構成ファイルの設定はOracle Tuxedo管理者の責任ですが、Oracle Tuxedoアプリケーション開発者とCICSプログラマとの密接な連携が欠かせません。
次の項ではOracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP (CICS)(以後TMA TCP for CICSと呼ぶ)のメンテナンス・システムについて説明します。Oracle TMA TCP for CICSのメンテナンス・システムは、TMA TCP for CICSゲートウェイの構成、維持および管理に使用するオンラインのCICSアプリケーションです。次のトピックで、このメンテナンス・システムについて説明します。
管理システムを起動するには、インストール手順でCICSに定義した内容に従ってトランザクション・コードを入力します。インストール時に名前を変更していなかった場合、トランザクションの名前はBEAM
です。
次に示すように、接続、リクエスタ、発信サービス、ユーザー接続アカウント、着信サービスおよびハンドラ構成を維持管理するためにアクセスできるメニューのグループが6つ用意されています。次の表に、各グループのメニューの使用方法を示します。
メイン・メニュー(BEAM
)から、すべてのメンテナンス画面にアクセスできます。
メイン・メニューを使用してメンテナンス・システムの設定画面にアクセスします。メイン・メニューからサブメニューに移動するには、該当する2文字のコードを入力します。コードの最初の文字は、操作の区分を表します。その次の文字は、その区分で実行する操作を表します。
常に3つの区分ですべての操作が実行可能であるとは限らないため、次の表に有効な組合せを示します。
メンテナンス・システム画面を使用して、接続の表示や変更が可能ですが、接続の挿入(作成
)も削除も行うことはできません。接続の作成と削除は、通常の運用中にTMA TCP for CICSによって実行されます。
メンテナンス・システムによって、入力した2文字の選択コードがチェックされ、そのコードが正しければ該当する画面が表示されます。入力したコードが正しくなければ、エラー・メッセージが表示されます。
接続インスタンスの維持管理に使用可能な3つの画面には、それぞれ更新、照会および「参照」のラベルが付いています。それぞれの画面を使用して、特定の接続の照会、全接続のリストの参照、または接続の有効化と無効化の切り替えを実行できます。
接続インスタンスとは、リモート・エンドポイントとリクエスタまたはハンドラとの間に確立されるTCP/IP接続です。TMA TCP for CICSの役割上、リモート・エンドポイントは、リモートのOracle Tuxedoドメインで実行されているTMA TCP Gatewayゲートウェイになります。
注意: | データを入力した後に、[Enter ]を押さずに、[PF3 ]または[PF5 ]を押すと、現在の操作プロセスは中断され、新しい画面が表示されます。 |
接続ファイルのレコードを更新するには、接続の更新
画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、「論理マシン名
」と「タイプ
」のフィールドの保護は解除されています。有効な論理マシン名
(ゲートウェイID)とタイプ
を入力し、[Enter
]を押します。指定したレコードのデータが画面に再表示され、「ステータス
」フィールドの保護が解除されます。レコードが更新可能な状態になりました
というメッセージが表示されます。この時点で、レコードを変更できます。
接続ファイルのレコードを照会するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、「論理マシン名
」と「タイプ
」のフィールドの保護が解除されています。有効な論理マシン名
(ゲートウェイID)とタイプ
を入力し、[Enter
]を押します。指定したレコードのデータが画面に再表示され、「論理マシン名
」と「タイプ
」のフィールドの保護が解除されます。
接続ファイルのレコードを参照、処理対象にするレコードを個別に選択するには、この画面を使用します。メイン・メニューからこの画面にアクセスした場合は、ファイルの最初のレコードが画面の先頭に表示されます。接続の更新画面または照会画面からこの画面にアクセスした場合、リストの先頭は、前の画面から引き継いだキーになります。
処理対象のレコードを選択するには、有効な選択コードを選択コード
・フィールドに入力します。たとえば、レコードを照会するには3
を入力します。複数の選択コードを入力した場合は、最初のコードが使用され、それ以外のコードは無視されます。選択コードの検証と処理が終了すると、その処理に応じた画面が表示され、レコード・キーが「論理マシン名
」フィールドに表示されます。
リクエスタの役割は、リモートのOracle Tuxedoドメインに送信するためのリクエスト情報を収集することです。リクエスタは、ネットワーク接続の確立、Oracle Tuxedoへのデータの送信、およびOracle Tuxedoからのデータの受信を行います。それぞれのリクエスタは、リモート・エンドポイント(またはTCP/IPアドレスとポートの組合せ)を1つずつ受け持ちます。同じエンドポイントに対して複数のリクエスタを構成できますが、各リクエスタが受け持つエンドポイントの数は1つに限定されます。
次から説明するメンテナンス画面では、リクエスタのインスタンスごとに個別の論理マシン識別子(LMID
)を設定します。意味がわかりやすい一意のLMID
をリクエスタに設定することもできます。サービス名ごとにLMID
が1つずつ関連付けられます。この方法により、リクエスタは特定のサービスを処理するリモート・マシンを識別できます。
次の表に、各種のリクエスタ画面で使用できるファンクション・キーを示します。
