| Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteクイック・インストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B65040-01 |
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このクイック・インストレーション・ガイドでは、Oracle Enterprise Content Management Suiteをデモ、テスト、または概念実証(Proof Of Concept、POC)システムにインストールおよび構成する手順を説明します。大部分の構成にデフォルト値を使用します。
このガイドの項目は次のとおりです。
このガイドは、単一ホスト上に次のOracle Enterprise Content Management Suite製品をインストールし構成する方法を記載しています。
Oracle Universal Content Management (Oracle UCM)
Oracle Inbound Refinery (Oracle IBR)
Oracle Imaging and Process Management(Oracle I/PM)
Oracle Information Rights Management (Oracle IRM)
Oracle Universal Records Management(Oracle URM)
Oracle Enterprise Content Management Suiteには、システム上にOracle WebLogic Serverのあるミドルウェア・ホームが必要です。システム上にOracle WebLogic Serverがインストールされていない場合は、1.3.3項「Oracle WebLogic Serverのミドルウェア・ホームへのインストール」で説明されているように、新規のミドルウェア・ホーム・ディレクトリにインストールできます。
Middlewareホームは、Oracle WebLogic Serverホーム、および必要に応じて1つのOracle共通ホームと1つ以上のOracleホームのコンテナです。ディレクトリ構造は次のようになります。
/middleware_home
coherence_3.6
jdk160_21
jrockit_160_20_D1.1.0-2119
logs
modules
wlserver_10.3
oracle_common
utils
ECM_ORACLE_HOME
user_projects
Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストールは、2段階の作業で構成されます。
インストーラを実行してスイートの製品の基本インストールを実行します。
Fusion Middleware構成ウィザードを実行してスイートの1つ以上の製品をOracle WebLogic Serverドメインにアプリケーションとしてデプロイします。
表1-1に、このガイドの中で、インストール前、インストールおよびインストール後のタスクに関して説明している項目を示します。
表1-1 インストールのロードマップ
図1-1は、これらの製品をインストールおよび構成した際に、システム上に作成されるトポロジを示しています。図内の番号は、タスクを実行する順序を示しています。
このガイドはOracle Enterprise Content Management Suiteを初めてインストールするユーザーを対象としており、スイートの各製品を習得できるようにし、それらができることを示し、基本的なテストを実行したり、POCの準備を行います。本番システムのインストール方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracleのベスト・プラクティス、高可用構成およびセキュリティ・テクノロジの例は、Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイドを参照してください。
スイートの複数のマシンへのインストール、アイデンティティ・ストアの外部LDAPディレクトリへの再関連付け、クラスタリングおよびその他のオプション構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。
システム要件と動作保証の詳細は、Oracle Technology Network (OTN)で入手可能な次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middlewareのシステム要件および仕様に関するドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、最小ディスク領域とメモリー要件、および必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関連する情報が記載されています。このドキュメントは次の場所から入手できます。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm
Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成に関するドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品に関する情報が記載されています。このドキュメントは次の場所から入手できます。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
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注意:
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次のタスクは、Oracle Enterprise Content Management Suiteをインストールおよび構成する前に実行する必要があります。一部のタスクは、Windowsオペレーティング・システムまたはDynamic Host Configuration Protocol (DHCP)ホストでのみ実行する必要があります。
Oracle Enterprise Content Management Suiteの構成では、サポートされているデータベースが使用可能になっている必要があります。スイートのアプリケーション用にスキーマをリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)で作成し、アプリケーションを構成する前に、データベースが稼働中であり、データベース・インスタンスが実行中であることが必要です。データベースは、スイートをインストールするマシンと同じマシン上に存在する必要はありません。
データベースはRCUと互換性がある必要があります。このガイドでは、RCUをOracle Databaseとともに使用する方法を説明しています。詳細は、1.4項「Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマの作成」を参照してください。Microsoft SQL ServerまたはIBM DB2でRCUを使用する方法は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。
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注意: RCUは、LinuxまたはWindowsオペレーティング・システムでのみ使用できます。LinuxベースのRCUまたはWindowsベースのRCUを使用すると、サポートされているあらゆるデータベースでスキーマを作成できます。 |
Oracle UCMシステムの全体的なパフォーマンスは、サーバーにチェックインされたファイルが格納および取得される速度に依存します。サーバーに格納されているファイルを格納するためにデータベースを使用する場合、データベースは読取りおよび書込みコマンドをファイル・システムと同等の速度で実行できる必要があります。Oracle Secure Filesはこの基準を満たしています。Oracle Database以外のデータベースを使用する場合、データベースが格納および取得の要件を満たしているかどうか、データベースのプロバイダに確認してください。
サポートされているデータベースの最新情報は、次のURLからOracle Technology Networkで、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成に関するドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
Oracle Databaseの詳細は、次のURLから、Oracle Technology NetworkのOracleドキュメントのページを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html#database
Oracle Enterprise Content Management Suiteアプリケーションを構成する前に、RCUを使用してそのスキーマをデータベースに作成する必要があります。スキーマの作成は、Oracle WebLogic ServerまたはOracle Enterprise Content Management Suiteをインストールする前でも後でも構いません。アプリケーションのスキーマの作成方法は、1.4項「Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマの作成」を参照してください。
Oracle Enterprise Content Management Suiteは、システム上にOracle WebLogic Serverがインストールされているミドルウェア・ホーム・ディレクトリを必要とします。システム上にOracle WebLogic Serverがインストールされていない場合は、データベースのインストールおよびスキーマの作成前または後に、Oracle WebLogic Serverを新規ミドルウェア・ホーム・ディレクトリにインストールできます。
Oracle WebLogic Serverをミドルウェア・ホームにインストールする手順は、次のとおりです。
Oracle WebLogic Server DVDを挿入するか、ご使用のプラットフォームに合せたOracle WebLogic Server 11gR1 (10.3.4)を次のいずれかのWebサイトからダウンロードします。
Oracle E-Delivery
Oracle Technology Network (OTN)のOracle WebLogic Serverダウンロード・ページ
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/weblogic/downloads/index.html
Oracle Weblogic Serverのインストールに使用する32ビット実行可能ファイルは、対応するJDKバージョンにバンドルされています。64ビット・インストーラを使用する場合は、そのプラットフォームでサポートされているJDKとともにインストーラを起動する必要があります。JDKはOracle WebLogic Serverをインストールする前にインストールしておく必要があります。JDKは、ディレクトリ・パスに空白が含まれていないディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムでは\Program Filesディレクトリは使用できません)にインストールする必要があります。ご使用のオペレーティング・システムでサポートされているJDKのリストは、1.2項「システム要件と動作保証」で説明されているOracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成に関するドキュメントを参照してください。
次の注意点を確認した後、DVDから直接インストーラ・ファイルを実行するか、ファイルをローカル・システムにコピーしてローカルに実行します。
XWindowsを実行しているUNIXオペレーティング・システムでインストーラを実行する前に、ディスプレイを適切なグラフィック処理能力のあるシステムにリダイレクトするよう、システムのDISPLAY環境変数を有効なX Serverに設定する必要があります。
JDKをシステムにインストールした場合、JAVA_HOME環境変数をインストールの場所に設定します。
Oracle WebLogic Serverを64ビット・システム上にインストールし、32/64ビット・ハイブリッドJDK (HP-UX用のHP JDKやSolaris SPARC用のSUN JDKなど)を使用する際には、インストーラの実行時に-d64フラグを使用する必要があります。
32/64ビット・ハイブリッドJDKを使用する際、JAVA_HOME環境変数が64ビットJDKを参照していることを確認するには、次のいずれかのコマンドを実行します(JAVA_HOMEは環境変数の値)。
JAVA_HOME/bin/java -version JAVA_HOME/bin/java -d64 -version
インストーラを32ビットLinuxオペレーティング・システムで実行するには、次のコマンドを使用します。
./wls1034_linux32.bin
インストーラを32ビットWindowsオペレーティング・システムで実行するには、次のコマンドを使用します。
wls1034_win32.exe
インストーラを64ビットUNIXオペレーティング・システムで実行するには、次のいずれかのコマンドを使用します。
JAVA_HOME/bin/java -jar wls1034_generic.jar
JAVA_HOME/bin/java -d64 -jar wls1034_generic.jar
インストーラを64ビットWindowsオペレーティング・システムで実行するには、次のコマンドを使用します。
JAVA_HOME\bin\java -jar wls1034_generic.jar
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面
「新しいミドルウェア・ホームを作成する」を選択します。
新規ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの場所を指定します(パス名の中でMW_HOMEが表す場所です)。システム上にすでにこのディレクトリが存在する場合は、ディレクトリが空である必要があります。存在しない場合は、インストーラによって作成されます。
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注意: Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストール時に入力する必要があるため、この場所を記録しておいてください。 |
デフォルトのOracleミドルウェア・ホームは、UNIXオペレーティング・システムでは/Oracle/Middleware、Windowsオペレーティング・システムでは\Oracle\Middlewareです。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のMiddlewareおよびWebLogicのホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。
「次へ」をクリックします。
「セキュリティ更新のための登録」画面
最新の製品およびセキュリティ更新を受け取るかどうかを選択します。何も受け取らないことを選択した場合、選択を確認するよう求められます。
「次へ」をクリックします。
「インストール・タイプの選択」画面
「標準」を選択し、「次へ」をクリックします。
64ビット・システムでJDKの場所を求められた場合、JDKを指定します。
JDKの場所に移動します。
binディレクトリを含むディレクトリを選択します。
「次へ」をクリックします。
「製品インストール・ディレクトリの選択」画面
Oracle WebLogic Serverのホーム・ディレクトリの場所を指定します(このドキュメントでは、パス名の中でWL_HOMEが表す場所です)。WL_HOMEの場所は次のとおりです。
UNIXのパス: MW_HOME/wlserver_10.3
Windowsのパス: MW_HOME\wlserver_10.3
ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のMiddlewareホーム・ディレクトリとWebLogicホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。
JDKも指定できます。64ビット・オペレーティング・システムでJDKを指定する場合、「カスタム」を選択し、インストールした64ビットJDKを選択する必要があります。
「次へ」をクリックします。
「ショートカットの場所の選択」(Windowsオペレーティング・システムのみ)
Windowsオペレーティング・システムへのインストールの場合、Oracle製品へのショートカットを作成する場所を指定する必要があります。
「次へ」をクリックします。
「インストールの概要」画面
画面上の情報を検証します。内容を変更する必要がある場合は、「前へ」をクリックして戻ります。
「次へ」をクリックしてOracle WebLogic Serverをインストールします。
インストールの進行状況画面
この画面では処理を実行する必要はありません。
「インストール完了」画面
「Quickstartの実行」の選択を解除します。
「完了」をクリックします。
Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
Windowsオペレーティング・システムにインストールする場合、第508条のアクセシビリティに対応するJava Access Bridgeをインストールおよび構成できます。
Java Access Bridgeを、Sun Developer NetworkのJava SE Desktop Accessibilityページからダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/index-jsp-136191.html
Java Access Bridgeをインストールします。
access-bridge.jarおよびjaccess-1_4.jarファイルをインストール場所からjre\lib\extディレクトリにコピーします。
WindowsAccessBridge.dll、JavaAccessBridge.dllおよびJAWTAccessBridge.dllファイルを、インストールした場所からjre\binディレクトリにコピーします。
accessibility.propertiesファイルをjre\libディレクトリにコピーします。
アクセシビリティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareのアクセシビリティ・オプションの使用」を参照してください。
Oracle Enterprise Content Management SuiteをDHCPホストにインストールする場合、この項にある、オペレーティング・システム別の構成手順を実行する必要があります。
UNIXオペレーティング・システムで、/etc/hostsファイルを編集して次のエントリを含め、ホスト名をループバックIPアドレスに解決するようにホストを構成します。
127.0.0.1 hostname.domainname hostname 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
ホスト名がループバックIPアドレスに解決されていることを確認するには、次のコマンドを使用します。
/bin/ping hostname.domainname
Windowsオペレーティング・システムでは、DHCPサーバーにループバック・アダプタをインストールします(1.3.5.3項「Windowsオペレーティング・システムでのループバック・アダプタのインストール」を参照)。これにより、ローカルIPアドレスがコンピュータに割り当てられます。
アダプタをインストールした後、%SYSTEMROOT%\system32\drivers\etc\hostsファイルのlocalhost行の直後に次の形式の行を追加します。
IP_address hostname.domainname hostname
IP_addressをループバック・アダプタのローカルIPアドレスに置換し、hostnameをホスト名に、domainnameをドメイン名に置換します。
Windowsオペレーティング・システムでは、ループバック・アダプタをDHCPサーバーにインストールして、ローカルIPアドレスをコンピュータに割り当てることができます。
