すると、既存の(最も古い)リプレイ・データが失われる可能性があります。
次のコマンドを使用して、処理を再起動します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-6.x-11.1.sh reinitialize ./ruei-upgrade-6.x-11.1.sh start_ruei
注意: アップグレード中またはその後で、イベント・ログ( System、Status、Event logの順に選択)にエラーまたは情報メッセージが出現したら、アップグレード手順の完了後に既読としてマークし、新しいメッセージが報告されているかどうかを監視。エラー・メッセージが再び生じた場合、Oracleサポート・サービスにご連絡ください。 |
必要なコレクタ・システムごとに、root
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動して、新しいリリースのPRMをインストールします。次のようにします。
次のコマンドを使用して、RUEIディストリビューション・パッケージを解凍します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを使用して、コレクタRPMをアップグレードします。
cd /root/RUEI/111 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh collector
この手順は、RUEIリリース6.0.xからのアップグレードの場合にのみ実行します。それ以外の場合は省略してください。
次のコマンドを発行して、リプレイ・ストアを変換します。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-upgrade-6.x-11.1.sh ./ruei-upgrade-6.x-11.1.sh convert_replay_store
注意: システム上にリプレイ・データがない場合、またはスクリプトを2回実行した場合、スクリプトが失敗する可能性があります。 |
この項では、リリース11.1へのアップグレード後に、リリース6.5.xにロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。
重要: アップグレード前の状態に完全にシステムをリストアできない場合がある点に注意してください。アップグレードのロールバックを行う前に、Oracleサポート・サービスに連絡いただくことを強くお薦めします。 |
レポータ・システムにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI 6.5.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、レポータ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-11.1-6.5.x.sh stop_ruei
この手順はリリース6.5.0へのロールバックには適用されません。使用されていないアクセラレータ・パッケージをすべて削除します。次のコマンドを使用して、インストール済のすべてのアクセラレータを表示します。
rpm -qa | grep ^ux-suites
次のコマンドを使用して、該当するアクセラレータを削除します。
rpm -e ux-suites-name
name
は、該当するアクセラレータです。
次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。
./ruei-rollback-11.1-6.5.x.sh rpm_pre_install
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/RUEI/65 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh *.rpm
次のコマンドを実行して、インストール後のスクリプトを実行します。
./ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh rpm_post_install
必要なリモート・コレクタをすべてロールバックします(次の項で説明する手順を使用)。完了したら、手順8に進みます。インストールでリモート・コレクタを使用しない場合は、すぐに手順8に進んでください。
システム、メンテナンス、バックアップおよびリストア、ファイルからリストアの順に選択して、アップグレード前に作成したRUEI構成バックアップをリストアします。
次のコマンドを発行して、処理を再起動します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-11.1-6.5.x.sh start_ruei
リモート・コレクタ・システムのロールバック
次のようにします。
リモート・コレクタ・システムにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI 6.5.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。
cd /root
unzip Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-rollback-11.1-6.5.x.sh cd /root/RUEI/65 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh ux-collector-*.rpm
必要なコレクタすべてについてロールバックが完了したら、前述の手順8に戻ります。
この項では、リリース11.1へのアップグレード後に、リリース6.0.xにロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。
重要: アップグレード前の状態に完全にシステムをリストアできない場合がある点に注意してください。アップグレードのロールバックを行う前に、Oracleサポート・サービスに連絡いただくことを強くお薦めします。 |
レポータ・システムにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI 6.0.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxx
.zip
重要: RUEIインストールでアクセラレータ・パッケージ(Oracle E-Business SuiteまたはSiebelなど)を使用する場合、すでにインストールされているすべてのアクセラレータ・パッケージに対して解凍を繰り返してください。 |
次のコマンドを発行して、レポータ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh stop_ruei chmod +x ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh ./ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh convert_replay_store
使用されていないアクセラレータ・パッケージをすべて削除します。次のコマンドを使用して、インストール済のすべてのアクセラレータを表示します。
rpm -qa | grep ^ux-suites
次のコマンドを使用して、該当するアクセラレータを削除します。
rpm -e ux-suites-name
name
は、該当するアクセラレータです。
次のコマンドを発行します。
sqlplus system/<password>@uxinsight SQL> alter tablespace USERS default nocompress;
次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。
./ruei-rollback-11.1-6.5.x.sh rpm_pre_install
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/RUEI/60 rpm -e ux-lang-zh_cn chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh *.rpm
この手順で報告されるエラーは無視しても差し支えありません。手順8の完了時に解消されます。
次のコマンドを実行して、インストール後のスクリプトを実行します。
./ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh rpm_post_install
必要なリモート・コレクタをすべてロールバックします(次の項で説明する手順を使用)。完了したら、手順9に進みます。インストールでリモート・コレクタを使用しない場合は、すぐに手順9に進んでください。
システム、メンテナンス、バックアップおよびリストア、ファイルからリストアの順に選択して、アップグレード前に作成したRUEI構成バックアップをリストアします。
次のコマンドを発行して、処理を再起動します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh start_ruei
注意: リリース6.0.xへのロールバック後、set-admin-password スクリプトを使用してadmin パスワードをリセットする必要があります。 |
リモート・コレクタ・システムのロールバック
次のようにします。
リモート・コレクタ・システムにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI 6.0.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。
cd /root
unzip Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh ./ruei-rollback-11.1-6.0.x.sh convert_replay_store cd /root/RUEI/60 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh ux-collector-*.rpm
必要なコレクタすべてについてロールバックが完了したら、前述の手順9に戻ります。
脚注の説明
脚注1: この行は、データベース・バージョンとインストール・パスに基づいてカスタマイズする必要があります。