Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Management Business Process Composerユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.5.0) B61410-03 |
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この付録では、BPMNフロー・オブジェクトの各プロパティについて説明します。内容は次のとおりです。
この項では、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有する共有プロパティについて説明します。
表A-1に、すべてのアクティビティおよびゲートウェイで共有するプロパティを示します。これらのプロパティは、「基本」タブに表示されます。
表A-1 アクティビティおよびゲートウェイの共有プロパティ - 「基本」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
名前 |
このフロー・オブジェクトの名前を定義します。これは、プロセス内のフロー・オブジェクトの名前になります。 |
説明 |
このフロー・オブジェクトの説明を入力します(オプション)。説明を追加すると、プロセスがわかりやすくなります。 |
サンプリング・ポイント |
このフロー・オブジェクトに対してサンプリング・ポイントを構成する場合に使用します。
サンプリング・ポイントを使用すると、実行中のプロセス内のフロー・オブジェクトのパフォーマンスに関する情報を生成できます。この構成に基づいて生成されたデータは、プロセス分析データベースに格納されます。 プロジェクト・レベルで指定したサンプリング・ポイントの生成は、プロジェクト内のすべてのプロセスに適用されます。プロジェクトのサンプリング・ポイントの設定手順については、4.4.10項「プロジェクト・プロパティの表示および構成方法」を参照してください。 ただし、プロジェクト・レベルの設定は、各プロセス内で上書きできます。同様に、プロセス・レベルで指定したサンプリング・ポイントの生成は、プロセス内のすべてのフロー・オブジェクトに適用されます。プロセス・レベルの設定も各フロー・オブジェクト内で上書きできます。 プロジェクトまたはプロセス・レベルでのサンプリング・ポイント生成のオーバーライドは、通常、パフォーマンスの向上を目的に実行されます。たとえば、プロジェクトに、多くのアクティビティを含むプロセスが含まれるが、このプロセスのプロセス・メトリックを取得したくない場合、プロセスがサンプリング・ポイントを生成しないように、サンプリング・ポイント構成を設定できます。 同様に、プロジェクト内の1つのプロセスのみを測定したい場合は、サンプリング・ポイントを生成しないようにプロジェクトを設定し、特定のプロセスでサンプリング・ポイントを生成するよう構成することもできます。 プロジェクトのサンプリング構成は、デフォルトでは、対話型アクティビティに対するサンプリング・ポイントのみが生成されるように設定されています。 |
次の項では、Oracle BPM Suiteでサポートされている各BPMNアクティビティのプロパティについて説明します。
ユーザー・タスクは、プロセス参加者が作業を実行する必要がある、プロセスの一部分を表します。
詳細は、6.3.2項「ユーザー・タスクの概要」を参照してください。
ユーザー・タスクの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
表A-2 ユーザー・タスクのプロパティ - 「カウンタ」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
ビジネス・インジケータ |
ヒューマン・タスクのカウンタとして使用するビジネス・インジケータを定義します。 詳細は、7.3項「ビジネス・インジケータおよびカウンタ・マークの使用」を参照してください。 |
手動タスクは、Oracle BPMのスコープ外のプロセス参加者が実行する、プロセス内のタスクを表します。
詳細は、6.3.3項「手動タスクの概要」を参照してください。
手動タスクの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
サービス・タスクを使用すると、他のプロセスやサービスと通信できます。
詳細は、6.4.1項「サービス・タスクの概要」を参照してください。
サービス・タスクの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
表A-4では、「サービス」オプションを選択した場合に「実装」タブから編集できるプロパティについて説明します。
送信タスクは、現在のプロセス外部のシステムまたはプロセスにメッセージを送信します。
詳細は、6.4.3項「送信タスクの概要」を参照してください。
送信タスクの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
表A-6では、送信タスクの基本実装プロパティについて説明します。
表A-6 送信タスクのプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
タイプ |
送信タスクの会話を実装する方法を定義します。会話によって、他のプロセスまたはサービスと通信する送信タスクと受信タスクのグループの順序を定義します。送信タスクは、別のプロセスまたはサービスとの会話を開始したり、前の送信タスクで開始された会話を続行できます。 可能な値は次のとおりです。
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表A-7では、「開始」を選択すると使用できる実装プロパティについて説明しています。