ループバック・アダプタをWindowsオペレーティング・システムにインストールする手順は、次のとおりです。
「コントロール パネル」を開きます。
「ハードウェアの追加」を選択します。
「ハードウェアの追加ウィザードの開始」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。
「ハードウェアは接続されていますか」ウィンドウで、「はい、ハードウェアを接続しています」をクリックし、「次へ」をクリックします。
「次のハードウェアは既にコンピュータ上にインストールされています。」ウィンドウで、「インストールされているハードウェア」のリストから「新しいハードウェア デバイスの追加」を選択し、「次へ」をクリックします。
「ウィザードで、ほかのハードウェアをインストールできます。」ウィンドウで、「一覧から選択したハードウェアをインストールする (詳細)」を選択し、「次へ」をクリックします。
「次の一覧からインストールするハードウェアの種類を選択してください。」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を選択し、「次へ」をクリックします。
「ネットワーク アダプタの選択」ウィンドウで、次の項目を選択します。
製造元: Microsoft
ネットワーク アダプタ: Microsoft Loopback Adapter
「次へ」をクリックします。
「ハードウェアをインストールする準備ができました。」ウィンドウで「次へ」をクリックします。
「ハードウェアの追加ウィザードの完了」ウィンドウで「完了」をクリックします。
コンピュータを再起動します。
デスクトップの「マイ ネットワーク」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。「ネットワーク接続」コントロール パネルが表示されます。
今追加した接続を右クリックします。これは通常、「ローカル エリア接続 2」という名前です。「プロパティ」を選択します。
「全般」タブで「インターネット プロトコル(TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
「インターネット プロトコル(TCP/IP)のプロパティ」ダイアログ・ボックスで「次のIPアドレスを使用する」をクリックし、次の手順を実行します。
IPアドレス: 次のルーティング不能アドレスのような、ループバック・アダプタのルーティング不能IPを入力します。
192.168.x.x (x is any value between 1 and 255) 10.10.10.10
サブネット マスク: 255.255.255.0と入力します。
入力した値は後の手順で必要になるため、記録しておきます。
その他のフィールドはすべて空白のままにします。
「OK」をクリックします。
「ローカル エリア接続2のプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。
「ネットワーク接続」コントロール パネルを閉じます。
コンピュータを再起動します。
ループバック・アダプタは「コントロール パネル」を使用して削除できます。
ループバック・アダプタをWindowsオペレーティング・システムから削除する手順は、次のとおりです。
コントロール パネルの「システム」を開きます。
「ハードウェア」タブで、「デバイス マネージャ」をクリックします。
「デバイス マネージャ」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を展開します。「Microsoft Loopback Adapter」が表示されます。
「Microsoft Loopback Adapter」を右クリックし、「削除」を選択します。
「OK」をクリックします。
Oracle Enterprise Content Management Suiteは、ラップトップなどの非ネットワーク・コンピュータにインストールできます。非ネットワーク・コンピュータは別のコンピュータにアクセスしないので、このコンピュータに必要なすべてのコンポーネントをインストールする必要があります。
さらに、1.3.5項「DHCPホストの構成」の手順に従ってループバック・アダプタをインストールし、システム上のhostsファイルを変更する必要があります。
Oracle Enterprise Content Management Suiteをマルチホーム・コンピュータにインストールできます。マルチホーム・コンピュータには複数のIPアドレスが関連付けられています。通常、コンピュータに複数のネットワーク・カードを搭載することで、マルチホームは実現されます。各IPアドレスにはホスト名が関連付けられており、ホスト名には別名を設定できます。
インストーラは、hostsファイルの最初のエントリから完全修飾ドメイン名を取得します。
UNIXのパス: /etc/hosts
Windowsのパス: %SYSTEMROOT%\system32\drivers\etc\hosts
たとえば、ファイルに次のエントリが含まれている場合、インストーラにより構成にmyhost1.example.comが使用されます。
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 10.148.56.76 myhost1.example.com myhost1 10.148.56.77 devhost2.example.com devhost2
システム・コンポーネント固有のネットワーク構成は、各コンポーネントの構成ドキュメントを参照してください。
Oracle Enterprise Content Management Suiteでは、アプリケーションの構成を実行する前に、アプリケーション・スキーマがデータベースに存在している必要があります。リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行してデータベースにアプリケーション・スキーマを作成する必要がありますが、RCUを起動する前にデータベースが起動され、実行中であることが必要です。アプリケーション・スキーマの作成は、Oracle WebLogic ServerまたはOracle Enterprise Content Management Suiteをインストールする前でも後でも構いません。
Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマを作成する手順は、次のとおりです。
リポジトリ作成ユーティリティが含まれているDVDを挿入するか、ZIPファイルを解凍し、bin/rcuまたはBIN\rcu.batファイルを使用してRCUを起動します。
UNIXのパス: RCU_HOME/bin/rcu
Windowsのパス: RCU_HOME\BIN\rcu.bat
リポジトリ作成ユーティリティが含まれているZIPファイルは、次のいずれのWebサイトからでもダウンロードできます。
Oracle E-Delivery
Oracle Technology Network (OTN)のOracle Fusion Middleware 11gソフトウェア・ダウンロード・ページ
http://www.oracle.com/technology/software/products/middleware
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注意: Windowsオペレーティング・システムの場合は、RCUのZIPファイルを名前に空白を含むディレクトリに解凍しないでください。 |
ZIPファイルをダウンロードした後、任意のディレクトリに解凍してから、前述の手順に従ってRCUを起動します。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「リポジトリの作成」画面
「作成」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「データベース接続の詳細」画面
データベース・タイプ: デフォルトの「Oracle Database」を選択したままにしておきます。
Microsoft SQL ServerまたはIBM DB2でRCUを使用する方法は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle Databaseインスタンスに接続するために、次の情報を入力します。
ホスト名: host.example.comの形式でデータベースが存在するマシンの名前を指定します。
Oracle Real Application Cluster (RAC)データベースの場合は、仮想IP名またはいずれかのノード名を指定します。
ポート: データベースのリスニング・ポート番号を指定します。Oracle Databaseインスタンスのデフォルトのポート番号は1521です。
サービス名: データベースのサービス名を入力します。通常、サービス名はグローバル・データベース名と同じです。
データベースのサービス名が不明な場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMESパラメータから取得できます。このファイルにSERVICE_NAMESパラメータが含まれていない場合、サービス名はDB_NAMEやDB_DOMAINパラメータに指定されているグローバル・データベース名と同じです。また、サービス名を調べる別の方法として、データベースにSYSとしてログインし、次のコマンドを実行する方法もあります。
show parameter service_name
Oracle RACデータベースの場合、このフィールドに、いずれかのノードのサービス名(sales.example.comなど)を指定します。
ユーザー名: データベース管理者の名前を指定します。
DBAまたはSYSDBA権限を持つOracle Databaseユーザーの名前を指定します。SYSDBA権限を持つデフォルトのユーザー名はSYSです。
パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを指定します。
ロール: リストからデータベース・ユーザーのロールを選択します。SYSにはSYSDBAロールが必要です。
「次へ」をクリックします。「グローバルな前提条件の確認中」ダイアログ・ボックスが表示されます。前提条件エラーがある場合、「データベース接続の詳細」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。
エラーが発生せずにチェックが完了したら、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じ、次の画面に進みます。
「コンポーネントの選択」画面
画面の上の方で「接頭辞の新規作成」を選択して接頭辞を指定するか、またはデフォルトの接頭辞DEVのままにしておきます。
Oracle Databaseの場合、接頭辞には1 - 12個の英数字(0-9、a-zまたはA-Z)を使用できます。
「コンポーネント」リストで「Enterprise Content Management」を展開し、次の中から1つ以上のアプリケーションを選択します。
Oracle Information Rights Management
Oracle Content Server 11g - 完了
Oracle Content Server 11g - 検索のみ
Oracle Universal Records Management 11g
Oracle Imaging and Process Management
Oracle UCMのスキーマを作成するには、「Oracle Content Server 11g - 完全」を選択します。
「Oracle Imaging and Process Management」を選択した場合、Oracle UCMをOracle I/PMリポジトリとして使用できるよう、「Oracle Content Server 11g - 完全」も選択する必要があります。
また、Oracle Web Services Manager (WSM) Policy Managerについて、「AS共通スキーマ」を展開し、「Metadata Services」を選択します。
構成する前に、データベースにアプリケーションのスキーマが含まれている必要があります。
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注意: 後に、schemaprefix_schemasuffixの形式で対応するアプリケーションの構成に必要になるため、この画面の各スキーマ所有者名を記録しておきます。たとえば、デフォルトの接頭辞 DEV_URMSERVER |
「次へ」をクリックします。「コンポーネント前提条件の確認中」ダイアログ・ボックスが表示されます。
前提条件エラーがある場合、「コンポーネントの選択」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。
エラーが発生せずにチェックが完了したら、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じ、次の画面に進みます。
「スキーマ・パスワード」画面
開発システムの場合、画面上部の「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」を選択して構いません。パスワードを、「パスワード」および「パスワードの確認」フィールドに、合計2回入力します。
または、「コンポーネント」列に表示されている各アプリケーションに対して異なるパスワードを入力します。各アプリケーションのパスワードを、「スキーマのパスワード」および「パスワードの確認」列に、合計2回入力します。
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注意: 後にアプリケーションの構成に必要になるため、この画面のすべてのスキーマのパスワードを記録しておきます。 |
「次へ」をクリックします。
「表領域のマップ」画面
「次へ」をクリックします。「表領域の検証と作成中」ダイアログ・ボックスが表示されます。
検証エラーがある場合、「表領域のマップ」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーは、irm.logおよびrcu.logなどのログ・ファイルで追跡できます。ログの場所はこの画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。
表領域がエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「サマリー」画面
「作成」をクリックします。「作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。
スキーマの作成エラーがある場合、「サマリー」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。
RCUによってスキーマがエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「完了サマリー」画面
「閉じる」をクリックします。
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注意: スキーマ用に作成されたユーザー・アカウントは、デフォルトで、作成後6か月で期限切れになります。データベース管理者は、ユーザー・アカウントの期限を長くする必要があります。アカウントの失効日を表示するには、SQL文SELECT * FROM all_usersまたはSELECT * FROM dba_usersを使用します。 |
RCUの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Enterprise Content Management Suiteには、システム上にOracle WebLogic Serverのあるミドルウェア・ホームが必要です。システム上にOracle WebLogic Serverがインストールされていない場合は、1.3.3項「Oracle WebLogic Serverのミドルウェア・ホームへのインストール」で説明されているように、新規のミドルウェア・ホーム・ディレクトリにインストールできます。Middlewareホームの構造とコンテンツの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの概念の概要に関する項を参照してください。
ECM Oracleホームには、Oracle Enterprise Content Management Suiteに必要なバイナリおよびライブラリ・ファイルが含まれています。ECM_ORACLE_HOMEは、パス名においてECM Oracleホームを表します。
Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストール時には、基本インストールとして、システム上のミドルウェア・ホーム下のECM Oracleホーム・ディレクトリ(パス名内のECM_ORACLE_HOMEで表される)に次の製品をインストールします。
Oracle Universal Content Management (Oracle UCM)
Oracle Inbound Refinery (Oracle IBR)
Oracle Imaging and Process Management(Oracle I/PM)
Oracle Information Rights Management (Oracle IRM)
Oracle Universal Records Management(Oracle URM)
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注意: Oracle IRMは、Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストール後にパッチを適用する必要があります。Oracle IRMパッチの詳細は、1.5.4項「Oracle Information Rights Managementのパッチ12369706の適用」を参照してください。 |
1.3.2項「Oracle Enterprise Content Management Suiteアプリケーションのスキーマの作成」で説明されているように、Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストールは、スイートのアプリケーションのスキーマを作成する前でも後でも構いません。インストールおよびスキーマの作成後、これらの製品のうちの1つ以上をOracle WebLogic Serverドメインにアプリケーションとしてデプロイできます。
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注意: Solaris SPARCプラットフォームでのドキュメント変換用に、Oracle I/PMではGNU Compiler Collection (GCC)パッケージ3.4.2以降が/usr/local/packagesディレクトリに存在している必要があります。
Oracle I/PMを実行するSolarisオペレーティング・システムにこのパッケージをインストールします。GCCはSunfreewareのWebサイトからダウンロードできます。 また、Oracle I/PM管理対象サーバーを起動する前に、LD_LIBRARY_PATH環境変数を |
次の手順で、Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストーラをスイートのメディアのディスク1から起動できます。
UNIXコマンド: ecm_media_loc/Disk1/runInstaller -jreLoc jre_location
JREの場所を指定していない場合、指定するように求められます。
Windowsコマンド: ecm_installer_loc/Disk1/setup.exe -jreLoc jre_location
setup.exeをダブルクリックすると、JREの場所を指定するよう求められます。パスを入力した後、「入力」をクリックしてOracle ECMのインストールを開始します。
インストーラの実行では、システム上の Java Runtime Environment(JRE)の場所が要求されます。JREはOracle Fusion Middlewareとともにインストールされています。表1-2に、デフォルトのJREの場所を示します。
表1-2 デフォルトのJREの場所
| オペレーティング・システム | 本番環境 | 開発環境 |
|---|---|---|
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UNIX |
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Windows |
|
