Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B63031-01 |
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この章では、エージェントを使用したコンテンツの配信について説明します。ここでは、次のトピックが含まれています。
エージェントによって、ビジネス・プロセスを自動化できます。これを使用して、イベント駆動型アラート、スケジュールされたコンテンツの公開および条件付きイベント駆動型アクションの実行を行えます。
次の選択が可能です。
エージェントの稼動スケジュール
エージェントが何を行うかを決めるデータ条件
配布される分析
データ条件を満たすかどうかによって自動的に実行されるアクション
エージェントは、情報ベースで問題と機会を動的に検出し、通知すべき適切なユーザーを判断し、そのユーザーに様々なデバイス(電子メール、電話など)で情報を配信します。
アラートは、パーソナライズされ、アクショナブルなコンテンツを、指定された受信者およびエージェントへの登録者に配信するエージェントによって生成される通知です。
配信されたアラートは、Oracle BI Enterprise Edition内の次のような場所で表示できます。
ホームページの「アラート」セクション。
マイ・ダッシュボードの最初のページ。(手動で配置しない場合、「アラート」セクションがマイ・ダッシュボードの最初のページに自動的に追加されます。)
ダッシュボード・ページ(コンテンツ・デザイナが「アラート」セクションをページに追加している場合)。「ダッシュボードへのコンテンツの追加」を参照してください。
グローバル・ヘッダーの「アラート」ボタンから表示される「アラート」ダイアログ。
電話などの指定された配信デバイス。「デバイスと配信プロファイルとは」を参照してください。
詳細は、「アラートへのアクセスと管理」を参照してください。
図8-1に、ホームページの「アラート」セクションに配信されたアラートの例を示します。
最も単純なケースでは、エージェントは、定義されたスケジュールに基づいて指定されたカタログ分析を自動的に行い、特定の問題や機会がないか結果を確認します。特定の問題または機会が結果で検出されると、アラートが生成され、指定された受信者およびエージェントへの登録者に配信されます。このとき、各ユーザーに対して指定された配信オプションが使用されます。
アラートの詳細は、「アラートとは」を参照してください。配信オプションの詳細は、「デバイスと配信プロファイルとは」を参照してください。
より複雑な要件に対処する場合、エージェントは、他のエージェント、スクリプト、Javaプロフラムまたはアプリケーションをトリガーするアクションを起動します。結果は、XML、HTMLまたはプレーン・テキストでエージェント間および他のアプリケーションやサービスに渡すことができます。たとえば、エージェントで分析を実行し、地域の倉庫では応じることができない、指定した金額を超える現在の全製品の注文を特定します。これらの製品の代替ソースを見つける分析を実行する他のエージェントに、結果を渡すことができます。最終エージェントがトリガーされて、企業のCRMシステムに情報が送られ、代替ソースの適切な担当者に通知されます。
ユーザーは、一部のエージェントによって生成されるアラートの受信者に自動的になっている場合があります。また、他のユーザーによって作成されたエージェントに登録できる場合があります。適切な権限および職責がある場合、独自のエージェントを作成することもできます。権限のレベルによっては、選択的に他のユーザーとエージェントを共有したり、全ユーザーが使用できるエージェントを作成できます。
「エージェント」エディタでは、パーソナライズされ、アクショナブルなコンテンツをユーザーに配信するエージェントを作成できます。エージェントの現在の設定のサマリーを表示することもできます。
「エージェント」エディタには、次のタブがあります。
一般: エージェントが配信するコンテンツの優先度と配信コンテンツの生成方法(ユーザーの問合せの実行方法)を指定できます。
スケジュール: エージェントをスケジュールに基づいて実行するかどうか、実行する頻度および実行の開始時間と終了時間を指定できます。
条件: エージェントが常にコンテンツを配信し、アクションを実行するか、あるいは条件下でコンテンツを配信し、アクションを実行するかを指定できます。
配信コンテンツ: エージェントを使用して配信するコンテンツ(ダッシュボード・ページ、保存済分析など)を指定できます。
受信者: エージェントの配信コンテンツの受信者およびエージェントに登録可能なユーザーを指定できます。
送信先: コンテンツの配信先を指定できます。
アクション: エージェントの終了時に実行する1つ以上のアクションを指定できます。
「エージェント」エディタには、エージェントの作成または編集時にアクセスします。「エージェントの作成」を参照してください。
