| Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B55905-05 |
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この付録では、Oracle Web Tierのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策について説明します。内容は次のとおりです。
インストール時にエラーが発生した場合、次の手順を実行してください。
『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』で最新の更新を調べます。リリース・ノートの最新バージョンは、Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technology/documentation)から入手可能です。
コンピュータが第2.1項「インストールの準備」で指定されている要件を満たしていることを確認します。
いずれかのインストール画面で誤った情報を入力した場合、「戻る」をクリックしてその画面まで戻ります。
ファイルのコピーまたはリンク中にエラーが発生した場合、次の手順を実行してください。
エラーを記録し、インストール・ログ・ファイルを確認します。
第3章「Oracle Web Tierの削除」の手順に従い、障害の発生したインストールを削除します。
エラーの原因となった問題を訂正します。
インストールを再開します。
この項では、Oracle Fusion Middlewareのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策について説明します。内容は、次のとおりです。
インストーラは、ログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/logディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に書き込みます。UNIXシステムでOracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、Web_Tier_ORACLE_HOME/oraInst.locファイルを参照すればわかります。Windowsシステムのインベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。
次のインストール・ログ・ファイルが、ログ・ディレクトリに書き込まれます。
installdate-time-stamp.log
これがメイン・ログ・ファイルです。
installdate-time-stamp.out
このログ・ファイルには、インストール中の出力およびエラー・ストリームが含まれます。
installActionsdate-time-stamp.log
このファイルはインストーラGUIで内部情報を管理するために使用されます。
installProfiledate-time-stamp.log
このログ・ファイルには、インストールの完了に要した時間、構成、メモリー、CPUの詳細など、全般的な統計が含まれています。
oraInstalldate-time-stamp.log
このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが含まれます。
-printtimeパラメータを指定してインストーラを起動すると、timeTakendate-time-stamp.logおよびtimedate-time-stamp.logファイルが同じディレクトリに作成されます。
timeTakendate-time-stamp.log
このファイルには、画面間の移動に要した時間の情報が含まれます(GUIインストールのみに適用)。
timedate-time-stamp.log
このファイルには、コピー・セッションの時間情報が含まれます。
-printmemoryパラメータを指定してインストーラを起動すると、memorydate-time-stamp.logファイルが作成されます。このファイルには、コピー・セッションのメモリー使用情報が含まれます。
構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次のように-logオプションを指定して構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
% ./config.sh -log=log_filename
Windowsオペレーティング・システムの場合:
G:\ config.cmd -log=log_filename
log_filenameに絶対パスを指定すると、そこにログ・ファイルが作成されます。パスなしでファイル名のみを指定すると、Web_Tier_ORACLE_HOME/common/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWeb_Tier_ORACLE_HOME\common\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルが作成されます。
Java Required Files(JRF)ビットは、Oracle Web Tierの一部のコンポーネントで必要なため、Oracle Web Tierのインストールに含まれています。これらのビットを、WebLogicドメイン内のJRFの構成に使用しないでください。
WebLogicドメインにJRFを構成するには、Oracle SOA SuiteやEnterprise Managerなどの他のOracle Fusion Middleware製品にJRFを含める必要があります。Web層Oracleホーム・ディレクトリからJRFを構成することはできません。
この付録で問題が解決しない場合は、次のソースを参照してください。
『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』。Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technology/documentation)から入手可能です。
My Oracle Support(以前のOracleMetaLink: https://support.oracle.com)
問題の解決策が見つからない場合は、サービス・リクエストをオープンします。