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-jreLocオプションを使用するか、インストーラからbin/javaディレクトリが含まれているディレクトリを入力するよう求められたときに指定します。
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注意: ユーザーrootとしてのインストーラの起動はサポートされていません。 |
UNIXオペレーティング・システムにインストールする場合で、Oracle Universal InstallerによるOracle製品のインストールをそのシステム上で初めて行う場合は、インベントリ・ディレクトリの場所を尋ねられます。この場所に、インストーラによってサブディレクトリが設定され、このマシンにインストールされる各Oracle製品のインベントリ・データが維持されます。
UNIXシステムでインベントリ・ディレクトリの場所を指定する手順は、次のとおりです。
「インベントリ・ディレクトリの指定」画面で、インベントリ・ディレクトリの場所を指定します。
この画面は、UNIXオペレーティング・システムで、Oracle Universal Installerによる初めてのインストール時のみ表示されます。インストーラは、インベントリ・ディレクトリを使用して、マシンにインストールしたすべてのOracle製品を追跡します。
インベントリの場所の確認ダイアログ・ボックスで要求されるアクションを実行します。
このダイアログ・ボックスで、rootユーザーとして次のスクリプトを実行するよう求められます。
inventory_directory/createCentralInventory.sh
このマシンでrootアクセス権がない場合にインストールを続行するには、ローカル・インベントリでインストールを続行を選択します。
Oracle Enterprise Content Management Suiteは、ミドルウェア・ホーム内のECM Oracleホーム・ディレクトリにインストールします。
Oracle Enterprise Content Management Suiteをインストールする手順は、次のとおりです。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
ソフトウェア更新のインストール画面
Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストール前にソフトウェアの更新をインストールする場合は指定します。
My Oracle Supportで更新を検索するには、My Oracle Supportで更新を検索を選択し、ユーザー名およびパスワードを指定し、その後「更新の検索」をクリックします。検索を開始する前に、「プロキシ設定」をクリックしてプロキシ・サーバーの設定を変更したり、「接続のテスト」をクリックして資格証明をテストできます。
コンピュータに保存した更新を検索するには、ローカル・ディレクトリで更新を検索を選択し、ディレクトリを指定してから、「更新の検索」をクリックします。
ソフトウェアを更新しない場合は、ソフトウェアの更新をスキップを選択してから、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。
「前提条件チェック」画面
前提条件のチェックがエラーなしで完了したら、「次へ」をクリックします。
「インストール場所の指定」画面
Oracleミドルウェア・ホーム: ミドルウェア・ホーム・ディレクトリ(MW_HOME)を選択します。
デフォルトのOracleミドルウェア・ホームは、UNIXオペレーティング・システムでは/Oracle/Middleware、Windowsオペレーティング・システムでは\Oracle\Middlewareです。
Oracleホーム・ディレクトリ: Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストール先ディレクトリを、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリ内で指定します。
既存のディレクトリを指定する場合は、ディレクトリが空であることが必要です。
新規ディレクトリを指定する場合は、インストーラによってそれが作成されます。
インストール・ディレクトリが、Oracle Enterprise Content Management SuiteのECM Oracleホーム・ディレクトリになります(パス名ではECM_ORACLE_HOMEで表されます)。ランタイム・コンポーネントからこのディレクトリに書き込むことはできません。デフォルトのECM Oracleホームは、UNIXオペレーティング・システムではMW_HOME/Oracle_ECM1、Windowsオペレーティング・システムではMW_HOME\Oracle_ECM1です。
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注意: このドキュメントでは、Oracle Fusion Middlewareの他のJavaコンポーネントのOracleホーム・ディレクトリとの混同を避けるために、このディレクトリをECM Oracleホーム(ECM_ORACLE_HOME)と呼びます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracleホーム・ディレクトリおよびOracle共通ホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。 |
「次へ」をクリックします。
「インストールの概要」画面
「保存」をクリックしてレスポンス・ファイルを保存し、「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
インストールの進行状況画面
インストールの進行状況を監視します。
進行状況が100%に達したら、「次へ」をクリックして最後の画面に進みます。
「インストールが完了しました。」画面
「保存」をクリックしてインストールの構成を保存し、「終了」をクリックします。
11.1.1.5.0 Oracle IRM Server Management Consoleに問題があるため、インストールまたは更新したシステムにパッチを適用する必要があります。コンテキストの権限を選択する際、「プロパティ」、「編集」および「削除」ボタンが常に無効になっており、使用できません。1つ以上の権限を選択しても、ボタンが有効になりません。パッチ12369706によってこの問題が修正されます。
このパッチは、https://support.oracle.comのMy Oracle Support (以前のOracleMetaLink)からダウンロードできます。
Oracle IRMのパッチ12369706を適用する手順は、次のとおりです。
https://support.oracle.comにログインします。
「パッチと更新版」タブをクリックします。
「パッチ検索」の下の「パッチ名または番号」フィールドにパッチ番号12369706を入力します。
「検索」をクリックします。
パッチに同梱されているインストール手順に従います。
パッチに関する一般的な情報は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照してください。
インストーラの実行およびアプリケーション・スキーマの作成が成功した後、次のOracle Enterprise Content Management Suite製品をアプリケーションとしてデプロイおよび構成できます。
Oracle Universal Content Management (Oracle UCM)
Oracle Inbound Refinery (Oracle IBR)
Oracle Imaging and Process Management(Oracle I/PM)
Oracle Information Rights Management (Oracle IRM)
Oracle Universal Records Management(Oracle URM)
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注意:
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1つ以上のこれらのアプリケーションを構成するために、各デプロイ済アプリケーションに対して管理対象サーバーと1つの管理サーバーが含まれているOracle WebLogic Serverドメインを作成できます。これらの各サーバーはOracle WebLogic Serverのインスタンスです。
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注意: これらのそれぞれのアプリケーションは、独自の管理対象サーバーまたは独自の管理対象サーバー・クラスタ内で実行される必要があります。Oracle UCM、Oracle IBR、Oracle I/PM、Oracle IRMまたはOracle URMを、すでに別のOracle ECMアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーまたはクラスタにデプロイすることはできません。 |
管理サーバーまたは管理対象サーバーを起動する前に、いくつかの追加構成タスクおよびインストール後の構成タスクを実行する必要があります。この項では、次の構成タスクについて説明します。
Oracle UCM、Oracle IBR、Oracle I/PM、Oracle IRMまたはOracle URMの構成を含めたインストール後の構成タスクの詳細は、1.7項「インストール後の構成の実行」を参照してください。
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注意: Oracle Enterprise Content Management Suite 11gでは、Oracle UCM、Oracle IBRまたはOracle URMをWindowsオペレーティング・システムでサービスとして実行することはサポートしていません。 |
1つ以上のアプリケーションの管理対象サーバー(各アプリケーションに対して1つずつの管理対象サーバー)が含まれるドメインを作成し、その後、1つ以上の他のアプリケーションの管理対象サーバーでドメインを拡張できます。Oracle I/PMが既存のドメイン内でBusiness Process Management (BPM)およびOracle BPEL Process Managerを活用するには、ドメインをOracle BPM Suite - 11.1.1.0で拡張する必要があります。
次の手順は、Oracle WebLogic Serverドメインを作成するためのものです。ドメインの拡張方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』の既存のドメインの拡張に関する項を参照してください。
Oracle WebLogic Serverドメインを作成する手順は、次のとおりです。
configスクリプトを使用してFusion Middleware構成ウィザードを起動します。
UNIXのパス: ECM_ORACLE_HOME/common/bin/config.sh
Windowsのパス: ECM_ORACLE_HOME\common\bin\config.cmd
ECM_ORACLE_HOMEは、Oracle Enterprise Content Management SuiteがインストールされているECM Oracleホーム・ディレクトリを表します。デフォルトのECM Oracleホームは、UNIXオペレーティング・システムではMW_HOME/Oracle_ECM1、Windowsオペレーティング・システムではMW_HOME\Oracle_ECM1です。
「ようこそ」画面
「新規WebLogicドメインの作成」を選択します。
「ドメイン・ソースの選択」画面
「以下の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成する」を選択してから、次の製品の中から1つ以上を選択します。
Oracle Universal Records Management Server
Oracle Information Rights Management
Oracle Universal Content Management - Inbound Refinery
Oracle Universal Content Management - Content Server
Oracle Imaging and Process Management
Oracle Imaging and Process Managementを選択した場合、Oracle Universal Content Management - Content Serverも選択する必要があります。
「ドメイン・ソースの選択」画面でいずれかのOracle ECMアプリケーションを選択すると、Oracle Enterprise ManagerおよびOracle JRFも自動的に選択されます。これらの自動的に選択された項目の選択を解除すると、Oracle ECMアプリケーションも選択が解除されます。
「次へ」をクリックします。
「ドメイン名と場所の指定」画面
「ドメイン名」フィールドに、作成するドメインの名前を入力します。ドメインのデフォルトの場所は次のとおりです(MW_HOMEはミドルウェア・ホーム・ディレクトリを表します)。
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains
「ドメインの場所」フィールドで別の場所を指定できます。
|
注意: 後に管理サーバーの起動に必要になるため、この画面のドメイン名および場所を記録しておきます。 |
「アプリケーションの場所」フィールドで、デプロイするアプリケーションの場所を指定できます。デフォルトの場所は次のとおりです。
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/applications
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\applications
「次へ」をクリックします。
「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面
「ユーザー名」フィールドにはデフォルトの管理ユーザー名weblogicが表示されますが、これは別の管理ユーザー名に変更できます。
「ユーザー・パスワード」フィールドに、管理ユーザーのパスワードを入力します。
|
注意: 後に、管理対象サーバーを起動し、Oracle WebLogic Server管理コンソールまたはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlからドメインにアクセスする際に必要になるため、この画面の管理ユーザー名およびパスワードを記録しておきます。 |
「次へ」をクリックします。
「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面
「WebLogicドメインの起動モード」の下で、「開発モード」を選択したままにしておきます。
「JDKの選択」の下で、「使用可能なJDK」およびデフォルトのJDK (開発モードではSun SDK 1.6.0_21か、64ビット・システムの場合はユーザーがインストールしたJDK)を選択したままにしておきます。
「次へ」をクリックします。
「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面
スキーマ・チェック・ボックスを選択し、次のフィールドに入力して各コンポーネント・スキーマを構成します。
コンポーネント・スキーマ: コンポーネント・スキーマの行を選択します。
ベンダー: Oracleを選択したままにしておきます。
ドライバ: デフォルトのドライバを選択したままにしておきます。
スキーマ所有者: リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)でのスキーマ作成時に指定したアプリケーション・スキーマ所有者のユーザー名を入力します。
スキーマ・パスワード: スキーマ・パスワードを入力します。
DBMS/サービス: インスタンス接続用Oracleドライバ(Thin)が「ドライバ」フィールドで選択されている場合はデータベース・インスタンス名、サービス接続用Oracleドライバ(Thin)が「ドライバ」フィールドで選択されている場合はサービス名(グローバル・データベース名)を入力します。
アプリケーション・スキーマが含まれているデータベースを指定します。
Oracle RACデータベースの場合は、いずれかのノードのサービス名をこのフィールドに指定します。たとえば、sales.example.comです。
ホスト名: host.example.comの形式でデータベースが存在するマシンの名前を指定します。
Oracle RACデータベースの場合は、仮想IP名またはノード名の1つをホスト名として指定します。
リスニング・ポート: デフォルトの数値(Oracle Databaseの場合は1521)のままにしておくか、番号が異なる場合はデータベースのリスニング・ポートを指定します。
「次へ」をクリックします。
「コンポーネント・スキーマのテスト」画面
データソースへの接続が成功していることを確認し、「次へ」をクリックします。
「オプションの構成を選択」画面
管理サーバーにSSLを構成する場合、「管理サーバー」を選択します。
その他のオプションの構成画面の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle Enterprise Content Management Suiteの構成に関する項を参照してください。
「次へ」をクリックします。
「管理サーバーの構成」画面
管理サーバーのSSLの構成を変更する場合、「SSL有効」を選択します。「SSL有効」を選択すると、「SSLリスニング・ポート」フィールドのSSLポートはデフォルトの7002に設定されます。「SSL有効」が選択されている場合は、SSLリスニング・ポートの値を変更できます。
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注意: SSLが有効な場合、Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)を使用して管理サーバーに接続する前に、次のパラメータをwlst.shファイルのJVM_ARGSセクションに付加するか、CONFIG_JVM_ARGS環境変数で設定する必要があります。
-Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true
-Dweblogic.security.TrustKeyStore=KeyStoreName
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本番環境でSSLを構成する方法は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion MiddlewareでのSSLの構成に関する項を参照してください。
SSLを開発環境のOracle IRMで構成する方法は、1.12.3項「開発環境のSSLの構成」を参照してください。
「次へ」をクリックします。
「構成のサマリー」画面
構成を確認し、画面の指示に従って修正または更新を実行します。構成が正しければ、「作成」をクリックします。
「ドメインの作成中」画面
ドメインが正常に作成されたら、「完了」をクリックします。
次の操作が完了しました。
管理サーバーのあるOracle WebLogic Serverドメインの作成
「ドメイン・ソースの選択」画面で選択した各アプリケーションに対する管理対象サーバーの作成
各アプリケーションの管理対象サーバーへのデプロイ
管理対象サーバーが起動されるまでアプリケーションはアクティブ化されません。詳細は、1.14項「管理対象サーバーの起動」を参照してください。
管理対象サーバーが稼働するJava仮想マシン(VM)に割り当てられているヒープ・サイズを1GB以上、Sun JDKの場合は512MB以上に増加する必要があります。Java VMのヒープ・サイズを増加しないと、Oracleのサポートおよび開発で、実行時の問題、特にメモリー不足の問題のエスカレーションが受け付けられません。
Windowsオペレーティング・システムでSun JDKを使用している管理対象サーバーの場合、すべての空き領域を使用するよう構成されたプログラムが初期化の際に失敗しないよう、Java VMに割り当てられているヒープ・サイズを1GBではなく512MBに設定する必要があります。アドレス空間はPermanent領域用に確保する必要があり、各管理対象サーバーのMaxPermSize設定により、残りのヒープが使用できる領域が削減されます。