エージェントには、すべてのOracle BI Enterprise Editionユーザーがアクセスできます。特定のエージェントへのアクセス権を付与する機能は、「管理」: 「権限の管理」ページから実行します。適切な権限がある場合、様々なエージェントに対する明示的なアクセス権を付与したり、取り消したりできます。これには、次のようなアクションを実行する権限も含まれます。
エージェントの作成
エージェントの登録を公開
特定のユーザーまたは動的に決定されるユーザーにエージェントを配信
エージェントの結合
エージェントの現在の登録の変更
権限の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』のプレゼンテーション・サービス権限の管理に関する項を参照してください。
以前のリリース(11gより前のリリース)からアップグレードするiBotについて次の点に注意してください。
以前のリリース(11gより前のリリース)では、ただちに起動するよう設定されたiBot(現在のエージェント)を作成できました。この設定のiBotをアップグレードすると、スケジュール設定が現在のリリースにインポートされません。他のすべてのエージェントのスケジュール設定はインポートされます。
ただちに起動するよう設定されたiBotをアップグレードする場合、「エージェント」エディタの「スケジュール」タブの「頻度」設定は「なし」になります。「すぐに開始」スケジュールからの実際の開始時間は必ず過去になるため、無効になります。
以前のリリース(11gより前のリリース)では、「自分」オプションを選択すると、iBotの所有者としてコンテンツを配信するiBotを作成できました。「自分」オプションが選択されたiBotをアップグレードすると、エージェントの所有者は、現在のリリースでは次のいずれかになります。
エージェントが公開される場合は、登録者。
エージェントが公開されない場合は、受信者。
以前のリリース(11gより前のリリース)では、リクエストの結果(現在の分析)に基づいた条件下でトリガーされるiBotを作成できました。
このリリースでは、条件付きでトリガーされるエージェントを作成するには、条件を使用します。使用時に定義し、カタログに保存しないインライン条件を使用することも、Oracle BIプレゼンテーション・カタログに名前を付けて保存した名前付き条件を使用することもできます。条件の詳細は、第9章「条件の使用」を参照してください。
以前のリリース(11gより前のリリース)で条件付きでトリガーされたiBotは、デフォルト名のAgentCondition1とインライン条件を使用するようアップグレードされます。このインライン条件では、選択されたリクエストによって返される行の数が0より大きいかどうかが評価されます。(これらの条件をエージェント内から編集したり、ベースになっている分析の場所を確認したり、カタログ内の任意の場所に保存できることに注意してください。)
エージェントでのカスタマイズの使用によって、複数の状況に使用できる汎用エージェントを作成できます。これによって、組織で作成する必要のあるエージェントと条件の数を削減できます。これは、特定の状況に必要な特定のアラートを提供することもできます。
エージェントでのカスタマイズは、エージェントで使用されている分析に関連付けられているプロンプト・フィルタの演算子と値のオーバーライドによって実現されます。(プロンプト・フィルタは、演算子が「プロンプトで使用」に設定されているフィルタです。プロンプト・フィルタの詳細は、「列フィルタの作成または編集」を参照してください。)
エージェントが次の処理を行うよう指定する場合、エージェントで分析を使用します。
分析に基づいた条件(名前付きまたはインライン)を使用して、条件付きでコンテンツを配信し、アクションを実行します。条件の詳細は、第9章「条件の使用」を参照してください。
コンテンツとして分析を配信します。
プロンプト・フィルタは、関連付けられている分析の使用方法に応じて、様々な時点でカスタマイズできます。
分析が名前付き条件のベースとして使用される場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります。
分析内
名前付き条件内
条件のエージェント・カスタマイズ内
エージェントの条件の登録カスタマイズ内
分析が、エージェントで作成されたインライン・条件のベースとして使用される場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります。
分析内
条件のエージェント・カスタマイズ内
エージェントの条件の登録カスタマイズ内
分析がエージェントの配信コンテンツとして指定されている場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります。
分析内
配信コンテンツのエージェント・カスタマイズ内
配信コンテンツの登録カスタマイズ内
エージェントでカスタマイズを使用する場合、次の点に注意してください。