注意: | データを入力した後に、[Enter ]を押さずに、[PF3 ]または[PF5 ]を押すと、操作プロセスは中断され、該当する画面が表示されます。 |
リクエスタ・ファイルに新しいレコードを挿入して新しいリクエスタを構成するには、この画面を使用します。
画面を表示した最初の時点では、すべてのフィールドの保護が解除されています。必須データを入力し、[Enter
]を押します。データの検証と処理が終了すると、画面が再表示され、すべてのフィールドの保護が解除されます。
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リクエスタ・ファイルのレコードを更新するには、この画面を使用します。フィールドは、リクエスタの挿入画面のものと同じですが、この画面では値を変更できます。
画面を表示した最初の時点では、「LMID
」フィールドの保護は解除されています。論理マシン名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示されます。ホスト・アドレス
、ポート番号
、アカウントID
、「パスワード
」、メッセージ最大サイズ
および接続再試行の制限
のフィールドの保護が解除されます。レコードが更新可能な状態になりました
というメッセージが表示されます。
入力した変更内容の検証と処理が終了すると、画面が再表示され、「LMID
」フィールドの保護が解除されます。
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この画面は、リクエスタ・ファイルのレコードを照会するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、「論理マシン名
」フィールドの保護は解除されています。論理マシン名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、「論理マシン名
」フィールドの保護が解除されます。
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リクエスタ・ファイルからレコードを削除するには、この画面を使用します。
警告: | リクエスタのレコードを削除すると、重大な問題が発生する可能性があります。この操作を行う前に、慎重に検討してください。このGWID を参照するサービス・レコードがある場合、リクエストの送信先にするリモート・マシンがどこなのかOracle TMAが判断できなくなるため、そのサービスをクライアントが呼び出しても拒否されます。 |
画面を表示した最初の時点では、「論理マシン名
」フィールドの保護は解除されています。論理マシン名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、「論理マシン名
」フィールドの保護が解除されます。削除を確定するには、もう一度[Enter]を押します
というメッセージが表示されます。
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リクエスタ・ファイルのレコードのリストを参照するには、この画面を使用します。また、レコードの行の先頭列に有効な選択コードを入力して、処理対象のレコードを選択することもできます。
メイン・メニューからこの画面にアクセスした場合は、ファイルの最初のレコードが画面の先頭に表示されます。挿入、更新、照会または「削除」画面から、この画面にアクセスした場合は、前の画面から引き継いだキーに基づいて、表示されるレコードが判断されます。
レコードを選択するには、そのレコードの横にある選択コード
・フィールドに有効な選択コードを入力します。たとえば、レコードを照会する場合は、3
を入力します。複数の選択コードを入力した場合は、最初のコードが使用され、その他のコードは無視されます。
選択コード
・フィールドの入力データの検証と処理が終了すると、その処理に対応する画面が表示され、レコード・キーが「論理マシン名
」フィールドに表示されます。
サービスとは、なんらかの要素で構成される処理に関連付けられる名前です。このような処理としては、銀行取引、航空便の予約、製品の一括注文などがあります。Oracle Tuxedoでは、このような処理に必要なクライアント・プログラムがサービス・リクエストを行います。サーバーと呼ばれるプロセスは、サービス・リクエストに記述されている処理をクライアントのかわりに実行し、その結果をクライアントに戻します。MVSでは、このプロセスは、ブラック・ボックスに対する呼出しと呼ばれることがあります。
TMA TCP for CICSを使用するCICSアプリケーションでは、サービス名はEXEC CICS LINK
コマンドのデータ・エリアに渡され、結果はそのデータ・エリアに戻されます。サービスの画面では、サービス名やリモート・サービス名という用語で表現されています。サービス名(たとえばCIC01XXYYZZ
など)は、CICS環境側でサービスとして認識されている名称を指し、リモート・サービス名(たとえばWITHDRAWL
など)は、Oracle Tuxedo側でサービスとして認識されている名称を指します。管理を単純にするために、両方の名前を同じにしてもかまいませんが、ネーミング・ルールに合わなければ、別々の名前を使用することもできます。
次の表に、発信サービスの各種画面で使用できるファンクション・キーを示します。
注意: | データを入力した後に、[Enter ]を押さずに、[PF3 ]または[PF5 ]を押すと、操作プロセスは中断され、該当する画面が表示されます。 |
サービス名ファイルにレコードを挿入するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、すべてのフィールドの保護が解除されています。該当するフィールドに必要なデータを入力し、[Enter
]を押します。データの検証と処理が終了すると、画面が再表示され、すべてのフィールドの保護が解除されます。
サービス名ファイルのレコードを更新するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、「サービス名
」フィールドの保護は解除されています。サービス名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、「論理マシン名
」、リモート・サービス名
、サービス・タイムアウト(秒)
およぴ「セキュリティ
」フィールドの保護が解除されます。レコードが更新可能な状態になりました
というメッセージが表示されます。
変更内容の検証と処理が終了すると、画面が再表示され、「サービス名
」フィールドの保護が解除されます。
サービス名
ファイルのレコードを照会するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、「サービス名
」フィールドの保護は解除されています。サービス名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、「サービス名
」フィールドの保護が解除されます。
サービス名ファイルのレコードを削除するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、「サービス名
」フィールドの保護は解除されています。サービス名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、すべてのフィールドの保護が解除されます。
削除を確定するには、もう一度[Enter]を押します
というメッセージが表示されます。[Enter]を押すと、削除が確定になり、画面が再表示され、「サービス名
」フィールドの保護が解除されます。
サービス名ファイルのレコードを参照するには、この画面を使用します。メイン・メニューからこの画面にアクセスした場合は、ファイルの最初のレコードが画面の先頭に表示されます。挿入、更新、照会または「削除」画面からこの画面にアクセスした場合、リストの先頭は、前の画面から引き継いだレコード・キーになります。
処理対象のレコードを選択するには、有効な選択コードを入力します。たとえば、レコードを照会するには3
を入力します。複数の選択コードを入力した場合は、最初のコードが使用され、それ以外のコードは無視されます。選択コードの検証と処理が終了すると、その処理に応じた画面が表示され、レコード・キーが「サービス名
」フィールドに表示されます。
ハンドラは、リモートのOracle Tuxedoドメインからサービス・リクエストを受け取る役割を担います。ハンドラの構成でセキュリティが有効になっている場合には、ユーザー接続アカウント
画面を使用して、ハンドラとの接続を許可されたアカウントを動的に操作できます。
次の表に、ユーザー・アカウントの各種画面で使用できるファンクション・キーを示します。
注意: | データを入力した後に、[Enter ]を押さずに、[PF3 ]または[PF5 ]を押すと、操作プロセスは中断され、該当する画面が表示されます。 |
ユーザー・ファイルに新規レコードを挿入して新規接続アカウント
を追加するには、この画面を使用します。
画面を表示した最初の時点では、すべてのフィールドの保護は解除されています。下の表に記載されている必須データを入力し、[Enter
]を押します。データの検証と処理が終了すると、画面が再表示され、すべてのフィールドの保護が解除されます。
BEAPUSR BEA TMA 10.0 TCP FOR CICS BEAM U1 |
アカウント・ファイルのレコードを更新するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、アカウント
・フィールドの保護は解除されています。アカウントIDを入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、「パスワード
」フィールドの保護が解除されます。レコードが更新可能な状態になりました
というメッセージが表示されます。
変更内容の検証と処理が終了すると、画面が再表示され、アカウント
・フィールドの保護が解除されます。
BEAPUSR BEA TMA 10.0 TCP FOR CICS BEAM U2 |
アカウント・ファイルのレコードを照会するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、アカウント
・フィールドの保護は解除されています。アカウント
を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、アカウント
・フィールドの保護が解除されます。
BEAPUSR BEA TMA 10.0 TCP FOR CICS BEAM U3 |
アカウント・ファイルのレコードを削除するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、アカウント
・フィールドの保護は解除されています。サービス名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、すべてのフィールドの保護が解除されます。
削除を確定するには、もう一度[Enter]を押します
というメッセージが表示されます。[Enter]を押すと、削除が確定になり、画面が再表示され、アカウント
・フィールドの保護が解除されます。
BEAPUSR BEA TMA 10.0 TCP FOR CICS BEAM U4 |
