スキーマは、基本データや構造化データのタイプを記述します。XMLスキーマは、XMLビジネス・データが従う必要のあるルールを記述したXML用語集です。XMLスキーマでは、ドキュメントの構造、つまり、ドキュメントに含まれる各要素や属性のデータ型を指定します。
XMLスキーマは、WSDLリソースへの参照として使用します。また、プロキシ・サービスのメッセージ・フローでXMLスキーマを使用して、XPath式で指定された要素を検証することもできます。22.24項「検証アクションの追加」を参照してください。
スキーマを検索するには:
以下のいずれかの操作を行います。
「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、「プロジェクト・ビュー」ページまたはプロジェクト/フォルダ・ビュー・ページを表示します。次に、プロジェクトおよびフォルダに移動して、XMLスキーマを検索します。
「リソース・ブラウザ」→「XMLスキーマ」を選択します。「XMLスキーマのサマリー」ページに、表5-1に示す情報が表示されます。プロパティの詳しい説明については、5.3項「XMLスキーマの編集」を参照してください。
特定のXMLスキーマを検索するには
「開く」アイコンをクリックして追加の検索フィルタを表示します。複数の検索条件を指定すると、すべての条件を満たす結果のみが返されます。
リストの項目数を制限するために、名前、パス、およびネームスペースでフィルタできます。「名前」、「パス」、「ネームスペース」の各フィールドに、検索対象の名前、パス、ネームスペースを入力してから、「検索」をクリックします。
このパスは、プロジェクト名、およびXMLスキーマが格納されるフォルダの名前になります。
「すべて表示」をクリックすると、検索フィルタが削除され、XMLスキーマがすべて表示されます。
表5-1 XMLスキーマの情報
プロパティ | 説明 |
---|---|
XMLスキーマ名 |
XMLスキーマに割り当てられた一意の名前。この名前はXMLスキーマの詳細ページにリンクされています。5.3項「XMLスキーマの編集」を参照してください。 |
パス |
プロジェクト名、およびXMLスキーマが格納されるフォルダの名前。このリソースを含むプロジェクトまたはフォルダにリンクされています。4.1.1項「プロジェクトとフォルダを使用したリソース名の修飾」を参照してください。 |
XMLスキーマ・ネームスペース |
XMLスキーマに含まれる定義を修飾するために使用されるネームスペース。 |
オプション |
特定のXMLスキーマを削除するには、「削除」アイコンをクリックします。5.4項「XMLスキーマの削除」を参照してください。 |
スキーマを追加するには:
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、新しいXMLスキーマを追加するプロジェクトまたはフォルダを選択します。プロジェクト/フォルダ・ビュー・ページが表示されます。
「リソースの作成」リストから「XMLスキーマ」を選択して、「新しいXMLスキーマ・リソースの作成」ページを表示します。
「リソース名」フィールドに一意のXMLスキーマ名を入力します。このフィールドは必須です。
名前付けのガイダンスについては、2.3項「リソースの名前付けに関する制限事項」を参照してください。
「リソースの説明」フィールドにXMLスキーマの説明を入力します。
「XMLスキーマ」フィールドで、次のいずれかを実行します。
新しいXMLスキーマ用のテキストを入力します。
「参照」をクリックして既存のXMLスキーマを検索し、インポートします。
既存のXMLスキーマのテキストをこのフィールドにコピーして貼り付けます。
このフィールドは必須です。
「保存」をクリックします。新しいXMLスキーマは現在のセッションに保存されます。
「保存」をクリックすると、新しいXMLスキーマに未解決の参照がある場合は、それらが表示されます。5.5項「未解決のXMLスキーマ参照の表示」を参照してください。
セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」の「アクティブ化」をクリックします。
スキーマを編集するには:
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
5.1項「XMLスキーマの検索」の説明に従って、XMLスキーマを検索します。
XMLスキーマ名をクリックします。XMLスキーマの詳細の表示ページに、表5-2、表5-3および表5-4に示す情報が表示されます。
表5-2 XMLスキーマの詳細
プロパティ | 説明 |
---|---|
最終更新者 |
このXMLスキーマを作成したか、構成にインポートしたユーザー。 |
最終更新日 |
