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Oracle® Complex Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.4.0)
B61655-02
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6 Oracle CQLルールの管理

この項では、Oracle CQLルールを管理するためにOracle CEP Visualizerを使用して実行可能な通常のアプリケーション・タスクを説明します。次のトピックが含まれます。

詳細については、次を参照してください。

6.1 問合せウィザードの使用

Oracle CEP Visualizerを使用すると、Oracle CEPアプリケーションのOracle CQLプロセッサでOracle CQLルールを管理できます。

この節では、以下のトピックについて説明します。

6.1.1 問合せウィザードを使用したOracle CQLプロセッサでルールを作成する方法

Oracle CEP Visualizerは、Oracle CQLビューおよび問合せの構成を簡素化するための高度な問合せウィザードを提供します。ビューまたは問合せを構成するためにOracle CQL要素をドラッグ・アンド・ドロップしたり、完全なOracle CQLビューまたは問合せのテンプレートをドラッグ・アンド・ドロップしてニーズを満たすようにカスタマイズできます。Oracle CQL問合せウィザードは、ビジネス・ユーザーが正しい構文のOracle CQLビューおよび問合せを効果的に作成し、それをデプロイ済のOracle CEPアプリケーションへ速やかに適用できるように設計されています。

「問合せウィザード」を使用すると、Oracle CQLビューおよび問合せを作成できます。Oracle CQLストリームおよびリレーションは作成できません。デプロイ済Oracle CEPアプリケーションが、ストリームおよびリレーションを提供する必要があります。詳細は、『Oracle Complex Event Processing開発者ガイドfor Eclipse』を参照してください。


注意:

Oracle CQL問合せは、その入力チャネルが入力イベントを生成する場合、すぐにイベントの出力を開始します。チャネル上で問合せセレクタとアップストリームOracle CQLプロセッサを使用する場合、問合せをアップストリームOracle CQLプロセッサに追加する時刻と、ダウンストリーム・チャネル上で問合せセレクタを構成する時刻との間で、ダウンストリーム・チャネル上で要求していない問合せ結果を監視する場合があります。詳細は、4.2.1.3項「チャネル・プロパティ: アウトバウンド・チャネル」を参照してください。

また、既存のOracle CQLビューまたは問合せを変更できます。6.1.2項「問合せウィザードを使用したOracle CQLプロセッサでルールを編集する方法」を参照してください。

問合せウィザードを使用してOracle CQLプロセッサでルールを作成するには:

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-1で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-1 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-1の説明が続きます
    「図6-1 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「問合せウィザード」タブをクリックします。

    図6-2で示すように、「問合せウィザード」タブが表示されます。

    図6-2 Oracle CQL「問合せウィザード」

    図6-2の説明が続きます
    「図6-2 Oracle CQL「問合せウィザード」」の説明

    「問合せウィザード」キャンバスの上部にある各種ツールの詳細は、6.1.11項「問合せウィザード・ダイアグラムの管理」を参照してください。

  5. Oracle CQL文を作成する方法を決定します。

    1. 既存のOracle CEPサーバー・テンプレートに基づいて問合せを構成するには:

      • 「テンプレート」タブをクリックします。

      • テンプレートを選択し、キャンバスへドラッグ・アンド・ドロップします。

    2. 既存のユーザー定義テンプレートに基づいて問合せを構成するには:

      • ユーザー定義テンプレートタブをクリックします。

      • テンプレートを選択し、キャンバスへドラッグ・アンド・ドロップします。


      注意:

      ユーザー定義Oracle CQL文テンプレートの追加に関する詳細は、6.1.10項「問合せウィザード用Oracle CQLテンプレートを作成する方法」を参照してください。

    3. 一度に1つの演算子で問合せを構成するか、テンプレート・ベースのOracle CQL文に演算子を追加するには: 

      • CQLコンストラクトタブをクリックします。

      • コンストラクトを選択し、キャンバスへドラッグ・アンド・ドロップします。

      • 必要なコンストラクトをキャンバスへ追加し終えるまで繰り返します。

  6. コンストラクト間の接続を構成します。

    1. コンストラクトを接続するには、ソースのコンストラクトをクリックし、宛先のコンストラクトへドラッグします。

      Oracle CEP Visualizerは、Oracle CQL構文に準拠している相互接続のみ許可します。

      図6-3は有効な相互接続を示します。

      図6-3 有効な接続

      図6-3の説明が続きます
      「図6-3 有効な接続」の説明

      図6-4は無効な相互接続を示します。

      図6-4 無効な接続

      図6-4の説明が続きます
      「図6-4 無効な接続」の説明

      有効なOracle CQL構文の詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項を参照してください。

    2. 接続の試行を一時停止するには、キーボードの[Esc]キーを押します。

    3. 既存の接続を削除するには、その接続をクリックして選択し、キーボードの[Delete]キーを押します。

  7. コンストラクトをダブルクリックして表示されるエディタ・ダイアログを使用し、各コンストラクトを構成します。

    緑のチェック・マークが付いていないコンストラクト・アイコンは構成されていません。

    緑のチェック・マークが付いているコンストラクト・アイコンは構成済みです。

    詳細については、次を参照してください。

  8. 任意のタイミングでOracle CQL文を保存するには、「問合せの保存」ボタンをクリックします。

    図6-5で示すように、「保存されたすべての問合せ」ダイアログが表示されます。

    「保存されたすべての問合せ」ダイアログには、構成中のプロセッサの保存された問合せがすべてリストで表示されています。

    図6-5 「保存されたすべての問合せ」ダイアログ: 保存

    図6-5の説明が続きます
    「図6-5「保存されたすべての問合せ」ダイアログ: 保存」の説明

  9. 「問合せID」フィールドに問合せ名を入力し、「保存」をクリックします。

    図6-6で示すように、確認ダイアログが表示されます。

    図6-6 問合せの保存ダイアログ

    図6-6の説明が続きます
    「図6-6 問合せの保存ダイアログ」の説明

  10. 「OK」をクリックします。

    問合せは、現在使用中のコンピュータのローカル・ディスクに保存されます。問合せを再ロードするには、同一のローカル・ホストからOracle CEP Visualizerへアクセスする必要があります。

  11. 保存後にOracle CQL文を再ロードするには、問合せを開くボタンをクリックします。

    図6-7で示すように、「保存されたすべての問合せ」ダイアログが表示されます。

    図6-7 「保存されたすべての問合せ」ダイアログ: ロード中

    図6-7の説明が続きます
    「図6-7「保存されたすべての問合せ」ダイアログ: ロード」の説明

  12. 問合せを選択し、「CQLのロード」をクリックします。

    Oracle CQL文がキャンバスへロードされます。

  13. Oracle CQL文をOracle CQLプロセッサへインジェクトするには、Output CQLコンストラクトを編集し、「ルールのインジェクト」をクリックします。

    「CQLルール」タブに新しいルールが表示されます。

    詳細は、6.1.9.16項「Output CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

  14. 問合せの作成後、アウトバウンド・チャネル(問合せを作成した元のOracle CQLプロセッサからのチャネル・ダウンストリーム)のセレクタを更新します。これは、既存のイベント・タイプでのみ機能します。

    詳細は、4.2.1.2項「チャネル・プロパティ: アウトバウンド・チャネル」を参照してください。

6.1.2 問合せウィザードを使用したOracle CQLプロセッサでルールを編集する方法

Oracle CEP Visualizerは、Oracle CQL問合せの構築を簡素化するための高度な問合せウィザードを提供します。CQL問合せタブで既存の問合せを選択し、問合せウィザードで問合せを編集できます。Oracle CQL問合せウィザードは、ビジネス・ユーザーが正しい構文のOracle CQL問合せを効率よく作成し、それをデプロイ済のOracle CEPアプリケーションへ適用できるように設計されています。

問合せウィザードは、所定のルールをインポートし、Oracle CQL演算子のセットとしてグラフィックで表示します。Oracle CQL文の他の部分に影響を及ぼさずに各演算子に移動して変更できます(SELECT式の変更など)。

既存のOracle CQL問合せおよびビューを編集できます。Oracle CQLストリームおよびリレーションは編集できません。デプロイ済Oracle CEPアプリケーションが、ストリームおよびリレーションを提供する必要があります。詳細は、『Oracle Complex Event Processing開発者ガイドfor Eclipse』を参照してください。

問合せウィザードを使用してOracle CQLプロセッサでルールを編集するには、次の手順を実行します。

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-1で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-8 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-8の説明が続きます
    「図6-8 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「CQLルール」タブをクリックします。

    図6-32で示すように「CQLルール」タブが表示されます。

    図6-9 CQLルール・タブ

    図6-9の説明が続きます
    「図6-9「CQLルール」タブ」の説明

  5. 編集するルールを選択し、「問合せウィザード」ボタンをクリックします。

    図6-10で示すように、キャンバス上で選択されたルールを含む問合せウィザードが開きます。

    図6-10 「問合せウィザード」:既存ルールを含む

    図6-10の説明が続きます
    「図6-10「問合せウィザード」:既存ルールを含む」の説明

    「問合せウィザード」キャンバスの上部にある各種ツールの詳細は、6.1.11項「問合せウィザード・ダイアグラムの管理」を参照してください。

  6. 任意の演算子に関連付けられたOracle CQL文を表示するには:

    • 「ホバー」チェック・ボックスがチェックされていることを確認します。

    • マウス・ポインタを演算子の上に重ねます。

    図6-11で示すように、Oracle CQL文が表示されます。

    図6-11 Oracle CQL演算子にカーソルを合わせる

    図6-11の説明が続きます
    「図6-11 Oracle CQL演算子にカーソルを合わせる」の説明

  7. 任意の演算子に関連付けられたOracle CQL文を変更するには、演算子をダブルクリックします。

    対応するエディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-12は、「結合」演算子をダブルクリックした後のエディタ・ダイアログを示します。

    図6-12 Oracle CQLの「結合」演算子のエディタ・ダイアログ

    図6-12の説明が続きます
    「図6-12 Oracle CQLの「結合」演算子のエディタ・ダイアログ」の説明

  8. エディタ・ダイアログを使用し、演算子を変更します。

    すべての問合せウィザードのエディタ・ダイアログの構成に関する詳細は、6.1.9項「問合せウィザードのOracle CQLコンストラクトを構成する方法」を参照してください。

  9. 「結合の追加」ボタンをクリックし、変更を生成済のOracle CQL文へ適用します。

  10. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  11. 「保存」をクリックして変更を保存します。

