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ATMIからCPI-Cへの関数マッピング

次の表は、最も一般的なATMI関数呼出しを一覧し、そのパラメータとCPI-C動詞のマッピング方法を示しています。マッピングは関数呼出し別に次の順序で示されます。

この表は、ATMI呼出しのパラメータ、パラメータの内容や意味、およびCPI-C動詞と使用する際の注意点を示しています。

表1-1 tpcall
tpcall()
パラメータ
内容
CPI-Cの注記
svc
 
サービス名
CMALLCで起動対象のCICSトランザクションを識別するために使用します。
idata
 
ユーザー・データ
送信が完了するまでこのデータがCMSENDで送信されます。
len
 
ユーザー・データの長さ
 
odata
 
応答データ
送信が完了するまでCMRCVがデータを受け取り(data_receivedがCM_COMPLETE_DATA_RECEIVEDに設定され)、リターン・コードはCM_OKまたはCM_DEALLOCATE_NORMALに設定されます。
olen
 
応答データの長さ
 
flags
TPNOTRAN
トランザクションの一部ではない
 
TPNOCHANGE
該当なし
ローカル
TPNOBLOCK
該当なし
ローカル
TPNOTIME
該当なし
ローカル
TPSIGRSTRT
該当なし
ローカル

表1-2 tpacall
tpacall()
パラメータ
内容
CPICの注記
svc
 
サービス名
CMALLCで起動対象のCICSトランザクションを識別するために使用します。
data
 
ユーザー・データ
送信が完了するまでこのデータがCMSENDで送信されます。
len
 
ユーザー・データの長さ
 
flags
TPNOREPLY
false
CMSENDにより、最新データがsend_type CMSEND_AND_PREP_TO_RECEIVEの設定で送信されました。これにより、対話状態が受信に変更され、応答待ちのためCMRCVが発行されます。
true
応答が返ってくることが想定されないため、CMDEALはすべてのデータを受信した後、対話を割当て解除します。
TPNOTRAN
トランザクションの一部ではない
 
TPNOBLOCK
該当なし
ローカル
TPNOTIME
該当なし
ローカル
TPSIGRSTRT
該当なし
ローカル

表1-3 tpgetrply
tpgetrply()
パラメータ
内容
CPICの注記
cd
 
呼出し記述子
呼出し記述子はLU6.2が初期化されている場合はCMINITから戻されるCONVIDにマップされます。
data
 
ユーザー・データ
WHAT_RECEIVEDがDATA_COMPLETEに設定されている場合にCMRCVから戻されるデータ。
len
 
ユーザー・データの長さ
 
flags
TPGETANY
trueの場合、データは任意の対話から戻されます。falseの場合、データはcdに関連付けられている対話から返されます。
任意の対話で使用可能なデータがリクエスタに戻されます。
TPNOCHANGE
ローカルからリクエスタ
サポートされているバッファ・タイプは限定されます。
TPNOBLOCK
該当なし
ローカル
TPNOTIME
該当なし
ローカル
TPSIGRSTRT
該当なし
ローカル

表1-4 tpservice
tpservice()
パラメータ
内容
CPICの注記
svcinfo
 
サービス情報およびデータ
CMRCVから取得したユーザー・データが、TPSVCINFO構造ユーザー・データ・エリアに移入されます。サービス特性はDMCONFIGファイルおよびUBBCONFIGファイルのサービス属性から取得されます。
name
 
サービス名
CICSから送信された8文字のRNAMEに関連付けられているサービス名。
data
 
ユーザー・データ
CMRCVから取得したデータ。
len
 
ユーザー・データの長さ
 
cd
 
呼出し記述子
LU6.2が初期化されている場合に、CMINITにより戻される、CONVIDに関連付けられている呼出し記述子。
appkey
 
32ビット・キー(使用されている場合)
セキュリティ用。
cltid
 
Oracle Tuxedoにより設定
セキュリティ用。
flags
TPCONV
trueの場合、サービスは対話型です。
 
TPTRAN
該当なし
.
TPNOREPLY
trueの場合、リクエスタは応答が返ってくることを想定しません。
対話は通常のCMDEALで終了します。
TPSENDONLY
該当なし
設定した場合、CICSでのCPICの対話は受信状態になります。設定しない場合、CICS CPICの対話の状態は送信状態になります。
TPRECVONLY
該当なし
設定した場合、CICSでのCPICの対話は送信状態のままです。

表1-5 tpreturn
tpreturn()
パラメータ
内容
CPICの注記
rval
TPSUCCESS
対話が通常の割当て解除で終了する場合はTPSUCCESSに設定します。
TPSVCERR
対話が通常以外の割当て解除タイプやその他のエラーで終了する場合はTPESVCERRに設定します。
rcode
 
アプリケーションにより設定
該当なし
data
 
ユーザー・データ
戻りデータがCM_DATA_COMPLETEに設定され、リターンコードがCM_DEALLOCATE_NORMALで、成功したCMRCVからCICSトランザクションにデータが戻されます。サービスに失敗した場合は、呼出し元にデータは戻されず、対話は異常な状態で割当て解除されます。
len
 