ユーザーがこのXMLスキーマを作成したか、構成にインポートした日時。このリソースの変更履歴を表示するには、日時のリンクをクリックします。4.23項「変更履歴の表示ページ」を参照してください。 |
参照 |
このXMLスキーマが参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。 |
参照元 |
このXMLスキーマを参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。たとえば、このXMLスキーマが特定のWSDLによって参照されている場合、リンクをクリックすると、そのWSDLが参照としてリストに表示されます。4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。 |
説明 |
このXMLスキーマの説明(説明が存在する場合)。 |
デフォルトでは、XMLスキーマの構造ビューが表示されます。これには、表5-3に示す情報が含まれています。
表5-3 XMLの構造の詳細
プロパティ | 説明 |
---|---|
対象ネームスペース |
XMLスキーマに含まれる定義を修飾するために使用されるネームスペース。 |
XMLスキーマ定義 |
XMLスキーマに関連付けられている以下の属性とグループ。
|
スキーマの状態 |
XMLスキーマの状態。
|
「テキスト・ビュー」をクリックして、XMLスキーマの詳細をテキストで表示します。テキスト・ビューには、表5-4に示す情報が表示されます。
フィールドを変更するには、「編集」をクリックします。各フィールドの説明については、5.2項「XMLスキーマの追加」を参照してください。
適切な編集を加えます。
「保存」をクリックして、現在のセッションで更新をコミットします。
セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」の「アクティブ化」をクリックします。
スキーマを削除するには:
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
「リソース・ブラウザ」→「XMLスキーマ」を選択します。
削除するXMLスキーマの「オプション」フィールドの「削除」アイコンをクリックします。XMLスキーマは現在のセッションで削除されます。他のリソースがこのリソースを参照している場合、削除の警告アイコンが表示されます。確認のための警告は表示されますが、リソースを削除することはできます。この場合、削除されたリソースへの未解決の参照が原因で、競合が発生する可能性があります。
セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」の「アクティブ化」をクリックします。
未解決の各XMLスキーマ参照に対して、このページでは表5-5に示す情報を表示します。
表5-5 未解決のXMLスキーマの詳細
プロパティ | 説明 |
---|---|
スキーマ名 |
XMLスキーマに割り当てられた一意の名前。特定のXMLスキーマ名をクリックするとその詳細が表示されます。5.3項「XMLスキーマの編集」を参照してください。 |
ネームスペース |
XMLスキーマに含まれる定義を修飾するために使用されるネームスペース。 |
特定の参照を検索するには
リストを再ソートします。下線付きの列名をクリックします。昇順および降順の矢印はソート順を示します。この列名をクリックしてソート順を変更します。
ページをスクロールします。表の上下にあるページ・コントロールを使用します。ページを移動するには、ページ番号を選択するか、次のページ、前のページ、最初のページ、または最後のページに移動する矢印ボタンを使用します。
「XMLスキーマ・リソースの参照の編集」ページを使用すると、XMLスキーマのインポートなど、XMLスキーマ参照のマッピングを構成することで、未解決のXMLスキーマ参照を解決できます。
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
「XMLスキーマのサマリー」ページの「XMLスキーマ名」列で、未解決の参照の詳細を表示するXMLスキーマの名前をクリックします。XMLスキーマの詳細の表示ページが表示されます。
「参照の編集」をクリックして、「XMLスキーマ・リソースの参照の編集」ページを表示します。
「リソース・タイプ」フィールドで、「XMLスキーマ」を選択します。
「参照」をクリックします。XMLスキーマ・ブラウザが表示されます。
XMLスキーマ・ブラウザで、XMLスキーマを選択してから、定義ペインで定義を選択します。
「発行」をクリックします。「リソース名」フィールドに選択したXMLスキーマが表示されます。
「保存」をクリックして参照を解決します。
XMLスキーマの詳細ページで、「OK」をクリックします。XMLスキーマの状態が「有効」と表示されます。