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Tuxedo UBBCONFIG構成ファイルで構成されるすべてのTuxedoサーバーは、すべてのサーバーに共通な標準の引数を使用します。この柔軟性はCICS Runtimeサーバーの長所の1つです。
MIN
、MAX
、SEQUENCE
、CONV
など、他の共通の引数も使用できます。
Tuxedoサーバー構成の用途に関する正確な情報については、Tuxedoのドキュメント(特にUBBCONFIG(5)のSERVERSの項)を参照してください。
これらのオプションの引数のうち、最も有用なものの1つが、CLOPT
(Command Line OPTions)引数です。CLOPT
オプションは、Tuxedoサーバーの起動時に渡されるコマンド・ライン・オプションの文字列です。
このコマンド・ライン・オプションは、次の2つの部分に分けられます。
CLOPT
の使用に関する正確な情報は、Tuxedoドキュメント、とりわけservopts
の項を参照してください。
CICS Runtime固有のサーバーの説明は、2つの必須のサーバー引数SVRGRP & SVRID
と、サーバー・タイプによりシステム的に具体的に必要とされる引数のみを含みます。
CLOPT=”[servopts] – – generic-CICS Runtime-options server-specific-options”
この項では、すべてのKIDEDOサーバーに共通のオプションを説明します。これらのオプションについてドキュメント化しているのは、この項だけです。
特定の各サーバーの説明では、一般CICS Runtimeオプションと呼ばれます。
EXEC CICS ASSIGN SYSID
によってプログラムに戻された値を設定します。
このオプションは、ARTTCPLサーバーと接続サーバーには適用されません。
この引数は、リソースのロード時にこのサーバーで検討されるリソース・グループのリストを定義します。
-l group1:group2:…:groupn
リソース構成ファイルのグループは、10文字の文字列によって定義されます。サーバーは、これらのグループの1つに属するメモリー・リソースでのみロードします。
テスト・サーバーまたは一般サーバーのためのファシリティとして、– l ‘*’を使用することによりフィルタリングを削除し、サーバーが読み込んでいる構成ファイルで定義されているすべてのリソースを、サーバーがロードできるようにします。
このオプションは、ARTTCPLサーバーと接続サーバーには適用されません。
ARTTCPL SRVGRP="identifier" SRVID="number" CLOPT="[servopts options] -- -n netaddr -S ssladdr -L pnetaddr [-m minh] [-M maxh] [-x session-per-handler] [-p profile-name] [-z minencryptbits] [-Z maxencryptbits] [-D] [+H trace-level]”
ターミナル制御プログラム(ARTTCP
)は、3270ターミナル・エミュレータのCICS Runtimeへの接続を管理するTuxedoサーバーのグループです。プログラムを実行すると、ARTTCP
はターミナル・エミュレータを、ARTTCP
に割り当てられているネットワーク・ポートに接続します。ARTTCP
は、Telnetプロトコルを使用してエミュレータと通信します。
ARTTCP
サーバーは、単一のARTTCP
リスナー(ARTTCPL
)プロセスと1つ以上のARTTCP
ハンドラ(ARTTCPH
)プロセスの、2つのタイプのサーバーで構成されます。ARTTCPL
プロセスは、ターミナル・エミュレータが接続する可能性があるWell Knownリスニング・ポート・アドレスを確立します。ARTTCPH
プロセスは、このポートでリスニングして、着信接続リクエストを受け入れます。ARTTCPH
プロセスは、接続のためにユーザー・セッションを確立し、ターミナル・エミュレータのそれ以降のすべての画面I/Oを処理します。パフォーマンス拡張として、各ARTTCPH
プロセスは、複数のセッションを同時に管理できます。ポートからエミュレータを切断すると、ARTTCPH
はセッションを終了します。
//computer:5000 は、マシン・コンピュータのポート5000を示します。
文字、1-256, A-Za-z0-9[/:-]。オプション-nが指定されない場合、必須のオプション。 ARTTCPLは同じSSL関連の構成をTuxedoと共有するので、Tuxedo UBBCONFIG構成ファイルのRESOURCES
セクションで、SEC_PRINCIPAL_NAME
、SEC_PRINCIPAL_LOCATION
、SEC_PRINCIPAL_PASSVAR
の各属性を構成してください。詳細は、対応するTuxedoドキュメントを参照してください。
ARTTCP
の間にネットワーク・リンクが確立される場合に必要とされる暗号化の最小レベル。0は暗号化なしを意味し、40、56、128および256が、暗号化キーの長さ(単位はビット)を示します。ここで指定する最小レベルの暗号化が満たされない場合、リンクの確立は失敗します。
ARTTCP
の間にネットワーク・リンクが確立される場合に必要とされる暗号化の最大レベル。0は暗号化なしを意味し、40、56、128および256が、暗号化キーの長さ(単位はビット)を示します。
