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Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55932-03
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1 Application Developerのインストール

この章では、Application Developerのインストール方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 インストールの準備

Oracle Application Developerをインストールする前に、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』の開始前の手順に関する項を必ず読んでおいてください。

1.1.1 データベース・スキーマの作成

Oracle Application Developerには、Oracle WSM Policy ManagerとOracle WSM-PM Extensionが含まれています。これらのコンポーネントでは、インストールの前に、データベースにMDSスキーマが存在している必要があります。データベースにMDSスキーマを作成するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行する必要があります。『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの作成に関する項の手順に従ってください。

1.1.2 アプリケーション・サーバーのインストール

Oracle Application Serverにはアプリケーション・サーバーが必要です。次のアプリケーション・サーバーがサポートされています。

  • Oracle WebLogic Server

  • IBM WebSphere

インストールに必要なバージョンを正確に特定するには、Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポートされているプラットフォームに関するドキュメントを参照してください。このドキュメントは、次のOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するページにあります。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

Oracle WebLogic Serverを使用している場合:

  1. 最新のOracle WebLogic Serverのインストール方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の製品の配布に関する項を参照してください。

  2. インストールの手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のインストール・プログラムの実行に関する項を参照してください。

IBM WebSphereを使用している場合のインストールの詳細および重要情報については、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドを参照してください。

1.2 インストール手順

インストーラを実行すると、Application Developerがシステムにインストールされます。製品がインストールされたら、Fusion Middleware構成ウィザードを使用してコンポーネントを構成する必要があります。

この項の内容は次のとおりです。

1.2.1 ソフトウェアの入手

ソフトウェアを入手する場所の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手に関する項を参照してください。

ダウンロード場所を選択して、アプリケーション開発ランタイムをダウンロードします。これは、.zipアーカイブ・ファイルとして使用システムに保存されます。

アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行するマシンの選択したディレクトリにアーカイブ・ファイルを解凍します。

1.2.2 インストーラの起動

インストーラを実行するには、アーカイブ・ファイルを解凍したディレクトリに移動し、Disk1ディレクトリに切り替えます。

UNIXオペレーティング・システム:

cd unpacked_archive_directory/Disk1
./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsオペレーティング・システム:

cd unpacked_archive_directory\Disk1
setup.exe -jreLoc JRE_LOCATION

インストーラには、システムのJava Runtime Environment (JRE)へのフルパスを指定する必要があります。Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに、Middlewareホーム内のjdk160_20ディレクトリにJREがインストールされています。この場所をJRE_LOCATIONとして使用してインストーラを実行できます。

64ビット・プラットフォームのJREの場所は、Oracle WebLogic Serverのインストールで使用したJAVA_HOMEです。

-jreLocオプションを使用してJREの場所を指定していない場合、インストーラを実行する前にJREの場所を指定するように要求されます。たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合は次のようになります。

[> ./runInstaller 
Starting Oracle Universal Installer...
 
Checking if CPU speed is above 300 MHz.    Actual 2999 MHz    Passed
Checking Temp space: must be greater than 150 MB.   Actual 66070 MB    Passed
Checking swap space: must be greater than 512 MB.   Actual 4047 MB    Passed
Checking monitor: must be configured to display at least 256 colors.    Actual 256    Passed
Preparing to launch Oracle Universal Installer from /tmp/OraInstall2010-02-23_10-57-58AM. Please wait ...
Please specify JRE/JDK location ( Ex. /home/jre ), <location>/bin/java should exist :

システム上のJREへのフルパスを指定して続行します。


注意:

32ビットJDKを使用して64ビットのUNIXまたはWindowsオペレーティング・システムにOracle Application Developerをインストールする場合、コマンド・ラインから-jreLocオプションを使用してJRE_LOCATIONを指定する必要があります。このような場合、プロンプトでJRE_LOCATIONを指定するオプションはサポートされておらず、インストーラは起動しません。

1.2.3 インストール・ログ・ファイル

インストーラは、Oracle_Inventory_Location/logディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルを書き込みます。ログ・ファイルとその内容の詳細は、第D.2.1項「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。

1.2.4 インベントリ画面(UNIXのみ)

UNIXシステムへのインストールでは、Oracle Universal Installerで任意のOracle製品を初めてシステムにインストールする場合、インベントリ・ディレクトリの場所を指定するよう求められます。これは、インストーラがサブディレクトリを設定し、このシステムにインストールされている各Oracle製品のインベントリ・データを保持する場所です。

表1-1の手順に従って、インベントリ・ディレクトリ情報を構成します。詳細なヘルプを参照するには、次の表内の画面名をクリックするか、GUIの「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。

表1-1 インベントリ・ディレクトリおよびグループ画面

番号 画面 説明と必須作業

1

「インベントリ・ディレクトリの指定」画面(UNIXのみ)


Oracleインベントリ・ディレクトリおよびそのディレクトリのグループ権限を指定します。グループは、Oracleインベントリ・ディレクトリへの書き込み権限を持っている必要があります。

OK」をクリックして続行します。

2

「インベントリの場所の確認」画面(UNIXのみ)


createCentralInventory.shスクリプトをrootとして実行します。

OK」をクリックして続行します。


1.2.5 インストール画面と手順

表1-2の手順に従って、Application Developerソフトウェアをインストールしてください。

インストール画面についてさらにヘルプが必要な場合は、付録A「Application Developerのインストール画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。

表1-2 Application Developerのインストールのフロー

番号 画面 説明と必須作業

1

「ようこそ」画面


次へ」をクリックして続行します。

2

「ソフトウェア更新のインストール」画面


ソフトウェア更新を受信する方法を選択します。

次へ」をクリックして続行します。

3

「前提条件のチェック」画面


次へ」をクリックして続行します。

4

「インストール場所の指定」画面


Middlewareホームの場所を指定します。Oracle共通ホーム(oracle_common)は、Middlewareホーム内に自動的に作成されます。

Oracle WebLogic Serverをアプリケーション・サーバーとして使用している場合は、Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに作成された既存のMiddlewareホームを使用します。

IBM WebSphereをアプリケーション・サーバーとして使用している場合は、Middlewareホームとして使用するディレクトリを指定します。このディレクトリは、WebSphereインストールの場所とは無関係です。存在しないディレクトリの場所を指定すると、インストーラによってディレクトリが作成されます。

次へ」をクリックして続行します。

5

「アプリケーション・サーバー」画面


アプリケーション・サーバーとしてWebSphereとWebLogic Serverのどちらを使用するかを選択します。

次へ」をクリックして続行します。

6

「インストール・サマリー」画面


実行するインストールを確認します。

インストール」をクリックして続行します。

7

「インストールの進行状況」画面


この画面には、インストールの進行状況が表示されます。

プロセスが100%完了したら、「次へ」をクリックして続行します。

8

「インストール完了」画面


終了」をクリックして画面を終了します。


インストールが完了したら、構成ウィザードを実行してOracle Application Developer製品用のドメインを構成できます。第2章「Application Developerの構成」に進みます。