ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Bus管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1.5.0)
B61436-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

16 MFL

メッセージ・フォーマット言語(MFL)ドキュメントは、バイナリ・データのレイアウトの記述に使用する特殊なXMLドキュメントです。Oracle独自の言語で、フォーマットされたバイナリ・データをXMLデータに変換するルールの定義に使用されます。MFLドキュメントはmfl.dtdに準拠し、データの各フィールドの他、フィールドのグループ化(グループ)、繰返し、および集約を記述する要素および属性を含みます。

メッセージング・サービス・タイプのビジネス・サービスやプロキシ・サービスを作成するとき、サービスのリクエスト・メッセージ・タイプまたはレスポンス・メッセージ・タイプとしてMFLタイプを選択できます。

MFLを作成するにはOracle Format Builderを使用します。バイナリ・レコードの階層構造、フィールドのレイアウト、フィールドとグループのグループ化を定義すると、この情報は、実行時変換を実行するために使用できるMFLドキュメントとして保存されます。Format BuilderでMFLドキュメントを使用して、それに対応するDTDを生成することもできます。Format Builderの使用方法については『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus開発者ガイド』のFormat Builderに関する項を参照してください。

16.1 MFLの検索

MFLを検索するには:

  1. 以下のいずれかの操作を行います。

    • 「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、「プロジェクト・ビュー」ページまたはプロジェクト/フォルダ・ビュー・ページを表示します。次に、プロジェクトおよびフォルダに移動して、MFLを検索します。

    • 「リソース・ブラウザ」「MFL」を選択します。「MFLファイルのサマリー」ページに、表16-1に示す情報が表示されます。プロパティの詳しい説明については、16.3項「MFLの編集」を参照してください。

  2. リストの項目数を制限するために、名前またはパス、あるいはその両方でフィルタできます。「名前」フィールドと「パス」フィールドに、検索対象の名前とパスを入力し、「検索」をクリックします。

    このパスは、プロジェクト名と、MFLファイルが格納されているフォルダ名です。

    「すべて表示」をクリックすると、検索フィルタが削除され、MFLファイルがすべて表示されます。

表16-1 MFLの詳細

プロパティ 説明

MFLファイル名

MFLに割り当てられた一意の名前。この名前はMFLリソースの詳細の表示ページにリンクされています。16.3項「MFLの編集」を参照してください。

パス

このパスは、プロジェクト名と、MFLファイルが格納されているフォルダ名です。このリソースを含むプロジェクトまたはフォルダにリンクされています。4.1.1項「プロジェクトとフォルダを使用したリソース名の修飾」を参照してください。

アクション

「テスト・コンソールの起動」アイコンをクリックして、サービスやトランスフォーメーションの設計の検証とテストに使用するテスト・コンソールを起動します。MFLの場合、セッション内でもセッション外でもテスト・コンソールを使用できます。詳細は、33.2項「トランスフォーメーションのテスト」を参照してください。

オプション

特定のMFLを削除するには、「削除」アイコンをクリックします。16.4項「MFLの削除」を参照してください。


16.2 MFLの追加

MFLを追加するには:

  1. セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。

  2. 「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、MFLを追加するプロジェクトまたはフォルダを選択します。プロジェクト/フォルダ・ビュー・ページが表示されます。

  3. 「リソースの作成」リストで、「変換」の下にある「MFLファイル」を選択して「新しいMFLファイル・リソースの作成」ページを表示します。

  4. 「リソース名」フィールドにこのMFLの一意の名前を入力します。このフィールドは必須です。

    名前付けのガイダンスについては、2.3項「リソースの名前付けに関する制限事項」を参照してください。

  5. 「リソースの説明」フィールドにMFLの説明を入力します。

  6. 「MFLテキスト」フィールドで、次のいずれかを実行します。

    • 新しいMFLに関するテキストを入力します。

    • 「参照」をクリックして既存のMFLを検索し、インポートします。

    • 既存のMFLのテキストをコピーして、このフィールドに貼り付けます。

    このフィールドは必須です。

  7. 「保存」をクリックします。MFLファイル・リソースが現在のセッションで作成および保存されます。

  8. セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」「アクティブ化」をクリックします。

16.3 MFLの編集

MFLを編集するには:

  1. セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。

  2. 16.1項「MFLの検索」の説明に従って、MFLファイルを検索します。

  3. MFLファイル名をクリックします。MFLリソースの詳細の表示ページに、表16-2に示す情報が表示されます。

    表16-2 MFLリソースの詳細

    プロパティ 説明

    最終更新者

    このMFLファイルを作成したか、構成にインポートしたユーザー。

    最終更新日

    ユーザーがこのMFLファイルを作成したか、構成にインポートした日時。このリソースの変更履歴を表示するには、日時のリンクをクリックします。4.23項「変更履歴の表示ページ」を参照してください。

    参照

    このMFLファイルが参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。

    参照元

    このMFLファイルを参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。たとえば、メッセージングを行うビジネス・サービスまたはプロキシ・サービスのリクエストまたはレスポンス・メッセージの種類としてこのMFLファイルを選択した場合は、リンクをクリックするとビジネス・サービスまたはプロキシ・サービスが参照として表示されます。4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。

    説明

    このMFLファイルの説明(説明が存在する場合)。

    MFLテキスト

    このMFLのテキスト。


  4. フィールドを変更するには、「編集」をクリックします。各フィールドの説明については、16.2項「MFLの追加」を参照してください。

    「リソース名」フィールドは変更できません。

  5. 「保存」をクリックして、現在のセッションで更新をコミットします。

  6. セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」「アクティブ化」をクリックします。

16.4 MFLの削除

MFLを削除するには:

  1. セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。

  2. 「リソース・ブラウザ」「MFL」を選択し、「MFLファイルのサマリー」ページを表示します。

  3. 削除するMFLの「オプション」フィールドの「削除」アイコンをクリックします。MFLファイルは現在のセッションで削除されます。他のリソースがこのリソースを参照している場合、削除の警告アイコンが表示されます。確認のための警告は表示されますが、リソースを削除することはできます。この場合、削除されたリソースへの未解決の参照が原因で、競合が発生する可能性があります。

  4. セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」「アクティブ化」をクリックします。