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Oracle® Complex Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.4.0)
B61655-02
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3 アプリケーション・タスクの概要

この項では、Oracle CEP Visualizerを使用して実行可能な通常のアプリケーション・タスクを説明します。次のトピックが含まれます。

3.1 イベント処理ネットワーク(EPN)の管理

Oracle CEPイベント処理ネットワーク(EPN)は、Oracle CEPアプリケーションの各種Oracle CEPコンポーネント間の相互接続を実行します。Oracle CEP Visualizerを使用するとEPNを管理できます。これにはステージの構成、イベントの記録および再生、ステージやパスのスループットおよび待機時間の監視に関する表示および変更が含まれます。ステージを右クリックすると、便利なコンテキスト・メニューから共通のステージ関連機能を選択できます。

詳細は、次を参照してください:

3.2 アプリケーション・ライフサイクルの管理

アプリケーション・ライフサイクル全体を管理できます。これには、アプリケーションのアップロード、そのデプロイ、アプリケーションの一時停止と再開、およびアプリケーションのデプロイ解除が含まれます。

詳細は、次を参照してください:

3.3 ルールの管理

開発してデプロイするOracle CEPアプリケーションおよびOracle CEPサーバーがデプロイするアプリケーションのOracle CQLおよびEPLプロセッサのルールを作成、置換、削除できます。

Oracle CEP Visualizerは、作成する任意の問合せを使用してサーバー上の構成ファイルを更新するので注意する必要があります。ただし、これがOracle CEP IDE for Eclipse内からアプリケーションに影響するかどうかは確認できません。変更するためには、Oracle CEP Visualizerからアプリケーションへの問合せをコピー・アンド・ペーストする必要があります。

詳細は、次を参照してください:

3.4 構成履歴の管理

Oracle CEP Visualizerを使用すると、Oracle CEPコンポーネントに対する構成の変更を管理できます。変更履歴を見直して、変更を前のバージョンへ戻す(ロールバックする)ことができます。スタンドアロン・サーバーおよびマルチサーバー・ドメインの両方で任意のリソースまたはアプリケーションに関してこれらの操作を実行できます。

また、wlevs.Adminコマンドライン・ツールを使用して構成履歴を管理できます。

詳細は、次を参照してください:

3.4.1 構成履歴の管理の有効化と無効化

デフォルトでは、Oracle CEPはリソースおよびアプリケーションの構成履歴管理を提供します。

任意で、CEP_SERVER/startwlevs.cmd/shファイルを編集してcom.oracle.ocep.config.version.enabledシステム・プロパティを最後の行に追加することによって、この機能を無効化できます(実際には、コマンドは1行にする必要があります)。

"$JAVA_HOME/bin/java" $JVM_ARGS $DEBUG_ARGS -Dwlevs.home="$USER_INSTALL_DIR"
    -Dcom.oracle.ocep.config.version.enabled=false -Dbea.home="$BEA_HOME"  
    -jar "${USER_INSTALL_DIR}/bin/wlevs.jar" $ARGS

この機能を無効化する場合、Oracle CEPはマルチ・サーバー・ドメイン内のOracle CEPサーバー間でルールを伝播できません。この場合、ルールの変更を伝播するには、マルチサーバー・ドメイン内のすべてのサーバーでルールを手動で更新する必要があります。

この機能を無効化して再度有効化する場合は、次の手順で実行する必要があります。

  1. Oracle CEPアプリケーションをアンデプロイします。

  2. Oracle CEPサーバーを停止します。

  3. startwlevs.cmd/shを編集し、-Dcom.oracle.ocep.config.version.enabledシステム・プロパティを削除するか、またはこれをtrueに設定します。

  4. Oracle CEPサーバーを起動します。

  5. Oracle CEPアプリケーションをデプロイします。

    この手順に失敗すると、マルチサーバー・ドメイン内でルールが伝播されず、Oracle CEP Visualizerがマルチサーバー・ドメイン内のOracle CEPサーバーのビューの整合性を維持できなくなる可能性があります。

3.4.2 リソース構成履歴の管理

次のOracle CEPリソースの構成履歴を管理できます。

  • Oracle CEP高可用性アダプタ

  • Oracle CQLルール

詳細は、8.1項「リソース構成履歴の管理」を参照してください。

3.4.3 アプリケーション構成履歴の管理

任意のアプリケーションの構成履歴を管理できます。これによって、任意のアプリケーションのすべてのリソースに対するすべての構成変更のサマリーを確認できます。

詳細は、8.2項「アプリケーション構成履歴の管理」を参照してください。

3.4.4 アプリケーション・ライフサイクルおよび構成履歴の管理

アプリケーションをデプロイするとき、Oracle CEPサーバーはアプリケーションの新しい構成履歴を作成します。

アプリケーションを更新するとき、Oracle CEPサーバーは既存の構成履歴を消去し、アプリケーションの新しい構成履歴を作成します。

アプリケーションをアンインストールするとき、Oracle CEPサーバーはアプリケーションの構成履歴を消去します。

詳細は、3.2項「アプリケーション・ライフサイクルの管理」を参照してください。

3.4.5 マルチサーバー・ドメインおよび構成履歴の管理

マルチサーバー・ドメインにアプリケーションをデプロイするとき、次の構成履歴管理の制約を考慮します。

詳細は、9.8項「マルチサーバー・ドメインの管理」を参照してください。

3.4.5.1 マルチサーバー・ドメインの再結合

Oracle CEPサーバーがマルチサーバー・ドメインを結合(または再結合)するとき、サーバーの既存構成履歴の記録が(ある場合に)削除され、Oracle CEPサーバーがプライマリに同期したときの最新のマルチサーバー・ドメイン構成履歴に置換されます。

3.4.5.2 同時更新

Oracle CEPは、マルチサーバー・ドメイン内の1つ以上のOracle CEPサーバーからの同時更新をサポートしていません。

マルチサーバー・ドメイン内の1つのノードで1つのOracle CEP Visualizerインスタンスから構成を変更します。