戻りデータ長
0 < データ <= 32K
flags
 
該当なし
該当なし

表1-6 tpcancel
tpcancel()
パラメータ
内容
CPICの注記
cd
 
tpgetreply()が待機している接続記述子。
呼出し記述子からマップされているCONVIDとの対話でCMDEALの異常が発行されます。

表1-7 tpconnect
tpconnect()
パラメータ
内容
CPICの注記
svc
 
CICSの起動対象のサービスを示すローカル・サービス名。
RNAMEの検索に使用する名前。RNAMEはCICSのTPNameと一致している必要があり、CMINITおよびCMALLCによって対話の起動および割当てに使用されます。
data
 
ユーザー・データ
送信が完了するまでこのデータがCMSENDで送信されます。
len
 
ユーザー・データの長さ
 
flags
TPNOTRAN
true
 
TPSENDONLY
trueの場合、対話は維持されるか、送信状態に変更されます。
対話は送信状態のままです。これがデフォルトです。
TPRECVONLY
trueの場合、対話は維持されるか、受信状態に変更されます。
Oracle Tuxedoの割当ての直後にデータなしのCMSENDがsend_type CM_SEND_AND_PREP_TO_RECEIVEの設定で送信されます。
TPNOBLOCK
該当なし
ローカル
TPNOTIME
該当なし
ローカル
TPSIGRSTRT
該当なし
ローカル

表1-8 tpsend
tpsend()
パラメータ
内容
CPICの注記
cd
 
接続記述子
このローカル割当ての接続記述子は、CMINITおよびtpconnect()のかわりのCMALLCで戻されるCONVIDにマップされています。
data
 
ユーザー・データ
CICSへの送信前にASCII/EBCDIC変換が必要になる場合があります。
len
 
ユーザー・データの長さ
 
flags
TPRECVONLY
trueの場合、対話は受信状態に変更されます。
対話の状態は送信から受信に変更されます。CMSENDがsend_type CM_SEND_AND_PREP_TO_RECEIVEの設定で送信されます。
TPNOBLOCK
該当なし
ローカル
TPNOTIME
該当なし
ローカル
TPSIGRSTRT
該当なし
ローカル
revent
TPEV_DISCONIMM
設定されている場合、LU6.2対話が異常終了しています。
CMRCVからのリターン・コードがdeallocate_abnormalである場合、対話は終了します。切断イベントが送信プロセスに送信されます。
TPEV_SVCERR
設定されている場合、LU6.2対話が異常終了しています。
CM_OKまたはCM_DEALLOCATE_NORMAL以外のリターン・コードはTPEV_SVCERRとして扱われます。
TPEV_SVCFAIL
設定されている場合、LU6.2対話が異常終了しています。
CMRCVからのリターン・コードがCM_TP_NOT_AVAIL_NO_RETRYまたはCM_TP_RESOURCE_FAILURE_NO_RETRYの場合、reventがTPEV_SVCFAILに設定されます。

表1-9 tprecv
tprecv()
パラメータ
内容
CPICの注記
cd
 
接続記述子
このローカル割当ての接続記述子は、この対話のイニシエータが発行したCMINITおよびCMALLCに戻されるCONVIDにマップされています。
data
 
ユーザー・データ
CMRCV_immediateを使用して受信し、Oracle Tuxedoサービスに戻される日付。
len
 
ユーザー・データの長さ
 
flags
TPNOCHANGE
ローカル
サポートされているバッファ・タイプである必要があります。
 
TPNOBLOCK
該当なし
ローカル
 
TPNOTIME
該当なし
ローカル
 
TPSIGRSTRT
該当なし
ローカル
revent
TPEV_DISCONIMM
設定されている場合、LU6.2対話が異常終了しています。
CMSENDからのリターン・コードがdeallocate_abnormalの場合、対話は終了します。切断イベントが送信処理に送信されます。
 
TPEV_SENDONLY
設定されている場合、パートナが許可すれば、LU6.2対話は送信に変更されます。
send_typeがCM_SEND_AND_PREP_TO_RECEIVEの設定で送信パートナがCMSENDを送信しています。
 
TPEV_SVCERR
設定されている場合、LU6.2対話が異常終了しています。
CM_OKまたはCM_DEALLOCATE_NORMAL以外のリターン・コードはTPEV_SVCERRとして扱われます。
 
TPEV_SVCFAIL
 
CMRCVからのリターン・コードがCM_TP_NOT_AVAIL_NO_RETRYまたはCM_TP_RESOURCE_FAILURE_NO_RETRYの場合、reventがTPEV_SVCFAILに設定されます。
 
TPEV_SVCSUCC
設定されている場合、対話は正常に完了しています。
CMRCVからのリターン・コードはCM_DEALLOCATE_NORMALに設定されています。これは、送信TPが完了し、対話が正常に割当て解除されたことを示します。

表1-10 tpdiscon
tpdiscon()
パラメータ
内容
CPICの注記
cd
 
接続記述子
この接続記述子は、CMINITまたはCMACCPから対話の発信者に戻されるCONVIDにマップされています。

表1-11 tpforward
tpforward ()
パラメータ
内容
CPICの注記
svc
 
サービス名
tpforward()はtpacall()であったとして扱われます。CMINITおよび後に続くCMALLCが、対話のセッション初期化と割当てのために発行されます。クライアントIDはTPSVCINFOレコード内のCICSトランザクションに伝播する必要があります。
data
 
ユーザー・データ
データはCMSENDを使用して送信されます。最後のCMSENDはsend_typeがdeallocate_normaLの設定で送信されます。
len
 
戻りデータ長
 
flags
 
tpacall()を参照してください。
 


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