ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

16.3 「カスタム検索」ポートレットの使用

Oracle Portalに含まれる「カスタム検索」ポートレットを使用して、ページ作成者はPortalにアップロードされた情報に対して様々な検索を定義できます。このポートレットを使用すると、特定の検索要件をすべて満たす、一意の検索フォーム、検索結果ページおよび事前定義済の検索問合せを定義できます。

この項では、「カスタム検索」ポートレットの使用方法について説明します。内容は次のとおりです。

16.3.1 「カスタム検索」ポートレットのページへの配置

「カスタム検索」ポートレットをページに配置するには、次の手順を実行します。

  1. 「カスタム検索」ポートレットを追加するぺージに移動します。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ポートレットを追加するリージョンで、「ポートレットの追加」アイコンをクリックします。

    リージョンにすでにアイテムが含まれている場合は、ポートレットをそのリージョンに追加できません。

  4. ポートレット・リポジトリで、「検索」フィールドに「カスタム検索」と入力し、「実行」をクリックします。

  5. 「ポートレット・リポジトリの検索結果」で、「カスタム検索」をクリックします。

  6. 「OK」をクリックします。

    「カスタム検索」ポートレットがページに追加されます。

16.3.2 カスタム検索オプションの設定

カスタム検索構成では、一部のオプションはすべての「カスタム検索」ポートレットに影響を与え、一部はポートレットの特定のインスタンスにのみ影響を与えます。すべての検索ポートレットに影響を与えるオプションは、管理者レベルで設定されます。「カスタム検索」ポートレットの特定のインスタンス用のオプションは、ポートレット・レベルで設定されます。

OTNの追加情報
この項では、ポートレット・レベルで設定されるオプションについて説明します。管理者レベルでのオプション設定については、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology NetworkのOracle Portalドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/documentation.html)で入手できます。

カスタム検索オプションをポートレット・レベルで設定するには、次の手順を実行します。

  1. 「カスタム検索」ポートレットが含まれるページに移動します。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ポートレットに関連付けられた「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

  4. 必要に応じてカスタム検索オプションを編集します。

    次の5つのタブに「カスタム検索」ポートレット用のオプションがあります。

    • ポートレット・タイプ: 通常、「ポートレット・タイプ」タブを使用して、作成する「カスタム検索」ポートレットのタイプを定義します。詳細は、16.3.2.1項「「カスタム検索 - ポートレット・タイプ」タブ」を参照してください。

    • 検索する文字列: 「検索する文字列」タブを使用して、検索するコンテンツのタイプおよびページ・グループ(またはページ)の範囲を指定します。詳細は、16.3.2.2項「「カスタム検索 - 検索する文字列」タブ」を参照してください。

    • 検索基準: 「検索基準」タブを使用して特定の検索文字列を入力し、検索対象を絞り込むためのフィルタを定義します。詳細は、16.3.2.3項「「カスタム検索 - 検索基準」タブ」を参照してください。

    • 検索フォーム: 「検索フォーム」タブを使用して、(「ポートレット・タイプ」タブで)「ユーザー入力用の検索フォームを表示」を選択した場合に、ユーザーに表示される検索フォームを設計します。詳細は、16.3.2.4項「「カスタム検索 - 検索フォーム」タブ」を参照してください。

    • 結果の表示: 「結果の表示」タブを使用して、検索結果用のターゲット・ページを指定します。ポートレットを検索結果の表示用に使用する場合、ページで表示される特別サービスや、検索結果のスタイルおよびレイアウトなど、表示オプションも選択できます。詳細は、16.3.2.5項「「カスタム検索 - 結果の表示」タブ」を参照してください。

  5. 「OK」をクリックします。

16.3.2.1 「カスタム検索 - ポートレット・タイプ」タブ

通常、「ポートレット・タイプ」タブを使用して、作成する「カスタム検索」ポートレットのタイプを定義します。表16-1は、「デフォルトの編集: ポートレット・タイプ」タブで使用できるカスタム検索オプションの一覧とその説明です。

表16-1 「デフォルトの編集: ポートレット・タイプ」タブで使用できるカスタム検索オプション

オプション 説明

ユーザー入力用の検索フォームを表示

ユーザーには、この「カスタム検索」ポートレットの検索フォームが表示されます。ユーザーがそれぞれの検索基準を入力および選択できるかどうかは、16.3.2.4項「「カスタム検索 - 検索フォーム」タブ」でどのようにオプションを構成するかによって決まります。