    問合せはメモリーに保存されます。

  12. 問合せの出力演算子をダブルクリックします。

  13. 「ルールの置換」をクリックします。

    Oracle CQLルールが変更され、新しいバージョンが「CQLルール」タブに表示されます。

  14. 出力構文を閉じます。

6.1.3 Oracle CQLプロセッサでパラメータ化されたルールを作成する方法

パラメータ化されたOracle CQL問合せを作成できます。


注意:

問合せウィザードを使用してパラメータ化された問合せは削除できず、Oracle CQL問合せは編集できません。

詳細については、次を参照してください。

Oracle CQLプロセッサでパラメータ化されたルールを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-1で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-13 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-13の説明が続きます
    「図6-13 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「CQLルール」タブをクリックします。

    図6-32で示すように「CQLルール」タブが表示されます。

    図6-14 CQLルール・タブ

    図6-14の説明が続きます
    「図6-14「CQLルール」タブ」の説明

  5. 「問合せ」ラジオ・ボタンをクリックします。

  6. 「問合せの追加」をクリックします。

  7. 「問合せID」フィールドに問合せ名を入力します。

  8. 「問合せ」フィールドにOracle CQL問合せを入力します。

    プレースホルダ文字(:n)を使用して、パラメータ化された値を指定します。

  9. 「有効化」オプションを構成します。

    1. 保存した後すぐに問合せを有効化するには、「true」をクリックします。

    2. 保存後も問合せの無効化を維持するには、「false」をクリックします。

  10. 「保存」をクリックします。

    図6-15で示すように、確認ダイアログが表示されます。

    図6-15 問合せの保存ダイアログ

    図6-15の説明が続きます
    「図6-15 問合せの保存ダイアログ」の説明

  11. 「OK」をクリックします。

    問合せは、現在使用中のコンピュータのローカル・ディスクに保存されます。問合せを再ロードするには、同一のローカル・ホストからOracle CEP Visualizerへアクセスする必要があります。

  12. パラメータ化された問合せを編集し、6.1.4項「Oracle CQLプロセッサでパラメータ化された問合せを編集する方法」で説明されているように、パラメータ値を追加します。

  13. 問合せの作成後、アウトバウンド・チャネル(問合せを作成した元のOracle CQLプロセッサからのチャネル・ダウンストリーム)のセレクタを更新します。これは、既存のイベント・タイプでのみ機能します。

    詳細は、4.2.1.2項「チャネル・プロパティ: アウトバウンド・チャネル」を参照してください。

6.1.4 Oracle CQLプロセッサでパラメータ化された問合せを編集する方法

既存のOracle CQLのパラメータ化された問合せのパラメータ値を編集できます。パラメータ値の新規リストの追加、パラメータ値の既存リストの変更、またはパラメータ値の既存リストの削除を行うことが可能です。


注意:

プレースホルダ文字(:n)の追加や削除、および問合せウィザードを使用してOracle CQL問合せの編集はできません。

詳細については、次を参照してください。

Oracle CQLプロセッサでパラメータ化された問合せを編集するには、次の手順を実行します。

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-1で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-16 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-16の説明が続きます
    「図6-16 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「CQLルール」タブをクリックします。

    図6-32で示すように「CQLルール」タブが表示されます。

    図6-17 「CQLルール」タブ: パラメータ化された問合せ

    図6-17の説明が続きます
    「図6-17「CQLルール」タブ: パラメータ化された問合せ」の説明


    注意:

    パラメータ化された問合せでは、「問合せウィザード」ボタンを使用できません。

  5. パラメータ化された問合せを選択します。

  6. CQLルールを使用してパラメータ化された問合せを変更します。

6.1.4.1 パラメータの追加

パラメータ化された問合せにパラメータを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「パラメータの追加」ボタンをクリックします。

    図6-18で示すように、「CQLルール」タブが変更されます。

    図6-18 「CQLルール」タブ:「パラメータの追加」

    図6-18の説明が続きます
    「図6-18「CQLルール」タブ:「パラメータの追加」」の説明

  2. 「バインド名」フィールドにバインド名を入力します。

  3. 「バインド値」フィールドにカンマ区切りの値のリストとしてパラメータ値を入力します。

  4. 「保存」をクリックします。

    図6-19で示すように、新規バインディングの追加ダイアログが表示されます。

    図6-19 新規バインディングの追加ダイアログ

    図6-19の説明が続きます
    「図6-19 新規バインディングの追加ダイアログ」の説明

  5. 「OK」をクリックします。

    「CQLルール」タブが更新され、図6-20で示すように、新規パラメータがリストされます。

    図6-20 「CQLルール」タブ:パラメータの追加完了

    図6-20の説明が続きます
    「図6-20「CQLルール」タブ:パラメータの追加完了」の説明

6.1.4.2 パラメータの置換

パラメータ化された問合せのパラメータを置換するには、次の手順を実行します。

  1. 図6-21で示すように、既存パラメータを選択します。

    図6-21 「CQLルール」タブ:パラメータの選択

    図6-21の説明が続きます
    「図6-21「CQLルール」タブ:パラメータの選択」の説明

  2. 「パラメータの置換」をクリックします。

  3. 図6-22で示すように、「CQLルール」タブが変更されます。

    図6-22 「CQLルール」:「パラメータの置換」

    図6-22の説明が続きます
    「図6-22「CQLルール」:「パラメータの置換」」の説明

  4. 「バインド値」フィールドを編集します。

  5. 「保存」をクリックします。

    図6-23で示すように、バインディングの更新ダイアログが表示されます。

    図6-23 バインディングの更新ダイアログ

    図6-23の説明が続きます
    「図6-23 バインディングの更新ダイアログ」の説明

  6. 「OK」をクリックします。

6.1.4.3 パラメータの削除

パラメータ化された問合せのパラメータを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 図6-24で示すように、既存パラメータを選択します。

    図6-24 「CQLルール」タブ:パラメータの選択

    図6-24の説明が続きます
    「図6-24「CQLルール」タブ:パラメータの選択」の説明

  2. 「パラメータの削除」をクリックします。

    図6-23で示すように、バインディングの削除ダイアログが表示されます。

    図6-25 バインディングの削除ダイアログ

    図6-25の説明が続きます
    「図6-25 バインディングの削除ダイアログ」の説明

  3. 「OK」をクリックします。

6.1.4.4 問合せの編集

パラメータ化された問合せを編集するには、「問合せの編集」ボタンが使用可能になる前にすべての問合せパラメータをまず削除する必要があります。パラメータの削除の詳細は、6.1.4.3項「パラメータの削除」を参照してください。

6.1.4.5 問合せの削除

パラメータ化された問合せを削除するには、「問合せの削除」ボタンが使用可能になる前にすべての問合せパラメータをまず削除する必要があります。詳細は、6.1.4.3項「パラメータの削除」を参照してください。

6.1.5 パラメータ化された問合せを停止および開始する方法

パラメータ化された問合せを停止または開始すると、パラメータ化された問合せに関連付けられたすべてのバインドが停止または開始されます。

パラメータ化された問合せを停止または開始するには、「CQLルール」タブの問合せを選択し、「停止」または「開始」ボタンをクリックします。

6.1.6 Oracle CQLプロセッサでルールを削除する方法

Oracle CQLプロセッサ内の既存のOracle CQLビューまたは問合せを削除したり、すべてのOracle CQLビューまたは問合せを削除できます。

Oracle CQLプロセッサでルールを削除するには:

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-26で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-26 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-26の説明が続きます
    「図6-26 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「CQLルール」タブをクリックします。

    図6-32で示すように「CQLルール」タブが表示されます。

    図6-27 CQLルール・タブ

    図6-27の説明が続きます
    「図6-27「CQLルール」タブ」の説明

  5. ルールのリストをフィルタし、削除するルールのタイプのみを表示します。

    1. 「ビュー」を選択し、ビュー・ルールのみを表示します。

    2. 「問合せ」を選択し、問合せビューのみを表示します。


    注意:

    「すべてのルール」を選択した場合、単一のルールを追加、削除、または変更できません。単一のルールを追加、削除、または変更するには、特定のビューまたは問合せを選択する必要があります。ビューまたは問合せのいずれかを変更するには、「ビュー」または「問合せ」を選択する必要があります。「すべてのルール」ページは読取り専用パネルです。

    また、「有効化」ラジオ・ボタンを使用すると、問合せを動的にオフにできます。


    図6-28で示すように、「すべてのビューを削除」または「すべての問合せを削除」ボタンがアクティブになります。

    図6-28 「CQLルール」:ビュー別フィルタ

    図6-28の説明が続きます
    「図6-28「CQLルール」:ビュー別フィルタ」の説明

  6. 削除するルールを決定します。

    1. 単一のルールを削除するには:

    2. すべてのルールを削除するには:

      • 「取消」をクリックし、現在選択されている任意のルールの選択を解除します。

      • 「すべてのビューを削除」または「すべての問合せを削除」をクリックします。

        図6-30で示すように、確認ダイアログが表示されます。

        図6-30 「すべてのルールを削除」ダイアログ

        図6-30の説明が続きます
        「図6-30「すべてのルールを削除」ダイアログ」の説明

  7. 「OK」をクリックします。

6.1.7 Oracle CQLプロセッサでルールを置換する方法

Oracle CEP Visualizerを使用すると、Oracle CQL文を直接編集するか、問合せウィザードを使用するかのいずれかによって、既存のビューまたは問合せを置換できます。

Oracle CQLプロセッサでルールを置換するには:

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-31で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-31 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-31の説明が続きます
    「図6-31 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「CQLルール」タブをクリックします。

    図6-32で示すように「CQLルール」タブが表示されます。

    図6-32 CQLルール・タブ

    図6-32の説明が続きます
    「図6-32「CQLルール」タブ」の説明

  5. ルールのリストをフィルタし、置換するルールのタイプのみを表示します。

    1. 「ビュー」を選択し、ビュー・ルールのみを表示します。

    2. 「問合せ」を選択し、問合せビューのみを表示します。

  6. 置換するルールを選択します。

    「ビュー」または「問合せ」フィールドは編集可能になり、図6-33で示すように「ルールの置換」ボタンがアクティブになります。

    図6-33 「CQLルール」:ビュー別フィルタ

    図6-33の説明が続きます
    「図6-33「CQLルール」:ビュー別フィルタ」の説明

  7. 次のいずれかを実行して、Oracle CQL文を編集します。

    1. 「ビュー」または「問合せ」フィールドでOracle CQL文を直接編集します。

    2. 問合せウィザードでルールを編集するには、「問合せウィザード」ボタンをクリックします。

      詳細は、6.1.2項「問合せウィザードを使用したOracle CQLプロセッサでルールを編集する方法」を参照してください。

  8. 変更を確定します。

    1. 「表示」または「問合せ」フィールドでOracle CQL文を直接編集した場合、ビューの置換または問合せの置換をクリックします。

    2. 問合せウィザードを使用してOracle CQL文を編集した場合、問合せウィザードで変更を確定します。

      詳細は、6.1.2項「問合せウィザードを使用したOracle CQLプロセッサでルールを編集する方法」を参照してください。

6.1.8 Oracle CQLプロセッサでルールを表示する方法

Oracle CEP Visualizerを使用すると、Oracle CQLプロセッサで定義された既存ルールを表示できます。

Oracle CQLプロセッサでルールを表示するには:

