Oracle CEP IDE for Eclipseは、特にOracle CEPアプリケーションを開発するプログラマを対象とするIDEです。
この章では次について説明します:
Oracle CEP IDE for Eclipseは、Oracle CEPのアプリケーションを開発、デプロイおよびデバッグできるよう設計されているEclipse IDE用のプラグインのセットです。
この項では次について説明します:
Oracle CEP IDE for Eclipseの詳細は、http://www.oracle.com/technology/products/event-driven-architecture/cep-ide/11/
を参照してください。
Oracle CEP IDE for Eclipseの主な機能は次のとおりです。
イベント駆動型アプリケーションの作成を直ちに開始するためのプロジェクト作成ウィザードおよびテンプレート。
JavaやXMLファイルなどのOracle CEPアプリケーションに共通のソース・ファイル用の高度なエディタ。
IDE内部からOracle CEPサーバー・インスタンスをシームレスに開始、停止およびデプロイするための統合化されたサーバー管理。
統合化されたデバッグ。
イベント処理アプリケーション内を参照および移動し、EPNコンポーネントを視覚的に作成および編集するイベント処理ネットワーク(EPN)のビジュアル設計ビュー。
Oracle Continuous Query Language (Oracle CQL)構文の強調表示、コンポーネントの構成およびアセンブリ・ファイルを含むOracle CEPアプリケーション・ソース・ファイルの検証
デプロイ可能なOracle CEPアプリケーションを作成およびエクスポートできる機能。
IDE内からOracle CEP Visualizerを使用できるようにするOracle CEP Visualizer向けの統合サポート。
11g リリース1 (11.1.1)では、Oracle CEP IDE for EclipseはJDK 6.0が必要です。詳細は、次を参照してください。
『Oracle Complex Event Processingスタート・ガイド』の開発環境の設定に関する項。
Oracle CEPサーバー・インストールで「標準」オプションを選択した場合、インストールにはデフォルトのocep_domain
ドメイン(デフォルトのパスワード付き)と製品サンプルは含まれません。
デフォルトのocep_domain
とサンプル(推奨)をインストールする場合は、Oracle CEPサーバー・インストールの「カスタム」オプションを選択してください。
「標準」インストールは本番環境、「カスタム」インストールは開発環境に適しています。
開発中にOracle CEP IDE for Eclipseで使用するために、デフォルトのocep_domain
とサンプルをインストールすることをお薦めします。
Oracle CEPサーバー・インストールで「標準」オプションを選択した場合は、構成ウィザードを使用してOracle CEPサーバー・ドメインを作成できます。
詳細については、次を参照してください。
『 Oracle Complex Event Processingスタート・ガイド』のインストールの概要に関する項
『 Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』のOracle CEPスタンドアロンサーバー・ドメインの作成に関する項
『 Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』のOracle CEPネイティブ・クラスタリングを使用したOracle CEPマルチサーバー・ドメインの作成に関する項
最新バージョンのIDEはOracle Technology Network Webサイトで入手可能です。Eclipse更新のサイトからIDEをインストールすることをお薦めします。
最新のOracle CEP IDE for Eclipseをインストールするには:
Eclipse (3.5.1)およびWTP (2.0)の必要なバージョンを取得します。次のWebサイトで入手可能なGalileoインストール全体を取得することをお薦めします。
注意: Eclipseツールの最新の要件は、Oracle CEP Webサイト(http://www.oracle.com/technologies/soa/complex-event-processing.html )を参照してください。 |
Eclipse IDEを開き、「ヘルプ」>新規ソフトウェアのインストールのメニュー項目を選択します。
図3-1に表示されているように、「インストール」ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。
図3-2に表示されているように、「サイト追加」ダイアログが表示されます。
表3-1の説明に従って、このダイアログを構成します。
「OK」をクリックします。
「インストール」ダイアログで、操作プルダウン・メニューから、作成したOracle CEP Tools更新
サイトを選択します。
Eclipseのリモート更新サイトへの接続には多少時間がかかります。その間、サイトが選択されていませんのエントリは「保留中」になります。
Eclipseがリモート更新サイトに接続した後、図3-3に示すように、「Oracle CEP Tools」エントリが更新サイトのリストに表示されます。
図3-3に示すように、Oracle CEP Toolsエントリの横にあるチェック・ボックスを選択します。
「次へ」をクリックします。
図3-4に示すように、インストールの詳細ダイアログが表示されます。
「次へ」をクリックします。
「ライセンスの確認」ダイアログが表示されます。
「終了」をクリックします。
メッセージが表示されたら、Eclipseを再起動します。この操作を省略すると、予期しない動作が発生する可能性があります。
インストールを確認するために、「ヘルプ」>Eclipseについてを選択します。
図3-5に示すように、「Eclipseについて」ダイアログが表示されます。
Oracleをクリックします。
図3-6に示すように、Eclipseの機能についてダイアログが表示されます。
プラグインの詳細をクリックします。
図3-7に示すように、機能プラグインのダイアログが表示されます。
表3-2にあるプラグインが表示されていることを確認してください。
Oracle CEP IDE for Eclipseを選択した後、次のトピックを検討します。
Oracle CEP製品にはOracle CEP IDE for Eclipseが付属していますが、このバージョンはOracle Technology NetworkサイトにあるOracle CEP IDE for Eclipseのバージョンよりも古い場合があります。
Oracle CEPで配布されるOracle CEP IDE for Eclipseをインストールするには:
Eclipse (3.5.1)およびWTP (2.0)の必要なバージョンを取得します。次のWebサイトで入手可能なGalileoインストール全体を取得することをお薦めします。
注意: Eclipseツールの最新の要件は、Oracle CEP Webサイト(http://www.oracle.com/technologies/soa/complex-event-processing.html )を参照してください。 |
Eclipse IDEを開き、「ヘルプ」>新規ソフトウェアのインストールのメニュー項目を選択します。
図3-1に表示されているように、「インストール」ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。
図3-2に表示されているように、「サイト追加」ダイアログが表示されます。
「アーカイブ」をクリックします。
図3-10に示すように、ローカル・サイト・アーカイブの選択ダイアログが表示されます。
ORACLE_CEP_HOME
/ocep_11.1/eclipse-update-site
ディレクトリに移動して、cep-tools-11.1.0.
DATE
-
BUILD
.zip
ファイルを選択します。
ORACLE_CEP_HOME
はOracle CEPをインストールした主なディレクトリ(/oracle_cep
など)、DATE
はビルド日付およびBUILD
はビルド番号です。
「開く」をクリックします。
Oracle CEP Toolsのインストールを選択し、アップデート・マネージャを終了します。
メッセージが表示されたら、Eclipseを再起動します。この操作を省略すると、予期しない動作が発生する可能性があります。
インストールを確認するために、「ヘルプ」>Eclipseについてを選択します。
図3-5に示すように、「Eclipseについて」ダイアログが表示されます。
Oracleをクリックします。
図3-6に示すように、Eclipseの機能についてダイアログが表示されます。
プラグインの詳細をクリックします。
図3-7に示すように、機能プラグインのダイアログが表示されます。
表3-2にあるプラグインが表示されていることを確認してください。
Oracle CEP IDE for Eclipseを選択した後、次のトピックを検討します。
この項では、CEPで動作するようにEclipseを構成する方法を説明します。
Eclipseを構成するには:
実行中の場合は、Eclipseを終了します。
使用のコンピュータにJava 6 JREをインストールします。
デフォルトで、JRockit Java 6.0 JREはOracle CEPとともに、Oracle CEPホーム・ディレクトリにインストールされます。例:
C:\OracleCEP\jrockit_160_20\jre
任意のエディタを使用して、たとえば、例3-1のC:\eclipse\などのEclipseインストール・ディレクトリにあるeclipse.ini
ファイルを開きます。
注意: http://wiki.eclipse.org/Eclipse.ini の説明のように、eclipse.ini ファイルを変更する場合、引数を追加します(1行につき1つの引数)。
Eclipseの構成方法の詳細は、 |
例3-2に示すように、次の行をeclipse.ini
ファイルに追加します。
例3-3に示すように、次の行をeclipse.ini
ファイルに追加します。
PATH-TO-JRE-6.0-JAVAW
は、Java 6.0 JRE javaw
実行可能ファイルの完全修飾パスです。例:
-vm C:\OracleCEP\jrockit_160_20\jre\bin\javaw.exe
eclipse.ini
ファイルを保存して閉じます。
Eclipseを起動します。
「ヘルプ」>Eclipseについてを選択して、「インストール」詳細をクリックします。
「構成」タブをクリックします。
図3-14に示すように、「構成の詳細」タブが表示されます。
eclipse.vm
プロパティは、eclipse.ini
ファイルに構成したJava 6.0 JREを指していることを確認します。