- ACL
- アクセス制御リスト。「アクセス制御リスト」を参照。
B
- BLOB
- 「バイナリ・ラージ・オブジェクト」を参照。
- Business-to-Business(B2B)
- 商品販売およびサービス提供における企業間の相互のコミュニケーションを示す用語。これを実現するソフトウェア・インフラストラクチャが取引である。
- Business-to-Consumer(B2C)
- 商品販売およびサービス提供における企業と顧客間のコミュニケーションを示す用語。
- Class Generator
- 入力ファイルを受け入れ、対応する機能を持つ一連の出力クラスを作成するユーティリティ。XML Class Generatorの場合、入力ファイルはDTDであり、出力は、そのDTDに準拠するXML文書を作成するために使用できる一連のクラスである。
- CLASSPATH
- JVMがアプリケーションの実行に必要なクラスを検索するために使用する、オペレーティング・システムの環境変数。
- Common Object Request Broker API(CORBA)
- ネットワーク全体の分散オブジェクト間の通信用の、Object Management Groupによる標準。これらの自己完結型ソフトウェア・モジュールは、異なるプラットフォームまたはオペレーティング・システム上で実行しているアプリケーションで使用できる。CORBAオブジェクトとそのデータ形式、およびファンクションは、Java、C、C++、Smalltalk、COBOLなどの様々な言語にコンパイルできるインタフェース定義言語(IDL)で定義される。
- Common Oracle Runtime Environment(CORE)
- Cで作成された関数のライブラリ。これによって開発者は、事実上すべてのプラットフォームおよびオペレーティング・システムに簡単に移植可能なコードを作成できる。
- CORBA
- 「Common Object Request Broker Architecture」を参照。
- CSS
- 「カスケーディング・スタイルシート」を参照。
D
- DBUriType
- データ型のインスタンスを格納するために使用されるデータ型。このデータ型では、データベース・スキーマのXPathを使用したナビゲーションが可能になる。
- DOCTYPE
- XML文書内にDTDまたはその参照を指定するタグ名として使用される用語。たとえば、
<!DOCTYPE person SYSTEM "person.dtd">
では、ルート要素名がpersonとして、また外部DTDがperson.dtdとしてファイル・システム内に宣言される。内部DTDは、DOCTYPE宣言内で宣言される。
- Document Object Model(DOM)
- XML文書のメモリー内ツリーベースのオブジェクト表現。要素および属性へのプログラム・アクセスを可能にする。DOMオブジェクトおよびそのインタフェースは、W3C勧告である。プログラム・アクセス用のAPIなど、XML文書のDocument Object Modelを指定する。DOMは、解析対象ドキュメントをオブジェクトのツリーとして表示する。
- Document Type Definition(DTD)
- XML文書の有効な構造を定義する一連の規則。DTDは、SGMLから書式を導出し、DOCTYPE要素を使用するか、またはDOCTYPE参照を介して外部ファイルを使用してXML文書内に含めることができるテキスト・ファイルである。
- DOM
- 「Document Object Model」を参照。
- DOM再現性(DOM fidelity)
- データの整合性および精度を確認するため、Oracle XML DBに格納されたXML文書を再生成するときなどに、Oracle XML DBではDOM再現性というデータ整合メカニズムが使用される。DOM再現性とは、特にDOM検索の目的で、戻されたXML文書が元のXML文書と同一であることを意味する。Oracle XML DBは、バイナリ属性
SYS_XDBPD$
を使用してDOM再現性を確認する。
- DTD
- 「Document Type Definition」を参照。
- Enterprise JavaBean(EJB)
- サーバー上のJVM内で実行する独立プログラム・モジュール。CORBAによってEJBのインフラストラクチャが提供され、コンテナ・レイヤーによって、サポートされたサーバーにセキュリティ、トランザクション・サポートおよびその他の共通機能が提供される。
- eXtensible Markup Language(XML)
- データ記述のオープン標準。SGML構文のサブセットを使用してWorld Wide Web Consortium(W3C)によって開発され、インターネットでの使用目的で設計された。
- eXtensible Stylesheet Language Formatting Object(XSLFO)
- 書式設定セマンティクスを指定するためのXML用語を定義する、W3Cの標準仕様。「FOP」を参照。
- eXtensible Stylesheet Language Transformation(XSLT)
- XSLTとも書く。XML文書を別のドキュメントに変換する変換言語を定義する、W3CのXSL標準仕様。
- eXtensible Stylesheet Language(XSL)
- XML文書を変換またはレンダリングするために、スタイルシート内で使用される言語。W3CのXSLは、XSL TransformationsおよびXSL Formatting Objectsという2つのW3C勧告で構成されている。
- XSLは2つのW3C勧告で構成されている。XSL Transformationsは1つのXML文書を別のXML文書に変換し、XSL Formatting ObjectsはXML文書の表示方法を指定する。XSLは、スタイルシートを表す言語である。XSLは、次の2つのもので構成される。
-
- XML文書を変換するための言語(XSLT)
-
- 書式設定セマンティクスを指定するためのXMLボキャブラリ(XSLFO)
- XSLTスタイルシートは、書式設定用ボキャブラリを使用するXML文書へのクラスのインスタンスの変換方法を記述して、XML文書のクラス表示を指定する。
F
- FOP
- XSL Formatting Objectsによって駆動される出力フォーマッタ。FOPは、書式設定オブジェクト・ツリーを読み取って、結果ページを指定された出力にレンダリングするJavaアプリケーションである。出力形式には、現在、PDF、PCL、PS、SVG、XML(領域ツリー表現)、Print、AWT、MIFおよびTXTがサポートされている。主な出力ターゲットはPDFである。
H
- HASPATH
- Oracle Textに含まれ、特定のXPathの存在を確認するために
XMLType
データ型の問合せに使用されるSQL演算子。
- HTTP
- 「Hypertext Transfer Protocol」を参照。
- HTTPS
- 「Hypertext Transfer Protocol, Secure」を参照。
- HTTPUriType
- データ型のインスタンスを格納するために使用されるデータ型。このデータ型では、リモート・データベース内でデータベース・スキーマのXPathを使用したナビゲーションが可能になる。
- infoset
- 多くの情報項目で構成される抽象データセットであるXML情報セットを示す。少なくとも1つの情報項目(文書ノード)があるが、infosetは必ずしも有効なXMLである必要はない。W3C勧告については、
http://www.w3.org/TR/xml-infoset/
を参照。
- INPATH
- Oracle Textに含まれ、特定のXPathの特定のテキストを検索するためにXMLTypeデータ型の問合せに使用されるSQL演算子。
- Internet Inter-ORB Protocol(IIOP)
- インターネットなどのTCP/IPネットワーク上で、メッセージを交換するためにCORBAが使用するプロトコル。
J
- J2EE
- 「Java 2 Platform Enterprise Edition」を参照。
- Java
- Sun社によって開発およびメンテナンスされた高水準のプログラミング言語。Javaでは、アプリケーションがJVMという仮想マシン内で実行される。JVMは、オペレーティング・システムに対するすべてのインタフェースの役割を担う。開発者は、このアーキテクチャによって、JVMを搭載するすべてのオペレーティング・システムまたはプラットフォームで実行するJavaアプリケーションを開発できる。
- Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)
- 複数層のエンタープライズ・コンピューティングを定義するJavaプラットフォーム(Sun社)。
- Java API for XML Processing(JAXP)
- 特定のXMLプロセッサの実装に依存しないAPIを使用して、アプリケーションでXML文書の解析および変換を可能にする。
- Java Architecture for XML Binding(JAXB)
- XML文書およびJavaオブジェクト間でマップするAPIおよびツール製品。JSR-31勧告。
- Java Database Connectivity(JDBC)
- Javaアプリケーションが、SQL言語を介してデータベースにアクセスできるようにするプログラムAPI。JDBCドライバは、プラットフォームに依存しないようにJavaで作成されるが、各データベースに固有である。
- Java Development Kit(JDK)
- Java開発環境を確立するJavaバージョン用の、Javaクラス、ランタイム、コンパイラ、デバッガおよびソース・コードのコレクション。JDKはバージョンで指定され、Java 2はバージョン1.2以上を指定するために使用される。
- Java Naming and Directory Interface(JNDI)
- Sun社が提供するプログラム・インタフェース。Javaプログラムを、DNS、LDAP、NDSなどのネーミング・サービスおよびディレクトリ・サービスに接続する。Oracle XML DB Resource API for Java/JNDIは、JNDIをサポートする。
- Java Runtime Environment(JRE)
- プラットフォーム上でJava仮想マシンを構成する、コンパイル済クラスのコレクション。JREはバージョンで指定され、Java 2はバージョン1.2以上を指定するために使用される。
- Java Specification Request(JSR)
- JAXBなどの、Java Community Process(JCP)組織などの勧告。
- JavaBeans
- JVM内で実行する独立プログラム・モジュール。通常、クライアント側のユーザー・インタフェースを作成するために使用される。JavaBeanともいう。サーバー側の同等のモジュールは、Enterprise JavaBeans(EJB)という。「Enterprise JavaBeans」を参照。