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-1で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-34 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-34の説明が続きます
    「図6-34 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「CQLルール」タブをクリックします。

    図6-32で示すように「CQLルール」タブが表示されます。

    図6-35 CQLルール・タブ

    図6-35の説明が続きます
    「図6-35「CQLルール」タブ」の説明

6.1.9 問合せウィザードのOracle CQLコンストラクトを構成する方法

この項では、問合せウィザードが提供する各種のOracle CQLコンストラクトを構成する方法を説明しています。これには次の内容が含まれます。

6.1.9.1 RSource CQLコンストラクトの構成

RSource Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CEPアプリケーションが提供するOracle CQLリレーションまたは作成するビューのリレーション・タイプを表します。ソースのストリーム・タイプSSourceを作成するには、6.1.9.2項「SSource CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

詳細情報および詳しい構文は、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のストリームおよびリレーションに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の問合せ、ビュー、結合に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

RSource CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-36で示すように、RSourceアイコンをダブルクリックします。

    図6-36 RSourceアイコン

    RSourceアイコン

    図6-37で示すように、RSourceエディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-37 問合せウィザードのRSourceエディタ・ダイアログ

    図6-37の説明が続きます
    「図6-37 問合せウィザードのRSourceエディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-1で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-1 問合せウィザードのRSourceエディタ属性

    属性 説明

    「タイプ」

    ソースのタイプを選択します。

    • 「リレーション」: このオプションを選択すると、このOracle CQLプロセッサで現在実行中のリレーション(問合せ)によって付与されたイベントを処理できます。

    • 「ビュー」: このオプションを選択すると、このOracle CQLプロセッサで現在実行中のビューによって付与されたイベントを処理できます。

    「ソースの選択」

    イベントのソースとして使用するリレーションまたはビューを選択します。

    「AS」

    オプションでこのソースの別名を指定します。

    「ソースのプロパティ」

    このソースによって付与されたイベントのプロパティの読取り専用リスト。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた読取り専用Oracle CQLフラグメント。


  3. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  4. 「保存」をクリックします。

    RSourceアイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.2 SSource CQLコンストラクトの構成

SSource Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CEPアプリケーションが提供するOracle CQLストリームまたは作成するビューのストリーム・タイプを表します。ソースのリレーション・タイプRSourceを作成するには、6.1.9.1項「RSource CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

詳細情報および詳しい構文は、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のストリームおよびリレーションに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の問合せ、ビュー、結合に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

SSource CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-36で示すように、SSourceアイコンをダブルクリックします。

    図6-38 SSourceアイコン

    SSourceアイコン

    図6-37で示すように、SSourceエディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-39 問合せウィザードのソース・エディタ・ダイアログ

    図6-39の説明が続きます
    「図6-39 問合せウィザードのソース・エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-1で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-2 問合せウィザードのソース・エディタ属性

    属性 説明

    「タイプ」

    ソースのタイプを選択します。

    • 「ストリーム」: このオプションを選択すると、Oracle CEPアプリケーションが提供するストリームによって付与されたイベントを処理できます。

    • 「ビュー」: このオプションを選択すると、このOracle CQLプロセッサで現在実行中のビューによって付与されたイベントを処理できます。

    「ソースの選択」

    イベントのソースとして使用するストリームまたはビューを選択します。

    「AS」

    オプションでこのソースの別名を指定します。

    「ソースのプロパティ」

    このソースによって付与されたイベントのプロパティの読取り専用リスト。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた読取り専用Oracle CQLフラグメント。


  3. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  4. 「保存」をクリックします。

    ソースアイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.3 Cache-Table CQLコンストラクトの構成

Cache-Table CQLコンストラクトは、キャッシュまたはリレーショナル・データベース表が提供する通常は抽出データ・ソースの外部リレーションを表します。Cache-Table CQLコンストラクトで許可される操作は、「現在」ウィンドウを使用して別のストリーム・ソースに結合する操作のみです。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』のリレーショナル・データベースへのアクセスの構成に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing開発者ガイドfor Eclipse』のOracle CQLプロセッサ表ソースの構成に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing開発者ガイドfor Eclipse』のキャッシュの構成に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing開発者ガイドfor Eclipse』のOracle CQLプロセッサ・キャッシュ・ソースの構成に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processingスタート・ガイド』のOracle Continuous Query Language (CQL)の例に関する項

  • 6.1.9.6項「+構文を使用したJoin CQLコンストラクトの構成」

  • 6.1.9.8項「Window CQLコンストラクトの構成」

Cache-Table CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-40で示すように、Cache-Tableアイコンをダブルクリックします。

    図6-40 Cache-Tableアイコン

    Cache-Tableアイコン

    図6-41で示すように、Cache-Tableエディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-41 問合せウィザードのCache-Tableエディタ・ダイアログ

    図6-41の説明が続きます
    「図6-41 問合せウィザードのCache-Tableエディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-3で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-3 問合せウィザードのCache-Tableエディタ属性

    属性 説明

    「ソースの選択」

    イベントのソースとして使用するキャッシュを選択します。

    「AS」

    オプションでこのソースの別名を指定します。

    「ソースのプロパティ」

    このソースによって付与されたイベントのプロパティの読取り専用リスト。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた読取り専用Oracle CQLフラグメント。


  3. 「保存」をクリックします。

    「Cache-Table」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.4 Pattern CQLコンストラクトの構成

Pattern Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQLのMATCH_RECOGNIZE条件を表します。MATCH_RECOGNIZE条件とは、複雑なイベント処理を実行するための主要な手段です。その様々な句を使用すると、ストリーム要素間の複雑な条件を簡潔に表し、データ・ストリームに最適化された高度な比較を実行できます。

Pattern Oracle CQLコンストラクト・エディタは、次のMATCH_RECOGNIZE補助句のそれぞれに対してタブを提供します。

詳細情報および詳しい構文は、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』MATCH_RECOGNIZE条件に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』PATTERN句に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』DEFINE句に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』SUBSET句に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』MEASURES句に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の関数に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Pattern CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-42で示すように、「パターン」アイコンをダブルクリックします。

    図6-42 「パターン」アイコン

    「パターン」アイコン

    図6-43で示すように、「パターン」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-43 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「パターン」タブ

    図6-43の説明が続きます
    「図6-43 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「パターン」タブ」の説明

  2. 表6-4で説明されているように、「パターン」タブを編集します。

    表6-4 問合せウィザードのパターン・エディタ属性:「パターン」タブ

    属性 説明

    「パターン式」

    この句を使用すると、DEFINE句が一致するタイミングを制限および制御する数量詞を指定できます。例:

    (A B* C)
    

    表6-5は、Oracle CQLがサポートするパターン数量詞のリストを示しています。パターン数量詞を使用し、パターン一致が可能な範囲を指定します。1文字のパターン数量詞は最大または「最長照合を行う」で、最大の数量を最初に一致させるように試行します。2文字のパターン数量詞は最小または「最短照合を行う」で、最小の数量を最初に一致させるように試行します。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』PATTERN句に関する項を参照してください。

    「期間」

    デフォルトでは、Oracle CEPはパターン一致を認識した時点で出力リレーションを更新します。期間の値を入力し、Oracle CEPがパターン一致を認識した時点と出力リレーションを更新した時点の間の遅延時間を指定します。次のいずれかを使用できます。

    • 期間を10のように指定するとき、Oracle CEPがパターン一致を認識するたびに、出力リレーションの更新前に指定された時間間隔の分のみ遅延させます。入力がパターンに一致しない場合、Oracle CEPは出力リレーションを更新しません。

    • 期間をMULTIPLES OF 10のように指定するとき、Oracle CEPがパターン一致を認識するたびに、出力リレーションの更新前に指定された時間間隔の分のみ遅延させます。入力がパターンに一致しない場合や入力が受信されない場合、Oracle CEPは出力リレーションを更新します。この場合、選択の期間の一部がNULLの可能性があり、集計値はリセットされることがあります。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』DURATION句に関する項を参照してください。

    「パーティション基準」

    このオプション句を使用すると、MATCH_RECOGNIZE句がその結果をパーティション化する基準のストリーム要素を指定できます。問合せまたはビューのSELECT文で使用した識別子によって指定されるストリーム、ビューまたはスライディング・ウィンドウのスキーマで任意のストリーム要素を参照できます。

    ストリーム要素をリストに従ってパーティションへ追加するには、プルダウン・メニューからストリーム要素を選択し、「追加」ボタンをクリックします。

    ストリーム要素をリストに従ってパーティションから削除するには、「元に戻す」ボタンをクリックします。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』PARTITION BY句に関する項を参照してください。

    「パターン別名」

    relation_variable句のAS演算子を指定し、結果を名前ごとに参照できるように選択リストの直前の式をラベル化するための別名を定義します。別名は、問合せ期間の選択リスト・アイテムの名前を効果的に変更します。

    itsのパターン別名を指定すると、次の例に対応します。

    <query id="detectPerish"><![CDATA[ 
        select its.itemId as badItem from ItemTempStream 
        MATCH_RECOGNIZE (
            PARTITION BY ...
            MEASURES ...
            PATTERN ...
            DEFINE ...
        ) as its
    ]]></query>
    

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』relation_variable句における別名に関する項を参照してください。

    「すべての一致」

    このオプションを選択すると、重複するパターンに一致するようにOracle CEPを構成できます。

    このオプションの選択を解除すると、1つのパターンのみに一致するようにOracle CEPを構成できます。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』ALL MATCHES句に関する項を参照してください。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


    表6-5 パターン数量詞

    最大 最小 説明

    *

    *?

    0回以上

    +

    +?

    1回以上

    ?

    ??

    0または1回


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』PATTERN句に関する項を参照してください。

  3. 「定義」タブをクリックします。

    図6-44で示すように、「定義」タブが表示されます。

    図6-44 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「定義」タブ

    図6-44の説明が続きます
    「図6-44 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「定義」タブ」の説明

  4. 表6-5で説明されているように、「定義」タブを編集します。

    表6-6 問合せウィザードのパターン・エディタ属性:「定義」タブ

    属性 説明

    「オブジェクト名」

    「パターン」タブの「パターン式」属性で指定したようにオブジェクト名を入力します(表6-4を参照してください)。たとえば、パターン式が次のような場合があります。

    (A B* C)
    

    次にAB、およびCのそれぞれに対して定義を作成します。

    「AS」

    「式ビルダー」ボタンをクリックして、式を定義します。

    例:

    A AS  (A.temp >= 25)
    B  AS  ((B.temp >= 25) and 
                (B.element_time - A.element_time < INTERVAL "0 00:00:05:00" DAY TO SECOND))
    C  AS  (C.element_time - A.element_time >= INTERVAL "0 00:00:05:00" DAY TO SECOND)
    

    詳細は、6.1.9.17項「式ビルダーを使用した式の構成」を参照してください。

    オブジェクト・リスト

    指定する定義のリスト。

    定義をオブジェクト・リストへ追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

    定義をオブジェクト・リストから削除するには、「削除」ボタンをクリックします。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた読取り専用Oracle CQLフラグメント。


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』DEFINE句に関する項を参照してください。

  5. 「サブセット」タブをクリックします。

    図6-45で示すように、「サブセット」タブが表示されます。

    図6-45 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「サブセット」タブ

    図6-45の説明が続きます
    「図6-45 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「サブセット」タブ」の説明

  6. 表6-7で説明されているように、「サブセット」タブを編集します。

    表6-7 問合せウィザードのパターン・エディタ属性:「サブセット」タブ

    属性 説明

    「サブセット名」

    サブセットの名前を入力します。

    「AS」

    「パターン」タブの「パターン式」属性で指定したように、オブジェクト名のリストを入力します(表6-4を参照してください)。たとえば、次のパターンがあるとした場合:

    (A W+ X+ Y+ Z+)
    

    次のようなサブセットを指定できます:

    S1 AS (Z)
    S2 AS (A)
    S3 AS (A,W,Y)
    

    サブセット・リスト

    指定するサブセットのリスト。

    サブセットをサブセット・リストへ追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

    サブセットをサブセット・リストから削除するには、「削除」ボタンをクリックします。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた読取り専用Oracle CQLフラグメント。


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』SUBSET句に関する項を参照してください。

  7. 「メジャー」タブをクリックします。

    図6-46で示すように、「メジャー」タブが表示されます。

    図6-46 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「メジャー」タブ

    図6-46の説明が続きます
    「図6-46 問合せウィザードのパターン・エディタ・ダイアログ:「メジャー」タブ」の説明

  8. 表6-8で説明されているように、「メジャー」タブを編集します。

    表6-8 問合せウィザードのパターン・エディタ属性:「メジャー」タブ

    属性 説明

    「オブジェクト名」

    「パターン」タブの「パターン式」属性(表6-4を参照してください)または「サブセット」タブの「サブセット名」属性(図6-45を参照してください)で指定したように、オブジェクト名を入力します。

    たとえば、パターン式が次のような場合があります。

    (A B* C)
    

    次に、任意のAB、およびCに対してメジャーを作成できる可能性があります。

    サブセットを定義する場合:

    S1 AS (Z)
    S2 AS (A)
    S3 AS (A,W,Y)
    

    この場合、任意のS1S2、およびS3に対してメジャーを作成できます。

    「AS」

    「式ビルダー」ボタンをクリックして、式を定義します。

    例:

    sumDecrArm as sum(S3.c2)
    

    詳細は、6.1.9.17項「式ビルダーを使用した式の構成」を参照してください。

    メジャー・リスト

    指定するメジャーのリスト。

    メジャーを「プロパティ」リストへ追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

    メジャーを「プロパティ」リストから削除するには、「削除」ボタンをクリックします。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた読取り専用Oracle CQLフラグメント。


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』MEASURES句に関する項を参照してください。

  9. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  10. 「保存」をクリックします。

    「パターン」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.5 Select CQLコンストラクトの構成

Select Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQLのSELECT句を表します。WHERE句の表現に関する詳細は、6.1.9.9項「Filter CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

Select Oracle CQLコンストラクト・エディタは、次の補助句のそれぞれに対してタブを提供します。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のSelect、From、Whereブロックに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のselect_clauseに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のopt_group_by_clauseに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のopt_having_clauseに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のorder_by_clauseに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Select CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-47で示すように、「選択」アイコンをダブルクリックします。

    図6-47 「選択」アイコン

    「選択」アイコン

    図6-48で示すように、「選択」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-48 問合せウィザードの選択エディタ・ダイアログ:「プロジェクト」タブ

    図6-48の説明が続きます
    「図6-48 問合せウィザードの「選択」エディタ・ダイアログ:「プロジェクト」タブ」の説明

  2. 表6-9で説明されているように、「プロジェクト」タブを編集します。

    通常の手順は次のとおりです。

    1. 「ソース」を選択します。

    2. 「ターゲット・イベント・タイプ」を選択します。

    3. 「プロパティ」リストのプロパティをダブルクリックし、プロパティを「プロジェクト式」フィールドへ追加します。

    4. 「式ビルダー」ボタンをクリックし、「プロジェクト式」を作成します。

    5. 「AS」フィールドで、プロジェクト式結果の別名を入力するか、いずれかの「ターゲット・イベント・タイプ」属性を選択します。

    6. 「追加」ボタンをクリックします。

      プロジェクト式を削除するには、「プロジェクト」述語リストで選択して「削除」をクリックします。

    7. オプションで、個別を選択します。

    表6-9 問合せウィザードの選択エディタ属性:「プロジェクト」タブ

    属性 説明

    個別

    Oracle CEPが選択された重複タプルの各セットのコピーを1つのみ戻すようにする場合は、このオプションを選択します。

    Oracle CEPが重複を含めてすべての選択されたタプルを戻すようにする場合は、このオプションの選択を解除します。

    重複タプルとは、選択リストの各式に一致する値を持つタプルです。Oracle CEPは、ネストされた集計はサポートしていません。

    「ターゲット・イベント・タイプ」

    このOracle CQLプロセッサへ接続したダウンストリーム・チャネルによって期待されるイベント名を選択または入力します。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing開発者ガイドfor Eclipse』のイベント・タイプに関する項を参照してください。

    「ソース」

    このプロジェクトCQLコンストラクトに接続したストリーム、リレーション、またはビューのソースCQLコンストラクトを選択します。

    詳細は、6.1.9.1項「RSource CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

    「プロパティ」

    このソースによって付与されたイベントのプロパティの読取り専用リスト。

    詳細は、6.1.9.1項「RSource CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

    プロジェクト述語

    定義するプロジェクト式のリスト。

    プロジェクト式を「プロジェクト述語」リストへ追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

    プロジェクト式を「プロジェクト述語」リストから削除するには、「プロジェクト述語」リストのプロジェクト式を選択し、「削除」ボタンをクリックします。

    プロジェクト式

    「式ビルダー」ボタンをクリックして、式を定義します。

    例:

    LENGTH( FxQuoteStream.symbol < 100 )
    

    詳細は、6.1.9.17項「式ビルダーを使用した式の構成」を参照してください。

    「AS」

    プロジェクト式結果の別名を入力するか、またはいずれかの「ターゲット・イベント・タイプ」属性を選択します。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた読取り専用Oracle CQLフラグメント。


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のselect_clauseに関する項を参照してください。

  3. 「グループ」タブをクリックします。

    図6-48で示すように、「グループ」タブ・エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-49 「問合せウィザード」の選択エディタ・ダイアログ:「グループ」タブ

    図6-49の説明が続きます
    「図6-49 問合せウィザードの「選択」エディタ・ダイアログ:「グループ」タブ」の説明

  4. 表6-10で説明されているように、「グループ」タブを編集します。

    通常の手順は次のとおりです。

    1. プルダウン・メニューからソースを選択します。

    2. 「プロパティ」リストでプロパティを選択します。

    3. 選択したプロパティをグループ化プロパティのリストに追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

      プロパティを「グループ化プロパティ」リストから削除するには、「選択したグループ化プロパティ」リストのプロパティを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

    表6-10 「問合せウィザード」の選択エディタ属性:「グループ」タブ

    属性 説明

    「ソースの選択」

    プルダウン・メニューからソースを選択します。

    「プロパティ」

    選択したソースによって付与されたイベントのプロパティ。

    「選択したグループ化プロパティ」

    定義するグループ化プロパティのリスト。

    選択したプロパティを「選択したグループ化プロパティ」リストへ追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

    プロパティを「グループ化プロパティ」リストから削除するには、「選択したグループ化プロパティ」リストのプロパティを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のopt_group_by_clauseに関する項を参照してください。

  5. 「条件」タブをクリックします。

    図6-48で示すように、「条件」タブ・エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-50 「問合せウィザード」の選択エディタ・ダイアログ:「条件」タブ

    図6-50の説明が続きます
    「図6-50 問合せウィザードの「選択」エディタ・ダイアログ:「条件」タブ」の説明

  6. 表6-11で説明されているように、「条件」タブを編集します。

    表6-11 問合せウィザードの「選択」エディタ属性:「条件」タブ

    属性 説明

    条件設定の述語

    条件設定の述語を直接入力するか、「式ビルダー」ボタンをクリックして式を定義します。

    例:

    lastPrice > 500
    

    詳細は、6.1.9.17項「式ビルダーを使用した式の構成」を参照してください。

    条件式を生成されたCQL文へ追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

    条件式を生成されたCQL文から削除するには、「削除」ボタンをクリックします。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のopt_having_clauseに関する項を参照してください。

  7. 「順序」タブをクリックします。

    図6-48で示すように、「順序」タブ・エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-51 問合せウィザードの「選択」エディタ・ダイアログ:「順序」タブ

    図6-51の説明が続きます
    「図6-51 問合せウィザードの「選択」エディタ・ダイアログ:「順序」タブ」の説明

  8. 表6-12で説明されているように、「順序」タブを編集します。

    通常の手順は次のとおりです。

    1. プルダウン・メニューからソースを選択します。

    2. 「プロパティ」リストでプロパティを選択します。

    3. 選択したプロパティを順序付けプロパティのリストに追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

      プロパティを「選択した順序付けプロパティ」リストから削除するには、「選択した順序付けプロパティ」リストのプロパティを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