管理対象サーバーのランタイム・メモリーのパラメータを調整するには、一般的な方法が2つあります。
管理コンソールを使用した管理対象サーバーの起動パラメータの設定
管理対象サーバーがノード・マネージャから実行される場合、この方法を使用する必要があります。管理対象サーバーをノード・マネージャから実行する方法の詳細は、1.16項「ノード・マネージャの起動」を参照してください。
管理対象サーバーの起動スクリプトのUSER_MEM_ARGS環境変数の設定
管理対象サーバー・プロセスがコマンドラインから直接実行される場合、この方法を使用する必要があります。管理対象サーバーをコマンドラインから実行する方法の詳細は、1.14項「管理対象サーバーの起動」を参照してください。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、サーバーの起動パラメータを設定できます。この方法を使用すると、パラメータが各サーバーに適切にプッシュされ、サーバー起動スクリプトを手動で編集した場合に発生する可能性のある問題を回避できるため、起動パラメータの設定には、これが望ましい方法です。Java VMのヒープ・サイズを増加するには、-Xmxパラメータの値を設定します。
管理コンソールを使用して管理対象サーバーの起動パラメータを設定する手順は、次のとおりです。
次のURLでOracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
http://adminServerHost:adminServerPort/console
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001/console
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
左側の「ドメイン構造」の下の「環境」をクリックします。
「環境のサマリー」ページの「サーバー」をクリックします。
各管理対象サーバーのメモリー・パラメータを設定します。
「サーバー」表で管理対象サーバーの名前をクリックします。
「構成」タブで、2行目のタブの「サーバーの起動」をクリックします。
「引数」ボックスに、メモリー・パラメータを指定する文字列を貼り付けます。
表1-3に、UNIXおよびWindowsオペレーティング・システムでのSunおよびJRockit Java VMで指定するパラメータを示します。これ以外のJava VMの値は異なる可能性があります。
表1-3 Java VMのメモリー・パラメータ
| Java VM | オペレーティング・システム | パラメータ |
|---|---|---|
|
Sun |
UNIX |
|
|
Sun |
Windows |
|
|
JRockit |
UNIX |
|
|
JRockit |
Windows |
|
構成の変更を保存します。
1.15項「管理対象サーバーの再起動」を参照して、実行中の管理対象サーバーがあれば再起動します。
起動スクリプトのUSER_MEM_ARGS環境変数を設定することにより、管理対象サーバーのサーバー起動パラメータを設定できます。Java VMのヒープ・サイズを増加するには、-Xmxパラメータの値を設定します。
管理対象サーバーの起動スクリプトのUSER_MEM_ARGS環境変数を設定する手順は、次のとおりです。
UNIXシェル・スクリプト(.sh)
export USER_MEM_ARGS="-Xms256m -Xmx1024m -XX:CompileThreshold=8000 -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=512m"
UNIX Cシェル・スクリプト(.csh)
setenv USER_MEM_ARGS "-Xms256m -Xmx1024m -XX:CompileThreshold=8000 -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=512m"
Windowsコマンド・スクリプト(.cmd)
set USER_MEM_ARGS="-Xms256m -Xmx1024m -XX:CompileThreshold=8000 -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=512m"
|
注意: 表1-3に、UNIXおよびWindowsオペレーティング・システムでのSunおよびJRockit Java VMで指定するパラメータを示します。これ以外のJava VMの値は異なる可能性があります。 |
UNIXオペレーティング・システムの場合、TrueTypeフォントがOracle I/PM、Oracle IBRおよびOracle UCM Dynamic Converterに対して設定されていることを確認してください。英語以外の言語を使用している場合、National Language Supportのフォントも設定する必要があります。
Oracle I/PM、Oracle IBRおよびOracle UCM Dynamic ConverterがUNIXオペレーティング・システムで正しく動作するためには、Oracle I/PM、Oracle IBRまたはDynamic Converterが稼働するマシンにTrueTypeフォントを設定する必要があります。これらのフォントがシステムにない場合は、インストールする必要があります。その後、次の手順で、Oracle IBRにフォント・ディレクトリへのパスを構成できます。フォントのインストール後にOracle I/PMにフォント・ディレクトリへのパスを構成する方法の詳細は、1.11.3項「UNIXオペレーティング・システムでのGDFontPath MBeanの構成」を参照してください。
次に、様々なUNIXプラットフォームにおける標準のフォントの場所を示します。
Solaris SPARC: /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType
|
注意: Solaris SPARCプラットフォームでのドキュメント変換用に、Oracle I/PMではGNU Compiler Collection (GCC)パッケージ3.4.2以降が/usr/local/packagesディレクトリに存在している必要があります。
Oracle I/PMを実行するSolarisオペレーティング・システムにこのパッケージをインストールします。GCCはSunfreewareのWebサイトからダウンロードできます。 また、Oracle I/PM管理対象サーバーを起動する前に、LD_LIBRARY_PATH環境変数を |
AIX: /usr/lpp/X11/lib/X11/fonts/TrueType
HP-UX Itanium: /usr/lib/X11/fonts/TrueType
Oracle IBRでフォント・ディレクトリへのパスを設定する手順は、次のとおりです。
Oracle IBRにログインします。
「変換設定」→「サードパーティ・アプリケーションの設定」→「標準のOutsideInフィルタ・オプション」を選択します。
「オプション」をクリックします。
フォントのパス・フィールドにTrueTypeフォントへのパスを入力します。
次に例を示します。
/usr/share/x11/fonts/FTP
「更新」をクリックします。
英語以外の言語の場合、管理対象サーバーを起動する前に、UNIXオペレーティング・システムで次のインストール手順を実行する必要があります。
MW_HOME/oracle_common/jdk/jre/lib/fontsを、ミドルウェア・ホームのSun JDKインストール・ディレクトリ内のjre/lib/fontsディレクトリにコピーします。
MW_HOME/oracle_common/jdk/jre/lib/fontsを、ミドルウェア・ホームのOracle JRockit JDKディレクトリ内のjre/lib/fontsディレクトリにコピーします。
Oracle UCM、Oracle IBR、Oracle I/PMおよびクライアント用のOracle I/PM Advanced ViewerはOutside In Technology (OIT)を使用しており、これはOracle ECMに含まれない一部のライブラリを必要とします。Oracle UCM、Oracle IBRまたはOracle I/PM管理対象サーバーを起動する前に、プラットフォームに合せたライブラリをインストールする必要があります。UNIXプラットフォームの場合、管理対象サーバーを起動するユーザーに対してライブラリ・パスでライブラリを参照する環境変数を設定する必要があります。
Oracle UCM、Oracle IBRまたはOracle I/PMの管理対象サーバーを起動する前に、プラットフォームで必要なライブラリがシステム上に存在している必要があります。
C、math、X11、ダイナミック・ローダー、およびpthreadsライブラリなどの必要なライブラリの大部分は、通常、マシンにインストールされています。libgcc_sおよびlibstdc++ライブラリはGNU Compiler Collection (GCC)パッケージの一部です。
OITは、それぞれのUNIXプラットフォームにおいて、次のライブラリを必要とします。太字表記されているライブラリはGCCパッケージ3.4.2以降に含まれています。
Solaris Sparc 32ビットはGCCパッケージ3.4.2以降が必要です(Sunfreeware Webサイトからダウンロードできます)。
HPUX ItaniumはGCCパッケージ3.3.6が必要です(次のWebサイトからダウンロードできます)。
http://hpacxx.external.hp.com/gcc
ご使用のプラットフォームでlibgcc_sまたはlibstdc++ライブラリが必要な場合、Solaris Sparcシステムでは/usr/local/packages/gcc-3.4.2/libディレクトリ内、HPUX ia64システムでは/usr/local/packages/gcc-3.3.6/libディレクトリ内のGCCパッケージを、Oracle I/PMまたはOracle UCMが実行されるマシンにインストールします。より新しいバージョンのGCCを使用している場合は、3.4.2または3.3.6のかわりにそのバージョンを指定します。
OITは、それぞれのUNIXプラットフォームにおいて、次のライブラリを必要とします。太字表記されているライブラリはGCCパッケージに含まれています。
Solaris Sparc 32ビット
/usr/platform/SUNW,Ultra-60/lib/libc_psr.so.1 libICE.so.6 libSM.so.6 libX11.so.4 libXext.so.0 libXm.so.4 libXt.so.4 libc.so.1 libdl.so.1 libgcc_s.so.1 libgen.so.1 libm.so.1 libmp.so.2 libnsl.so.1 libpthread.so.1 libsocket.so.1 libstdc++.so.6 libthread.so.1
HPUX ia64
libCsup.so.1 libICE.so.1 libSM.so.1 libX11.so.1 libXext.so.1 libXm.so.1 libXp.so.1 libXt.so.1 libc.so.1 libdl.so.1 libgcc_s_hpux64.so.0 libm.so.1 libpthread.so.1 libstd_v2.so.1 libstdc++.so.5 libuca.so.1 libunwind.so.1
AIX 32ビット
/usr/lib/libC.a(ansi_32.o) /usr/lib/libC.a(shr.o) /usr/lib/libC.a(shr2.o) /usr/lib/libC.a(shr3.o) /usr/lib/libICE.a(shr.o) /usr/lib/libIM.a(shr.o) /usr/lib/libSM.a(shr.o) /usr/lib/libX11.a(shr4.o) /usr/lib/libXext.a(shr.o) /usr/lib/libXi.a(shr.o) /usr/lib/libXm.a(shr_32.o) /usr/lib/libXt.a(shr4.o) /usr/lib/libc.a(shr.o) /usr/lib/libcrypt.a(shr.o) /usr/lib/libgaimisc.a(shr.o) /usr/lib/libgair4.a(shr.o) /usr/lib/libi18n.a(shr.o) /usr/lib/libiconv.a(shr4.o) /usr/lib/libodm.a(shr.o) /usr/lib/libpthreads.a(shr.o) /usr/lib/libpthreads.a(shr_comm.o) /usr/lib/libpthreads.a(shr_xpg5.o) /usr/lib/libpthreads_compat.a(shr.o)
HPUX PA/RISC 32ビット
/lib/libCsup.2 /lib/libCsup_v2.2 /lib/libX11.3 /lib/libXm.4 /lib/libXt.3 /lib/libc.2 /lib/libcl.2 /lib/libm.2 /lib/libstd.2 /lib/libstd_v2.2 /lib/libstream.2 /usr/lib/libCsup.2 /usr/lib/libCsup_v2.2 /usr/lib/libX11.3 /usr/lib/libXm.4 /usr/lib/libXt.3 /usr/lib/libc.2 /usr/lib/libcl.2 /usr/lib/libdld.2 /usr/lib/libisamstub.1 /usr/lib/libm.2 /usr/lib/libstd.2 /usr/lib/libstd_v2.2 /usr/lib/libstream.2 /view/x_r6hp700_1111/vobs/swdev/pvt/r6hp700_1111/X11R6/lib/libICE.2 /view/x_r6hp700_1111/vobs/swdev/pvt/r6hp700_1111/X11R6/lib/libSM.2 /view/x_r6hp700_1111/vobs/swdev/pvt/r6hp700_1111/X11R6/lib/libX11.3 /view/x_r6hp700_1111/vobs/swdev/pvt/r6hp700_1111/X11R6/lib/libXext.3 /view/x_r6hp700_1111/vobs/swdev/pvt/r6hp700_1111/X11R6/lib/libXp.2 /view/x_r6hp700_1111/vobs/swdev/pvt/r6hp700_1111/X11R6/lib/libXt.3
SUSE Linux
SUSE Linuxオペレーティング・システムでは、ファイル/usr/lib/libstdc++.so.5が必要です。このファイルはcompat-libstdc++またはlibstdc++33パッケージにあります。
Oracle Inbound RefineryまたはOracle UCM Dynamic ConverterでOutside In Technologyを使用してドキュメントおよびイメージ変換を実行する前に、ここで指定されたUNIXプラットフォームにインストールされているOracle I/PMまたはOracle UCM Managed Serverで次の環境変数を設定する必要があります。
Oracle I/PMのライブラリ・パスの環境変数
Solaris Sparc:
LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/packages/gcc-3.4.2/lib
より新しいバージョンのGCCを使用している場合は、3.4.2のかわりにそのバージョンを指定します。
AIX:
LIBPATH=DomainHome/oracle/imaging/imaging-server
HP-UX Itanium:
LD_PRELOAD=/usr/lib/hpux64/libpthread.so.1
LD_LIBRARY_PATH=DomainHome/oracle/imaging/imaging-server
Oracle UCMでDynamic Converterを使用する場合、およびOracle IBRのライブラリ・パスの環境変数
Solaris Sparc:
LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/packages/gcc-3.4.2/lib
より新しいバージョンのGCCを使用している場合は、3.4.2のかわりにそのバージョンを指定します。
DomainHome/ucm/ibr/binにあるOracle IBRのintradoc.cfgファイルに次の行を追加します。
ContentAccessExtraLibDir=/usr/local/packages/gcc-3.4.2/lib
その後、1.15項「管理対象サーバーの再起動」を参照してOracle IBRを再起動します。
HP-UX Itanium:
export LD_LIBRARY_PATH=/opt/hp-gcc/3.3.6/lib/:/opt/hp-gcc/3.3.6/lib/hpux64:$LD_LIBRARY_PATH
HP-UX Itanium上のDynamic Converterは、Oracle UCMサーバーが起動される前に3.3.6バージョンのGCCライブラリがインストールされている必要があります。
DISPLAY環境変数
XWindowsを実行しているUNIXオペレーティング・システムの場合、適切なグラフィック能力を持つシステムにディスプレイをリダイレクトする際、Oracle I/PMまたはOracle IBR管理対象サーバーまたはOracle UCM Dynamic Converterを起動する前に、DISPLAYを有効なX Serverにエクスポートします。
OutsideIn Technologyでは、Windowsオペレーティング・システム用のVisual C++再頒布可能パッケージに含まれるVisual C++ライブラリが必要です。このパッケージの3つのバージョン(x86、x64およびIA64)がMicrosoft Download Centerから入手可能です。
http://www.microsoft.com/downloads
ご使用のオペレーティング・システムのバージョンに対応するバージョンのパッケージを検索し、ダウンロードします。
vcredist_x86.exe
vcredist_x64.exe
vcredist_IA64.exe
これらのダウンロードで必要なバージョンは、Microsoft Visual C++ 2005 SP1 Redistributable Packageです。Outside Inで必要な再頒布可能モジュールは、msvcr80.dllです。
Oracle Enterprise Content Management Suiteをインストールし、その中の1つ以上のアプリケーションをOracle WebLogic Serverに構成したら、管理サーバーを起動し、アプリケーションの構成を完了し、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを起動して、構成を検証する必要があります。次の各項で、これらのインストール後のタスクについて説明します。
アプリケーションの管理対象サーバーを起動する前に、Oracle WebLogic Serverドメインの管理サーバーを起動する必要があります。
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注意: ユーザー・アカウント制御(UAC)が有効になっているWindowsオペレーティング・システムでは、Oracle UCMのWebインタフェースからOracle Content Serverにアクセスする前に、管理サーバーおよびOracle UCMの管理対象サーバーを管理者として起動する必要があります。
これにより、このウィンドウを使用して、次の手順で説明されているように管理サーバーを起動できます。 |
管理サーバーを起動する手順は、次のとおりです。
ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のbinディレクトリ内にあるstartWebLogicスクリプトを実行します。
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/bin/startWebLogic.sh
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注意: Linuxオペレーティング・システムでは、シェルは開いたままになります。 |