- JavaServer Pages(JSP)
- Webページへの単純なプログラム・インタフェースを可能にする、サーブレットの拡張機能。JSPは、特殊タグ、およびWebサーバーまたはアプリケーション・サーバーで実行される埋込みJavaコードを含むHTMLページであり、HTMLページに動的機能を提供する。JSPは、サーバーのJVMで最初にリクエストおよび実行されるときに、サーブレットにコンパイルされる。
- Java仮想マシン(Java Virtual Machine: JVM)
- コンパイル済Javaバイトコードをプラットフォームのマシン言語に変換し、それを実行するJavaインタプリタ。JVMは、クライアント側、ブラウザ内、中間層内、イントラネット上、アプリケーション・サーバー上、またはデータベース・サーバー内で実行できる。
- JAXB
- 「Java Architecture for XML Binding」を参照。
- JAXP
- 「Java API for XML Processing」を参照。
- JDBC
- 「Java Database Connectivity」を参照。
- JDeveloper
- アプリケーション、アプレットおよびサーブレットの開発を可能にするOracleのJava IDE。エディタ、コンパイラ、デバッガ、構文チェッカ、ヘルプ・システム、統合UMLクラス・モデラーなどを含む。JDeveloperは、エディタでXMLサポートとともに使用できるように統合されたOracle Java XDKコンポーネントを搭載して、XMLベースの開発をサポートするように拡張されている。
- JDK
- 「Java Development Kit」を参照。
- JNDI
- 「Java Naming and Directory Interface」を参照。
- JSR
- 「Java Specification Request」を参照。
O
- OAG
- Open Applications Group。
- OASIS
- 「Organization for the Advancement of Structured Information」を参照。
- Object Request Broker(ORB)
- クライアント側のリクエスト元プログラムとサーバー側のオブジェクト間のメッセージ通信を管理するソフトウェア。ORBは、アクション・リクエストおよびそのパラメータをオブジェクトに渡し、結果を戻す。共通の実装は、JCORBおよびEJBである。「CORBA」を参照。
- OC4J
- Oracle Containers for J2EE。JDeveloperに付属するJ2EE開発ツール製品。
- OCT
- 「Ordered Collection in Tables」を参照。
- Oracle Application Server
- Oracleアプリケーション・サーバー製品。オープン標準フレームワーク内で高パフォーマンスのN層トランザクション指向Webアプリケーションを構築、デプロイおよび管理するために必要な、すべての主要なサービスおよび機能を統合する。
- Oracle CM SDK
- 「Oracle Content Management SDK」を参照。
- Oracle Content Management SDK
- データベース内または中間層上で実行する、Oracleのファイル・システムおよびJavaベースの開発環境。単一のデータベース・リポジトリに複数の型のドキュメントを作成、格納および管理する方法を提供する。
- Oracle Text
- Oracleのツール製品。XPathに類似した検索機能とともに、文書の全文索引および複数の文書にまたがったSQL問合せを実行する機能を提供する。
- Oracle XML DB
- Oracleデータベース・サーバーが提供する、高パフォーマンスなXML格納および取得テクノロジ。W3CのXMLデータ・モデルに基づく。
- Oracle XML Developer's Kit(XDK)
- ソフトウェア開発者に、アプリケーションをXML対応にするための標準ベースの機能を提供する、一連のライブラリ、コンポーネントおよびユーティリティ。Oracle XDK Javaコンポーネントには、XML Parser、XSLT Processor、XML Class Generator、JavaBeansおよびXSQLサーブレットが含まれる。
- ORACLE_HOME
- アプリケーションで使用するために、Oracle Databaseのインストール場所を識別するオペレーティング・システムの環境変数。
- ORB
- 「Object Request Broker」を参照。
- Ordered Collection in Tables(OCT)
VARRAY
の要素が異なる表に格納されている場合、これらの要素をOrdered Collection in Tablesという。
- Organization for the Advancement of Structured Information(OASIS)
- 会議、セミナー、展示会およびその他の教育イベントを通じて、パブリック情報標準の普及促進を目的として設立されたメンバーの組織。XMLは、SGMLと同様に、OASISが活発に普及を促進している標準である。
- PUBLIC
- 後に続く参照の、インターネット上の場所を指定する用語。
R
- RDF
- Resource Definition Framework。
S
- SAX
- 「Simple API for XML」を参照。