自動的に検索結果を表示

事前定義済検索基準による検索結果は、検索フォームのかわりに、この「カスタム検索」ポートレットに表示されます。ユーザーは検索基準を変更またはカスタマイズできないため、このオプションは公開の目的のみに使用します。検索は、16.3.2.2項「「カスタム検索 - 検索する文字列」タブ」および16.3.2.3項「「カスタム検索 - 検索基準」タブ」で指定するオプションによって定義されます。検索結果は、16.3.2.5項「「カスタム検索 - 結果の表示」タブ」で定義されたスタイル設定で表示されます。

検索結果を...分間キャッシュします。

自動問合せによる検索結果をキャッシュできます。検索の実行後、指定した時間(分)以内にユーザーが「カスタム検索」ポートレットにアクセスする場合は、キャッシュされた元の検索結果が表示されます。

検索結果をキャッシュしません。

ユーザーが「カスタム検索」ポートレットの配置されたページに戻るたびに、検索が再実行され、結果がリフレッシュされます。

表示名

「カスタム検索」ポートレットの表示タイトル。デフォルトは「カスタム検索」です。


16.3.2.2 「カスタム検索 - 検索する文字列」タブ

「検索する文字列」タブを使用して、検索するコンテンツのタイプおよびぺージ・グループ(またはページ)の範囲を指定します。表16-2は、「デフォルトの編集: 検索する文字列」タブで使用できるオプションの一覧とその説明です。

ユーザーは、このタブで定義したページ・グループの制限を上書きできません。ただし、「カスタム検索」ポートレットに検索フォームが表示される場合、ユーザーがコンテンツ・タイプやページの設定を上書きできるかどうか、さらには、ページ・グループの選択を制限できるかどうかは、検索フォーム上にこれらのオプションを表示するかまたは非表示にすることにより選択できます(16.3.2.4項「「カスタム検索 - 検索フォーム」タブ」)。

表16-2「デフォルトの編集: 検索する文字列」タブで使用できるカスタム検索オプション

オプション 説明

検索するコンテンツのタイプを指定してください。

検索結果として、検索基準に一致するすべてのPortalオブジェクト(ファイルへのリンクまたは検索文字列が含まれるイメージなどのアイテム、検索文字列が含まれるページ、カテゴリまたはパースペクティブ)が返されます。

ここで選択したものと、「検索フォーム」タブに表示される「検索するコンテンツのタイプを選択(アイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページ)」オプションで選択したものとで検索対象が絞られます。また、結果をどこに表示するかによっても影響を受けます。

同じポートレットに結果が表示される場合:

  • 「任意」および「検索するコンテンツのタイプを選択(アイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページ)」を選択すると、ユーザーはアイテム、ページ、カテゴリまたはパースペクティブを検索するかどうか選択できます。

  • 「任意」を選択して、「検索するコンテンツのタイプを選択(アイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページ)」を選択しなければ、ユーザーはアイテムのみを検索できます。

  • ページ、カテゴリ、パースペクティブまたはアイテムなど、特定のタイプのコンテンツを選択すると、「検索するコンテンツのタイプを選択(アイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページ)」は無効になり、検索フォームには「戻り」フィールドは表示されません。

結果が別のページに表示される場合:

この場合は、1つの「カスタム検索」ポートレットで検索送信基準(検索フォーム)が定義されます。2番目の「カスタム検索」ポートレットで検索結果の表示方法が定義されます(検索結果)。検索フォーム・ポートレットと検索結果ポートレットは別々のページにあります。

  • 結果ポートレットで「任意」を選択すると、コンテンツ・タイプは、検索フォーム・ポートレットの「検索するコンテンツのタイプを選択(アイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページ)」の設定によって決まります。検索フォームでタイプを指定しないと、デフォルトの「アイテム」になります。

  • 結果ポートレットで特定のコンテンツ・タイプを選択すると、検索フォーム・ポートレットで選択したコンテンツ・タイプは無視されます。ユーザーは、検索結果ポートレットで選択されたタイプのみを検索できます。

結果が自動的に表示される場合:

  • 結果ポートレットで「任意」を選択すると、コンテンツ・タイプはデフォルトの「アイテム」になります。

  • 特定のコンテンツ・タイプを選択すると、指定されたコンテンツ・タイプの結果が表示されます。

オプション値のサマリー:

  • 任意: 検索により、検索基準を満たすすべてのアイテム、ページ、カテゴリおよびパースペクティブへのリンクが返されます。

  • ページ: 検索により、ページへのリンクのみが返されます。

  • カテゴリ: 検索により、指定された検索基準を満たすすべてのカテゴリが返されます。

  • パースペクティブ: 検索により、指定された検索基準を満たすすべてのパースペクティブが返されます。

新しく作成されたページ・グループを含むすべてのページ・グループ内を検索

すべてのページ・グループが検索対象になります。

検索にまったく制限を設けない場合は、これを選択します。このオプションにより、ユーザーは、将来Portalに追加される新しいページ・グループも含め、すべてのページ・グループを検索できます。

選択したページ・グループ内を検索

「使用可能なページ・グループ」リストから選択して、「検索するページ・グループ」リストに追加したページ・グループのみが検索されます。

2つ以上のページ・グループを選択した場合は、共有属性のみを検索基準に使用できます。

検索するページを指定してください。

使用可能なページのリストから選択したページのみが検索されます。

検索対象を1つのページまたは1つ以上のページ・グループに限定できます。ページを選択すると、ページ・グループの選択は無視されます。

サブページを含む

選択したページのすべてのサブページも検索されます。


16.3.2.3 「カスタム検索 - 検索基準」タブ

「検索基準」タブを使用して特定の検索文字列をあらかじめ定義し、検索対象を絞り込むためのフィルタを定義します。表16-3は、「デフォルトの編集: 検索基準」タブで使用できるオプションの一覧とその説明です。

「カスタム検索」ポートレットに検索フォームが表示される場合、検索フォーム上の検索属性を表示するか非表示にすることで、ここで定義した検索基準をユーザーが上書きできるようにするかどうかを選択できます(16.3.2.4項「「カスタム検索 - 検索フォーム」タブ」)。

表16-3 「デフォルトの編集: 検索基準」タブで使用できるカスタム検索オプション

オプション 説明

検索

検索する文字列を入力します。検索文字列は必須ではありません。たとえば、「作成日」などの特定の属性を検索することを選択して、このフィールドを空白のままにすると、選択されたページ・グループまたはページ内の、その作成日を共有するすべてのオブジェクトが検索結果に表示されます。一方、policyなどの検索文字列を入力し、「作成日」を指定すると、検索結果には、選択されたページ・グループまたはページ内の、policyという文字列が含まれ、指定した日付に作成されたすべてのオブジェクトが表示されます。

Oracle Textが無効の場合は、オブジェクトのメタデータ、つまりオブジェクトの属性の内容のみが検索されます。A.2.4項「基本検索可能属性」も参照してください。

デフォルトで、[ ]結果を検索

「検索」フィールドに入力した検索文字列をどの程度厳密に検索に適用する必要があるかを示します。たとえば、次の3つの文字列、policy、benefit、retirementを入力し、次のいずれかを選択したとします。

  • すべての語を含む: 検索結果には3つの文字列すべてが、任意の順序で、あるいは入力どおりに、またはより文字数の多い語の一部として(たとえば、benefitまたはbenefits)含まれている必要があります。

  • いずれかの語を含む: 検索結果には文字列のうちの少なくとも1つが含まれている必要があり、複数の場合は、入力どおり、またはより文字数の多い語の一部として(たとえば、benefitまたはbenefits)含まれます。

  • これらの語に完全一致する: 検索結果には「検索」フィールドに指定したとおりの検索文字列が含まれている必要があります(たとえば、benefitで検索するとbenefitsは返されません)。このオプションは、Oracle Textが無効の場合のみ使用できます。

Oracle Textが有効の場合は、より多くの演算子が選択対象となります。詳細は、表2-1「検索演算子」を参照してください。Portalの管理者は、「グローバル設定: 検索」ページでOracle Textを有効または無効にできます。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology NetworkのOracle Portalドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/documentation.html)で入手できます。

属性の選択

検索問合せ内に追加の属性を含めるには、このリンクをクリックします。必要に応じて、検索フォームのユーザーに対して、選択した属性を非表示にすることができます。

このリンクをクリックすると、属性のセレクタが表示されます。必要なすべての属性を「選択済」リストに移動し、「OK」をクリックします。選択したすべての属性は、次のタブに表示されます。