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome\startWebLogic.cmd
ミドルウェア・ホームへのディレクトリ・パス(MW_HOME)およびドメイン名(domain_name)は、Fusion Middleware構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で入力されたものです。
次の場所にあるOracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスします。
http://adminServerHost:adminServerPort/console
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myHost.example.com:7001/console
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
Oracle UCMの構成は、Oracle Content Serverのインストール後の構成ページで完了できます。Oracle IBRをOracle UCMで使用する前に、ドキュメントおよびイメージ変換がOracle Content Serverで動作するように構成する必要があります。
次のURLにあるOracle Content Serverに初めてログインする際、Oracle UCMによって「Content Serverの構成」ページが表示されます。
http://managedServerHost:managedServerPort/cs
Oracle UCMをOracle I/PMと同じマシンおよびOracle WebLogic Serverドメインで構成する場合、Oracle UCMのインストール後の構成は自動的に行われます。Oracle UCMおよびOracle I/PMのデフォルト構成に従った場合、両方のアプリケーションが同じマシンにインストールされます。この環境では、Oracle I/PMによってOracle UCMに構成ファイルが提供され、Oracle I/PMで使用するためにOracle UCMが設定されます。
Oracle UCMインスタンスが、Oracle I/PMの処理にとどまらず、完全なOracle UCM管理対象サーバーとして使用される場合、Oracle UCM管理者は、Oracle Content Serverの管理インタフェースを介して自動構成を確認する必要があります。本番用に完全に構成するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle Universal Content Managementの構成に関する項に記述されている追加の構成手順をOracle UCM管理対象サーバーで行う必要があります。
Oracle I/PM管理者は、デフォルトのOracle UCM構成がOracle I/PM管理対象サーバーでの使用に適していることを検証する必要があります。Oracle UCMのインストール後の構成手順の多くは(Oracle Inbound Refineryなど)、Oracle I/PMでの使用に関しては必要ありません。
Oracle UCM構成を完了する手順は、次のとおりです。
1.8項「管理サーバーの起動」の説明に従って、管理サーバーを起動します。
1.14項「管理対象サーバーの起動」の説明に従って、Oracle UCMの管理対象サーバーを起動します。
次のWebサイトにあるOracle Content Serverのインストール後の構成ページに移動します。
http://managedServerHost:16200/cs/
変更が必要な構成値を入力または編集します。
「全文検索オプション」フィールドでは、全文検索エンジンを選択できます。
入力する値の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle Content Serverの初期構成の完了に関する項を参照してください。
Oracle IBRからのアクセスを可能にするには、次のように、「ソケット接続アドレス・セキュリティ・フィルタを着信中」の値を入力します。
127.0.0.1your.server.IP.address|0.0.0.0.0.0.0.1|
このフィールドでは、10.*.*.*のように、値にワイルドカードを使用できます。後にこの値を変更するには、DomainHome/ucm/cs/config/config.cfgのSocketHostAddressSecurityFilterを設定し、Oracle Content Serverを再起動します。
Oracle WSMのセキュリティのために、SocketHostAddressSecurityFilter値は次のように設定する必要があります。
SocketHostAddressSecurityFilter=*.*.*.*|0:0:0:0:0:0:0:1
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle WSMのサーバー・ソケット・ポートおよび着信ソケット接続アドレスのセキュリティ・フィルタの構成に関する項を参照してください。
プロバイダをOracle IBRからOracle Content Serverに対して設定する場合、デフォルト値5555を「サーバーのソケット・ポート」に使用するか、未使用のポート番号を入力します。
後にこの値を変更するには、DomainHome/ucm/cs/config/config.cfgのIntradocServerPortを設定し、Oracle Content Serverを再起動します。
「送信」をクリックします。
Oracle Content Serverを再起動します。
Oracle Content Serverインスタンスを再起動するには、Oracle WebLogic Server管理コンソール、停止および起動スクリプト、またはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用します。詳細は、1.15項「管理対象サーバーの再起動」を参照してください。
Oracle IBRをOracle UCMで使用する前に、ドキュメントおよびイメージ変換がOracle Content Serverで動作するようにOracle IBRの構成を完了する必要があります。
一部のプラットフォームで変換を実行する際、管理対象サーバーを起動する前にいくつかの環境変数を設定する必要があります。XWindowsを実行しているUNIXオペレーティング・システムの場合、Oracle IBR管理対象を起動する前に、DISPLAYを有効なX Serverにエクスポートする必要があります。詳細は、1.6.4項「Outside In Technology用のライブラリのインストールおよび環境変数の設定」を参照してください。
Oracle IBR構成を完了する手順は、次のとおりです。
1.9項「Oracle UCM構成の完了」の説明に従って、Oracle Content Serverを構成します。
1.14項「管理対象サーバーの起動」の説明に従って、Oracle IBRの管理対象サーバーを起動します。
次のWebサイトにあるOracle IBRのインストール後の構成ページに移動します。
http://managedServerHost:16250/ibr/
必要なすべての値を入力または編集します。
Oracle Content Serverからのアクセスを可能にするには、次のように、「ソケット接続アドレス・セキュリティ・フィルタを着信中」の値を入力します。
127.0.0.1|0:0:0:0:0:0:0:1|your.server.IP.address
この値は、Oracle IBRのIPアドレスではなく、Oracle IBRにジョブを送信するOracle Content ServerインスタンスのIPアドレスにする必要があります。(テストまたはデモ環境では、これらのIPアドレスは同じである場合があります。)
このフィールドでは、10.*.*.*のように、値にワイルドカードを使用できます。後にこの値を変更するには、DomainHome/ucm/ibr/config/config.cfgのSocketHostAddressSecurityFilterを設定し、Oracle IBRを再起動します。
「サーバーのソケット・ポート」フィールドは、デフォルト値5555のままにしておくか、未使用のポート番号を入力します。
この値は、トップレベルのサービスを呼び出すためのポートの番号です。このフィールド値を変更すると、DomainHome/ucm/ibr/config/config.cfgのIntradocServerPortエントリが変更されます。デフォルトのIntradocServerPortの値は5555です。
インストール後の構成ページの値の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle UCMへのOracle IBRのインストールおよび構成に関する項を参照してください。
1.15項「管理対象サーバーの再起動」を参照してOracle IBRを再起動します。
Oracle IBRの構成に必要な値があるか、DomainHome/ucm/ibr/config/config.cfgのすべてのエントリを確認します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle UCMでのOracle IBRのインストールおよび構成に関する項を参照してください。
Oracle I/PMは、リポジトリにOracle Universal Content Management (Oracle UCM)を使用します。Oracle I/PMを構成する前に、Oracle UCMが構成されている必要があります。
|
注意: Oracle I/PMおよびOracle UCMが新規インストールの場合は、Oracle I/PMを使用する前に、Oracle UCMにログインして、必要な構成を送信し、その後Oracle UCMの管理対象サーバーを再起動します。 |
Oracle Imaging and Process Management (Oracle I/PM)管理対象サーバーに最初にログインしたユーザーが、サーバー全体のセキュリティとともにプロビジョニングされます。このユーザーが初めてログインすると、Oracle I/PMにより、リポジトリおよびワークフロー・サーバー(オプション)への接続も含めた構成を完了するためのユーザー・インタフェースが表示されます。
|
注意: この項では、Oracle I/PM構成を開発システム上で完了する手順を説明しています。本番システムでは、Oracle Enterprise Content Management Suiteアプリケーションは、デフォルト構成の一部であるOracle WebLogic Server組込みのLDAPサーバーではなく、外部Lightweight Directory Application Protocol (LDAP)認証プロバイダを使用する必要があります。Oracle I/PMのアイデンティティ・ストアを外部LDAP認証プロバイダと再関連付けする場合、Oracle I/PM管理対象サーバーの構成を完了する前およびOracle Universal Content Management (Oracle UCM)リポジトリに接続する前に実行する方が容易です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のアイデンティティ・ストアの外部LDAP認証プロバイダとの再関連付けに関する項を参照してください。 |
構成を完了するには、次のタスクを実行する必要があります。
オプションの構成タスクの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』の最初のログイン後のOracle I/PM構成の完了に関する項を、SOA、BPELおよびBPMをOracle I/PMで使用する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のワークフロー・サーバーへの接続に関する項を参照してください。AXFの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle Application Extension Frameworkのインストールおよび構成に関する項、およびOracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Management管理者ガイドを参照してください。
1.6項「Oracle Enterprise Content Management Suiteの構成」の構成タスクを完了した後、Oracle I/PM管理対象サーバーを起動してWebクライアントにアクセスできます。
一部のプラットフォームで変換を実行する際、管理対象サーバーを起動する前に次の環境変数を設定する必要があります。
ライブラリ・パスの環境変数
Solaris SPARC:
LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/packages/gcc-3.4.2/lib
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注意: Solaris SPARCプラットフォームでのドキュメント変換用に、Oracle I/PMではGNU Compiler Collection (GCC)パッケージ3.4.2以降が/usr/local/packagesディレクトリに存在している必要があります。
Oracle I/PMを実行するSolarisオペレーティング・システムにこのパッケージをインストールします。GCCはSunfreewareのWebサイトからダウンロードできます。 また、Oracle I/PM管理対象サーバーを起動する前に、LD_LIBRARY_PATH環境変数を |
AIX:
LIBPATH=DomainHome/oracle/imaging/imaging-server
HP-UX Itanium:
LD_PRELOAD=/usr/lib/hpux64/libpthread.so.1
LD_LIBRARY_PATH=DomainHome/oracle/imaging/imaging-server
詳細は、1.5項「Oracle Enterprise Content Management Suiteのミドルウェア・ホームへのインストール」を参照してください。
DISPLAY環境変数
XWindowsを実行しているUNIXオペレーティング・システムの場合、適切なグラフィック能力を持つシステムにディスプレイをリダイレクトする際、DISPLAYを有効なX Serverに設定します。
Oracle I/PM管理対象サーバーを起動し、Webクライアントにアクセスする手順は、次のとおりです。
ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のbinディレクトリに移動します。
Oracle I/PM管理対象サーバーを起動します(1.14項を参照)。
管理ユーザー名およびパスワードを入力します。
Oracle I/PM管理対象サーバーが稼働するまで待ちます。
Webクライアントにhttp://managedServerHost:16000/imagingでアクセスします。
管理者ユーザーの名前とパスワードでログインします。
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注意: Oracle I/PMシステムに最初に接続したユーザーは自動的に完全な権限を付与されます。その後、そのユーザーは他のユーザーまたはグループにシステムへのアクセス権を付与することを選択できます。最初のユーザーは特殊なユーザーではなく、権限は後に必要に応じて削除または変更できます。認証ポリシー・ストアを切り替える場合は、Oracle IPMへの最初のログインの前に切り替えるか、または最初にログインするユーザーを新しいポリシー・ストアでも有効なユーザーにする必要があります。ポリシー・ストアの移動の際、新しいストアに存在するユーザーおよびグループのみが再関連付けされます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のアイデンティティ・ストアの外部LDAP認証プロバイダとの再関連付けに関する項を参照してください。 |
Oracle I/PMによってOracle UCMリポジトリを使用する前に、Oracle Content Serverへの接続を構成する必要があります。接続はOracle I/PMから作成できます。
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注意: リポジトリ接続を作成しないと、Oracle I/PMシステムにコンテンツをインポートまたはアップロードできません。 |
Oracle UCMリポジトリに接続する手順は、次のとおりです。
Webブラウザを開き、次のWebサイトに移動します。
http://managedServerHost:16000/imaging
管理者ユーザーの名前とパスワードでログインします。
「接続の管理」トレイに移動し、リストから「コンテンツ・サーバー接続の作成」を選択します。
「基本情報」ページで接続の名前と、オプションで説明を入力し、「次へ」をクリックします。
接続設定ページで次の値を入力します。
リポジトリ・プロキシ: fmwadmin
ポート: Oracle UCMインスタンスのIDCポート、デフォルトは4444
Oracle UCMサーバーがOracle I/PMサーバーと同じマシンにある場合、ローカル・コンテンツ・サーバーの使用を選択します。サーバーが同じマシンにインストールされていない場合、Oracle UCMのマシン名をContent Serverプールの一部として構成する必要があります。
「次へ」をクリックします。
接続の「接続セキュリティ」の値を入力します。
この接続定義へのアクセス、変更、削除、または他のユーザーへのアクセス権付与の権限を持つユーザーおよびグループを選択します。1つ以上のユーザーまたはグループがアクセス権付与権限を持つ必要があります。
「次へ」をクリックします。
「サマリー」画面で「送信」をクリックします。
UNIXオペレーティング・システムで変換が正しく動作するためには、TrueTypeフォントが必要です。これらのフォントがシステムにない場合は、インストールする必要があります。UNIXオペレーティング・システムでフォント・パスを設定するには、GDFontpath MBeanを構成します。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlのシステムMBeanブラウザを使用して構成できます。
UNIXオペレーティング・システムでGDFontPath MBeanを構成する手順は、次のとおりです。
次のURLからFusion Middleware ControlのOracle I/PMドメインにアクセスします。
http://adminServerHost:adminServerPort/em
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001/em
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
左側のナビゲーション・ツリーで「アプリケーション・デプロイメント」を開き、「imaging (IPM_server1)」をクリックします。
「アプリケーション・デプロイメント」メニューで「システムMBeanブラウザ」を選択します。
「システムMBeanブラウザ」ページのナビゲーション・ツリーで、「MBeanの構成」の下の「com.bea」フォルダを閉じます。
「アプリケーション定義のMBean」の下の「oracle.imaging」フォルダを開きます。
「サーバー: IPM_server1」および「config」フォルダを開きます。
「config」をクリックします。
次の例のように、GDFontPath属性の値をTrue Type Fonts (TTF)ファイルの場所に設定します。
/usr/share/X11/fonts/TTF
Oracle WebLogic ServerにJDKが含まれているシステムの場合、一部のTTFファイルはJDK/jre/lib/fontsディレクトリにあります。
次に、様々なUNIXプラットフォームにおける標準のフォントの場所を示します。
Solaris SPARC: /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType
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注意: Solaris SPARCプラットフォームでのドキュメント変換用に、Oracle I/PMではGNU Compiler Collection (GCC)パッケージ3.4.2以降が/usr/local/packagesディレクトリに存在している必要があります。
