仮受金の概要
仮受金レコードは、資金の配分先が決定するまで資金を一時的に保管するために使用されます。仮受金は、資金の出所を特定し、資金を様々な契約に対する支払として使用できます。
仮受金レコードを作成すると、その仮受金レコードに添付される合計金額を示す添付金額と、自動生成された仮受金番号およびステータスが自動的に表示されます。これらの3つのフィールドは、システムで使用するために予約されており、ユーザーは編集できません。
資金に関する追加情報は、仮受金レコードの作成時に取得できます。この情報は、ルール・パレットで構成したSuspenseScreenルールによって完全に制御されます。
仮受金の操作
仮受金レコードは2つの方法で作成できます。
- メイン・メニュー -> 「仮受金レコード」からアクセスできる「仮受金」画面を使用する方法。
- 仮受金レコードを生成するように構成されたアクティビティを処理する方法。
仮受金レコードには2つの方法で資金を添付できます。
- アクティビティが処理される前にアクティビティに仮受金番号を追加する方法。
- 仮受金レコードを生成するように構成されたアクティビティを処理する方法。
仮受金レコードは2つの方法でクローズできます。
- 「仮受金」画面の「削除」ボタンを使用する方法。 このボタンを使用できるのは、金額を仮受金に添付する前のみです。 金額を仮受金レコードに添付すると、削除できなくなります。
- 添付金額全体を仮受金レコードに適用する方法。
仮受金払戻
OIPAでは、仮受金払戻機能がクライアント・レベルのアクティビティを使用して示されています。仮受金払戻のクライアント・レベル・アクティビティが処理されると、仮受金払戻番号が自動的に生成されて、OIPAで払戻の追跡に使用できるようになります。資金をクライアントに戻すには、支払を処理する必要があります。
仮受金のステータス
「仮受金」画面を介して仮受金レコードを入力すると、そのレコードには、全額が契約に添付されていないことを示す「オープン」ステータスが最初に割り当てられます。仮受金レコードの全額が1つ以上の契約に添付されると、その仮受金レコードのステータスは自動的に「クローズ」に変わり、以降は資金をレコードに添付できなくなります。添付された金額が仮受金レコードの金額を下回っている場合は、「オープン」のステータスとなります。
仮受金レコードには、この他にも「シャドウ」と「保留」の2つのステータスがあります。「保留」ステータスは、バッチの仮受金処理にのみ適用されます。バッチ内のすべての仮受金レコードは「保留」ステータスで開始し、バッチが完全に入力されると、バッチ内のすべてのレコードが「オープン」ステータスに移行します。アクティビティに添付されていない仮受金レコードは削除できます。削除した仮受金レコードは、「シャドウ」ステータスになります。
単一の契約に対する複数の仮受金レコード
契約に適用する資金は、複数の仮受金レコードに分割して、関連付けることができます。資金を割り当てるアクティビティに複数の仮受金機能がある場合は、レコードの数を選択して各レコードに金額を配分するように、「仮受金詳細」タブのフィールドが使用可能になります。
各仮受金項目の通貨は、アクティビティに対して選択した保険料通貨と一致している必要があります。仮受金の通貨は、仮受金レコードに定義されます。アクティビティの通貨は、「アクティビティの追加」ボタンを選択して、アクティビティを契約に追加するときに、「アクティビティ詳細」セクションで定義されます。
アクティビティの通貨