フィルタをいったんオーバーライドしたら、カスタマイズ・チェーンでさらにオーバーライドすることはできません。たとえば、配信コンテンツのエージェント・カスタマイズでフィルタをオーバーライドした場合、登録者が後で、配信コンテンツの登録カスタマイズでオーバーライドすることはできません。
分析内のフィルタが結合(ANDおよびORを使用して作成)されている場合、このANDとORの構造はカスタマイズに表示されません。
同一フィルタがエージェント内で複数回使用される場合、フィルタの一意のセットのみがカスタマイズ用に表示されます。指定したカスタマイズ値は、繰返しのフィルタのすべてのインスタンスに適用されます。
例外: 分析がunion演算子に基づいて2つ以上の分析を結合した結果の場合、unionの各部分から一意のフィルタがカスタマイズ用に表示されます。分析の結合の詳細は、「集合演算を使用した列の結合」を参照してください。
チェーンに属するエージェント間でのフィルタの受渡し(「外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するアクション」のエージェントの起動アクションを参照)では、カスタマイズはサポートされません。親エージェントから渡されるフィルタは、登録者のカスタマイズなしのフィルタです。子エージェントに渡されたフィルタによって、登録者のカスタマイズが適用される前に、各プロンプト・フィルタが置き換えられます。
次の手順を使用して、エージェントを作成します。
エージェントを作成する手順:
グローバル・ヘッダーで、「新規」をクリックし、「エージェント」を選択します。
「エージェント」エディタが表示されます。
「エージェント」エディタ: 「一般」タブで、エージェントが配信するコンテンツの優先度と配信コンテンツの生成方法(ユーザーの問合せの実行方法)を指定します。
「エージェント」エディタ: 「スケジュール」タブで、エージェントをスケジュールに基づいて実行するかどうか、実行する頻度および実行の開始時間と終了時間を指定します。
「エージェント」エディタ: 「条件」タブで、エージェントが常にコンテンツを配信し、アクションを実行するか、あるいは条件下でコンテンツを配信し、アクションを実行するかを指定します。
条件の詳細は、第9章「条件の使用」を参照してください。
「エージェント」エディタ: 「配信コンテンツ」タブで、エージェントを使用して配信するコンテンツ(ダッシュボード・ページ、保存済分析など)を指定します。
「エージェント」エディタ: 「受信者」タブで、エージェントの配信コンテンツの受信者およびエージェントに登録可能なユーザーを指定します。
「エージェント」エディタ: 「送信先」タブで、コンテンツの配信先を指定します。
「エージェント」エディタ: 「アクション」タブで、エージェントの終了時に実行する1つ以上のアクションを指定します。
エージェントを保存します。「エージェントの保存」を参照してください。
エージェントの保存後、「エージェントを今すぐ実行」ツールバー・ボタンをクリックしてエージェントを実行できます。これは、エージェントをテストする場合などに便利です。
注意
ホームページの「作成」領域から「エージェント」を選択することでも、「エージェント」エディタを表示できます。
分析からエージェントを作成することもできます。方法は、「分析からのエージェントの作成」を参照してください。
エージェントの現在の設定のサマリーを表示できます。サマリーは「エージェント」エディタに表示され、展開したり、縮小できます。デフォルトでは、サマリーは展開されています。
エージェントの設定のサマリーを展開または縮小する手順:
「エージェント」エディタの「概要」という見出しの左にある次のものをクリックします。
サマリーを展開する場合は「プラス記号」ボタン。
サマリーを縮小する場合は「マイナス」ボタン。
注意
エージェントの設定のサマリーは、カタログ・ページの「プレビュー」ペインでも表示できます。
エージェントは、次のとおり、既存のフォルダまたは新たに作成したフォルダに保存できます。
エージェントを登録に使用できる場合、/Shared Foldersのサブフォルダに保存する(/Shared Folders/Shared Agents/Sales/Agent1など)必要があります。(/Shared Folders/Agent1などのようにエージェントを/Shared Foldersに直接保存できないことに注意してください。)
エージェントを登録に使用できない場合、/Shared Foldersのサブフォルダ、/My Foldersまたは/My Foldersのサブフォルダに保存(/My Folders/Sales/Agent1など)できます。(/Shared Folders/Agent1などのようにエージェントを/Shared Foldersに直接保存できないことに注意してください。)
エージェントへの登録の詳細は、「エージェントへの登録」を参照してください。
エージェントを保存する手順:
「エージェント」エディタのツールバーで、次のいずれかのボタンをクリックします。