表A-7 送信タスクのプロパティ - 「実装」タブ(「開始」を選択した場合)
プロパティ | 説明 |
---|---|
実装 |
「実装」ドロップダウン・メニューを使用すると、送信タスクの実装方法を決定できます。
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表A-8では、「続行」を選択した場合の実装プロパティについて説明しています。
受信タスクでは、現在のプロセス外部のシステムまたはプロセスからのメッセージを待機します。
詳細は、6.4.4項「受信タスクの概要」を参照してください。
受信タスクの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
表A-9では、受信タスクの基本実装プロパティについて説明します。
表A-9 受信タスクのプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
インスタンスの作成 |
受信タスクで新規プロセス・インスタンスを作成することを決定します。 |
タイプ |
受信タスクの会話を実装する方法を決定します。会話によって、他のプロセスまたはサービスと通信する送信タスクと受信タスクのグループの順序を定義します。送信タスクは、別のプロセスまたはサービスとの会話を開始したり、前の送信タスクで開始された会話を続行できます。 可能な値は次のとおりです。
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表A-10では、「開始」を選択した場合の実装プロパティについて説明しています。
表A-10 受信タスクのプロパティ - 「実装」タブ(「開始」を選択した場合)
プロパティ | 説明 |
---|---|
実装 |
受信タスクで、その受信タスクを起動する送信タスクとの会話を定義する方法を決定できます。
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表A-11では、「続行」を選択した場合の実装プロパティについて説明しています。
ビジネス・ルール・タスクを使用すると、プロセス内にOracle Business Rulesを取り込むことができます。
詳細は、6.5.2項「ビジネス・ルール・タスクの概要」を参照してください。
ビジネス・ルール・タスクの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
スクリプト・タスクは、プロセス内のデータ・オブジェクトの値を変更するために使用します。
詳細は、6.10.1項「スクリプト・タスクの概要」を参照してください。
スクリプト・タスクの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
コール・アクティビティを使用すると、再使用可能なプロセスを現在のプロセス内からコールできます。
詳細は、6.4.2項「コール・アクティビティの概要」を参照してください。
コール・アクティビティの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
サブプロセスを使用すると、BPMNフロー・オブジェクトをグループ化してプロセスをさらにわかりやすくできます。
詳細は、6.9.1項「サブプロセスの概要」を参照してください。
サブプロセスの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
インライン・ハンドラはサブプロセスのタイプで、通常のプロセス・フローの外部で発生する条件をモデル化できます。
詳細は、6.9.2項「インライン・ハンドラの概要」を参照してください。
インライン・ハンドラの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
次の項では、各BPMNゲートウェイのプロパティについて説明します。
排他ゲートウェイを使用すると、プロセスを複数のパスに分割できます。
詳細は、6.7.2項「排他ゲートウェイの概要」を参照してください。
排他ゲートウェイの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
包含ゲートウェイを使用すると、プロセスを複数のパスに分割できます。
詳細は、6.7.3項「包含ゲートウェイの概要」を参照してください。
包含ゲートウェイの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
Parallel Gatewayを使用してプロセスを複数のパスに分割すると、プロセス・フローがすべてのパス上を同時に進むようにできます。
詳細は、6.7.4項「Parallel Gatewayの概要」を参照してください。
Parallel Gatewayの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
複合ゲートウェイでは、包含ゲートウェイと同様にプロセスがスプリットされます。ただし、複合ゲートウェイのマージにすべてのトークンが到着しない場合でもインスタンスを続行できる条件を定義できます。
詳細は、6.7.5項「複合ゲートウェイの概要」を参照してください。
複合ゲートウェイの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
Event-Based Gatewayを使用すると、イベントが発生する可能性に基づいてプロセス・フローを分岐できます。
詳細は、6.7.6項「Event-based Gatewayの概要」を参照してください。
Event-Based Gatewayの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
次の項では、Oracle BPMでサポートされている各タイプのイベントのプロパティについて説明します。
None開始イベントは、インスタンス・トリガーが明確に定義されていないときに使用します。
詳細は、6.2.3項「None開始イベントの概要」を参照してください。
メッセージ開始イベントは、メッセージを受信するとプロセス・インスタンスをトリガーします。
詳細は、6.2.4項「メッセージ開始イベントの概要」を参照してください。
表A-21では、「実装」タブから編集できるプロパティについて説明します。
表A-21 メッセージ開始のプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
タイプ |
これは、メッセージ開始イベントの読取り専用プロパティです。メッセージ開始イベントは、2つのプロセス間でのみ会話を開始できます。 |
実装 |
受信タスクで、その受信タスクを起動する送信タスクとの会話を定義する方法を決定できます。
|
タイマー開始イベントは、特定の時間条件に基づいてプロセス・インスタンスの作成をトリガーします。
詳細は、6.2.6項「タイマー開始イベントの概要」を参照してください。
表A-23では、「実装」タブから編集できるプロパティについて説明します。
表A-23 タイマー開始イベントのプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
期限タイプ |
タイマー開始イベントで、指定日または指定した間隔に基づいてプロセス・インスタンスを作成するかどうかを決定します。
|
式モード |
式を使用して日付または間隔を定義できます。 |
シグナル開始イベントは、別のプロセスまたはサービスからの通信に基づくという点でメッセージ開始イベントに似ています。
詳細は、6.2.5項「シグナル開始イベントの概要」を参照してください。
エラー開始イベントは、インライン・ハンドラの開始イベントとして使用されます。
詳細は、6.2.7項「エラー開始イベントの概要」を参照してください。
Noneキャッチ・イベントは、プロセス内のプレースホルダとして使用されます。
Noneキャッチ・イベントの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
メッセージ・キャッチ・イベントを使用すると、別のプロセスまたはサービスからメッセージを受信できます。
詳細は、6.4.7項「メッセージ・キャッチ・イベントの概要」を参照してください。
メッセージ・キャッチ・イベントの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
表A-28では、受信タスクの基本実装プロパティについて説明します。
表A-28 メッセージ・キャッチのプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
タイプ |
メッセージ・キャッチ・イベントの会話を実装する方法を決定します。会話によって、他のプロセスまたはサービスと通信するメッセージ・イベントのグループの順序を定義します。メッセージ・イベントは、別のプロセスまたはサービスとの会話を開始したり、前のメッセージ・イベントで開始された会話を続行できます。 可能な値は次のとおりです。
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表A-29では、「開始」を選択した場合の実装プロパティについて説明しています。
表A-29 メッセージ・キャッチのプロパティ - 「実装」タブ(「開始」を選択した場合)
プロパティ | 説明 |
---|---|
実装 |
メッセージ・キャッチ・イベントで、イベントを起動するプロセスまたはサービスとの会話を定義する方法を決定できます。
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表A-30では、「続行」を選択した場合の実装プロパティについて説明しています。
タイマー・キャッチ・イベントを使用すると、時間条件を使用してプロセスのフローを制御できます。
詳細は、6.8.2項「タイマー・キャッチ・イベントの概要」を参照してください。
タイマー・キャッチ・イベントの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
表A-31では、「実装」タブから編集できるプロパティについて説明します。
表A-31 タイマー・キャッチ・イベントのプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
期限タイプ |
タイマー・キャッチ・イベントで、指定日または指定した間隔に基づいてプロセス・インスタンスを作成するかどうかを決定します。
|
式モード |
式を使用して日付または間隔を定義できます。 |
エラー・キャッチ・イベントは、プロセス・フロー内で発生したエラーを処理するために使用される中間イベントです。
エラー境界キャッチ・イベントの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
メッセージ・スロー・イベントを使用すると、他のプロセスまたはサービスにメッセージを送信できます。
メッセージ・スロー・イベントの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
表A-33では、送信タスクの基本実装プロパティについて説明します。
表A-33 メッセージ・スロー・イベントのプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
タイプ |
メッセージ・スロー・イベントの会話を実装する方法を定義します。会話によって、他のプロセスまたはサービスと通信するメッセージ・イベントのグループの順序を定義します。メッセージ・スロー・イベントは、別のプロセスまたはサービスとの会話を開始したり、前のメッセージ・イベントで開始された会話を続行できます。 可能な値は次のとおりです。
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表A-34では、「開始」を選択すると使用できる実装プロパティについて説明しています。
表A-34 メッセージ・スロー・イベントのプロパティ - 「実装」タブ(「開始」を選択した場合)
プロパティ | 説明 |
---|---|
実装 |
「実装」ドロップダウン・メニューを使用すると、送信タスクの実装方法を決定できます。
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表A-35では、「続行」を選択した場合の実装プロパティについて説明しています。
シグナル・イベントを使用すると、メッセージと、そのメッセージを待機するように構成されたすべてのプロセスの間で通信できます。
シグナル・スロー・イベントの「基本」タブには、複数のBPMNフロー・オブジェクトで共有するプロパティが表示されます。これらのプロパティのリストについては、A.1項「共有プロパティ」を参照してください。
None終了イベントは、プロセス内のプレースホルダとして使用されます。
None終了イベントの使用方法の詳細は、6.2.8項「None終了イベントの概要」を参照してください。
メッセージ終了イベントは、プロセス完了時に他のプロセスやサービスにメッセージを送信するために使用します。
詳細は、6.2.10項「メッセージ終了イベントの概要」を参照してください。
表A-39では、「実装」タブから編集できるプロパティについて説明します。
表A-39 メッセージ終了のプロパティ - 「実装」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
タイプ |
会話の実装方法を定義します。メッセージ終了イベントは会話を続行するようにのみ構成できるため、このプロパティは読取り専用です。 |
イニシエータ・ノード |
会話内のこの送信タスクに先行するメッセージ・イベントを決定します。 |
入力 |
同期のプロセスの場合、このプロパティは、開始またはキャッチ・メッセージ・イベントによって定義される操作を起動するために使用される出力引数を定義します。 非同期の場合、このプロパティは、この終了イベントによって定義されるコールバック操作で必要なとる入力引数と出力引数を定義します。 |
タイプ |
イニシエータに定義されているプロセス・タイプが表示されます。このプロパティは読取り専用です。 |
操作名 |
非同期プロセスの場合、このプロパティは、このメッセージ・キャッチ・イベントの操作の名前を定義します。この操作名は、このメッセージ・キャッチを起動する他のプロセスやサービスで使用されます。 同期プロセスの場合、このプロパティは、この終了イベントに先行するイベントの操作を定義します。開始イベントまたはキャッチ・イベントが該当します。 |
シグナル終了イベントを使用すると、メッセージと、そのメッセージを待機するように構成されたすべてのプロセスの間で通信できます。このメッセージは、現在のプロセスが終了したプロセスと通信します。
エラー終了イベントは、エラー状態が原因でプロセスを終了する場合に使用します。
詳細は、6.2.9項「エラー終了イベントの概要」を参照してください。
強制終了イベントは、即時にプロセスを停止するために使用します。強制終了イベントに到達すると、プロセスは即時に停止します。
詳細は、6.2.11項「強制終了イベントの概要」を参照してください。
測定マークを使用すると、プロセス内の特定の位置、またはプロセスの特定のセクションにおいて、タイプが測定のビジネス・インジケータを測定できます。次のタイプの測定マークがサポートされています。
「測定の開始」マーク
「測定の終了」マーク
スナップショット
表A-45 測定マーク・プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
名前 |
この測定マークの名前を定義します。 |
説明 |
この測定マークの説明をオプションで指定します。 |
タイプ |
測定マークのタイプが表示されます。このプロパティは読取り専用です。 |
ビジネス・インジケータ |
この測定マークに割り当てるビジネス・インジケータを定義します。 詳細は、7.3項「ビジネス・インジケータおよびカウンタ・マークの使用」を参照してください。 |
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シーケンス・フローでは、プロセスにおいて作業が実行される順序、つまりシーケンスを定義します。次の項では、Oracle Business Process Composerを使用して編集できるシーケンス・フロー・プロパティについて説明します。
表A-48では、デフォルト・シーケンス・フローのプロパティについて説明します。
表A-48 条件シーケンス・フローのプロパティ - 「基本」タブ
プロパティ | 説明 |
---|---|
名前 |
このシーケンス・フローの名前を定義します。この名前は、プロセス図のシーケンス・フローの横に表示されます。 |
説明 |
このシーケンス・フローの説明を指定します(オプション)。説明を追加するとプロセスがわかりやすくなります。 |
条件 |
この条件シーケンス・フローの評価に使用する式を指定します。式を定義するには、「編集」をクリックして式エディタを起動します。 条件シーケンス・フローの評価順序を構成する方法の詳細は、A.3.1項「排他ゲートウェイ」を参照してください。 |