- Secure Sockets Layer(SSL)
- インターネット上のプライマリ・セキュリティ・プロトコル。ブラウザとサーバー間の暗号化形式に、公開鍵/秘密鍵を使用する。
- SGML
- 「Standard Generalized Markup Language」を参照。
- Simple API for XML(SAX)
- XMLパーサーによって提供され、イベント駆動型のアプリケーションによって使用されるXML標準インタフェース。
- Simple Object Access Protocol(SOAP)
- 非集中型の分散環境で情報を交換するためのXMLベースのプロトコル。
- SOAP
- 「Simple Object Access Protocol」を参照。
- SQL
- 「Structured Query Language」を参照。
- SQL/XML
- XMLをSQLで表すANSI仕様。Oracle SQLにはXMLを問い合せるSQL/XMLファンクションが含まれる。この仕様はまだ完全ではない。
- SSL
- 「Secure Sockets Layer」を参照。
- Standard Generalized Markup Language(SGML)
- マークアップおよびDTDを使用して実装された、テキスト・ドキュメントの書式を定義するためのISO標準。
- Structured Query Language(SQL)
- リレーショナル・データベース内のデータをアクセスおよび処理するために使用する標準言語。
- SYSTEM
- 後に続く参照の、ホスト・オペレーティング・システム上の場所を指定する用語。
- SYS_XMLAGG
- 渡された
SYS_XMLGEN
のSQL問合せの結果を単一のXMLとして戻すシステム固有のSQL関数。これは、XMLType
のインスタンス化にも使用できる。
- SYS_XMLGEN
- 渡されたSQL問合せの結果をXMLとして戻すシステム固有のSQL関数。これは、
XMLType
のインスタンス化にも使用できる。
T
- TransX Utility
- 翻訳されたシード・データおよびメッセージのデータベースへのロードを簡単にするJava API。
U
- UDDI
- 「Universal Description, Discovery and Integration」を参照。
- UIX
- 「User Interface XML」を参照。
- Uniform Resource Identifier(URI)
- URLおよびXPathを作成するために使用するアドレス構文。
- Uniform Resource Locator(URL)
- インターネット上のファイルの場所およびルートを定義するアドレス。URLは、Webをナビゲートするためにブラウザによって使用され、プロトコル接頭辞、ポート番号、ドメイン名、ディレクトリ名とサブディレクトリ名、およびファイル名で構成される。たとえば、
http://www.oracle.com:80/tech/xml/index.htm
では、Web上のOTNのXMLサイトを検索するためにブラウザが移動する、場所およびパスが指定されている。
- Universal Description, Discovery and Integration(UDDI)
- この仕様は、XMLを使用してサービスの記述、ビジネスの検出およびインターネット上のビジネス・サービスの統合を行う、プラットフォーム非依存フレームワークを提供する。
- URI
- 「Uniform Resource Identifier」を参照。
- URL
- 「Uniform Resource Locator」を参照。
- User Interface XML(UIX)
- Webアプリケーションを構築するフレームワークを構成する一連のテクノロジ。
W
- W3C
- 「World Wide Web Consortium(W3C)」を参照。
- Web Request Broker
- URLを処理し、適切なカートリッジに送信するOracleアプリケーション・サーバー内のカートリッジ。
- WebDAV
- 「World Wide Web Distributed Authoring and Versioning」を参照。
- Webサービス記述言語(Web Services Description Language: WSDL)
- Webサービスのインタフェース、プロトコル・バインドおよびデプロイの詳細を記述するための汎用XML言語。
- World Wide Web
- インターネットおよびHTTPプロトコルを使用する世界規模のハイパーテキスト・システム。
- World Wide Web Consortium(W3C)
- 1994年に設立された、Webの規格を確立するための国際的な機関。W3Cのサイトは、
http://www.w3c.org
である。
- World Wide Web Distributed Authoring and Versioning(WebDAV)
- Web上での協調的なオーサリングのためのInternet Engineering Task Force(IETF)標準。Oracle XML DBのフォルダリングおよびセキュリティ機能は、WebDAVに準拠している。
X
- XDBbinary
- バイナリ・データを含むOracle XML DBスキーマで定義されたXML要素。XDBbinary要素は、完全に構造化されていないバイナリ・データがOracle XML DBにアップロードされたときに、リポジトリに格納される。
- XDK
- 「Oracle XML Developer's Kit」を参照。