    表6-12 問合せウィザードの「選択」エディタ属性:「順序」タブ

    属性 説明

    「ソースの選択」

    プルダウン・メニューからソースを選択します。

    「プロパティ」

    選択したソースによって付与されたイベントのプロパティ。

    「選択した順序付けプロパティ」

    定義する順序付けプロパティのリスト。

    選択したプロパティを「選択した順序付けプロパティ」リストへ追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

    プロパティを「選択した順序付けプロパティ」リストから削除するには、「選択した順序付けプロパティ」リストのプロパティを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のorder_by_clauseに関する項を参照してください。

  9. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  10. 「保存」をクリックします。

    「選択」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.6 +構文を使用したJoin CQLコンストラクトの構成

Join Oracle CQLコンストラクトは、2つ以上のソース間のOracle CQLの結合を表します。+構文(非推奨)を使用して内部結合および左右の外部結合を作成できます。


注意:

Oracle CQLルールがLEFTまたはRIGHT OUTER JOIN句を使用する場合、6.1.9.7項「LEFTまたはRIGHT OUTER JOINを使用したJoin CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の結合に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Join CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-52で示すように、「結合」アイコンをダブルクリックします。

    図6-52 「結合」アイコン

    「結合」アイコン

    図6-53で示すように、「結合」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-53 「問合せウィザード」の「結合」エディタ・ダイアログ

    図6-53の説明が続きます
    「図6-53 問合せウィザードの「結合」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-13で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-13 「問合せウィザード」の「結合」エディタ属性

    属性 説明

    「ソース1」

    結合する1つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース1のプロパティの読取り専用リスト。

    「ソース2」

    結合する2つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース2のプロパティの読取り専用リスト。

    「結合タイプ」

    結合のタイプを選択します。

    • 「外部結合なし」: このオプションを選択すると、単純な結合を作成できます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の内部結合に関する項を参照してください。

    • 左の外部結合: このオプションを選択すると、左外部結合を作成できます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の左外部結合に関する項を参照してください。

    • 「右の外部結合」: このオプションを選択すると、右外部結合を作成できます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の右外部結合に関する項を参照してください。

    結合の述語

    次のいずれかの手順を実行して、結合の述語を作成します。

    • プラス記号ボタンをクリックし、選択する「ソース1」および「ソース2」プロパティを使用して結合の述語を作成します。

    • 「式ビルダー」ボタンをクリックし、任意の「ソース1」および「ソース2」プロパティおよびOracle CQLの関数や演算子を使用して結合の述語を作成します。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


  3. 「ソース1」プルダウン・メニューからソースを選択します。

  4. 「ソース2」プルダウン・メニューからソースを選択します。

  5. 結合する「ソース1」の「プロパティ」リストでプロパティを選択します。

  6. 結合する「ソース2」の「プロパティ」リストでプロパティを選択します。

  7. 「結合タイプ」を選択します。

  8. 次のいずれかの手順を実行して、結合の述語を作成します。

    1. プラス記号ボタンをクリックし、選択する「ソース1」および「ソース2」プロパティを使用して結合の述語を作成します。

    2. 「式ビルダー」ボタンをクリックし、任意の「ソース1」および「ソース2」プロパティおよびOracle CQLの関数や演算子を使用して結合の述語を作成します。

  9. 結合の述語を生成されたCQL文へ追加するには、「結合の追加」ボタンをクリックします。

  10. 結合の述語を生成されたCQL文から削除するには、「結合を元に戻す」ボタンをクリックします。

  11. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  12. 「保存」をクリックします。

    「結合」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.7 LEFTまたはRIGHT OUTER JOINを使用したJoin CQLコンストラクトの構成

Join Oracle CQLコンストラクトは、2つ以上のソース間のOracle CQLの結合を表します。LEFTまたはRIGHT OUTERの結合構文を使用して、Oracle CQLルールの構成を表示できます。


注意:

Oracle CQLルールが非推奨の+構文を使用して内部結合または外部結合を使用する場合、6.1.9.6項「+構文を使用したJoin CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

図6-54は、問合せのコンストラクタで例として使用するOracle CQL外部結合を示します。

図6-54 Oracle CQL外部結合

図6-54の説明が続きます
「図6-54 Oracle CQL外部結合」の説明

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の結合に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

LEFTまたはRIGHT OUTER JOINを使用してJoin CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-55で示すように、「結合」アイコンをダブルクリックします。

    図6-55 「結合」アイコン

    「結合」アイコン

    図6-56で示すように、「結合」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-56 「問合せウィザード」の「結合」エディタ・ダイアログ: LEFTまたはRIGHT OUTER JOIN構文

    図6-56の説明が続きます
    「図6-56 問合せウィザードの「結合」エディタ・ダイアログ: LEFTまたはRIGHT OUTER JOIN構文」の説明

6.1.9.8 Window CQLコンストラクトの構成

Window Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQLのstream-to-relation演算子を表します。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のStream-to-Relation演算子(Windows)に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Window CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-57で示すように、「ウィンドウ」アイコンをダブルクリックします。

    図6-57 「ウィンドウ」アイコン

    「ウィンドウ」アイコン

    図6-58で示すように、「ウィンドウ」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-58 「問合せウィザード」の「ウィンドウ」エディタ・ダイアログ

    図6-58の説明が続きます
    「図6-58 問合せウィザードの「ウィンドウ」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-14で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-14 「問合せウィザード」の「ウィンドウ」エディタ属性

    属性 説明

    「パーティション」リスト

    パーティション化されたウィンドウを作成する場合は、1つ以上のストリーム要素を選択し、「パーティション」リストへ追加します。

    ストリーム要素をパーティション・リストから削除するには、クリックしてドラッグし、パーティション・リストの値を選択してキーボードの[Delete]キーを押します。

    「タイプ」

    作成するウィンドウのタイプ。

    「即時」: このオプションを選択すると、出力リレーションを定義する時間ベースの範囲ウィンドウを作成できます。たとえば、T = 0のとき、tの時点のリレーションは、タイムスタンプtを持つSの要素から取得されたタプルから構成されます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS[now]に関する項を参照してください。

    「時間」: このオプションを選択すると、順序付けられたストリームの最新部分を取得するサイズTの時間単位の間隔をスライドすることによって、時間をかけて出力リレーションを定義する時間ベースの範囲ウィンドウを作成できます。T時間単位を超えるウィンドウにある要素は、削除されやすくなります。この場合、範囲およびスライドは等しくなります。詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS[range T]に関する項を参照してください。任意で、「スライド」属性を使用してこのウィンドウの時間ベースのスライドを指定します。

    「行」: このオプションを選択すると、順序付けられたストリームの最後のNタプルのウィンドウをスライドすることによって、時間をかけて出力リレーションを定義するタプル・ベースのウィンドウを作成できます。S [rows N]の出力リレーションRでは、tの時点のリレーションは、最大タイムスタンプ<= tを持つSNタプル(または、tまでのSの長さが<= Nの場合はすべてのタプル)から構成されます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS[rows N]に関する項を参照してください。任意で、「スライド」属性を使用してこのウィンドウの行ベースのスライドを指定します。

    「パーティション」:このオプションを選択すると、次のパーティション化されたウィンドウのいずれかを作成できます。

    • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS [partition by A1,..., Ak rows N]に関する項

    • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS [partition by A1,..., Ak rows N range T]に関する項

    「パーティション」タイプは、1つ以上のストリーム要素をパーティション・リストへ追加しない場合は非アクティブのままになります。オプションで、「スライド」属性を使用してこのウィンドウの時間ベースのスライドを指定します。

    無制限: このオプションを選択すると、出力リレーションを定義する時間ベースの範囲ウィンドウを作成できます。たとえば、T = infinityのとき、tの時点のリレーションは、tまでのSの全要素から取得されたタプルから構成されます。要素はウィンドウ内に無期限で残されます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS[range unbounded]に関する項を参照してください。

    「スライド」

    スライディング・ウィンドウを指定します。

    「行ベース」:このオプションを選択すると、行ベースのスライディング・ウィンドウのいずれかを作成できます。

    • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS [rows N1 slide N2]に関する項

    「時間ベース」:このオプションを選択すると、時間ベースのスライディング・ウィンドウのいずれかを作成できます。

    • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS[range T1 slide T2]に関する項

    • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のS [partition by A1,..., Ak rows N range T1 slide T2]に関する項

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


  3. パーティション化されたウィンドウが必要な場合、パーティション・リストで必要なストリーム要素を選択します。

    ストリーム要素をパーティション・リストから削除するには、クリックしてドラッグし、パーティション・リストの値を選択してキーボードの[Delete]キーを押します。

  4. 「タイプ」を選択します。

    「パーティション」タイプは、1つ以上のストリーム要素をパーティション・リストへ追加しない場合は非アクティブのままになります。

  5. 選択したタイプには「行ベース」または「時間ベース」を選択します。

  6. ウィンドウのサイズを入力します。

    1. 「行ベース」タイプの場合、行数(タプルまたはストリーム要素)を入力します。

    2. 「時間ベース」タイプの場合は、時間単位数を入力して時間単位を選択します。

  7. 「スライド」を選択します。

    1. 「行ベース」タイプの場合、行数(タプルまたはストリーム要素)を入力します。

    2. 「時間ベース」タイプの場合は、時間単位数を入力して時間単位を選択します。

  8. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  9. ウィンドウを生成されたCQL文へ追加するには、「ウィンドウの追加」ボタンをクリックします。

  10. 「保存」をクリックします。

    「ウィンドウ」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.9 Filter CQLコンストラクトの構成

Filter Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQLのWHERE句を表します。SELECTおよびFROM句の表現に関する詳細は、6.1.9.5項「Select CQLコンストラクトの構成」を参照してください。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のopt_where_clauseに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Filter CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-59で示すように、「フィルタ」アイコンをダブルクリックします。

    図6-59 「フィルタ」アイコン

    「フィルタ」アイコン

    図6-60で示すように、「フィルタ」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-60 「問合せウィザード」の「フィルタ」エディタ・ダイアログ

    図6-60の説明が続きます
    「図6-60 問合せウィザードの「フィルタ」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-15で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-15 「問合せウィザード」の「フィルタ」エディタ属性

    属性 説明

    フィルタの述語

    フィルタの述語を直接入力するか、「式ビルダー」ボタンをクリックして式を定義します。

    例:

    SUM( FxQuoteStream.lastPrice < 5000 )
    