アカウント・ファイルのレコードを参照するには、この画面を使用します。メイン・メニューからこの画面にアクセスした場合は、ファイルの最初のレコードが画面の先頭に表示されます。挿入、更新、照会または「削除」画面からこの画面にアクセスした場合、リストの先頭は、前の画面から引き継いだレコード・キーになります。
処理対象のレコードを選択するには、有効な選択コードを入力します。たとえば、レコードを照会する場合は、3
を入力します。複数の選択コードを入力した場合は、最初のコードが使用され、それ以外のコードは無視されます。
サービスとは、なんらかの要素で構成される処理に関連付けられる名前です。このような処理としては、銀行取引、航空便の予約、製品の一括注文などがあります。Oracle Tuxedoでは、このような処理に必要なクライアント・プログラムがサービス・リクエストを行います。サーバーと呼ばれるプロセスは、サービス・リクエストに記述されている処理をクライアントのかわりに実行し、その結果をクライアントに戻します。MVSでは、これは、ブラック・ボックスに対する呼出しと呼ばれることがあります。
サービスの画面では、ローカル・サービス名
とリモート・サービス名
という用語が使用されています。ローカル・サービス名
(CIC01XXYYZZ
など)は、CICS環境側でサービスとして認識されている名称を指し、リモート・サービス名
(WITHDRAWL
など)はOracle Tuxedo側でサービスとして認識されている名称を指します。管理を単純にするために、両方の名前を同じにしてもかまいませんが、別々の名前にすることもできます。着信サービス・ファイルに加えられた変更内容は、ハンドラが再起動したときにのみ反映されます。
次の表に、着信サービスの各種画面で使用できるファンクション・キーを示します。
注意: | データを入力した後に、[Enter ]を押さずに、[PF3 ]または[PF5 ]を押すと、操作プロセスは中断され、該当する画面が表示されます。 |
サービス名ファイルにレコードを挿入するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、すべてのフィールドの保護は解除されています。次のフィールドに必要なデータを入力し、[Enter
]を押します。データの検証と処理が終了すると、画面が再表示され、すべてのフィールドの保護が解除されます。
このサービス・リクエストを処理するために開始されるCICSトランザクションの名前。このトランザクションは通常、アプリケーション・ハンドラ・プログラム(デフォルトでは
BEAA )用のトランザクションです。
応答を返さないサービスのプログラミングの詳細は、「Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP (CICS)のプログラミング」の項を参照してください。
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着信サービス名ファイルのレコードを更新するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、リモート・サービス名
フィールドの保護は解除されています。リモート・サービス名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、ローカル・サービス名
、トランザクション名
、最大メッセージ・サイズ
および「セキュリティ
」フィールドの保護が解除されます。レコードが更新可能な状態になりました
というメッセージが表示されます。
変更内容の検証と処理が終了すると、画面が再表示され、リモート・サービス名
フィールドの保護が解除されます。
このサービス・リクエストを処理するために開始されるCICSトランザクションの名前。このトランザクションは通常、アプリケーション・ハンドラ・プログラム(デフォルトでは
BEAA )用のトランザクションです。
応答を返さないサービスのプログラミングの詳細は、「Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP (CICS)のプログラミング」の項を参照してください。
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着信サービス名ファイルのレコードを照会するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、リモート・サービス名
フィールドの保護は解除されています。リモート・サービス名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、リモート・サービス名
フィールドの保護が解除されます。
このサービス・リクエストを処理するために開始されるCICSトランザクションの名前。このトランザクションは通常、アプリケーション・ハンドラ・プログラム(デフォルトでは
BEAA )用のトランザクションです。
応答を返さないサービスのプログラミングの詳細は、「Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP (CICS)のプログラミング」の項を参照してください。
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着信サービス名ファイルのレコードを削除するには、この画面を使用します。画面を表示した最初の時点では、リモート・サービス名
フィールドの保護は解除されています。リモート・サービス名を入力し、[Enter
]を押します。リクエストしたレコードのデータが画面に再表示され、すべてのフィールドの保護が解除されます。削除を確定するには、もう一度[Enter]を押します