Oracle I/PMを実行するSolarisオペレーティング・システムにこのパッケージをインストールします。GCCはSunfreewareのWebサイトからダウンロードできます。 また、Oracle I/PM管理対象サーバーを起動する前に、LD_LIBRARY_PATH環境変数を |
AIX: /usr/lpp/X11/lib/X11/fonts/TrueType
HP-UX Itanium: /usr/lib/X11/fonts/TrueType
「適用」をクリックします。
1.15項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、Oracle I/PMを再起動します。
Oracle Enterprise Content Management Suiteをインストールし、Oracle UCMおよびOracle I/PMをOracle WebLogic Serverにインストールした後、Oracle I/PMにIMPORT定義を許可するよう構成する必要があります。
IMPORT定義を許可する手順は、次のとおりです。
Webブラウザを開き、次のWebサイトに移動します。
http://managedServerHost:16000/imaging
管理者ユーザーの名前とパスワードでログインします。
「接続の管理」トレイに移動し、リストから「コンテンツ・サーバー接続の作成」を選択します。
「基本情報」ページで接続の名前(UM11gなど)と、オプションで説明を入力し、「次へ」をクリックします。
接続設定ページで必要に応じて値を入力または変更し、「次へ」をクリックします。
設定のレビューページで設定が正しければ、「送信」をクリックします。
接続の作成後、アプリケーションでIMPORT定義を使用できるようになります。
Oracle Information Rights Management (Oracle IRM) Management Consoleにログインするか、Oracle IRM Desktopを使用する前に、次の項目で説明するOracle IRMの構成を完了する必要があります。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlのOracle IRMの「一般設定」ページで、サーバーURL構成パラメータをOracle IRM管理対象サーバーに設定できます。
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注意: Server URLの値はすべてのシールされたドキュメントに埋め込まれており、Oracle IRM Desktopではこの値を使用して、ライセンスを取得するためにOracle IRMサーバーを識別し、接続します。この設定は、変更するとドキュメントにまったくアクセスできなくなってしまうため、このサーバーを使用してドキュメントをシールした後は変更できません。 |
サーバーURL構成パラメータを設定する手順は、次のとおりです。
次のWebサイトに移動してFusion Middleware Controlを起動します。
http://adminServerHost:adminServerPort/em
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001/em
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
左側のファーム・ナビゲーション・ツリーで、「コンテンツ管理」および「Information Rights Management」を開き、「IRM」をクリックします。
「IRM」メニューで「管理」を選択し、次に「一般設定」を選択します。
Fusion Middleware Controlに「一般設定」ページが表示されます。
「サーバーURL」フィールドに、Oracle IRM管理対象サーバーにアクセスするためのURLを入力します。
管理対象サーバーがOracle IRM Desktopに直接アクセス可能な単純なインストールでは、この値は管理対象サーバーのURLで、最後がirm_desktopになります。
https://managedServerHost:managedServerPort/irm_desktop
managedServerHostの値は、myhost.example.comのように、管理対象サーバーが稼働するホストの名前です。Oracle IRMのデフォルトのSSLポート(managedServerPort値)は16101です。
「適用」をクリックします。
Oracle IRM Java EEアプリケーションでは、データベースに格納されているOracle IRMのシールされたコンテンツ・キーをラップ(暗号化)およびアンラップ(復号化)するために暗号鍵を使用します。コンテンツを作成する前に、このラッピング・キーoracle.irm.wrapを生成し、キー・ストアに格納する必要があります。
キー・ストアへのアクセスにはパスワードが必要で、ラッピング・キーへのアクセスにはさらに追加のパスワードが必要です。いずれのパスワードも、資格証明ストアに格納されます。
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注意: この項で作成方法を説明するキー・ストアは、すべてのシステムで使用できますが、本番システムに最適な構成であるとは限りません。デモまたはパイロット・インストールを開発から本番環境に移行する場合、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle IRMのキー・ストアの構成に関する項で、キー・ストア・オプションの説明を参照してください。 |
Oracle IRMのキー・ストアを構成するには、次の項で説明するタスクを実行する必要があります。
keytoolコマンドによってキー・ストアが作成されますが、これを開くにはパスワードが必要です。キー・ストア内には、キーoracle.irm.wrapが格納され、このキーにアクセスするにはさらに追加のパスワードが必要です。
Oracle IRMのキー・ストアを作成する手順は、次のとおりです。
setWLSEnvスクリプトを実行して環境を設定します。
UNIXのパス: MW_HOME/wlserver_10.3/server/bin/setWLSEnv.sh
Windowsのパス: MW_HOME\wlserver_10.3\server\bin\setWLSEnv.cmd
JavaおよびOracle WebLogic Serverのツールを使用するには、weblogic.jarファイルがMW_HOME/wlserver_10.3/server/libまたはMW_HOME\wlserver_10.3\server\libディレクトリ内に存在している必要があります。
keytoolユーティリティを1行のコマンドラインで実行し、Oracle IRMのキー・ストアを生成します。
keytool -genkeypair -alias oracle.irm.wrap
-keyalg RSA -keysize 2048 -keystore irm.jks
証明書の詳細を求められたら、デフォルト値のunknownを使用します。keytoolからプロンプトが表示されたら、キー・ストアおよび生成されるキーのパスワードを選択します。
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注意: ターゲット・プラットフォームに適した暗号化アルゴリズム、キー・サイズおよびキー・ストアを選択する必要があります。大部分のプラットフォームでは、Advanced Encryption Standard (AES)鍵ラッピング・アルゴリズムを使用します。他のプラットフォームではRSA鍵ラッピング・アルゴリズムが必要で、ここの手順ではこのアルゴリズムを使用します。Oracle IRMキー・ストアをAES鍵ラッピング・アルゴリズムで生成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』のOracle IRMのキー・ストアの構成に関する項を参照してください。 |
irm.jksファイルをドメインのfmwconfigディレクトリにコピーします。
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/config/fmwconfig
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome\config\fmwconfig
Oracle IRMがキー・ストア・ファイルを検出できるよう、Oracle IRMサーバー構成を更新する必要があります。サーバー構成のキー・ストアの場所は、Fusion Middleware ControlのOracle IRMの「一般設定」ページか、またはOracle WebLogic Scripting Tool (WLST)のconnectおよびsetIRMKeyStoreコマンドを使用して設定できます。
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注意: SSLが有効な場合、WLSTを使用して管理サーバーからOracle WebLogic Serverドメインに接続する前に、次のパラメータをwlst.shファイルのJVM_ARGSセクションに付加するか、CONFIG_JVM_ARGS環境変数で設定する必要があります。
-Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true
-Dweblogic.security.TrustKeyStore=KeyStoreName
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推奨されるキー・ストアの場所は、ドメイン・ホーム内のディレクトリです。
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/config/fmwconfig
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome\config\fmwconfig
キー・ストアをこの場所に置くと、ドメインおよび対応する資格証明ストア・ファイルがバックアップされる際に、キー・ストア・ファイルも確実にバックアップされます。
Fusion Middleware Controlを使用してキー・ストアの場所を設定する手順は、次のとおりです。
次のURLからFusion Middleware Controlを起動します。
http://adminServerHost:adminServerPort/em
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001/em
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
左側のファーム・ナビゲーション・ツリーで、「コンテンツ管理」および「Information Rights Management」を開き、「IRM」をクリックします。
「IRM」メニューで「管理」を選択し、次に「一般設定」を選択します。
キー・ストア・タイプにJKSを入力します。
「一般設定」の「キーストア」フィールドに、キー・ストアのパスを入力します。
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/config/fmwconfig/irm.jks
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome \config\fmwconfig\irm.jks
「一般設定」ページでは、Oracle IRMの他の設定も指定できます。
「適用」をクリックします。
WLSTコマンドを使用してキー・ストアの場所を設定する手順は、次のとおりです。
次のコマンドを入力します。
UNIXオペレーティング・システム
ECM_ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh connect('username','password','t3://adminServerHost:adminServerPort') setIRMKeyStore()
Windowsオペレーティング・システム
ECM_ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin\wlst.cmd connect('username','password','t3://adminServerHost:adminServerPort') setIRMKeyStore()
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
't3://myHost.example.com:7001'
プロンプトが表示されたら、キー・ストア・タイプおよびキー・ストアのパスを入力します。
キー・ストア・タイプに、次のいずれかの値を入力します。
JCEKS: AES鍵を使用している場合
JKS: RSA鍵ペアを使用している場合
キー・ストアのパスに、次のいずれかの値を入力します。
AESキー・ストアのキー・ストア・パス
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome /config/fmwconfig/irm.jceks
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome\config\fmwconfig\irm.jceks
RSAキー・ストアのキー・ストア・パス
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/config/fmwconfig/irm.jks
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome \config\fmwconfig\irm.jks
WLSTコマンドを使用して、Oracle IRMキー・ストアのパスワードを資格証明ストアに追加する必要があります。キー・ストアのパスワードおよび生成された鍵のパスワードは、キー・ストアの作成時に設定されています。これらのパスワードは、Oracle IRMサーバーで必須です。
キー・ストアのパスワードを資格証明ストアに追加する手順は、次のとおりです。
次のWLSTコマンドを入力します。
UNIXオペレーティング・システム
ECM_ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh connect('username','password','t3://adminServerHost:adminServerPort') createCred("IRM","keystore:irm.jks","dummy","password") createCred("IRM","key:irm.jks:oracle.irm.wrap","dummy","password")
Windowsオペレーティング・システム
ECM_ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin\wlst.cmd connect('username','password','t3://adminServerHost:adminServerPort') createCred("IRM","keystore:irm.jks","dummy","password") createCred("IRM","key:irm.jks:oracle.irm.wrap","dummy","password")
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注意:
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開発環境では、サーバー固有の証明書を使用して一方向SSLを構成できます。一方向SSLとは、サーバー証明書がサーバーからクライアントに渡されますが、逆方向には渡されないことを意味します。サーバーの開発環境の一方向SSLを構成した後、Oracle IRM Desktopを実行しているすべてのマシンがサーバー証明書を受け入れるように構成する必要があります。
Oracle IRM管理対象サーバー用のサーバー証明書を一方向SSLに構成することにより、Oracle IRM Desktopが証明書を信頼するように構成できます。
サーバー証明書を使用する一方向SSLを構成する手順は、次のとおりです。
setWLSEnvスクリプトを実行して環境を設定します。
UNIXのスクリプト: MW_HOME/wlserver_10.3/server/bin/setWLSEnv.sh
Windowsのスクリプト: MW_HOME\wlserver_10.3\server\bin \setWLSEnv.cmd
JavaおよびOracle WebLogic Serverのツールを使用するには、weblogic.jarファイルがMW_HOME/wlserver_10.3/server/libまたはMW_HOME\wlserver_10.3\server\libディレクトリ内に存在している必要があります。
CertGenユーティリティを使用して、サーバー固有の秘密鍵および証明書を(1行のコマンドラインで)次のように作成します。
java utils.CertGen -selfsigned
-certfile MyOwnSelfCA.cer
-keyfile MyOwnSelfKey.key
-keyfilepass mykeypass
-cn "hostname"
mykeypassでは、キー・ファイルのパスワードを置換し、hostnameでは、Oracle IRMがデプロイされているマシンの名前を置換します。Oracle Web Servicesにアクセスする場合と同じ名前を使用してください。たとえば、myhost.us.example.comという名前のマシンのサーバー証明書を生成する場合、コマンドは次のようになります(1行のコマンドラインを使用)。
java utils.CertGen -selfsigned
-certfile MyOwnSelfCA.cer
-keyfile MyOwnSelfKey.key
-keyfilepass mykeypass
-cn "myhost.us.example.com"
このコマンドにより、マシンmyhost.us.example.comのサーバー証明書が生成されます。
パラメータ-cn " machine-name"は、Oracle IRMサーバーの完全修飾ドメイン名に設定する必要があります(この名前はOracle IRMがマシンに接続するために使用する名前です)。指定したマシン名に証明書が発行されたことを確認します。
CertGenにより、Oracle IRM用の一意の秘密鍵と、自己署名付きルート証明書が作成されます。
ImportPrivateKeyユーティリティを使用して、秘密鍵および自己署名付きルート証明書を、次のようにしてキー・ストアにパッケージ化します(1行のコマンドラインを使用します)。
java utils.ImportPrivateKey
-keystore MyOwnIdentityStore.jks
-storepass identitypass
-keypass keypassword
-alias trustself
-certfile MyOwnSelfCA.cer.pem
-keyfile MyOwnSelfKey.key.pem
-keyfilepass mykeypass
identitypassをアイデンティティ・ストアのパスワードに、keypasswordを鍵のパスワードに、mykeypassをキーファイルのパスワードに置換します。
keytoolユーティリティを実行して、鍵および証明書をトラスト・キーストアという別のキーストアにパッケージ化します。
次のkeytoolコマンド(それぞれ1行のコマンドライン)で、JAVA_HOMEはJDKの場所を表します。JAVA_HOME環境変数の詳細は、1.3.3項「Oracle WebLogic Serverのミドルウェア・ホームへのインストール」を参照してください。
UNIXオペレーティング・システム
JAVA_HOME/bin/keytool -import -trustcacerts -alias trustself
-keystore TrustMyOwnSelf.jks
-file MyOwnSelfCA.cer.der -keyalg RSA
Windowsオペレーティング・システム
JAVA_HOME\bin\keytool -import -trustcacerts -alias trustself
-keystore TrustMyOwnSelf.jks
-file MyOwnSelfCA.cer.der -keyalg RSA
「次へ」をクリックし、ウィザードの画面の手順に従います。