    詳細は、6.1.9.17項「式ビルダーを使用した式の構成」を参照してください。

    フィルタの述語を生成されたCQL文へ追加するには、「フィルタの追加」ボタンをクリックします。

    フィルタの述語を生成されたCQL文から削除するには、「フィルタの削除」ボタンをクリックします。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


  3. 次のいずれかの手順を実行してフィルタの述語を定義します。

    1. フィルタの述語を直接入力します。

    2. 「式ビルダー」ボタンをクリックします。

      詳細は、6.1.9.17項「式ビルダーを使用した式の構成」を参照してください。

  4. 条件式を生成されたCQL文へ追加するには、「フィルタの追加」ボタンをクリックします。

  5. 条件式を生成されたCQL文から削除するには、「フィルタの削除」ボタンをクリックします。

  6. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  7. 「保存」をクリックします。

    ソースアイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.10 Union CQLコンストラクトの構成

Union Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQLのUNIONまたはUNION ALL句を表します。2つのリレーション間の論理和を実行できます。リレーションはビューまたはチャネルから発行されます。2つのリレーション間または2つのストリーム間の論理和を実行できます。リレーションとストリーム間の論理和は実行できません。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のbinaryに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のBINARYの例: UNIONおよびUNION ALLに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Union CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-61で示すように、「論理和」アイコンをダブルクリックします。

    図6-61 「論理和」アイコン

    「論理和」アイコン

    図6-62で示すように、「論理和」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-62 「問合せウィザード」の「論理和」エディタ・ダイアログ

    図6-62の説明が続きます
    「図6-62 問合せウィザードの「論理和」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-16で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-16 「問合せウィザード」の「論理和」エディタ属性

    属性 説明

    「ソース1」

    論理和を実行する1つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース1のプロパティの読取り専用リスト。

    「ソース2」

    論理和を実行する2つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース2のプロパティの読取り専用リスト。

    「論理和タイプ」

    論理和のタイプを選択します。

    • 「論理和」:これを選択すると、UNION文を作成できます。

    • 「すべての論理和」:このオプションを選択すると、UNION ALL文を作成できます。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のBINARYの例: UNIONおよびUNION ALLに関する項を参照してください。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


  3. 「ソース1」プルダウン・メニューからソースを選択します。

  4. 「ソース2」プルダウン・メニューからソースを選択します。

  5. 「論理和タイプ」を選択します。

  6. 論理和の句を生成されたCQL文へ追加するには、「論理和の追加」ボタンをクリックします。

  7. 論理和の句を生成されたCQL文から削除するには、「論理和を元に戻す」ボタンをクリックします。

  8. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  9. 「保存」をクリックします。

    「論理和」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.11 Intersect CQLコンストラクトの構成

Intersect Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQLのINTERSECT句を表します。2つのリレーション間の積集合を実行します。リレーションとストリーム間または2つのストリーム間の積集合は実行できません。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のbinaryに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のBINARYの例: INTERSECTに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Intersect CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-63で示すように、「論理積」アイコンをダブルクリックします。

    図6-63 「論理積」アイコン

    「論理積」アイコン

    図6-64で示すように、「論理積」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-64 「問合せウィザード」の「論理積」エディタ・ダイアログ

    図6-64の説明が続きます
    「図6-64 問合せウィザードの「論理積」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-17で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-17 「問合せウィザード」の「論理積」エディタ属性

    属性 説明

    「ソース1」

    積集合を実行する1つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース1のプロパティの読取り専用リスト。

    「ソース2」

    積集合を実行する2つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース2のプロパティの読取り専用リスト。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


  3. 積集合の句を生成されたCQL文へ追加するには、「積集合の追加」ボタンをクリックします。

  4. 積集合の句を生成されたCQL文から削除するには、「積集合を元に戻す」ボタンをクリックします。

  5. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  6. 「保存」をクリックします。

    「論理積」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.12 Minus CQLコンストラクトの構成

Minus Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQLのMINUS句を表します。2つのリレーション間の論理差を実行します。リレーションとストリーム間または2つのストリーム間の論理差は実行できません。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のbinaryに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のBINARYの例: MINUSに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Minus CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-65で示すように、「論理積」アイコンをダブルクリックします。

    図6-65 「論理差」アイコン

    「論理差」アイコン

    図6-66で示すように、「論理差」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-66 「問合せウィザード」の「論理差」エディタ・ダイアログ

    図6-66の説明が続きます
    「図6-66 問合せウィザードの「論理差」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-18で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-18 「問合せウィザード」の「論理差」エディタ属性

    属性 説明

    「ソース1」

    論理差を実行する1つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース1のプロパティの読取り専用リスト。

    「ソース2」

    論理差を実行する2つ目のソースを選択します。

    「プロパティ」

    ソース2のプロパティの読取り専用リスト。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


  3. 論理差の句を生成されたCQL文へ追加するには、「差集合の追加」ボタンをクリックします。

  4. 論理差の句を生成されたCQL文から削除するには、「差集合を元に戻す」ボタンをクリックします。

  5. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  6. 「保存」をクリックします。

    「論理差」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.13 IStream CQLコンストラクトの構成

IStream Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQL IStreamのrelation-to-stream演算子を表します。リレーションRへ適用されるIstream (「ストリームの挿入」の略)には、タプルsR(t) - R(t-1)の中にある場合、つまりstの時点でRへ挿入される場合は常に(s,t)が含まれます。タプルが同一のタイムスタンプを持ったまま挿入されて削除された場合は、IStreamは挿入を出力しません。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のIStream Relation-to-Stream演算子に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のストリームおよびリレーションに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

IStream CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-67で示すように、「IStream」アイコンをダブルクリックします。

    図6-67 「IStream」アイコン

    「IStream」アイコン

    図6-68で示すように、「IStream」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-68 「問合せウィザード」の「IStream」エディタ・ダイアログ

    図6-68の説明が続きます
    「図6-68 問合せウィザードの「IStream」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-19で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-19 「問合せウィザード」の「IStream」エディタ属性

    属性 説明

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメントを次の中にラップします。

    IStream()
    

  3. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  4. 「保存」をクリックします。

    「IStream」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.14 DStream CQLコンストラクトの構成

DStream Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQL DStreamのrelation-to-stream演算子を表します。リレーションRへ適用されるDStream (「ストリームの削除」の略)には、タプルsR(t-1) - R(t)の中にある場合、つまりstの時点でRから削除される場合は常に(s,t)が含まれます。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のDStream Relation-to-Stream演算子に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のストリームおよびリレーションに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

DStream CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-69で示すように、「DStream」アイコンをダブルクリックします。

    図6-69 「DStream」アイコン

    「DStream」アイコン

    図6-70で示すように、「DStream」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-70 「問合せウィザード」の「DStream」エディタ・ダイアログ

    図6-70の説明が続きます
    「図6-70 問合せウィザードの「DStream」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-20で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-20 「問合せウィザード」の「DStream」エディタ属性

    属性 説明

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメントを次の中にラップします。

    DStream()
    

  3. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  4. 「保存」をクリックします。

    「DStream」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.15 RStream CQLコンストラクトの構成

RStream Oracle CQLコンストラクトは、Oracle CQL RStreamのrelation-to-stream演算子を表します。RStream演算子は、入力リレーションの現在の状態全体を保持し、各タイム・ステップにおける挿入に従ってタプルすべてを出力します。Rstreamはリレーションの状態全体を各瞬間ごとに出力するため、リレーション・セットがあまり小さくない場合、コストが大きくなる可能性があります。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のRStream Relation-to-Stream演算子に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のストリームおよびリレーションに関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

RStream CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-71で示すように、「RStream」アイコンをダブルクリックします。

    図6-71 「RStream」アイコン

    「RStream」アイコン

    図6-72で示すように、「RStream」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-72 「問合せウィザード」の「RStream」エディタ・ダイアログ

    図6-72の説明が続きます
    「図6-72 問合せウィザードの「RStream」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-21で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-21 「問合せウィザード」の「RStream」エディタ属性

    属性 説明

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメントを次の中にラップします。

    RStream()
    

  3. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  4. 「保存」をクリックします。

    「RStream」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.16 Output CQLコンストラクトの構成

Output Oracle CQLコンストラクトは、完全なOracle CQLの問合せまたはビューを表します。Output CQLコンストラクトを使用すると、次の操作を実行できます。

  • 完全なOracle CQL文を見直して編集します。

  • Oracle CQL文のコピーを作成し、それを別名でOracle CQLプロセッサへインジェクトします。この方法は、共通の構造体を共有する複数の文を作成する必要があるときに、既存の文を複製および変更するのに便利です。

  • ビューと問合せの間で変換します。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の問合せ、ビュー、結合に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』のOracle CQL文に関する項

Output CQLコンストラクトを構成するには:

  1. 図6-73で示すように、「出力」アイコンをダブルクリックします。

    図6-73 「出力」アイコン

    「出力」アイコン

    図6-74で示すように、「出力」エディタ・ダイアログが表示されます。

    図6-74 「問合せウィザード」の「出力」エディタ・ダイアログ

    図6-74の説明が続きます
    「図6-74 問合せウィザードの「出力」エディタ・ダイアログ」の説明

  2. 表6-22で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-22 「問合せウィザード」の「出力」エディタ属性

    属性 説明

    「タイプ」

    ルールの種類は次のとおりです。

    • 「問合せ」: Oracle CQL問合せは、Oracle CQL構文で表現する操作で、1つ以上のストリームまたはビューのデータを処理するためにOracle CQLプロセッサ上で実行されます。

    • 「ビュー」: Oracle CQLビューは、ストリームまたはリレーション上の代替選択を表します。Oracle CQLでは、副問合せのかわりにビューを使用します。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の問合せ、ビュー、および結合に関する項を参照してください。

    「問合せ名」

    問合せの名前。

    「有効化」

    このオプションを「True」に設定すると、保存した直後にルールを実行します。

    このオプションを「False」に設定すると、保存した後にルールを実行しません。

    ビューは有効化/無効化できません。ビューを使用する問合せが有効化されている場合、ビューも有効化されます。ビューを使用する問合せが無効化されている場合、ビューは効果的に無効化されます。