- XLink
- XML文書内でのハイパーリンクの使用を制御する規則で構成されたXML Linking言語。これらの規則は、W3Cの勧告プロセス下のXML Linking Groupによって開発されている。XLinkは、XMLがドキュメントの表示およびハイパーリンクの管理にサポートする3つの言語(XLink、XPointerおよびXPath)の1つである。
- XML
- 「eXtensible Markup Language」を参照。
- XML Base
xml:base
属性の使用方法を記述するW3C勧告。XML文書に挿入して、文書または外部エンティティのベースURI
以外のベースURIを指定できる。文書のURI
は指定されたベースによって解決される。
- XML Gateway
- ビジネス・イベントによってトリガーされるXMLメッセージを作成および使用するために、Oracle E-Business Suiteとの統合を可能にする一連のサービス。
- XML Pipeline Definition Language
- ユーザーがXMLリソース間の処理リレーションを記述できるようにする、W3C勧告。
- XML Query(XQuery)
- W3Cが取り組む、XML文書を問い合せるための言語および構文の標準。
- XML Schema
- 「XML Schema言語」を参照。
- XML Schema言語(XML Schema language)
- 単に「XML Schema」とも呼ばれるXML Schema言語は、XML文書内で単純なデータ型および複合構造を使用するためのW3C標準である。データ型の定義や妥当性など、現在DTDで不足している領域に取り組んでいる。
- Oracle XML Schema Processorは、オンライン取引などのE-Businessアプリケーションで使用される、XML文書およびデータの妥当性を自動的に検証する。XML Schemaは、XML文書に単純型および複合型を追加し、DTDの機能をXMLスキーマ定義のXML文書に置き換える。
- XML Schema定義(XML Schema Definition)
- 「XML Schema言語」と同等。
- XML SQL Utility(XSU)
- このOracleユーティリティにより、SQL問合せまたはJDBC
ResultSet
オブジェクトが指定されたXML文書(文字列またはDOM)を生成できる。また、XML文書からデータを抽出し、データベース表で行の挿入、更新または削除を行うことができる。
- XMLSchemaインスタンスの名前空間(XMLSchema-instance namespace)
- これを使用して、インスタンス・ドキュメントを特定のXMLスキーマによって定義されるクラスのメンバーとして識別する。インスタンス・ドキュメントのルート要素に対して名前空間宣言を追加し、XMLSchemaインスタンスの名前空間を宣言する必要がある。例として、
xmlns:xsi=http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance
があげられる。
- XMLSchemaインスタンスのメカニズム(XMLSchema-instance mechanism)
- Oracle XML DBプロトコル・サーバーで、Oracle XML DBリポジトリに挿入されたXML文書が登録済XMLスキーマのインスタンスであることを認識できるようにする。これは、インスタンス・ドキュメントのコンテンツが、XMLスキーマで定義されたデフォルトの表に自動的に格納されることを意味する。これは、W3C XMLスキーマ・ワーキング・グループによって定義され、ターゲットXMLスキーマを識別する属性を、インスタンス・ドキュメントのルート要素に追加することを基盤とする。これらの属性はXMLSchemaインスタンスの名前空間によって定義されている。
- XMLType
XMLType
は、表またはビュー内の基礎となるCLOB
列や、オブジェクト・リレーショナル列またはバイナリ形式を使用してXMLデータを格納するOracleデータ型である。
- XMLTypeビュー(XMLType views)
- Oracle XML DBは、既存のリレーショナル・データおよびオブジェクト・リレーショナル・データベースをXML形式にラップする方法を提供する。特に、レガシー・データがXMLではなく、それをXML形式に移行する必要がある場合などに有効。
- XMLスキーマ(XML schema)
- XML Schema言語で作成された文書。
- XMLスキーマ登録(XML schema registration)
- Oracle XML DBを使用するときは、まずXMLスキーマを登録する必要がある。次に、
XMLType
表、列およびビューの作成中にXMLスキーマを使用できる。
- XML名前空間(XML Namespaces)
- XML文書内にある、関連する一連の要素名または属性を示す用語。名前空間の構文およびその使用方法は、W3C勧告によって定義されている。たとえば
<xsl:apply-templates/>
要素は、XSL名前空間の一部として識別される。名前空間は、XML文書またはDTD内で、属性の構文xmlns:xsl="http://www.w3.org/TR/WD-xsl"
を宣言してから宣言される。
- XMLパーサー(XML Parser)
- XMLで、XML文書を受け取り、ドキュメントが整形式であり、また妥当(オプション)であるかどうかを判断するソフトウェア・プログラム。Oracle XML Parserは、SAXおよびDOMインタフェースの両方をサポートする。
- XMLプロセッサ(XML processor)
- XML文書を読み取って処理するソフトウェア・プログラム。文書に対して一連の規則に基づくアクションを実行する。プロセッサの例として、妥当性チェッカやXMLエディタがある。
- XPath
- XSLおよびXPointerで使用されるドキュメント内で要素を指定するための、オープン標準の構文。XPathは、現在W3C勧告である。XSLT、XLinkおよびXML Queryに使用されるXML文書を操作するためのデータ・モデルおよび文法を指定する。
- XPathリライト(XPath rewrite)
- XMLスキーマを使用して
XMLType
を構造化領域(オブジェクト・リレーショナル)に格納するときに使用できる。XPathを使用した問合せは、基礎となるオブジェクト・リレーショナル列に直接リライトできる場合がある。XPath問合せリライトは、existsNode()
、extract()
、extractValue()
、updateXML()
などのSQL関数のXPathに対して使用される。これにより、メモリー内にXML文書を作成せずに、XML文書に対してXPathを評価できる。
- XPointer
- XML文書フラグメントへの参照を記述するためのW3C勧告。XPointerは、XPath形式のURIの終わりに使用できる。XPathナビゲーションを使用して、XML文書内の個別のエンティティまたはフラグメントの識別を指定する。
- XSL
- 「eXtensible Stylesheet Language」を参照。
- XSLFO
- 「eXtensible Stylesheet Language Formatting Object」を参照。
- XSLT
- 「eXtensible Stylesheet Language Transformation」を参照。
- XSLT Virtual Machine(XVM)
- OracleのXSLT Virtual Machineは、コンパイル済のXSLTコードの実行用に設計された、「CPU」のソフトウェア実装である。この仮想マシンの概念では、コンパイラによって、XSLTスタイルシートはバイトコードのプログラムまたは「XSLT CPU」のマシン命令にコンパイルされるものと想定する。
- XSQLサーブレット(XSQL servlet)
- Javaベースのサーブレット。1つ以上のSQL問合せから動的にXML文書を生成でき、XSLTスタイルシートを使用してサーバー内のドキュメントを変換できる(オプション)。
- XSQLページ(XSQL pages)
- XSQLサーブレット用の命令を含むXMLページ。
- XSU
- 「XML SQL Utility」を参照。
あ
- アクセス制御エントリ(Access Control Entry: ACE)
- アクセス制御リスト内のエントリ。指定されたプリンシパルへのアクセスを許可または禁止する。
- アクセス制御リスト(Access Control List: ACL)
- アクセス制御エントリのリスト。指定されたリソースへのアクセス権を所有するプリンシパルを判別する。
- アプリケーション・サーバー(application server)
- アプリケーションおよびその環境をホストするために設計されたサーバーであり、サーバー・アプリケーションの実行を許可する。代表的な例はOracle Application Serverで、リモート・クライアントがインタフェースを制御する場合に、Java、C、C++およびPL/SQLアプリケーションをホストできる。
- アンマーシャリング(unmarshalling)
- XML文書を読み取り、Javaコンテンツ・オブジェクトのツリーを構築するプロセス。各コンテンツ・オブジェクトは、対応するスキーマ・コンポーネントの入力文書内のインスタンスに直接対応する。
- 「マーシャリング」を参照。
い
- インスタンス化(instantiate)
- JavaやC++などのオブジェクト・ベース言語で使用される用語で、特定のクラスのオブジェクト作成を示す。
- インスタンス・ドキュメント(instance document)
- XML文書は、XMLスキーマに対して検証される。インスタンス・ドキュメントがスキーマの規則に準拠する場合、有効であると考えられる。
え
- エンティティ(entity)
- 別の文字列、またはドキュメントのキャラクタ・セットに属さない特殊文字を表すことができる文字列。エンティティ、およびパーサーによってエンティティの代替となるテキストは、DTDに宣言される。
お
- 親要素(parent element)
- 子要素という別の要素を囲む要素。たとえば、
<Parent><Child></Child></Parent>
は、Parent要素がそのChild要素をラップしていることを示す。
か
- 解析対象文字データ(Parsed Character Data: PCDATA)
- 解析する必要があるが、タグまたは解析対象外データの一部ではないテキストで構成される要素内容。
- 階層的な索引付け(hierarchical indexing)
- フォルダをその子に関連付けているデータは、Oracle XML DBの階層索引によって管理される。この索引によって、オペレーティング・システムのファイル・システムで使用されるディレクトリ・メカニズムに類似した、パス名の評価を高速化するメカニズムが提供される。パス名ベースのアクセスでは、通常、Oracle XML DBの階層索引が使用される。
- カスケーディング・スタイルシート(Cascading Style Sheets)
- スタイル(フォント、カラー、間隔など)をWebドキュメントに追加するための単純なメカニズム。
- カートリッジ(cartridge)
- JavaまたはPL/SQLのストアド・プログラム。データベースが新しいデータ型を理解および処理するために必要な機能を追加する。カートリッジは、Oracle8以上のOracle Database内の拡張フレームワークでインタフェースの役割を担う。Oracle Textはこの種類のカートリッジであり、データベース内に格納されたテキスト・ドキュメントの読取り、書込みおよび検索のサポートを追加する。
- 空要素(empty element)
- テキスト内容または子要素のない要素。属性およびその値のみを含む場合がある。空要素の書式は、
<name/>
、または<name></name>
(タグの間には空白なし)である。
け
- 結果セット(result set)
- 1行以上のデータで構成されるSQL問合せの出力。
こ
- 子要素(child element)
- 親要素という別の要素内に完全に含まれた要素。たとえば、
<Parent><Child></Child></Parent>
は、Child要素がそのParent要素内にネストされていることを示す。
- コールバック(callback)
- 1つのプロセスに他のプロセスを開始させ、それを継続させるプログラム方法。2番目のプロセスは、アクションの結果、値または他のイベントとして1番目のプロセスをコールする。この方法は、継続的な対話を許可するユーザー・インタフェースを持つほとんどのプログラムに使用されている。
さ
- サーバー側インクルード(Server-Side Include: SSI)
- データまたは他の内容を、リクエスト元ブラウザに送信する前にWebページに置くHTMLコマンド。
- サーブレット(servlet)
- サーバー(通常はWebまたはアプリケーション・サーバー)内で実行するJavaアプリケーション。サーブレットは、CGIスクリプトに相当するJavaである。
す
- スキーマ(schema)
- データベース内の構造およびデータ型の定義。スキーマは、XML SchemaのW3C勧告をサポートするXML文書も示す。
- スキーマ進化(schema evolution)
- Oracle XML DBに登録されているXMLスキーマの変更に使用するプロセス。Oracle XML DBでは、PL/SQLプロシージャ
DBMS_XMLSCHEMA.CopyEvolve()
を指定する。これにより、既存のXMLインスタンス・ドキュメントを一時表にコピーし、XMLスキーマをOracle XML DBから削除して再登録し、XMLインスタンス・ドキュメントを新規XMLType
表にコピーする。
- スタイルシート(stylesheet)
- XMLでは、XSL処理命令で構成されるXML文書を示す用語。XSL処理命令は、入力XML文書を出力XML文書に変換またはフォーマットするために、XSLTプロセッサによって使用される。
せ
- 整形式(well-formed)
- XML文書が、XML宣言で宣言されたXMLバージョンの構文に準拠している状態を示す用語。これには、ルート要素が単一か、タグが適切にネストされているかなどが含まれる。
そ
- 属性(attribute)
- 要素のプロパティ。等号で区切られた名前および値で構成され、開始タグ内の要素名の後に含まれる。たとえば、
<Price units='USD'>5</Price>
では、units(単位)が属性でUSDがその値である。値は、一重または二重引用符で囲む必要がある。属性は、ドキュメントまたはDTD内に格納できる。要素には多くの属性を指定できるが、その取得順序は定義されない。
た
- タグ(tag)
- XMLマークアップの単一のピース。要素の開始または終了を指定する。タグは、
<
で始まり>
で終わる。XMLには、開始タグ(<name>
)、終了タグ(</name>
)および空タグ(<name/>
)がある。
- 妥当(valid)
- XML文書の構造および要素内容が、関連付けられたDTDまたはXMLスキーマで宣言されたものと一貫している状態を示す用語。
ち
- 遅延型変換(lazy type conversions)
- Oracle XML DBによって使用されるメカニズム。Javaアプリケーションが最初にJava用のXMLデータをリクエストしたときに、そのデータのみを変換する。これによって、JDBCでの型変換による一般的なボトルネックが低減される。
て
- データグラム(datagram)
- XSQLサーブレットが処理したSQL問合せから、HTMLページに埋め込まれたリクエスタに戻されるテキストのフラグメント。XML形式の場合もある。
- データベース・アクセス記述子(Database Access Descriptor: DAD)
- データベース・アクセスに使用される、名前付きの一連の構成値。DADは、データベース名やOracle Netサービス名などの情報、
ORACLE_HOME
ディレクトリ、および言語、ソート型、日付言語などのグローバリゼーション・サポート構成情報を指定する。
と
- 統合開発環境(Integrated Development Environment: IDE)
- ソフトウェアの開発を支援するために設計された、単一のユーザー・インタフェースから実行されるプログラム・セット。JDeveloperは、Java開発用のIDEであり、エディタ、コンパイラ、デバッガ、構文チェッカ、ヘルプ・システムなどを含む。JDeveloperを使用すると、単一のユーザー・インタフェースを介してJavaソフトウェアを開発できる。