カスタム・アイデンティティ・キーストアおよびトラスト・ストアを設定します。
次の場所からOracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
http://adminServerHost:adminServerPort/console
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001/console
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
「ドメイン構造」の自分のドメインから「環境」を選択します。
「環境」から「サーバー」を選択します。
「サーバーのサマリー」から、SSLを有効にするサーバーを選択します。
「サーバー名」ページの「設定」で「キーストア」タブをクリックします。
「キーストア」フィールドで、「カスタムIDとカスタム信頼」を選択します。
「キーストア」タブの他のフィールドに値を入力します。
変更内容を保存します。
「SSL」タブをクリックします。
「IDと信頼の場所」フィールドで、「キーストア」を選択します。
「SSL」タブの他のフィールドに値を入力します。
変更内容を保存します。
サーバー証明書を作成した後、Oracle IRM Desktopを実行しているすべてのマシンに証明書をインストールする必要があります。その後、証明書をOracle IRM Desktopにインポートすると、証明書が信頼され、Oracle IRMの管理対象サーバーへの接続時にプロンプトが表示されなくなります。
Oracle IRM Desktopが実行されているクライアント・マシンがサーバー証明書を受け入れるように構成する手順は、次のとおりです。
Oracle IRM Desktopが実行されている各クライアント・マシンで、証明書ファイルをダブルクリックして「証明書」ウィンドウを開き、「証明書のインストール」をクリックして証明書のインポート ウィザードを起動します。
Windowsオペレーティング・システムでは、証明書ファイルはこのサーバーにブラウザを介してアクセスするクライアント・マシンにコピーする必要があります。
UNIXオペレーティング・システムでIRM Desktopを使用せずにSSLでWebサイトにアクセスしている場合、証明書を信頼するために必要なオペレーティング・システムの手順を実行してください。
Oracle IRM Desktopを実行しているすべてのマシンにおいて、証明書のインポート ウィザードで、「信頼されたルート証明機関」で明示的に証明書ストアを選択します。ルート証明書は、サーバーにアクセスするすべてのクライアント・コンピュータで信頼されている必要があります。
Windowsオペレーティング・システムで、Internet Explorerの「信頼されたルート証明機関」で証明書をインストールします。
Oracle IRM管理対象サーバーが実行されている際、Oracle IRMアプリケションはOracle WebLogic Serverドメインにデプロイされています。インストールが正常に完了したかどうかを検証するには、次のURLにアクセスします。
https://managedServerHost:managedServerPort/irm_desktop
次に例を示します。
https://myhost.example.com:16101/irm_desktop
Oracle Universal Records Management (Oracle URM)の構成を完了するには、1.15項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、Oracle Content Serverを再起動します。Oracle URMテンプレートを使用したOracle UCMの構成により、インストール・レベルは「最小」で自動的にOracle URMのインストール後の構成が完了されます。
Oracle URMの起動時に「アラート」画面が表示され、そこでOracle URMのインストール・レベルを構成できます。インストール・レベルの設定の詳細は、1.13.1項「Oracle URMコンポーネントの有効化」を参照してください。インストール・レベルを変更した場合、Oracle管理対象サーバーを再起動し、Oracle Content Serverの索引を再構築する必要があります。索引の再構築方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドの検索索引の作業に関する項を参照してください。
インストール・レベルを構成した後、「設定チェックリスト」ページの項目を構成できます。詳細は、1.13.2項「Oracle URMの設定チェックリストの完了」を参照してください。
「有効な機能」ページで、使用可能なOracle URMコンポーネントが指定されます。
選択を決定した場合、または構成オプションを変更した場合(たとえばベースラインから「分類済」に変更した場合)、1.15項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従ってOracle URMを再起動し、Oracle Content Serverの索引を再構築します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドの検索索引の作業に関する項を参照してください。
オプションごとに有効化されるコンポーネントの詳細は、「情報」アイコンをクリックします。
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| インストール・レベル | 有効化する構成のタイプ。オプションは次のとおりです。
|
| 機能 | このセクションには、「カスタム」オプションを使用する場合に有効化できる機能のリストがあります。インストール・レベルが選択されたときに、デフォルトの機能が有効になります。
次の機能が含まれます。
|
| 処理アクション | このセクションには、コンテンツに使用できる処理アクションがあります。次のものが含まれます。
|
Oracle URMをOracle WebLogic Serverの管理対象サーバーにインストールおよび構成した後、保存ポリシーおよび手順を設定する前に、「設定チェックリスト」ページを完了する必要があります。このページは、保存管理システムの機能のグローバル・オプションを設定するために使用します。
保存ポリシーおよび手順の設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの保存オプションに関する項を参照してください。
このページの構成タスクが完了していない場合は、Oracle Content Serverのホームページに、「設定チェックリスト」ページへのリンクを含む警告メッセージが表示されます。リンクをクリックしてこのページを表示し、チェックリストのオプションを選択すると、オプションの目的の詳細な説明が表示されます。このページに表示されるオプションは、インストール・レベルによって異なります。
最小
標準
DoDベースライン
DoD分類済
カスタム
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| 構成変数の設定 | 必須の構成変数の設定方法に関する指示が表示されます。 |
| インストールの構成 | オプション・コンポーネントやメタデータ・フィールドを構成する場合に使用します。事前に設定された構成から必要な機能を選択します。 |
| デフォルトの定義 | 定期的に自動チェックインされるコンテンツの監査証跡、テンプレートの場所およびメタデータのデフォルトを定義するために使用します。監査エントリとスクリーニング・レポートのメタデータを構成できます。
オプションを選択すると、チェックイン・ページが表示され、デフォルトで使用するフィールドを編集できます。 |
| セキュリティ設定の構成 | ロール、権限、アクセス制御リストの使用などのセキュリティ設定を定義するために使用します。このリンクをクリックすると、管理アプレットが開きます。ユーザー・アプレットをクリックしてセキュリティを構成します。 |
| 保存管理設定の構成 | 補助マーキング、トリガー、レポートなどの保存管理オプションを構成するために使用します。このオプションを選択すると、保存設定の構成ページが表示されます。
このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの保存設定の構成ページに関する項を参照してください。 |
| 会計、カレンダおよびカスタム期間の構成 | 処理に使用する期間を設定するために使用します。このオプションを選択すると、「期間の構成」ページが表示されます。
このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの「期間の構成」ページに関する項を参照してください。 |
| グローバル、直接および間接トリガーの構成 | 処理に使用するトリガーを設定するために使用します。このオプションを選択すると、「トリガーの構成」ページが表示されます。
このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの「トリガーの構成」ページに関する項を参照してください。 |
| 「保存スケジュールの作成」または「保存スケジュールのインポート」 | 保存スケジュールを設定するために使用します。「保存スケジュールの作成」を選択すると、「保存スケジュール内を検索中」ページが表示されます。「保存スケジュールのインポート」を選択すると、「インポート/エクスポート」画面が表示されます。
ファイルのインポートおよびエクスポートの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Manager管理者ガイドのインポートとエクスポートの管理に関する項を参照してください。 このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの「保存スケジュール内を検索中」ページに関する項を参照してください。 |
| 凍結理由の構成 | 凍結を設定するために使用します。このオプションを選択すると、凍結の構成ページが表示されます。
このページの詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドの凍結の構成ページに関する項を参照してください。 |
| ワークフローの構成 | ワークフローが設定されていないと正しく動作しない外部の記憶域、予約およびカテゴリの処理で使用するワークフローを設定するために使用します。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managementセットアップ・ガイドのワークフローの設定に関する項を参照してください。 |
| デフォルト・レビューアの構成 | デフォルト・レビューアとなるユーザーを追加するために使用します。ユーザー管理アプレットをクリックして処理を続行します。 |
| 関連コンテンツ・タイプの構成 | リンクを設定するために使用します。このオプションを選択すると、リンク・タイプの構成ページが表示されます。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Universal Records Managerセットアップ・ガイドの関連コンテンツ(リンク)の構成に関する項を参照してください。 |
| フェデレーテッド検索のデフォルト・カテゴリの構成 | フェデレーテッド検索で使用するデフォルト・カテゴリおよびデフォルト・フォルダを指定するために使用します。このオプションを選択すると「管理サーバー」ページが表示され、適切な構成変数を入力できます。
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| トリガー・フィールドとしての'プロファイル・トリガー'の構成 | コンテンツ・アイテムや物理アイテムの検索とチェックインで使用するプロファイルのトリガーを設定するために使用します。 |
各管理対象サーバーは、ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のbinディレクトリから起動できます。
UNIXのパス: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome
Windowsのパス: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome
ミドルウェア・ホームへのディレクトリ・パス(MW_HOME)およびドメイン名(DomainHome)は、Fusion Middleware構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で入力されたものです。
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重要:
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管理対象サーバーを起動するには、次のコマンドを使用します。
管理サーバーを起動します(1.8項を参照)。
startManagedWebLogicスクリプトを実行します。
UNIXのスクリプト: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/bin/startManagedWebLogic.sh server_name [admin_url]
Windowsのスクリプト: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome\bin\startManagedWebLogic.cmd server_name [admin_url]
このスクリプトは、次のようなサーバー名の指定を必要とします。
UCM_server1 (Oracle Universal Content Management)
IBR_server1 (Oracle Inbound Refinery)
IPM_server1 (Oracle Imaging and Process Management)
IRM_server1 (Oracle Information Rights Management)
URM_server1 (Oracle Universal Records Management)
admin_urlの値は管理サーバーのURLです。管理サーバーがデフォルトのポート7001を使用していない場合、admin_urlの値をhttp://localhost:8001/のように指定する必要があります。
たとえば、次のスクリプトにより、Oracle I/PMの管理対象サーバーがUNIXオペレーティング・システムで起動されます。
cd MW_HOME/user_projects/domains/base_domain /bin/startManagedWebLogic.sh IPM_server1 http://localhost:8001/
次のスクリプトにより、Oracle IRMの管理対象サーバーがWindowsオペレーティング・システムで起動されます。
MW_HOME\user_projects\domains\base_domain \bin\startManagedWebLogic.cmd IRM_server1
サーバーが起動される前に、Oracle WebLogic Serverのユーザー名およびパスワードの入力を求められます。これらは、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したものです。
管理対象サーバーの名前はstartManagedWebLogic_readme.txtファイルにあります。サーバー名をUNIXオペレーティング・システムで表示するには、次のスクリプトを実行します。
cat MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/startManagedWebLogic_readme.txt
サーバー名をWindowsオペレーティング・システムで表示するには、次のファイルをダブルクリックします。
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\startManagedWebLogic_readme.txt
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して管理対象サーバーを停止または起動する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のFusion Middleware Controlを使用した管理対象サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
管理対象サーバーの構成の変更を反映させるには、再起動する必要があります。管理対象サーバーを再起動するには、Oracle WebLogic Server管理コンソール、停止および起動スクリプト、またはFusion Middleware Controlを使用します。
次の例では、管理対象サーバーをstopManagedWebLogicおよびstartManagedWebLogicスクリプトを使用して再起動する方法を示しています。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverシステム管理者ガイドのOracle Content Serverの再起動に関する項を参照してください。
管理対象サーバーをコマンドラインからスクリプトを使用して再起動する手順は、次のとおりです。
stopManagedWebLogicスクリプトを使用して管理対象サーバーを停止します。
UNIXのスクリプト: DomainHome/bin/stopManagedWebLogic.sh UCM_server1
Windowsのスクリプト: DomainHome\bin\stopManagedWebLogic.cmd UCM_server1
stopWebLogicスクリプトを使用して管理サーバーを停止します。
UNIXのスクリプト: DomainHome/bin/stopWebLogic.sh
Windowsのスクリプト: DomainHome\bin\stopWebLogic.cmd
startWebLogicスクリプトを使用して管理サーバーを起動します。
UNIXのスクリプト: DomainHome/bin/startWebLogic.sh
Windowsのスクリプト: DomainHome\bin\startWebLogic.cmd
startManagedWebLogicスクリプトを使用して管理対象サーバーを起動します。
UNIXのスクリプト: DomainHome/bin/startManagedWebLogic.sh UCM_server1
Windowsのスクリプト: DomainHome\bin\startManagedWebLogic.cmd UCM_server1
1つ以上の管理対象サーバーをホストしているマシン上でノード・マネージャを起動すると、Oracle WebLogic Server管理コンソールまたはコマンドラインを使用して管理対象サーバーをリモートで起動または停止できます。予期しないエラーが発生した管理対象サーバーをノード・マネージャから自動的に再起動することもできます。
Oracle URM管理対象サーバーを構成した場合、ノード・マネージャを起動する前に、1.13項「Oracle URM構成の完了」で説明されているOracle URMの設定チェックリストを完了してください。
ノード・マネージャを起動するには、次の手順を実行します。
startNodeManagerスクリプトを使用してノード・マネージャを起動します。
UNIXのパス: WL_HOME/server/bin/startNodeManager.sh
Windowsのパス: WL_HOME\server\bin\startNodeManager.cmd
nodemanager.propertiesファイルを編集して、エントリStartScriptEnabled=falseをStartScriptEnabled=trueに変更します。
ノード・マネージャを再起動します。
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注意: ユーザー・アカウント制御(UAC)が有効になっているWindowsオペレーティング・システムでは、Oracle UCMのWebインタフェースからOracle Content Serverにアクセスする前に、Oracle WebLogic Server管理サーバーおよびOracle UCMの管理対象サーバーを管理者として起動する必要があります。ノード・マネージャを使用してOracle UCM管理対象サーバーを起動する場合、さらに、次の手順に従って、ノード・マネージャを管理者として起動する必要があります。
