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Oracle® Complex Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.4.0)
B61655-02
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9 サーバーおよびドメイン・タスクの概要

この項では、Oracle CEP Visualizerを使用して実行できる次のような標準サーバーおよびドメイン・タスクが含まれています。

9.1 デプロイメント管理

Oracle CEP Visualizerを使用すると、選択されたOracle CEPサーバーにデプロイされたアプリケーションおよびアプリケーション・ライブラリを表示できます。

詳細は、次を参照してください:

9.2 Jettyの管理

Oracle CEPでは、HTTPサーブレットや静的リソースをデプロイするためのJava Webサーバーとして、Jetty(http://www.mortbay.org/jetty/を参照してください)がサポートされています。

Oracle CEPにおけるJettyのサポートは、バージョン1.2のOSGi HTTPサービスに基づいています。このAPIは、javax.servlet.Servletオブジェクトに実行時リソースと静的リソースを動的に登録したり登録解除したりする機能を提供します。

Oracle CEPでは、アプリケーションがどのような優先順位で作業を実行するかを構成できます。ユーザーが定義したルールと実際の実行時パフォーマンスのモニター結果に基づいて、アプリケーションのパフォーマンスが最適化され、サービス・レベル・アグリーメントが維持されます。ワーク・マネージャを定義して、アプリケーションに対してルールや制約を定義します。

詳細は、次を参照してください:

9.3 JMXの管理

Oracle CEPは、Java Management Extensions (JMX)仕様に完全に準拠した標準ベースのインタフェースを提供します。ソフトウェア・ベンダーはこれらのインタフェースを使用して、Oracle CEP MBeanをモニターし、Oracle CEPドメインの構成を変更し、ドメイン内のすべてのサーバー・インスタンスへのこれらの変更の配布(アクティブ化)をモニターできます。

Oracle CEP Visualizerとwlevs.Adminコマンドライン・ツールの両方は、JMXを使用してサーバーに接続します。ただし、これらのツールや一般的なJMXインタフェースを使用するには、config.xmlファイル内にJMXの構成情報を指定してOracle CEPを構成する必要があります。

詳細は、次を参照してください:

9.4 データ・ソースの管理

Oracle CEPではリレーショナル・データベースへのアクセスのためJava Database Connectivity (JDBC) 3.0がサポートされています。

JDBC APIは、このAPIをサポートするデータベース・サーバーや他の種類の表形式リソースに接続したりそれらと通信したりするための、ベンダー中立な標準メカニズムを提供します。JDBCのjavax.sql.DataSourceインタフェースは、ドライバによって実装されるデータベース接続ファクトリを指定します。DataSourceオブジェクトのインスタンスは、アプリケーションがデータベース接続(java.sql.Connectionのインスタンス)を取得する際に使用されます。アプリケーションは接続を取得した後、SQLコマンドを送信したり結果を受信したりしてリソースとの通信を行います。

詳細は、次を参照してください:

9.5 HTTPパブリッシュ/サブスクライブ・サーバーの管理

Oracle CEPにはアプリケーションがメッセージをパブリッシュすることのできるHTTPパブリッシュ/サブスクライブ・サーバーが含まれています。アプリケーションにより特定のチャネルにメッセージがパブリッシュされ、他のアプリケーションはこのチャネルをサブスクライブして、パブリッシュされたそれらのメッセージを受信できます。

Oracle CEP HTTPパブリッシュ/サブスクライブ・サーバーのチャネルは、次のいずれかになります。


注意:

1つのアプリケーション(application-1)が通知するチャネルを別のアプリケーション(application-2)がサブスクライブして外部ステージとして使用する場合、その通知されるチャネルの詳細をapplication-2から表示できません。このチャネルの詳細を表示するには、application-1からそれを行う必要があります。