    「ビュー名」

    ビューの名前。

    「スキーマの表示」

    SELECT句で指定するプロパティの編集可能リスト。

    生成されたCQL文を編集してSELECT句へプロパティを追加するか、削除する場合、同一の変更を「スキーマの表示」へ適用する必要があります。

    「プロジェクト・リスト」

    SELECT句で指定するプロパティの読取り専用リスト。

    「生成されたCQL文」

    このCQLコンストラクトに関連付けられた編集可能なOracle CQLフラグメント。


  3. Oracle CQLルール全体の新規インスタンスをOracle CQLプロセッサへインジェクトするには:

    1. 新規ルールを作成する場合、「ルールのインジェクト」をクリックします。

      Oracle CQLルールの新規インスタンスがOracleルールタブに表示されます。

    2. 既存ルールを変更する場合は、次の手順を実行します。

      • 「問合せ名」または「ビュー名」フィールド内をクリックし、問合せ名またはビュー名を変更します。

      • 「ルールのインジェクト」をクリックします。

      Oracle CQLルールの新規インスタンスが、新しい名前でOracleルールタブに表示されます。

  4. Oracle CQLプロセッサのOracle CQLルール全体の既存インスタンスを置換するには、「ルールの置換」をクリックします。

    Oracle CQLルールの既存インスタンスが、既存の名前のままOracleルールタブで更新されます。

  5. 「検証」ボタンをクリックし、変更が正しい構文であることを確認します。

    次に進む前にエラーを修正します。

  6. 「保存」をクリックします。

    「出力」アイコンには、構成済であることを示す緑のチェック・マークが表示されます。

6.1.9.17 式ビルダーを使用した式の構成

問合せウィザードの式ビルダーを使用すると、各種のOracle CQL演算子、式、組込み型の単一行および集計関数、およびユーザー定義関数を使用して、式を構築できます。

詳細については、次を参照してください。

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の算術演算子に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の連結演算子に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の式に関する項

  • 『Oracle Complex Event Processing CQL言語リファレンス』の関数に関する項

式ビルダーを使用して式を構成するには:

  1. CQLコンストラクト・エディタ・ダイアログ上の「式ビルダー」ボタンをクリックします。

    「式ビルダー」ダイアログが表示されます。6-75は、「パターン」コンストラクト・エディタで「式ビルダー」ボタンをクリックした後の「式ビルダー」を示します。

    図6-75 「問合せウィザード」の「式ビルダー」

    図6-75の説明が続きます
    「図6-75「問合せウィザード」の「式ビルダー」」の説明

  2. 表6-22で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-23 「問合せウィザード」の「式ビルダー」属性

    属性 説明

    「式ビルダー」

    式を含む編集可能なフィールド。

    「変数」

    「変数」プルダウン・メニューからソースを選択し、「プロパティ」リストで提供されるプロパティのリストを示しています。

    プロパティをダブルクリックして選択し、現在の挿入ポイントで「式ビルダー」へ追加します。

    「関数」

    「関数」プルダウン・メニューから関数カテゴリを選択し、「関数」リストで提供される関数のリストを示します。

    関数を選択し、「関数の説明」フィールドでその構文を確認します。

    関数をダブルクリックして選択し、現在の挿入ポイントで「式ビルダー」へ追加します。

    「オペランド」

    「オペランド」をダブルクリックして選択し、現在の挿入ポイントで「式ビルダー」へ追加します。

    「関数の説明」

    現在選択されている関数の構文を表示する読取り専用フィールド。


  3. 「変数」プルダウン・メニューからソースを選択します。

  4. 「関数」プルダウン・メニューから関数カテゴリを選択します。

  5. 関数をダブルクリックして選択し、それを「式ビルダー」へ追加します。

  6. プロパティをダブルクリックして選択し、それを関数の引数にします。

  7. マウスを使用して、関数の閉じカッコの後に挿入バーを置きます。

  8. 「オペランド」をダブルクリックして選択し、それを「式ビルダー」へ追加します。

  9. 別のプロパティをダブルクリックするか、「式ビルダー」にリテラル値を入力します。

  10. 操作を元に戻すには、「元に戻す」ボタンをクリックします。

  11. 操作をやり直すには、「やり直し」ボタンをクリックします。

  12. 「式ビルダー」をクリアするには、消去ボタンをクリックします。

  13. 「保存」をクリックして式を保存し、CQLコンストラクト・エディタ・ダイアログに戻ります。

6.1.10 問合せウィザード用Oracle CQLテンプレートを作成する方法

Oracle CEP Visualizerは、Oracle CQLビューおよび問合せの構成を簡素化するための高度な問合せウィザードを提供します。完全なOracle CQLビューまたは問合せテンプレートをドラッグ・アンド・ドロップし、必要に応じてカスタマイズできます。この手順では、独自のテンプレートを作成して問合せウィザードの「テンプレート」パレットへ追加する方法を説明します。

Oracle CQLテンプレートは、付録A「Oracle CQL問合せウィザードのテンプレート・スキーマ・リファレンス」wlevs_queryconstructor_config.xsdに基づいています。ただし、ユーザー定義テンプレートには次のみが含まれる場合があります。

  • select-block

  • from-block

  • where-block

  • Operator要素および属性IDおよびtype

  • Operator要素のinputs子要素

テンプレートを使用したOracle CQLルールの作成に関する詳細は、6.1.1項「問合せウィザードを使用したOracle CQLプロセッサでルールを作成する方法」を参照してください。

問合せウィザード用Oracle CQLテンプレートを作成するには:

  1. お気に入りのエディタを使用してXMLファイルを作成し、例6-1で示すようにヘッダーを追加します。

    例6-1 myTemplate.xml XMLファイル

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    
  2. 例6-2で示すように、Rule要素を作成します。

    例6-2 Rule要素

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <Rule>
        <select-block>
    
        </select-block>
    
        <from-block>
    
        </from-block>
    
        <where-block>
    
        </where-block>
    
    
    </Rule>
    
  3. 例6-3で示すように、Operator要素をテンプレートへ追加します。

    一意のIDを持つそれぞれのOperatorを構成して、type属性を指定します。

    ルールのルート(または終了ポイント)である演算子のIDを持つRule要素のroot属性を構成します。例6-3では、10というIDを持つOutputタイプのOperatorがルールのルートです。

    例6-3 Rule要素: 演算子

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <Rule root="10">
        <select-block>
    
            <Operator ID="10" type="Output">
            </Operator>
    
            <Operator ID="9" type="IStream">
            </Operator>
    
            <Operator ID="7" type="Select">
            </Operator>
    
        </select-block>
    
        <from-block>
    
            <Operator ID="1" type="SSource">
            </Operator>
     
            <Operator ID="2" type="Window">
            </Operator>
            
            <Operator ID="3" type="SSource">
            </Operator>
            
            <Operator ID="4" type="Window">
            </Operator>
    
        </from-block>
    
        <where-block>
    
            <Operator ID="5" type="Join">
            </Operator>
    
        </where-block>
    </Rule>
    
  4. 例6-4で示すように、inputs要素を追加して演算子を相互に接続します。

    例6-4 Rule要素: 演算子の接続

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <Rule root="9">
        <select-block>
    
            <Operator ID="10" type="Output">
                <inputs>
                    <input>9</input>
                </inputs>
            </Operator>
    
            <Operator ID="9" type="IStream">
                <inputs>
                    <input>8</input>
                </inputs>
            </Operator>
    
            <Operator ID="7" type="Select">
                <inputs>
                    <input>5</input>
                </inputs>
            </Operator>
    
        </select-block>
    
        <from-block>
    
            <Operator ID="1" type="SSource">
            </Operator>
     
            <Operator ID="2" type="Window">
                <inputs>
                    <input>1</input>
                </inputs>
            </Operator>
            
            <Operator ID="3" type="SSource">
            </Operator>
            
            <Operator ID="4" type="Window">
                <inputs>
                    <input>3</input>
                </inputs>
            </Operator>
    
        </from-block>
    
        <where-block>
    
            <Operator ID="5" type="Join">
                <inputs>
                    <input>2</input>
                    <input>4</input>
                </inputs>
            </Operator>
    
        </where-block>
    
    </Rule>
    
  5. テンプレートXMLファイルを保存して閉じます。


    注意:

    テンプレートXMLファイルにダブルバイト文字を入力する場合、必ずUTF-8エンコーディング方式でファイルを保存します。詳細は、1.5.1項「構成ファイルのエンコーディング: UTF-8」を参照してください。

  6. テンプレートXMLファイルを、Oracle CEPサーバーのORACLE_CEP_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_DIR/servername/cqltemplateディレクトリにコピーします。ここで、ORACLE_CEP_HOMEは、d:\oracle_cepなどのOracle CEPインストール・ディレクトリを示し、DOMAIN_DIRはドメイン・ディレクトリ名を示し、servernameはサーバー名を示します。例: d:\oracle_cep_home\user_projects\domains\mydomain\myserver1\cqltemplate

  7. テンプレートXMLファイル名をORACLE_CEP_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_DIR/servername/cqltemplate/registry.xmlファイルへ追加します。

    例6-5は、テンプレートXMLファイルexample.xmlを登録する方法を示します。

    例6-5 Oracle CEP registry.xmlファイル

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <templates>
        <template>
            <name>example</name>
            <filename>example.xml</filename>
            <description>This is an example user-defined cql statement</description>
        </template>
    </templates>
    

    template要素のname子要素は、「問合せウィザード」がこのテンプレートの「ユーザー定義テンプレート」タブに表示するタイトルを決定します。

  8. Oracle CEP Visualizerを終了し、再度ログインします。

    詳細は、2.1項「Oracle CEP Visualizerの起動」を参照してください。

  9. Oracle CQL問合せウィザードを開き、図6-76で示すように、テンプレートを「ユーザー定義テンプレート」タブで検索します。

    図6-76 「問合せウィザード」の「ユーザー定義テンプレート」タブ

    図6-76の説明が続きます
    「図6-76 問合せウィザードの「ユーザー定義テンプレート」タブ」の説明

    詳細は、6.1.1項「問合せウィザードを使用したOracle CQLプロセッサでルールを作成する方法」を参照してください。

6.1.11 問合せウィザード・ダイアグラムの管理

この項では、図6-77で示すように、問合せウィザード・キャンバスの上部にある各種ツールを説明します。

図6-77 「問合せウィザード」ツール

図6-77の説明が続きます
「図6-77「問合せウィザード」ツール」の説明

これらのツールを使用すると、Oracle CQL文の「問合せウィザード」ダイアグラムを管理できます。

6.1.11.1 レイアウトの選択

「レイアウトの選択」プルダウン・メニューを使用して、CQLコンストラクトの配布およびその依存度の表示に関する代替方法を選択します。次のいずれかを選択できます。

  • 左-右

  • 下部-上部

  • 右-左

  • 上部-下部

6.1.11.2 キャンバスのクリア

「キャンバスのクリア」ボタンをクリックして、現在のOracle CQL文およびそのダイアグラムを問合せウィザード・キャンバスから消去できます。

6.1.11.3 問合せの保存

「問合せの保存」ボタンを任意の時点で(Oracle CQL文を作成途中の場合でも)クリックして、作業内容をホストではなくローカル・ディスクへ保存できます。

6.1.11.4 問合せを開く

問合せを開くボタンをクリックすると、以前に保存した問合せを再ロードできます。

6.1.11.5 ホバー

「ホバー」オプションを選択すると、マウス・ポインタをステージの上に重ねたときに所定のステージに関連付けられたOracle CQL文のフラグメントを表示できます。

「ホバー」オプションの選択を解除すると、この機能が無効になります。

6.1.11.6 ズーム・インおよびズーム・アウト

「ズーム・イン」および「ズーム・アウト」ボタンをクリックすると、ズーム・レベルを変更できます。これは、「ズーム」スライダを使用した操作のかわりになります(6.1.11.9項「ズーム」を参照してください)。

6.1.11.7 内容にあわせる

「内容に合せる」ボタンをクリックすると、ズーム・レベルを自動的に調節してすべてのダイアグラムを現在のブラウザ・ウィンドウにあわせて表示できます。

6.1.11.8 コンストラクトの切替え

コンストラクトの切替えボタンをクリックすると、CQLコンストラクトおよびテンプレート・ギャラリの表示/非表示を切替えできます。

6.1.11.9 ズーム

「ズーム」スライダを使用して、ズーム・レベルを拡大/縮小できます。これは、「ズーム・イン」および「ズーム・アウト」ボタンを使用した操作のかわりになります(6.1.11.6項「ズーム・インおよびズーム・アウト」を参照してください)。

6.2 問合せ計画の使用

Oracle CEP Visualizerは、Oracle CQL問合せの最適化を簡素化するための高度な問合せ計画ファシリティを提供します。

問合せ計画ファシリティを使用して、任意のOracle CQLプロセッサを内部の演算子、状態、およびシノプシスに分解し、受信/送信メッセージ数など、演算子に関する各種統計を収集できます。問合せ計画ファシリティは、Oracle CQLプロセッサごとに1つの問合せを生成し、そのOracle CQLで定義するすべての問合せおよびビューに適用します。

Oracle CQL問合せ計画ファシリティは、システム管理者がOracle CQL問合せのパフォーマンスを効果的に診断して最適化できるように設計されています。

この節では、以下のトピックについて説明します。


注意:

Oracle CEP Visualizerが問合せ計画を生成する前に、Oracle CQLプロセッサ上で実行中のOracle CQL問合せ(Running属性がtrueに設定)が1つ以上ある必要があります。詳細は、6.1.8項「Oracle CQLプロセッサでルールを表示する方法」を参照してください。

6.2.1 Oracle CQLプロセッサの問合せ計画を表示する方法

Oracle CEP Visualizerを使用してOracle CQLプロセッサの問合せ計画を表示できます。

Oracle CQLプロセッサの問合せ計画を表示するには:

  1. 左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle CEPインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。

  2. 「appname」を選択します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

  3. 使用するOracle CQLプロセッサを選択します。

    1. EPNダイアグラムを使用するには:

      • 「イベント処理ネットワーク」タブをクリックします。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをダブルクリックします。

    2. ドメイン・ツリーを使用するには:

      • 「appname」>ステージノードを展開します。ここで、「appname」は、使用するアプリケーション名です。

      • 使用するOracle CQLプロセッサをクリックします。

      • 右ペインで、「一般」タブをクリックします。

    図6-1で示すように、「プロセッサ」パネルが表示されます。

    図6-78 Oracle CQLプロセッサ・パネル

    図6-78の説明が続きます
    「図6-78 Oracle CQLプロセッサ・パネル」の説明

  4. 「問合せ計画」タブをクリックします。

    図6-79で示すように、「問合せ計画」タブが表示されます。

    図6-79 「問合せ計画」タブ

    図6-79の説明が続きます
    「図6-79「問合せ計画」タブ」の説明

    問合せ計画キャンバスの上部にある各種ツールの詳細は、6.2.2項「問合せ計画ダイアグラムの管理」を参照してください。

  5. 任意のステージの「プロパティ」表のプロパティおよび値を表示するには、次のいずれかを実行します。

    1. 右側の問合せ計画ダイアグラムの「ステージ」アイコンをクリックします。

      左側の「データ」表の対応する行も選択されます。

    2. 左側の「データ」表にある、ステージに対応する行をクリックします。

      「問合せ計画」ダイアグラムの対応するステージ・アイコンも選択されます。

  6. 問合せ計画を構成するには、「問合せ計画プリファレンス」ボタンをクリックします。

    図6-80で示すように、「問合せ計画プリファレンス」ダイアログが表示されます。

    図6-80 「問合せ計画プリファレンス」ダイアログ

    図6-80の説明が続きます
    「図6-80「問合せ計画プリファレンス」ダイアログ」の説明

  7. 表6-24で説明されているように、ダイアログを編集します。

    表6-24 「問合せ計画プリファレンス」属性

    属性 説明

    「ストア/状態の表示」

    このオプションを選択すると、Oracle CEPは「問合せ計画」ダイアグラムでストアおよび状態を表示できるようになります。

    「表示される演算子の統計フィールド」

    「問合せ計画」タブ上の「データ」表の表示する統計を選択します。

    表に表示される統計を構成するには、次を選択します。

    • 「受信メッセージ」: このステージがインバウンド・ステージから受信したイベントの合計数。

    • 「送信メッセージ」: このステージによってアウトバウンド・ステージへ送信されたイベントの合計数。

    • 「実行回数」: Oracle CQL問合せがこのステージで実行された回数。

    • 「最新の受信メッセージ」: 最後の呼出し時にすべての入力キューから受信されたメッセージ数。

    • 「最新の送信メッセージ」: この演算子によって最後の呼出し時に出力されたタプル数。

    グラフに表示される統計を構成するには、次を選択します。

    • NumInMessages: このステージがインバウンド・ステージから受信したイベントの合計数。

    • NumOutMessages: このステージによってアウトバウンド・ステージへ送信されたイベントの合計数。

    • NumExecutions: Oracle CQL問合せがこのステージで実行された回数。

    • NumInMessagesLatest: 最後の呼出し時にすべての入力キューから受信されたメッセージ数。

    • NumOutMessagesLatest: この演算子によって最後の呼出し時に出力されたタプル数。

    注意: 「しきい値」の値はここで選択する統計に適用されます。

    「しきい値」

    「グラフに表示される演算子の統計フィールド」の統計の最大値。このしきい値を超えるステージでは、値は「アラートの色」で指定する色で問合せ計画ダイアグラム上で表示されます。

    デフォルト: 500

    「アラートの色」

    問合せ計画表示のしきい値に違反するステージをハイライトするために使用される色を選択します。

    色を付けて違反を表示しない場合は、アラートの色に白を選択します。

    デフォルト: 赤

    「統計リフレッシュ間隔」(秒)

    Oracle CEPが統計を収集する頻度を指定します(秒)。

    デフォルト: 5


  8. 統計の収集を開始するには、「統計の取得」ボタンをクリックします。

    「統計の取得」ボタンが「統計の停止」ボタンに変わります。

    図6-81で示すように、「データ」表の列には、現在の統計が(表プリファレンス構成の「表示される演算子の統計」フィールドに従って)表示され、しきい値の違反は(グラフおよびしきい値プリファレンス構成の「表示される演算子の統計」フィールドに従って)問合せ計画ダイアグラムに赤色で表示されます。

    図6-81 統計取得中の問合せ計画

    図6-81の説明が続きます
    「図6-81 統計取得中の問合せ計画」の説明

  9. 統計の収集を停止するには、「統計の停止」ボタンをクリックします。

  10. 割合判定ステップを決定するためにステージへドリルダウンするには、次のいずれかを実行します。

    1. しきい値の違反を示す、右側の問合せ計画ダイアグラムのステージ・アイコンをクリックします。

      左側の「データ」表の対応する行も選択されます。

    2. 左側の「データ」表にある、ステージに対応する行をクリックします。

      「問合せ計画」ダイアグラムの対応するステージ・アイコンも選択されます。

  11. ステージ間の依存関係を表示するには、「データ」表の「出力」行をクリックします。

    すべての依存性ステージは、図6-82で示すように、問合せ計画ダイアグラムで選択されます。

    図6-82 依存関係を示す問合せ計画

    図6-82の説明が続きます
    「図6-82 依存性を示す問合せ計画」の説明

6.2.2 問合せ計画ダイアグラムの管理

この項では、図6-83で示すように、問合せウィザード・キャンバスの最上位に表示される各種ツールを説明します。

図6-83 「問合せ計画」ツール

図6-83の説明が続きます
「図6-83「問合せ計画」ツール」の説明

これらのツールを使用すると、Oracle CQL文の「問合せウィザード」ダイアグラムを管理できます。

6.2.2.1 レイアウトの選択

「レイアウトの選択」プルダウン・メニューを使用して、CQLコンストラクトの配布およびその依存度の表示に関する代替方法を選択します。次のいずれかを選択できます。

  • 左-右

  • 下部-上部

  • 右-左

  • 上部-下部

6.2.2.2 すべて閉じるおよびすべて開く

「すべて縮小」および「すべて展開」ボタンを使用して、「データ」表のエントリを開いたり閉じたりできます。

6.2.2.3 統計の取得および統計の停止

Oracle CEPに命令して問合せ計画のステージの統計を収集し始めるには、「統計の取得」ボタンを使用します。

「統計の取得」ボタンをクリックすると、「統計の停止」ボタンに変わります。「統計の停止」ボタンをクリックすると、統計の収集を停止できます。

6.2.2.4 リフレッシュ

「リフレッシュ」ボタンを使用して、「問合せ計画」ダイアグラムおよび「データ」表をリフレッシュできます。

6.2.2.5 凡例の表示

「凡例の表示」チェック・ボックスを使用すると、CQLコンストラクトの凡例を表示(チェックする)または非表示(チェックしない)できます。

6.2.2.6 プリファレンス

「プリファレンス」ボタンを使用すると、図6-80で示すように、問合せ計画のプリ・ルネサンス・ダイアログを開きます。

6.2.2.7 内容にあわせる

「内容に合せる」ボタンをクリックすると、ズーム・レベルを自動的に調節してすべてのダイアグラムを現在のブラウザ・ウィンドウにあわせて表示できます。

6.2.2.8 ズーム

「ズーム」スライダを使用して、ズーム・レベルを拡大または縮小できます。