- ドキュメント位置のヒント(Document Location Hint)
- Oracle XML DBでは、ドキュメント位置のヒントを使用して、どのXMLスキーマがインスタンス・ドキュメントの処理に関連しているかを判断する。ドキュメント位置のヒントは、XMLスキーマをデータベースに登録するときに使用されるURLに直接マップするものとする。XMLスキーマに複数の名前空間で定義された要素が含まれるときは、各XMLスキーマの
schemaLocation
属性でエントリを発生させる必要がある。各エントリは、名前空間宣言およびドキュメント位置のヒントで構成されている。エントリは、複数の空白文字によって互いに分離している。主XMLスキーマがターゲット名前空間を宣言しない場合は、ドキュメント位置のヒントに主XMLスキーマを指定する、noNamespaceSchemaLocation
属性をインスタンス・ドキュメントにも含める必要がある。
な
- 名前レベル・ロック(name-level locking)
- Oracle XML DBでは、コレクション・レベル・ロックではなく名前レベル・ロックが提供される。名前をコレクションに追加すると、コレクションには排他書込みロックが設定されず、コレクション内の名前のみがロックされる。名前の変更はキューに入れられ、コレクションはコミット時にのみロックされ、変更される。
の
- ノード(node)
- XMLでは、DOMツリー内のアドレス指定可能な各エンティティを示す用語。
は
- バイナリXML(Binary XML)
- コンパクトなスキーマ形式を使用したXML表現
- パス名(path name)
- リポジトリ階層内でのリソースの位置を反映したリソースの名前。パス名は、ルート要素(最初の/)、要素セパレータ(/)および様々なサブ要素(またはパス要素)で構成される。パス要素は、(\または/)を除いて、データベース・キャラクタ・セットのすべての文字で構成できる。これらの文字は、Oracle XML DBで特別な意味を持つ。スラッシュは、パス名内のデフォルトの名前セパレータであり、バックスラッシュは、エスケープ文字として使用される。
ひ
- 表記法宣言(Notation Attribute Declaration)
- XMLでは、パーサーが認識できないコンテンツ・タイプの宣言。これらの型には、オーディオ、ビデオおよび他のマルチメディアが含まれる。
ふ
- プリンシパル(principal)
- Oracle XML DBリソースへのアクセス制御権限を付与されたエンティティ。Oracle XML DBは、次のプリンシパルをサポートする。
-
- データベース・ユーザー。
-
- データベース・ロール。データベース・ロールは、グループとして認識される。たとえば、DBAロールは、DBAロールを付与されたすべてのユーザーのDBAグループを表す。
- LDAPサーバーからインポートされたユーザーおよびロールも、データベースの通常の認証モデルの一部としてサポートされる。
- プロローグ(prolog)
- XML宣言およびDTD、またはドキュメントを処理するために必要な他の宣言を含む、XML文書の最初の部分。
ま
- マーシャリング(marshalling)
- Javaコンテンツ・ツリーを全検索し、ツリーのコンテンツを反映したXML文書を作成するプロセス。アンマーシャリングの逆。
- マルチメディア(Multimedia)
- 複合データ型のコレクションおよびコレクションのOracle内でのアクセス。これには、テキスト、ビデオ、時系列および空間データ型が含まれる。
も
- 文字データ(Character Data: CDATA)
- ドキュメント内の解析対象外のテキストは、
CDATA
セクションに格納される。これによって、&、<、>などの、他に特別な機能を持つ文字を含めることができる。CDATA
セクションは、要素の内容または属性内で使用できる。
よ
- 要素(element)
- XML文書の基本論理単位。子、データ、属性とその値などの他の要素に対するコンテナとして機能する。要素は、
<name>
などの開始タグ、および</name>
などの終了タグ、または空要素の場合、<name/>
によって識別される。
り
- リスナー(listener)
- 入力プロセスを監視する個別のアプリケーション・プロセス。
- リソース(resource)
- リポジトリ階層内のオブジェクト。
- リソース名(resource name)
- 親フォルダ内のリソースの名前。リソース名は、フォルダ内で一意(大/小文字が区別されない場合もある)である必要がある。リソース名のキャラクタ・セットは、常にUTF-8(
NVARCHAR2
)である。
- リポジトリ(repository)
- パス名にマップされる、スキーマ内の一連のデータベース・オブジェクト。リポジトリには、それぞれパス名を持つ、一連のリソースを含む1つのルート(「/」)がある。
る
- ルート要素(root element)
- XML文書内にある他のすべての要素を囲む要素。オプションのプロローグとエピローグの間に存在する。XML文書には、1つのルート要素のみ置くことができる。
れ
- レンダラ(renderer)
- ドキュメントを指定された形式で作成するソフトウェア・プロセッサ。
わ
- ワーキング・グループ(Working Group: WG)
- 特定のインターネット・テクノロジ分野における勧告を実行する業界のメンバーで構成されたW3Cの委員会。