Oracle CEP Visualizerを使用して、既存のチャネルを変更できる他、新しいチャネルを作成したり既存のチャネルを削除したりすることもできます。Oracle CEP Visualizerで構成されたチャネルは永続的であり、サーバーを再起動しても情報が保持されます。カスタムHTTPパブリッシュ/サブスクライブ・アダプタからAPIを使用して構成されたチャネルは動的であり、サーバーを再起動すると情報が消去されます。

詳細は、次を参照してください:

9.6 イベント・タイプ・リポジトリの管理

イベント・タイプは、Oracle CEPアプリケーションで処理されるイベントのプロパティを定義します。イベント・タイプ・リポジトリは、サーバーのアプリケーションで使用されるすべてのイベント・タイプで構成されます。

詳細は、次を参照してください:

9.7 永続イベント・ストアの管理

Oracle CEPイベント・リポジトリ機能を使用すると、イベント処理ネットワーク(EPN)コンポーネントを離れたイベントをデータベース・表などのストアに永続化し、後からそれらを再生したり、イベントBeanなどのコンポーネントからイベントに対する問合せを明示的に実行したりすることができます。Oracle CEPでは、記録されたイベントがデフォルトでデータベースに格納されるため、独自のアプリケーションで記録および再生機能を使用する前に、データベース・サーバーの場所と、記録されたイベントが含まれるデータベース・サーバーの名前を指定する必要があります。

詳細は、次を参照してください:

9.8 マルチサーバー・ドメインの管理

Oracle CEPマルチサーバー・ドメイン(またはクラスタ)は2つ以上のサーバーのセットであり、管理目的で論理的に接続されている他、共有ユーザー・データグラム・プロトコル(UDP)マルチキャスト・アドレス/ポートを使用して物理的に接続されています。Oracle CEPマルチサーバー・ドメイン内のすべてのサーバーがドメイン内の他のすべてのサーバーを認識している他、ドメイン内のデプロイメントへの変更を行う際のアクセス・ポイントとして任意のサーバーを使用できます。

Oracle CEPでは次のクラスタリング・システムがサポートされています。


注意:

ルールおよびOracle高可用性アダプタに対する変更はすべて、同じグループ内の他のサーバーに伝播されます。つまり、ルールおよびOracle高可用性アダプタの構成はすべて自動的に同期されます。他の構成の変更は同期されません。たとえば、マルチサーバー・ドメイン内のあるサーバー上で記録/再生やJMSアダプタの構成を変更した場合、それらの変更は、同じグループ内の他のサーバーと同期されません。詳細は、次を参照してください。

詳細は、次を参照してください:

9.9 イベント・インスペクタ・サービスの管理

イベント・インスペクタのサービスを使用して次のことを実行できます:

開発中にOracle CQL問合せのテストやデバッグを行うためにイベント・インスペクタのサービスを使用できます。

詳細は、次を参照してください:

9.10 キャッシュの管理

キャッシュはイベント用の一時的な記憶域であり、Oracle CEPアプリケーションの全体的なパフォーマンスを改善するためにのみ作成されます。キャッシュがなくてもアプリケーションは正常に機能します。Oracle CEPアプリケーションはオプションで、イベントをキャッシュにパブリッシュするか、またはキャッシュ内のイベントを消費することで、イベントの可用性を高めて、アプリケーションのパフォーマンスを向上できます。

キャッシング・システムは、キャッシング実装の構成済インスタンスを示します。キャッシング・システムは、構成済キャッシュの名前付きセットを定義する他、それらの任意のキャッシュが複数のマシン上に分散配置されている場合には、リモート通信の構成も定義します。

Oracle CEPでは次のキャッシング・システムがサポートされています。

詳細は、次を参照してください:

9.11 ログの管理

Oracle CEP Visualizerにより、サーバーに出力されるログ・メッセージの重大度やログ・ファイルの名前など、サーバー全体のロギング構成を変更できます。

また、個々のコンポーネントのロギング・レベルを表示して変更したり、新しいコンポーネントのロギングを構成したりすることもできます。

詳細は、次を参照してください: