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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B63032-01
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Oracle Business Intelligence Developerの新機能

この序章では、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11g リリース1(11.1.1)の新機能とアップグレードに関して考慮すべき事項について説明します。

この序章には、次のトピックが含まれています。

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.5)の新機能

この項の構成は、次のとおりです。

新機能

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.5)の新機能の内容は、次のとおりです。

静的リソース

Oracle BIサーバーまたは他のサーバーにある静的ファイルを使用するように、Oracle BIプレゼンテーション・サービス接続を構成できます。「BIプレゼンテーション・サービス接続」ウィザードに「静的リソースのモード」および「静的リソースの場所」フィールドが追加され、静的リソースのプリファレンスを指定できるようになりました。静的リソースを使用することで、Oracle BI EEオブジェクトを含むADFアプリケーションのパフォーマンスが向上します。

詳細は、第2章「Oracle BI EEオブジェクトを含むADFアプリケーションのパフォーマンスの向上」を参照してください。

WSDLコンテキスト

このリリースでは、WSDLコンテキストを指定できます。システム管理者がデフォルト・コンテキストを「analytics-ws」から他に変更する場合のために、「BIプレゼンテーション・サービス接続」ウィザードに「WSDLコンテキスト」フィールドが追加されました。

詳細は、「SSLを構成してOracle BI EEプレゼンテーション・サービス接続を作成する方法」を参照してください。

偽装ユーザーのオーバーライド・オプション

セキュリティが有効な場合に偽装を実行」フィールドが追加され、アプリケーションでADFセキュリティが有効になっている場合に、偽装ユーザーの資格証明を無効化できるようになりました。

詳細は、「SSLを構成してOracle BI EEプレゼンテーション・サービス接続を作成する方法」を参照してください。

BIコンポーザの構成

ADFアプリケーション、WebCenterポータル・アプリケーションおよびWebCenter SpacesにBIコンポーザ・コンポーネントを追加できます。BIコンポーザは、Oracle BI EE分析の設計をADFアプリケーション、WebCenterポータル・アプリケーションおよびWebCenter Spacesから迅速かつ容易に作成、編集または表示する機能を提供します。

詳細は、第3章「ADFアプリケーションへのBIコンポーザの追加」および第5章「Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスとOracle WebCenterポータル・アプリケーションの統合」を参照してください。

アップグレードの考慮事項

Oracle Business Intelligenceのインスタンスをアップグレードした場合は、このガイドの内容に関して、特に注意が必要なアップグレードの考慮事項はありません。

Oracle BI EE 11gへのアップグレードの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionアップグレード・ガイドを参照してください。

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.3)の新機能

この項の構成は、次のとおりです。

新機能

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.3)の新機能の内容は、次のとおりです。

ADFアプリケーションへのビジネス・インテリジェンス・オブジェクトの埋込み

Oracle BIプレゼンテーション・カタログに格納されているビジネス・インテリジェンス・オブジェクトをADFアプリケーションに追加できます。この機能は、Oracle JDeveloperにプラグ・インするOracle BI EEの拡張機能によって提供されます。ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトに含まれるフィルタ、プロンプトまたはアクション・リンクは、ADFアプリケーションに追加するときに設計されたとおりに動作します。

詳細は、第1章「ADFアプリケーションへのビジネス・インテリジェンス・オブジェクトの埋込み」を参照してください。

Oracle BI EE論理SQLビュー・オブジェクト

ADFアプリケーションの作成時に、ビジネス・インテリジェンス論理SQLビュー・オブジェクトを使用してOracle Business Intelligenceサーバーにアクセスし、Oracle BI EEデータを取得し、このデータをネイティブのADFコンポーネントにバインドできます。この方法を行う場合、Oracle Business IntelligenceサーバーへのJDBC接続を作成する必要があります。BI JDBC接続を作成する機能は、JDeveloperの標準機能です。

データをADFビュー・オブジェクトにバインドするための残りの機能は、JDeveloperにプラグ・インするOracle BI EEの拡張機能によって提供されます。

詳細は、第4章「Oracle BI EE論理SQLビュー・オブジェクトの使用」を参照してください。

Oracle BIプレゼンテーション・カタログとWebCenterアプリケーションの統合

Oracle BI EEのこのリリースでは、Oracle WebCenterとの統合がサポートされています。JDeveloperを使用してOracle BIプレゼンテーション・カタログと統合するWebCenterアプリケーションを作成し、実行時にカタログを開いて参照し、ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトをWebCenter Spacesページに追加できるように構成できます。

詳細は、第5章「Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスとOracle WebCenterポータル・アプリケーションの統合」を参照してください。

アップグレードの考慮事項

このガイドには新機能についてのみ記載されているため、Oracle Business Intelligence 10gからOracle Business Intelligence 11gへのアップグレードの場合、特に注意すべき事項はありません。

Oracle Business Intelligence 11gへのアップグレードの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionアップグレード・ガイドを参照してください。

システム要件と動作要件

ハードウェアとソフトウェアの要件、プラットフォーム、データベースおよびその他の情報の詳細は、システム要件と動作要件のドキュメントを参照してください。いずれのドキュメントもOracle Technology Network (OTN)から入手できます。

システム要件のドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチなどの情報が記載されています。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm

動作要件のドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサードパーティ製品が記載されています。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html