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ノード・マネージャの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』を参照してください。
Oracle WebLogic ServerドメインのOracle Enterprise Content Management Suiteのインストールおよび構成を検証するには、Webブラウザを起動し、次のURLを入力してドメインの管理サーバー、Oracle WebLogic Server管理コンソール、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control、およびOracle ECMアプリケーションへのアクセスをテストします。
管理サーバーにアクセスするには、次の手順を実行します。
http://adminServerHost:adminServerPort
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
管理コンソールにアクセスする手順は、次のとおりです。
http://adminServerHost:adminServerPort/console
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001/console
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
Fusion Middleware Controlにアクセスする手順は、次のとおりです。
http://adminServerHost:adminServerPort/em
adminServerHostで、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortで、管理サーバーのリスニング・ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。
http://myhost.example.com:7001/em
ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。
Oracle Content Serverにアクセスして、新しく設定したOracle UCMインスタンスをテストする手順は、次のとおりです。
http://managedServerHost:managedServerPort/cs
Oracle WebLogic Serverのユーザー名およびパスワードを使用してログインします。Oracle UCMのデフォルトのポート番号は16200です。
新しく設定したOracle IBRインスタンスをテストする手順は、次のとおりです。
http://managedServerHost:managedServerPort/ibr
Oracle WebLogic Serverのユーザー名およびパスワードを使用してログインします。Oracle IBRのデフォルトのポート番号は16250です。
新しく設定したOracle I/PMインスタンスをテストする手順は、次のとおりです。
http://managedServerHost:managedServerPort/imaging
Oracle WebLogic Serverのユーザー名およびパスワードを使用してログインします。Oracle I/PMのデフォルトのポート番号は16000です。
新しく設定したOracle IRMインスタンスをテストする手順は、次のとおりです。
https://managedServerHost:managedServerPort/irm_desktop
Oracle WebLogic Serverのユーザー名およびパスワードを使用してログインします。SSLが有効なOracle IRMのデフォルトのポート番号は16101です。
新しく設定したOracle URMインスタンスをテストする手順は、次のとおりです。
http://managedServerHost:managedServerPort/urm
Oracle WebLogic Serverのユーザー名およびパスワードを使用してログインします。Oracle URMのデフォルトのポート番号は16300です。
システムからOracle Enterprise Content Management Suiteをアンインストールするには、次のタスクを実行します。
ソフトウェアを削除するには、この項に示す手順を使用してください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後で再度ソフトウェアをインストールする際に問題が発生する可能性があります。この項の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除することができます。
Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止してください。
StopManagedWebLogicスクリプトを使用して、各Oracle WebLogic Server管理対象サーバーを停止します。
UNIXのスクリプト: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/bin/stopManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url username password
次に例を示します。
MW_HOME/user_projects/domains/ecm_domain/bin/stopManagedWebLogic.sh IPM_server1 t3://myhost.example.com:7001 weblogic
Windowsのスクリプト: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome\bin\stopManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_url username password
stopWebLogicスクリプトを使用して管理サーバーを停止します。
UNIXのスクリプト: MW_HOME/user_projects/domains/DomainHome/bin/stopWebLogic.sh username password
Windowsのスクリプト: MW_HOME\user_projects\domains\DomainHome\bin\stopWebLogic.cmd username password
詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。
1つ以上のOracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマをデータベースから削除するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行します。
リポジトリ作成ユーティリティのDVDを挿入し、bin/rcuまたはBIN\rcu.batファイルを使用してRCUを起動します。
UNIXのパス: RCU_HOME/bin/rcu
Windowsのパス: RCU_HOME\BIN\rcu.bat
また、リポジトリ作成ユーティリティが含まれているZIPファイルは、次のいずれのWebサイトからでもダウンロードできます。
Oracle E-Delivery
Oracle Technology Network (OTN)のOracle Fusion Middleware 11gソフトウェア・ダウンロード・ページ
http://www.oracle.com/technology/software/products/middleware
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注意: Windowsオペレーティング・システムの場合は、RCUのZIPファイルを名前に空白を含むディレクトリに解凍しないでください。 |
ZIPファイルをダウンロードした後、任意のディレクトリに解凍してから、前述の手順に従ってRCUを起動します。
次の手順に従って、RCUを使用して1つ以上のOracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマをデータベースから削除します。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「リポジトリの作成」画面
「削除」を選択し、「次へ」をクリックします。
「データベース接続の詳細」画面
データベース・インスタンスに接続するための資格証明を入力します。これらは、Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマを作成する際にこの画面に入力したものと同じ資格証明です。詳細は、1.4項「Oracle Enterprise Content Management Suiteのスキーマの作成」を参照してください。
「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。
前提条件エラーがある場合、「データベース接続の詳細」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。
エラーなしでチェックが完了した後、「OK」をクリックして画面を終了します。
「コンポーネントの選択」画面
リポジトリから削除するスキーマの接頭辞を選択し、各スキーマの名前を選択します。
「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。
前提条件エラーがある場合、「コンポーネントの選択」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。
エラーなしでチェックが完了した後、「OK」をクリックして画面を終了します。
「サマリー」画面
「削除」をクリックします。「削除」画面が表示されます。
削除エラーがある場合、「サマリー」画面にエラーの詳細が表示されます。エラーを修正し、「次へ」を再度クリックします。
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注意: データベースがWindowsオペレーティング・システムで稼働している場合、削除する前に、表領域にアクセスしている以前のセッションが終了していることを確認してください。削除した後、手動でdbfファイルを削除することが必要になる場合があります。 |
エラーなしでスキーマが削除された後、「OK」をクリックして画面を終了します。
「完了サマリー」画面
「閉じる」をクリックします。
アンインストーラは起動に使用したECM Oracleホームを削除します。Oracle Enterprise Content Management SuiteのOracleホームを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないこと、およびこのOracleホームを使用するすべての実行プロセスが停止されていることを確認します。ソフトウェアを削除すると、ECM Oracleホームは使用できなくなります。
この手順では、作成したOracle WebLogic Serverドメインが削除されることはありません。ECM Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。
Oracle Enterprise Content Management Suiteをアンインストールする手順は、次のとおりです。
次の手順で、Oracle Enterprise Content Management Suiteのインストーラをスイートのメディアのディスク1から-deinstallパラメータを使用して起動します。
UNIXのコマンド: ecm_media_loc/Disk1/runInstaller -deinstall -jreLoc jre_location
JREの場所を指定していない場合、指定するように求められます。
Windowsのコマンド: ecm_installer_loc/Disk1/setup.exe -deinstall -jreLoc jre_location
setup.exeをダブルクリックすると、JREの場所を指定するよう求められます。パスを入力した後、「入力」をクリックしてインストーラを起動します。
インストーラの実行では、システム上の Java Runtime Environment(JRE)の場所が要求されます。JREはOracle Fusion Middlewareとともにインストールされています。表1-2に、デフォルトのJREの場所を示します。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「Oracleホームのアンインストール」画面
アンインストールするECM Oracleホームを確認してから、「アンインストール」をクリックして続行します。
「アンインストールの進行状況」画面
この画面には、削除の進行状況とステータスが表示されます。
「アンインストール完了」画面
「終了」をクリックします。
ECM Oracleホーム・ディレクトリがまだ存在していたら、そのディレクトリとすべてのサブディレクトリを手動で削除します。
UNIXオペレーティング・システム:
cd MW_HOME rm -rf ECM_ORACLE_HOME
Windowsオペレーティング・システム
次のいずれかの方法を使用します。
WindowsのExplorerでC:\MW_HOMEディレクトリに移動し、「ECM_ORACLE_HOME」フォルダを右クリックし、「削除」を選択します。
Start Menu\Programsフォルダにプログラム・グループが存在している場合は、これを削除します。たとえば、次のプログラム・グループをC:\Documents and Settings\All Users \Start Menu\Programsから削除します。
Oracle WebLogic (BEAHOME 1)
Oracle ECM 11g - Home1
ご使用のWindowsオペレーティング・システムでは、フォルダおよびプログラム・グループ名が異なる可能性があります。
ここに記載されている以外の情報については、Oracle Fusion Middleware Documentation DVDにある『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。
ドキュメントは、Oracle担当者、または次のURLのOracle Storeから購入できます。
リリース・ノート、インストール・ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、Oracle Technology Network (OTN)から無償でダウンロードできます。OTNを使用するには、オンラインでの登録が必要です。登録は、OTNのWebサイトから無償で行えます。
http://www.oracle.com/technology/join
すでにOTNのユーザー名およびパスワードを取得している場合は、次のURLでOTN WebサイトのOracleドキュメントのページに直接アクセスできます。
http://www.oracle.com/technology/documentation/
Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、Oracleサポート・サービスにお問い合せいただけます。Oracleサポート・サービスには、電話相談、バージョン・アップデートおよびOracleのサービスへのアクセスが含まれます。電話サポートは、24時間365日いつでも利用することができます。アメリカ国内の場合は、製品サポート(+1-800-223-1711)までお問い合せください。
電話する前に、CSI(CPU Support Identifier)番号を確認してください。CSI番号は、Oracleサポート・サービスでお客様を特定するキーとなりますので、お客様の記録としてCSI番号を保管しておいてください。CSI番号は、注文の処理時にOracle Storeから電子メール・アラートで送信されます。CSI番号をお持ちでない場合で、アメリカ国内のお客様の場合は、注文に関する詳細情報を提供するオンラインのOrder Trackerにアクセスしてお客様のCSI番号を調べることができます。Oracle Storeに移動し、上部ナビゲーション・バーの上にある「Order Tracker」をクリックしてください。
アメリカ国外のOracleサポート・サービス拠点については、それぞれの国のサポート・センターにサポートへのアクセス方法をお問い合せください。お住まいの国のローカル・サポート・センターを調べるには、次のURLからサポートWebセンターにアクセスしてください。
サポートWebセンターでは、Oracleサポート・サービスに関する次のような情報を提供しています。
連絡先
電子サービスへのアクセス手順
役立つWebサイト
サポート・リソース
Oracleサポート・ポートフォリオ
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Oracle製品サポートを利用すると、Oracleサポート・サービスのプレミアWebサポートを提供する、My Oracle Support(旧OracleMetaLink)へ24時間いつでもアクセスできます。My Oracle Supportでは、インストール支援、製品マニュアル、およびテクニカル・ソリューション・ナレッジ・ベースにアクセスできます。
Oracle製品に関する質問をすると、オラクル社のテクニカル・サポート・アナリストや他のOracleユーザーから回答を得ることができるテクニカル・フォーラムがあります。質問および回答は、すべてのユーザー向けに投稿されたまま残ります。
My Oracle Supportには、次のオプションが含まれています。
テクニカル・アシスタンス・リクエスト(TAR)へのアクセス
パッチのダウンロード
バグ・データベースへの問合せによるアクセス
製品ライフサイクルに関する情報
My Oracle Supportは次のURLからアクセスできます。
現在サポートされているライセンスがない場合、Oracle StoreからOracle製品の最新バージョンを購入できます。
ライセンスが有効な場合は、My Oracle SupportのiTAR機能を通して事前にバージョンの更新の出荷を依頼しておくことができます。iTARタイプをU.S. Client Relations/Non-Technical Requestとしてログに記録する必要があります。
アメリカ国内の場合は、Client Relationsに電話してバージョン更新の送付を申請できます。バージョンの更新を依頼する場合は、次の情報をClient Relationsアナリストに提供してください。
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アメリカ国内の場合は、+1-800-833-3536のSupport Salesの担当者にお問い合せいただくことも可能です。
追加情報にすばやくアクセスするには、表1-4を参照してください。
表1-4 追加情報およびリソースへのリンク
| タスク | お問合せ先情報またはWebサイト |
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アメリカ国内における追加製品、完全ライセンス、バージョン更新およびドキュメントの購入 |
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開発者向け技術資料へのアクセス |
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インストール・ドキュメントへのアクセス |
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テクニカル・サポート情報へのアクセス |
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アメリカ国外のOracleサポート・センターの検索 |
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アメリカ国外のOracleオフィスの検索 |
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アメリカ国内のClient Relationsへの連絡 |
1-800-223-1711 |
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アメリカ国内の営業担当者への連絡 |
1-800-ORACLE-1 |
|
アメリカ国内の技術サポートへのTTYアクセスの検索 |
1-800-446-2398 |