Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B63027-01 |
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この章では、Oracle Business Intelligence 11g リリース1(11.1.1)の新機能、概念および用語について説明します。
Oracle Business Intelligence 11g リリース1(11.1.1.5)には、インストールに関するものをはじめとして、次のような数多くの新機能が用意されています。
Oracle Business Intelligenceをインストールする過程で、Oracle Business Intelligence 11g インストーラのソフトウェア更新をインストールする機能。ここでは、My Oracle Supportアカウントがある場合にそこから更新をダウンロードしてインストールするオプション、事前にローカル・ディレクトリにダウンロードした更新をインストールするオプションまたはソフトウェアの更新をまとめてスキップするオプションを選択できます。
簡易インストール・タイプの主な最適化。簡易インストール・タイプでは、ノード・マネージャと管理対象サーバーを除くすべてのアーキテクチャ・コンポーネントがインストールされます。さらに、普通は管理対象サーバーでホストして実行するコンポーネントを、かわりに管理サーバーでホストして実行します。これらの最適化によってメモリーのフットプリントとOracle Business Intelligenceの複雑さを低減できます。これらの最適化は、特にデモンストレーション、評価および概念実証のユース・ケースを目的としています。
Oracle Business Intelligenceクライアント・ツール(Oracle Business Intelligence管理ツールおよびジョブ・マネージャ)用の独立したスタンドアロンのインストーラ。Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストーラは、UNIXオペレーティング・システムを実行するコンピュータあるいは32ビットまたは64ビットのWindowsオペレーティング・システムを実行するコンピュータにOracle Business Intelligenceをインストールし、さらに別のコンピュータでこのクライアント・ツールを使用する組織向けに提供されています。このインストーラを使用することで、Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストール、アンインストールおよび構成を大幅に簡素化できます。これは、32ビットまたは64ビットのWindowsオペレーティング・システムを実行するコンピュータでのみサポートされています。
既存のMetadata Services (MDS)スキーマのサポート。MDSスキーマは、Oracle Fusion Middleware製品向けおよびOracle Business Intelligenceなどのコンポーネント向けに統合メタデータ・ストアを提供します。既存のMDSスキーマ(つまり、すでに作成済のもの)のインスタンスにOracle Business Intelligenceのインストールを統合できます。この機能では、Business Intelligence Platform (BIPLATFORM)スキーマのインスタンスから物理的にも論理的にも独立したMDSスキーマのインスタンスにOracle Business Intelligenceのインストールを統合することもできます。Business Intelligence Platformスキーマも、Oracle Business Intelligenceで必要なスキーマです。
Oracle Business Intelligence 11g リリース1(11.1.1.3)には、インストールに関するものをはじめとして、次のような数多くの新機能が用意されています。
インストールのタスクでOracle Business Intelligence 11g インストーラを使用します。Oracle Business Intelligence 11g インストーラは、これまでのバージョンのOracle Business Intelligenceで使用されていたインストーラにかわるものです。第1章「インストールの概要」を参照してください。Oracle Business Intelligence 11g インストーラには、インストール画面ごとにオンライン・ヘルプが用意されています。
Oracle Business Intelligence 11g インストーラを使用して、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition、Oracle Real-Time Decisions、Oracle Business Intelligence PublisherなどのすべてのOracle Business Intelligence製品をシームレスにインストールして構成できます。
Oracle Business Intelligence 11g インストーラには、ソフトウェアのインストールと構成の手順を1つのプロセスで実行できるほか、それぞれの手順を個別のプロセスで実行することもできる柔軟性があります。
Oracle WebLogic Serverは、以前のリリースのOracle Business Intelligenceで使用されていたOracle Application ServerとOracle Containers for Java (OC4J)にかわるものです。WebLogic ServerもJavaコンポーネントを扱い、以前のリリースのOracle Business Intelligenceがこれまで提供していた管理サービスの多くを提供します。
以前のリリースから引き続き用意されているOracle Business Intelligenceコマンドライン・ユーティリティのほか、このリリースでは次のコマンドライン・ユーティリティを使用できます。
Oracle WebLogic Serverドメインを管理するためのOracle WebLogic Serverスクリプト・ツール(WLST)。
Oracle Process Manager and Notification Server用のOPMNコマンドとopmnctlコマンド。
これらのコマンドライン・ツールの詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのコマンドライン・ツールを使用するためのスタート・ガイドに関する項を参照してください。
Oracle Business Intelligence 11g リリース1には、新しい概念が多数あるほか、10g リリースから意味付けが変更された概念もあります。これらの概念の詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのOracle Fusion Middlewareの概念の理解に関する項を参照してください。また、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイドなどの他のOracle Business Intelligenceガイドにある用語に関する項も参考になります。
このほかにも、Oracle Business Intelligenceのインストールとアップグレードを実行するユーザーにとって関心のあるトピックがあります。これらのトピックは他のガイドで扱っているものなので、詳細の参照先のトピックとタイトル別に次に示します。
Oracle Business Intelligenceの管理
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
データ・ウェアハウスまたは他のデータ・センターの設定
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド
Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド
ネットワーク全体またはエンタープライズ全体にわたるデプロイメント
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
Oracle Business Intelligence 11gへのアップグレード
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionアップグレード・ガイド
アプリケーションのデプロイメント
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド