リリース・ノート

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Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP 11gR1(11.1.1.2.0)リリース・ノート

次のトピックでは、このドキュメントについて説明します。

 


Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP 11gR1の概要

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP 11gR1を使用すると、Tuxedoアプリケーションとメインフレーム・ベースのアプリケーションとの間で、トランザクション型でないリクエストとレスポンスを透過的にやり取りできます。

新機能

Tuxedo Mainframe Adapter for TCP製品のバージョン11gR1には次の新しい機能が備わっています。

 


Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCPをサポートするプラットフォーム

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP 11gR1は次のプラットフォームでサポートされています。

表1 TMA for TCPをサポートしているプラットフォーム
プラットフォーム
IBM AIX 5.3(32ビット)PowerPC
SUN Solaris 9/10(32ビット)SPARC
Microsoft Windows 2008 Server(VS2008付き)

 


最小ハードウェア要件

この項では、Oracle TMA TCP製品の最小ハードウェア要件について説明します。

 


Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCPのソフトウェア要件

この項では、Oracle TMA TCP 11gR1の最小ソフトウェア要件について説明します。

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCPをサポートするスタック

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCPは、IBM TCP for MVSスタック製品と連携できるように設計されています。z/OSに付属しているバージョンを使用してください。

Oracle TMA TCP for IMS

次のソフトウェアがOracle TMA TCP for IMSと連携します。

Oracle TMA TCP for CICS

次のソフトウェアがOracle TMA TCP for CICSと連携します。

 


eLink TCP 3.xからのアップグレード

eLink TCP 3.xからTuxedo Mainframe Adapter for TCP 11gR1にアップグレードする場合は、製品を新規にインストールします。UBBCONFIG、DMCONFIGおよびGWICONFIGファイルを編集する必要があります。Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for TCP 8.1のオンライン・ドキュメントに記載されている構成情報を参照してください。

注意: インストール対象の新しいディレクトリを設定する必要があるかどうか知るために、Tuxedo 11gR1(11.1.1.2.0)をすでにインストールしているかどうかを確認してください。

データ依存のルーティングをサポートするためのeLink TCP 3.xのアップグレード

データ依存のルーティングがサポートされるようにする場合は、GWICONFIGファイルの内容に対する制限が何点か余計にかかりました。

過去のリリースでは、GWICONFIGファイルのNATIVEセクションとFOREIGNセクションにおけるエントリの名前付けに制限はありませんでした。eLink TCP 3.2以降は、GWICONFIGファイルのNATIVEセクションの各エントリには、DMCONFIGファイルのDM_LOCAL_DOMAINS内に同じ名前の対応エントリがなければなりません。GWICONFIGファイルのFOREIGNセクションの各エントリには、DMCONFIGファイルのDM_REMOTE_DOMAINSセクションに同じ名前の対応エントリがなければなりません。

サービスのルーティングはDMCONFIGファイルの内容に基づいて決定されるようになったため、GWICONFIGファイルのLOCAL_SERVICESセクションのサービスを、そのファイルのNATIVEエントリに関連付ける必要がなくなりました。したがって、LOCAL_SERVICESセクションのNATIVEキーワードは、有効なエントリではなくなりました。DM_LOCAL_SERVICESセクションのサービス・エントリに対応するLDOMを指定するか、デフォルトのサービス割当てルールを適用することにより、サービスをDMCONFIGファイルのローカル・ドメインに関連付けるようになりました。

同じような目的で、GWICONFIGファイルのREMOTE_SERVICESセクションのサービスを、そのファイルのFOREIGNエントリに関連付ける必要がなくなりました。したがって、REMOTE_SERVICESセクションのFOREIGNキーワードは、有効なエントリではなくまりました。DM_REMOTE_SERVICESセクションのサービス・エントリに、対応するRDOMを指定するか、データ依存のルーティングを指定するルーティング文を使用するか、あるいはデフォルトのサービス割当てルールを適用することにより、サービスをDMCONFIGファイルのリモート・ドメインに関連付けるようになりました。ROUTINGコマンドを使用したデータ依存のルーティングの構成に関する詳細は、Oracle Tuxedoのドキュメントを参照してください。

 


既知の問題

一部のシステム構成では、CICSリクエスタ(LNKIBMLNKINT)をリンクするための付属のJCLを使用すると、問題が発生することがあります。IBM APARのII10227とPQ19993については、SEZACMTXライブラリやSCEELKEDライブラリをリンクする場合は、次に示すように、SYSLIB文のSCEELKEDの前にSEZACMTXを指定することをお薦めします。

//SYSLIB 		DD ... 
// DD DSNAME=hlq.SEZACMTX,DISP=SHR
// DD ...
// DD DSNAME=hlq.SCEELKED,DISP=SHR
// DD ...

付属のJCLはこの推奨事項に従っていません。場合によっては、次のSYSLIBセクションの例に示すように、付属のJCLを編集してからリクエスタをリンクする必要があります。

//SYSLIB 		DD DSN=CICS.SDFHLOAD,DISP=SHR 
// DD DSN=&TCPLIB,DISP=SHR
// DD DSN=SYS1.SEZACMTX,DISP=SHR
// DD DSNAME=SYS1.SCEELKED,DISP=SHR

 


解決した問題

この項では、以前のリリースのTuxedo Mainframe Adapter for TCPで検出された既知の問題のうち、現行リリースのソフトウェアで解消されたものについて説明します。次の表にそれぞれの問題のバグ番号を示します。

バグ番号
説明
8177517
接続が確立されるときに、誤った外部ドメインが記録されます。
8178493
サービスの定義数が46を超えると、GWIDOMAINが動作しなくなります。
9659880
APAR PK80756の適用後に、IMS制御リージョンでS0C4の異常終了が発生します。

 



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