*SERVERS ARTTCPL SRVGRP="TCPGRP" SRVID=1000 RESTART=Y GRACE=0
CLOPT="-- -n //hostname:4000 -L //hostname:4002 -m1 -M10 "
ARTSTRN - 同期ターミナル指向のMAXACTIVE > 1
のトランザクションのためのCICS Runtimeメイン・サーバー。
ARTSTRN SRVGRP="identifier" SRVID="number" CONV=Y MIN=minn MAX=maxn RQADDR=queueaddr REPLYQ=Y CLOPT="[servopts] -- -s TEST-l grp1:group2"
ARTSTRN
サーバーはアプリケーション・トランザクションをTuxedoサービスとして提供し、トランザクション・リクエストを受信すると、対応するプログラムを実行します。
これらのサーバーは、真の対話型CICSトランザクションを管理するために、対話型になっています。
tranclassに属さないか、maxactive >1であるtranclassに属しているトランザクションだけが、これらのサーバーにより通知されます。
*SERVERS
ARTSTRN SRVGRP="TCPGRP" SRVID=1000 RESTART=Y GRACE=0
CONV=Y MIN=2 MAX=3 RQADDR=QKIX1000 REPLYQ=Y
CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTSTR1 - 同期ターミナル指向のMAXACTIVE = 1
のトランザクションのためのCICS Runtimeメイン・サーバー。
ARTSTR1 SRVGRP="identifier" SRVID="number" CONV=Y MIN=1 MAX=1 CLOPT="[servopts] -- -s TEST -l group1:group2,…"
ARTSTRN
サーバーがMAXACTIVE > 1
のトランザクションだけを提供するのに対して、これらのサーバーは、MAXACTIVE = 1
のトランザクションだけを提供することに特化したARTSTRN
サーバーです。
サーバーのMIN
とMAX
の数が1に設定されていることは重要であり、起動時にSTR1サーバーにより検証されます。(MAXACTIVE = 1
の)グループ内の1つのみのトランザクションの並列処理が、同一のトランザクションを提供する少数のサーバーを起動するか、Tuxedoにより起動させるという、これらのサーバーの目標は、STR1サーバーの場合、自己矛盾です。
MIN
とMAX
が1に設定されているので、Tuxedo引数RQADDRは不要であり、単純さを維持するため、使用しないでください。
残りの構成とSTR1サーバーの動作は、STRNサーバーと正確に同じです。
*SERVERS
ARTSTR1 SRVGRP="TCPGRP" SRVID=1000 RESTART=Y GRACE=0
CONV=Y MIN=1 MAX=1
CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTTSQ - CICS Runtime一時記憶域キュー・サーバー
ARTTSQ SRVGRP="identifier" SRVID="number" MIN=1 MAX=1
CLOPT"[servopts] -- -l grp1:group2"
ARTTSQrは一時記憶域キューを管理し、EXEC CICS(WRITEQ TS、READQ TSおよびDELETEQ TS)が必要とする機能を提供します。
ARTTSQは、次の2つの主要な種類のサービスを公開します。
ARTTSQ
が起動したときに一度だけ公開されます。TSQUEUEは、TSMODELと一致しないキューのためにTSQリクエストを処理します。{TSMODEL}_TSQUEUE
: それらのサービスのいずれかが各TSMODELに対応して公開されます。このサービスを公開するサーバーは、必要なすべての操作を、このTSMODELと一致するキュー上で完了します。
1台のサーバーが、-lオプションを介してこのサーバーに割り当てられているリソース・グループに属するTSMODELを公開します。
同じサービスを2回公開しないように、1つのリソースのグループは、単一のtsqサーバーに割り当てられる必要があります。これは起動時に確認され、違反時には、起動フェーズでエラー・メッセージが生成されますが、アクションはとられません。
サーバー数のMIN
とMAX
が1に設定されていることは重要であり、起動時にTSQサーバーにより検証されます。
1つのキューを作成(最初の書込み)した同じサーバーが、このキューの他のすべての読取り/書込み削除リクエストを提供することは重要です。このため、一般のサービスであろうと、特定モデルに対応するサービスであろうと、各サービスは単一のサーバーにより通知される必要があります。
SRVGRPは、TMSNAMEとOPENINFOが構成されているOracle Resource ManagerのあるTuxedoグループである必要があります。
サーバーが含まれるグループのOPENINFOで示されているDBMSユーザーは、直接(このスキーマで作成されるオブジェクト)、またはDBLINKを介して、TS_QCONTENT
表にアクセスできる必要があります。
この既存の表では、選択、挿入、更新および削除権限を持っている必要があります。