というメッセージが表示されます。[Enter
]を押すと、削除が確定になり、画面が再表示され、リモート・サービス名
フィールドの保護が解除されます。
このサービス・リクエストを処理するために開始されるCICSとトランザクションの名前。このサービス・リクエストは通常、アプリケーション・ハンドラ・プログラム用のトランザクションです。応答を返さないサービスのプログラミングの詳細は、「Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP (CICS)のプログラミング」の項を参照してください。
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着信サービス名ファイルのレコードを参照するには、この画面を使用します。メイン・メニューからこの画面にアクセスした場合は、ファイルの最初のレコードが画面の先頭に表示されます。挿入、更新、照会または「削除」画面からこの画面にアクセスした場合、リストの先頭は、前の画面から引き継いだレコード・キーになります。
処理対象のレコードを選択するには、有効な選択コードを入力します。たとえば、レコードを照会するには3
を入力します。複数の選択コードを入力した場合は、最初のコードが使用され、それ以外のコードは無視されます。選択コードの検証と処理が終了すると、その処理に応じた画面が表示され、レコード・キーがリモート・サービス名
フィールドに表示されます。
ハンドラは、リモートのOracle Tuxedoドメインからサービス・リクエストを受け取る役割を担います。ハンドラ構成の画面を使用すると、ハンドラ・プログラムによって使用される構成をシステムで動的に操作できます。
注意: | ハンドラ構成ファイルに加えた変更を適用するには、ハンドラを再起動する必要があります。 |
次の表に、ユーザー・アカウントの各種画面で使用できるファンクション・キーを示します。
注意: | データを入力した後に、[Enter ]を押さずに、[PF3 ]を押すと、操作プロセスは中断され、該当する画面が表示されます。 |
ユーザー・ファイルの構成レコードを更新するには、この画面を使用します。レコードがない場合は、1件のレコードがユーザー・ファイルに挿入されます。画面を表示した最初の時点では、すべてのフィールドの保護は解除されています。変更内容の検証と処理が終了すると、画面が再表示されます。
ユーザー・ファイルの構成レコードを照会するには、この画面を使用します。リクエストしたレコードのデータが画面に表示されるときに、すべてのフィールドの保護は解除されています。
動的な構成とは、現在実行されているハンドラやリクエスタを停止せずに、新しい構成情報を反映させることを指します。新しい構成情報は、その情報の入力後に起動されたハンドラやリクエスタにも反映されます。TMA TCP for CICSゲートウェイの構成に対して、次の変更操作を動的に反映させることができます。
着信サービス情報やハンドラ構成のような、それ以外の構成作業は動的に反映させることはできません。これらのケースで構成情報を処理するには、該当するリクエスタやハンドラを停止する必要があります。
発信サービスを動的に構成する手段としては、サービス名ファイルに新規レコードを挿入する方法、サービス名ファイルの既存レコードを変更する方法、およびサービス名ファイルのレコードを削除する方法があります。挿入する場合はS1、更新する場合はS2、削除する場合はS4というように、該当するメンテナンス画面を使用して、必要な作業を実施します。フィールドの定義の詳細は、「発信サービス情報の画面」の項を参照してください。
ハンドラとの接続が可能なユーザー接続アカウントを動的に構成する手段としては、ユーザー・アカウント・ファイルに新規アカウントを挿入する方法、既存のユーザー・アカウントを変更する方法、ユーザー・アカウントを削除する方法があります。挿入する場合はU1、更新する場合はU2、削除する場合はU4というように、該当するメンテナンス画面を使用して必要な作業を実施します。フィールドの定義の詳細は、「ユーザー接続アカウントの画面」の項を参照してください。
注意: | ユーザー接続アカウントを変更しても、現在接続されているハンドラには反映されませんが、変更後に接続されるハンドラには反映されます。 |
接続のステータスを動的に構成できます。接続の更新画面(C2)を使用すれば、特定のLMID
との接続の有効化、無効化、中断を行うことができます。接続のステータスを動的に構成すると、該当するリクエスタにすぐに反映されます。フィールドの定義の詳細は、「接続の画面」の項を参照してください。
注意: | 接続の更新画面のデータは一時的なものであるため、LMID ステータスを無効に設定している場合、CICSリージョンを停止した後に再起動すると、その設定内容は維持されません。ただし、リクエスタのファイルはそのまま維持されます。 |
リクエスタのインスタンスごとに、個別の論理マシン名(LMID
)を設定します。意味がわかりやすい一意のLMID
をリクエスタに設定することもできます。サービス名ごとに1つ以上のLMID
が関連付けられます。この方法により、特定のサービスを処理するリモート・マシンがどれかをリクエスタが識別できます。リクエスタの更新画面(R2)を使用して、LMID
を動的に削除できます。このように動的に変更した内容がすぐに反映されるのは、前処理リクエスタのみです。
注意: | 現在実行されているリクエスタは、リクエスタ・ファイルの情報を読み取らないため、動的な変更の影響を受けません。 |
Oracle Tuxedoには、TMA TCP Gatewayを管理するためのtmadmin
コマンドとdmadmin
コマンドが用意されています。これらのコマンドの詳細は、Oracle Tuxedoのドキュメントを参照してください。