新規エージェントを保存する場合または既存のエージェントを同じフォルダに同じ名前で保存する場合、「このエージェントの保存」ボタンをクリックします。
既存のエージェントを別のフォルダに別の名前で保存する場合、「このエージェントに名前を付けて保存」ボタンをクリックします。
「エージェントの保存」ダイアログが表示されたら、これを完成させ、「OK」をクリックします。
所有者によって登録可能になっているエージェントに登録できます。
エージェントに登録する手順:
グローバル・ヘッダーで「カタログ」をクリックし、登録するエージェントに移動します。
エージェントの「詳細」リンクをクリックし、「登録」を選択します。
エージェントを登録に使用できるようにするには、「エージェント」エディタ: 「受信者」タブで「エージェントの登録を公開」オプションを選択し、登録を許可するユーザー、カタログ・グループおよびアプリケーション・ロールを指定する必要があります。
登録または所有する(個人フォルダ(My Folders)に保存した)エージェントのリストを表示できます。
登録または所有するエージェントのリストを表示する手順:
グローバル・ヘッダーで、「ホーム」をクリックします。ホーム・ページが表示されます。
「参照/管理」領域で次のようにします。
現在登録しているエージェントのリストを表示するには、「マイ・エージェント登録」フォルダ/双眼鏡ボタンをクリックします。
現在登録しているエージェントのリストが含まれたカタログ・ページが表示されます。(受信者として指定されているエージェントはこのリストに含まれないことに注意してください。) 登録のカスタマイズ、エージェントからの登録解除、エージェントの設定のサマリーの印刷などの様々なタスクを実行できます。
所有しているエージェントのリストを表示するには、「マイ・エージェント」フォルダ/双眼鏡ボタンをクリックします。
個人フォルダ(My Folders)に保存されているエージェントのリストが含まれたカタログ・ページが表示されます。エージェントの実行やエージェントの編集などの様々なタスクを実行できます。
現在登録しているエージェントの登録を解除できます。
エージェントから登録を解除する手順:
グローバル・ヘッダーで、「ホーム」をクリックします。ホーム・ページが表示されます。
「参照/管理」領域で「マイ・エージェント登録」フォルダ/双眼鏡ボタンをクリックします。
現在登録しているエージェントのリストが表示されます。(受信者として指定されているエージェントはこのリストに含まれないことに注意してください。)
登録解除するエージェントに移動します。
エージェントの「詳細」リンクをクリックし、「登録解除」を選択します。
ユーザーが登録をカスタマイズできるようエージェントが設定されていて、条件または配信コンテンツのいずれか、あるいはその両方に対するプロンプト・フィルタを含む分析をエージェントで使用するとします。条件分析または配信コンテンツ分析、あるいはその両方に対するフィルタ値をニーズに合せてカスタマイズできます。
ユーザーがエージェント登録をカスタマイズできるようにするには、「エージェント」エディタ: 「受信者」タブで「登録者がエージェントをカスタマイズできるようにします」オプションを選択する必要があります。
エージェント登録をカスタマイズする手順:
グローバル・ヘッダーで、「ホーム」をクリックします。ホーム・ページが表示されます。
「参照/管理」領域で「マイ・エージェント登録」フォルダ/双眼鏡ボタンをクリックします。
現在登録しているエージェントのリストが表示されます。(受信者として指定されているエージェントはこのリストに含まれないことに注意してください。)
登録をカスタマイズするエージェントに移動します。
エージェントの「詳細」リンクをクリックし、「登録のカスタマイズ」を選択します。
「Agentに対する登録のカスタマイズ」ダイアログが表示されます。
必要に応じて、プロンプト・フィルタまたはパラメータをカスタマイズします。(エージェントの設定方法に応じて、条件または配信コンテンツ、あるいはその両方に対するプロンプト・フィルタまたはパラメータをカスタマイズします。)
プロンプト・フィルタまたはパラメータをカスタマイズするには、次のようにします。
「このパラメータの演算子/値を変更」ボタンをクリックします。
「パラメータ・フィルタの編集」ダイアログが表示されます。
必要に応じて値を編集します。
「OK」をクリックします。
「エージェントに対する登録のカスタマイズ」ダイアログで「OK」をクリックします。
注意: 前述の手順でカスタマイズしたフィルタ値は、エージェントの結果に自動的に表示されません。カスタマイズした値を表示するには、「カスタマイズしたフィルタ値のエージェントの結果での表示」を参照してください。 |
エージェント登録のフィルタ値をカスタマイズし、エージェントの結果にフィルタ値を表示する場合、分析にフィルタ・ビューを追加する必要があります。
カスタマイズしたフィルタ値をエージェントの結果に表示する手順:
カスタマイズする分析を編集します。
「分析」エディタ: 「結果」タブを表示します。
フィルタ・ビューを分析に追加します。方法は、「分析の結果へのビューの追加」を参照してください。
エージェントのスケジュールを一時的に無効に(し、再び有効に)することができます。エージェントのスケジュールを無効にすると、定義されたスケジュールでエージェントが実行されません。これは、「エージェント」エディタの「エージェントを今すぐ実行」ツールバー・ボタンなどの他の方法で実行することはできます。
エージェントのスケジュールの無効化は、エージェントに対して定義したスケジュールを一定期間停止する必要がある場合に便利です。
また、エージェントのスケジュールは、デフォルトで一時的に無効になっている場合があります。たとえば、1つ以上のエージェントを含むフォルダをコピーした場合、各エージェントのコピーのスケジュールはデフォルトでは無効になっています。これを有効にするまで、定義されたスケジュールでエージェントは実行されません。
エージェントのスケジュールを無効にし、再度有効にする手順:
グローバル・ヘッダーで「カタログ」をクリックし、スケジュールを無効または有効にするエージェントに移動します。
エージェントの「詳細」リンクをクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。
エージェントのスケジュールを無効にするには、「スケジュールの無効化」
エージェントが再びスケジュールどおりに実行されるようにするには、「スケジュールの有効化」
「エージェント」エディタ: 「スケジュール」タブの「有効」ボックスを使用して、エージェントのスケジュールを無効にしたり、有効にすることもできます。
デバイスと配信プロファイルは、エージェントによってアラートが生成された場合の連絡方法と、コンテンツを受信するデバイスを制御します。
デバイス: デバイスはコンテンツの配信に使用される手段です。エージェントのコンテンツは、電子メールやSMSメッセージなどの様々なデバイスに配信されます。
配信プロファイル: 配信プロファイルは、コンテンツの優先度に基づいてコンテンツの配信に使用されるデバイスを指定します。ニーズに合せていくつかの配信プロファイルを定義し、切り替えて使用することができます。ただし、ある時点でアクティブなプロファイルは1つのみです。
たとえば、情報の優先度に応じて、会社の電子メールにコンテンツを配信する「社内」配信プロファイルと、携帯電話にコンテンツを配信する「移動中」プロファイルを持つことができます。
デバイスと配信プロファイルは、「マイ・アカウント」ダイアログ: 「配信オプション」タブから構成します。詳細は、「デバイスと配信プロファイルの構成」を参照してください。(管理者によって、ユーザーが使用できるデバイスのタイプが管理されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のエージェントのデバイス・タイプの管理に関する項を参照してください。)
注意: 組織によっては、次のようにシステムの配信デバイスと配信プロファイルを自動的に生成している場合があります。
デバイスやプロファイルを構成しない場合、生成されたシステム配信プロファイルがデフォルトとして使用されます。(他のプロファイルを定義した場合も、システムプロファイルをデフォルト・プロファイルとして構成できることに注意してください。) 配信プロファイルを定義すると、このプロファイルにシステム・デバイスを含め、この配信デバイスが使用される優先レベルを設定できます。 Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionジョブ・スケジュール・ガイドのSAシステム・サブジェクト・エリアの設定に関する項を参照してください。 |
エージェントに対して指定された配信先に応じて、コンテンツは次の宛先に配信されます。
ホームページとダッシュボード。
アクティブな配信プロファイルまたは特定のデバイス。
配信先が特定のデバイスの場合、コンテンツは、アクティブな配信プロファイル内のデバイスではなく、構成されたデバイスに配信されます。たとえば、電子メール・デバイスに配信するようエージェントが定義されている場合、アクティブな配信プロファイルで構成された電子メール・デバイスではなく、構成されているデフォルトの電子メール・デバイスが使用されます。
配信コンテンツには特定の優先度が割り当てられます。デフォルトの優先度は「標準」です。アクティブなプロファイルに対するデバイスを選択する際、どの優先度のコンテンツをそのデバイスに送信するかを指定できます。たとえば、携帯電話を配信プロファイルに追加した場合、優先度の高いコンテンツのみを関連付けます。社内にいない場合が多く、電子メールを受信できないことがわかっている場合、会社の電子メールでは優先度の低いコンテンツのみを受信するよう選択できます。
「マイ・アカウント」ダイアログ: 「配信オプション」タブを使用して、エージェントによってアラートが生成された場合に連絡に使用されるデバイスと配信プロファイルを構成します。デバイスと配信プロファイルの詳細は、「デバイスと配信プロファイルとは」を参照してください。
デバイスと配信プロファイルを構成する手順:
グローバル・ヘッダーで、「usernameとしてサインイン」(usernameはOracle BI Enterprise Editionへのログインに使用する名前)をクリックし、「マイ・アカウント」を選択して「マイ・アカウント」ダイアログを表示します。
「配信オプション」タブをクリックします。
「デバイス」領域で、適切なデバイスを追加または編集します。
デバイスを追加するには、次の手順を実行します。
追加するデバイスのデバイス・カテゴリ・ボタン(「電子メール」など)を選択します。
「デバイスの作成」ボタンをクリックして「デバイスの作成」ダイアログを表示します。
「名前」フィールドに、デバイスの名前(Work E-mailなど)を入力します。
「カテゴリ」ボックスで、デバイス・カテゴリを選択します。
「デバイス・タイプ」ボックスで、デバイスのタイプを選択します。
「アドレス/番号」フィールドに、デバイスのアドレス(電子メールの場合の電子メール・アドレスなど)を入力します。
「OK」をクリックして「マイ・アカウント」ダイアログ: 配信オプション・タブに戻ります。
適切なカテゴリ(「電子メール」など)の「デバイス」リストにデバイスが表示されます。
このデバイスをデフォルト・デバイスにする場合、デバイス名の右にある「デフォルト」オプションを選択します。
デバイスを編集するには、次の手順を実行します。
リストでデバイスを選択します。
「デバイスの編集」ボタンをクリックして「デバイスの編集」ダイアログを表示します。
編集を行い、「OK」をクリックして「マイ・アカウント」ダイアログ: 配信オプション・タブに戻ります。
適切な配信プロファイルを追加または編集します。
配信プロファイルを追加するには、次の手順を実行します。
「配信プロファイルの作成」ボタンをクリックして「配信プロファイルの作成」ダイアログを表示します。
「名前」フィールドに、配信プロファイル名を入力します。
このプロファイルがアクティブなプロファイルの場合に使用する各配信デバイスの右にある優先度オプション(「高」、「標準」または「低」)を1つ以上選択します。これらの優先度は配信コンテンツの優先度とともに使用され、配信コンテンツの配信先を決定します。配信コンテンツの優先度の詳細は、「「エージェント」エディタ: 「一般」タブ」を参照してください。
「OK」をクリックして「マイ・アカウント」ダイアログ: 配信オプション・タブに戻ります。
プロファイルが、「配信プロファイル」リストに表示されます。
配信プロファイルをアクティブなプロファイルにする場合、プロファイル名の右にある「アクティブ」オプションを選択します。
配信プロファイルを編集するには、次の手順を実行します。
リストで配信プロファイルを選択します。
「プロファイルの編集」ボタンをクリックして「配信プロファイルの編集」ダイアログを表示します。
編集を行い、「OK」をクリックして「マイ・アカウント」ダイアログ: 配信オプション・タブに戻ります。
「OK」をクリックします。
アラートのリストにアクセスできます。リストには、各アラートの名前と配信日時、繰返しの数が表示されます。
このリストを使用して、次のことが可能です。
アラートの内容を確認します。
アラートとその繰返しのすべてをクリアします。
エージェントを変更する権限がある場合、アラートを生成したエージェントを編集します。
エージェントを実行する権限がある場合、アラートを生成したエージェントを実行します。
Oracle BIアラート・フィードに登録します。「アラートのRSSフィードへの登録」を参照してください。
すべてのアラートとその繰返しのすべてをクリアします。
アラートの詳細は、「アラートとは」を参照してください。
アラートにアクセスし、管理する手順:
グローバル・ヘッダーで、「アラート」をクリックします。
「アラート」ダイアログが表示されます。
必要に応じてアラートを確認したり、管理します。
ホームページの「アラート」セクションからアラートにアクセスしたり、管理することもできます。
HTTP Basic認証をサポートするRSS 2.0準拠のリーダーを使用して、アラートを受信できます。ただし、Oracle BIプレゼンテーション・サービスでHTTPSプロトコルを使用する場合、使用するRSSリーダーもHTTPSプロトコルをサポートしている必要があります。
アラートのRSSフィードに登録する場合、管理者によって「RSSフィードへのアクセス」権限が付与されている必要があります。
アラートのRSSフィードに登録する手順:
「アラート」リンクをクリックして「アラート」ダイアログを表示します。
「RSSフィードへの登録」ボタン(「すべてクリア」ボタンの左にある)をクリックします。
RSSフィードに登録するブラウザのページが表示されます。
ブラウザのページの指示に従ってOracle BIアラートに登録します。