Oracle用の表を作成するスクリプトは、以下にリストされています。
drop table TS_Q_CONTENT purge;
create table TS_Q_CONTENT
( TS_QUEUE char(16) NOT NULL,
TS_ITEM number(8) NOT NULL,
TS_LENGTH number(8),
TS_RAW LONG RAW,
primary key (TS_QUEUE, TS_ITEM)
);
*SERVERS
ARTTSQ SRVGRP="GRP02" SRVID=30 RESTART=Y GRACE=0
MIN=1 MAX=1 CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTTDQ - CICS Runtime一時データ・キュー・サーバー
ARTTDQ SRVGRP="identifier" SRVID="number" MIN=1 MAX=1
CLOPT"[servopts] -- -s SYSID -l grp1:group2 -a APPLID"
ARTTDQは一時データ記憶域キューを管理しますが、これはEXEC CICS(WRITEQ TD、READQ TDおよびDELETEQ TD)が必要とする機能を提供します。
ARTTDQは、宣言されたキューにつき1つのサービスを、「_TDQ」という接尾辞が付いたTDQueueの名前で公開します。
同じサービスを2回公開しないように、1つのリソースのグループは、単一のARTTDQサーバーに割り当てられる必要があります。これは起動時に確認され、違反時には、起動フェーズでエラー・メッセージが生成されますが、アクションはとられません。
サーバー数のMINとMAXが1に設定されていることは重要であり、起動時にTDQサーバーにより検証されます。
*SERVERS
ARTTDQ SRVGRP="GRP02" SRVID=30 RESTART=Y GRACE=0
MIN=1 MAX=1 CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTDPL
- 分散プログラム・リンク実行のためのCICS Runtimeサーバー。
ARTDPL SRVGRP="identifier" SRVID="number" MIN=minn MAX=maxn
CLOPT="[servopts] -- -s TEST -l grp1:group2"
これらのサーバーは、DPLサブセットに制限されたアプリケーション・プログラムをtuxedoサービスとして提供し、DPLサービス・リクエストを受信すると、対応するプログラムを実行します。
これらのサーバーは、プリンシパル・ファシリティ(ユーザー・ターミナル)に対応する必要がない(できない)ため、対話型である必要はありません。純粋なRPCモード・サーバーです。
起動時に、ARTDPL
は、提供するプログラム1つにつき1つのサービスを公開します。
プログラムがLINKをリクエストしていて、リクエストされたプログラムがDPLとして構成されている場合、リンクは、通常のように呼出しによってではなく、このサービス(このDPLプログラム)を提供するDPLサーバーの1台が提供するtpcall
により解決されます。
属性REMOTESYSTEM(sysid)
(sysid)がDPLに置かれているプログラムだけが、DPLサーバーと、-s
オプションを介して示されているシステムとしてこのsysidを持つサーバーだけによって通知されます。
これらの各プログラムのためにARTDPL
によって通知されるサービスは、SYSID_ProgramName
です。
反対に、これらのプログラムは、同期および非同期のトランザクション
・サーバーからは、直接利用できません。
*SERVERS
ARTDPL SRVGRP="GRP02" SRVID=60 RESTART=Y GRACE=0
MIN=1 MAX=1
CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTATRN - 非同期指向のMAXACTIVE > 1
のトランザクションのためのCICS Runtimeサーバー。
ARTATRN SRVGRP="identifier" SRVID="number" CONV=N MIN=minn MAX=maxn RQADDR=QKIXATR REPLYQ=Y CLOPT="[servopts] -- [-s TEST] [-l group1:group2:…]"
ARTATRN
サーバーはアプリケーション・トランザクションをTuxedoサービスとして提供し、トランザクション・リクエストを受信すると、対応するプログラムを実行します。
これらのプログラムは、ターミナルのユーザーと直接対話できない、画面のないプログラムです。
ARTSTRN
サーバーと対照的に、これらのサーバーは、真のCICSトランザクションを管理するためにトランザクショナルになっています。他のサーバー(START TRANSID)からのみ呼び出され、ターミナルやクライアントから直接呼び出されることはありません。
起動時に、ARTATRN
サーバーは、提供するトランザクション1つにつき1つのサービスを公開します。これらのトランザクションは、「ASYNC_{transaction_name}」という名前です。
このサーバーは、ASYNC_QUEUE
と呼ばれる内部トランザクションの公開も行います。
tranclassesに属さないか、maxactive >1であるtranclassに属しているトランザクションだけが、これらのサーバーにより通知されます。
*SERVERS
ARTATRN SRVGRP="TCPGRP" SRVID=2000 RESTART=Y GRACE=0
CONV=N MIN=2 MAX=3 RQADDR=QKIXATR REPLYQ=Y
CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTATR1 - 非同期指向のMAXACTIVE = 1
のトランザクションのためのCICS Runtimeメイン・サーバー。
ARTATR1 SRVGRP="identifier" SRVID="number" CONV=N MIN=1 MAX=1 CLOPT="[servopts] -- [-s TEST] [-l group1:group2,…]"
ARTATRN
サーバーがMAXACTIVE > 1
のトランザクションだけを提供するのに対して、ARTATR1サーバーは、MAXACTIVE = 1
のトランザクションを提供することに特化したARTATRN
サーバーです。
サーバーのMIN
とMAX
の数が1に設定されていることは重要であり、起動時にATR1サーバーにより検証されます。これらのサーバーの目標は、(MAXACTIVE =1
の)グループ内の1つのみのトランザクションの並列処理を保証することです。Tuxedoが同一のトランザクションを提供する複数のサーバーを起動することを許すことは、ATR1サーバーの場合、自己矛盾です。
MIN
とMAX
が1に設定されているので、Tuxedo引数RQADDR
は不要であり、単純さを維持するため、使用しないでください。
残りの構成とATR1サーバーの動作は、ATRNサーバーと正確に同じです。
*SERVERS
ARTATR1 SRVGRP="TCPGRP" SRVID=2000 RESTART=Y GRACE=0
CONV=N MIN=1 MAX=1
CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTCTRN
- 非対話指向のMAXACTIVE > 1
のトランザクションのためのCICS Runtimeサーバー。
ARTCTRN SRVGRP="identifier" SRVID="number" CONV=N MIN=minn MAX=maxn RQADDR=QKIXCTR REPLYQ=Y CLOPT="[servopts] -- [-s TEST] [-l group1:group2:…]"
ARTCTRN
サーバーはアプリケーション・トランザクションをTuxedoサービスとして提供し、トランザクション・リクエストを受信すると、対応するプログラムを実行します。
これらのプログラムは、ターミナルのユーザーと直接対話できない、画面のないプログラムです。
ARTSTRN
サーバーと対照的に、これらのサーバーは、真のCICSトランザクションを管理するためにトランザクショナルになっています。他のサーバー(CNVERSE)からのみ呼び出され、ターミナルやクライアントから直接呼び出されることはありません。
起動時に、ARTCTRN
サーバーは、提供するトランザクション1つにつき1つのサービスを公開します。これらのトランザクションは、「{SysId}_{transaction_name}
」という名前です。
{SysId}
は、-s
パラメータで定義されているこのリージョンの名前です。
tranclassesに属さないか、maxactive >1であるtranclassに属しているトランザクションだけが、これらのサーバーにより通知されます。
ARTCTRNの起動時に渡されるコマンドライン・オプションの文字列。次のパラメータは、ゲートウェイ・プロセスの実行時パラメータとして認識されます。
*SERVERS
ARTCTRN SRVGRP="TCPGRP" SRVID=2500 RESTART=Y GRACE=0
CONV=N MIN=2 MAX=3 RQADDR=QKIXATR REPLYQ=Y
CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTCTR1
- 非対話指向のMAXACTIVE = 1
のトランザクションのためのCICS Runtimeメイン・サーバー。
ARTCTR1 SRVGRP="identifier" SRVID="number" CONV=N MIN=1 MAX=1
CLOPT="[servopts] -- [-s TEST] [-l group1:group2,…]"
ARTCTRN
サーバーがMAXACTIVE > 1
のトランザクションだけを提供するのに対して、ARTCTR1
サーバーは、MAXACTIVE = 1
のトランザクションを提供することに特化したARTCTRN
サーバーです。
サーバーのMIN
とMAX
の数が1に設定されていることは重要であり、起動時にARTCTR1
サーバーにより検証されます。これらのサーバーの目標は、(MAXACTIVE =1
の)グループ内の1つのみのトランザクションの並列処理を保証することです。Tuxedoが同一のトランザクションを提供する複数のサーバーを起動することを許すことは、ARTCTR1
サーバーの場合、自己矛盾です。
MIN
とMAX
が1に設定されているので、Tuxedo引数RQADDR
は不要であり、単純さを維持するため、使用しないでください。
残りの構成とARTCTR1
サーバーの動作は、ARTCTRNサーバーと正確に同じです。
*SERVERS
ARTCTR1 SRVGRP="TCPGRP" SRVID=2000 RESTART=Y GRACE=0
CONV=N MIN=1 MAX=1
CLOPT=" -- -s PROW -l group1:group2"
ARTCNX
- ユーザー接続の管理のためのCICS Runtime接続サーバー。
ARTCNX SRVGRP="identifier" SRVID="number" CONV=Y MIN=1 MAX=1 RQADDR=QKIX110 REPLYQ=Y CLOPT="[servopts]"
このサーバーは、ユーザーの接続および切断フェーズでターミナル・ハンドラが必要とする内部サービスを提供します。
たとえば、connectやdisconnectなどの、内部メッセージ指向のサービスを提供します。
次に示す、少数の古典的CICSトランザクションも提供します。
認証エラーの際にハンドラによって使用される内部トランザクションauthfail
も公開します。
これらのサーバーは、CICSトランザクションCESN、CESFを管理するために対話型になっています。
このサーバーは、CICS Runtimeシステム内で一意である必要があります。
*SERVERS
ARTCNX SRVGRP="TCPGRP" SRVID=1000 CONV=Y MIN=1 MAX=1
ARTADM SRVGRP="identifier" SRVID="number"
このサーバーは、CICS Runtimeの管理を担当します。
分散ターゲット環境では、このサーバーを各ノード上に構成して、構成の通知を実行することができます。これらのサーバーを使用すると、マスター・ノード上では、構成ファイルのみ構成する必要があり、管理サーバーは構成ファイルを各スレーブ・ノードに通知します。
注意: | 11.1.1.2.2リリースでは、このサーバーは必須であり、他のARTサーバーの前でのUBBCONFIGファイルに構成される必要があります。 |
注意: | 11.1.1.2.2以前のリリースでは、このサーバーはオプションです。 |
構成通知が必要な場合、管理サーバーをすべてのTuxedoノード上に構成する必要があります。
マスター・ノード上のARTADM
サーバーは、スレーブ・ノード上で動作するARTADM
サーバーとの内部通信用のサービスを提供します。
*SERVERS
ARTCKTI — ART CICSトランザクション・トリガー・モニター
ARTCKTI SRVGRP="identifier" SRVID="number" CLOPT="[servopts options] -- [-i trigger_interval] [-s retry_interval] [-m queue_manager_name] -q queue_name1,queue_name2,...”
ART CICS Transaction Trigger Monitor(ARTCKTI)は、CICS CKTIトランザクションと同じ動作をします。1つまたは複数のWebSphere MQ開始キュー上でリスニングし、トリガー・イベントが発生するとトリガー・メッセージを取得し、その後の操作のために、トリガー・メッセージをターゲット・トランザクションに転送します。
ARTCKTIサーバーは、ubbconfigファイル用に次のパラメータを受け入れます。
-i trigger_interval
-s retry_interval
-m queue_manager_name
-q queue_name1,queue_name2,……
ARTCKTIサーバーはWebSphere MQクライアントとして動作するので、WebSphere MQキュー・マネージャに接続するARTCKTIには、MQクライアントのチャネル情報が必要です。
通常、これをするための手段は2つあります。1つはクライアント構成ファイル内で指定することで、もう1つは、環境変数MQSERVER
を使用して指定することです。
チャネル情報には、使用するWebSphere MQサーバーの位置と、通信方式が含まれる必要があります。ChannelName/TransportType/ConnectionNameという書式の文字列です。
ConnectionNameは、完全修飾ネットワーク名である必要があります。チャネル名、トランスポート・タイプおよび接続名を区切るために使用されるため、ChannelNameには、スラッシュ(/)文字が含まれてはなりません。
ARTCKTIサーバーは、WebSphere MQマルチスレッドのライブラリを必要とします。
詳細は、Websphere MQ Clientのドキュメントを参照してください。
異なるバージョンのWebSphere MQに基づく独自のARTCKTIサーバーをビルドするユーザーのために、オブジェクト・ファイルも提供されます。
ARTCKTI
サーバーをビルドするには、$KIXDIR/bin
ディレクトリへの書込み権限を持つTuxedo管理者として、次のコマンドを実行します。
buildserver -o $KIXDIR/bin/ARTCKTI -t -f "$KIXDIR/objs/ARTCKTI.o $KIXDIR/objs/list.o" -l "-L/$MQM/lib64 -lmqic_r"
$MQM
は、WebSphere MQがインストールされているパスです。
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