  • 「検索基準」タブ: 選択したすべてまたは任意の属性の検索基準を事前に定義できます。

  • 「検索フォーム」タブ: 選択した属性を検索フォームに表示するか、またはユーザーに対して非表示にするかを制御できます。

ユーザーは、「管理者」、「基本アイテムタイプ」、「カテゴリ」、「キャラクタ・セット」、「作成日」、「作成者」、「更新日」、「説明」、「表示名」、「有効期限日」、「ファイル名」、「アイテム・タイプ」、「キーワード」、「最終更新者」、「MIMEタイプ」、「名前」、「パースペクティブ」、「公開日付」「URL」、「バージョン番号」などの属性を使用して、検索結果をフィルタ処理できます。A.2.4項「基本検索可能属性」も参照してください。

ページ・グループ

表示のみ。属性が属するページ・グループの名前。この列は、「検索する文字列」タブで選択したページ・グループが1つである場合にのみ表示されます。

属性

表示のみ。「作成日」、「説明」、「表示名」など、検索基準として使用できる属性の名前。

データ型

表示のみ。属性のデータ型。

制限

属性のそのデフォルト値との関係を、属性がデフォルト値と等しい、属性がデフォルト値のすべてを含むなどのように制限します。

属性のデータ型により、使用可能な制限オプションが決まります。そのデータ型に該当する値のみが表示されます。

デフォルト値

属性のデフォルトの検索値。「ポートレット・タイプ」タブで「自動的に検索結果を表示」が選択されている場合、ユーザーはここで指定した値を上書きできないため、この列のタイトルは「値」になります。

2つの特別なデフォルト値、#TODAY#(本日の日付)と#USER#(現在ログインしているユーザー)があります。さらに、#TODAY#+nまたは#TODAY#-nを指定できます。nは整数です。これらの値では、大文字と小文字は区別されます。

たとえば、過去7日間に作成されたすべてのアイテムを検索する場合は、「作成日」属性を選択し、「制限」を「次より大きい」に設定し、「デフォルト値」を#TODAY#-7に設定します。

自動検索問合せに検索基準を定義していて、検索文字列またはページ・グループを指定しない場合、少なくとも1つの属性に値を指定する必要があります。

Oracle Textが有効になっている場合は、複数のパースペクティブを選択できます。選択したパースペクティブの「すべてに一致」または「いずれかに一致」検索を実行できます。「サブ・パースペクティブを含む」を選択して、検索の範囲を選択したパースペクティブの下のパースペクティブまで広げることもできます。


16.3.2.4 「カスタム検索 - 検索フォーム」タブ

「検索フォーム」を使用して、「ユーザー入力用の検索フォームを表示」を選択した場合に(16.3.2.1項「「カスタム検索 - ポートレット・タイプ」タブ」)、ユーザーに表示される検索フォームを作成します。表16-4は、「検索フォーム」タブで使用できるオプションの一覧とその説明です。

表16-4 「デフォルトの編集: 検索フォーム」タブで使用できるカスタム検索オプション

オプション 説明

検索文字列ボックス

ユーザーが独自の検索文字列を入力できるようにする場合は、これを選択します。

検索文字列制限セレクタ

「検索文字列ボックス」を選択した場合、ユーザーが検索文字列にさらに制限を加えることができるようにするには、これを選択します。たとえば、ユーザーが次の3つの文字列、policy、benefit、retirementを入力し、次のいずれかを指定したとします。

  • すべての語を含む: 検索結果には3つの文字列すべてが、任意の順序で、あるいは入力どおりに、またはより文字数の多い語の一部として(たとえば、benefitまたはbenefits)含まれている必要があります。

  • いずれかの語を含む: 検索結果には文字列のうちの少なくとも1つが含まれている必要があり、複数の場合は、入力どおり、またはより文字数の多い語の一部として(たとえば、benefitまたはbenefits)含まれます。

  • これらの語に完全一致する: 検索結果には「検索」フィールドに指定したとおりの検索文字列が含まれている必要があります(たとえば、benefitで検索するとbenefitsは返されません)。このオプションは、Oracle Textが無効の場合のみ使用できます。

「検索基準」タブで検索文字列または検索演算子が定義されている場合、それらが検索フォームにデフォルト値として表示されます。検索文字列ボックスまたは制限セレクタを表示しないことを選択した場合、事前に定義された値は非表示の検索基準となります。

検索するページ・グループを選択

ユーザーが1つ以上のページ・グループを検索対象として選択できるようにする場合は、これを選択します。検索フォームのリストに表示されるページ・グループは、「検索する文字列」タブで選択したオプションによって決まります。次のオプションを選択した場合、結果は次のようになります。

  • 新しく作成されたページ・グループを含むすべてのページ・グループ内を検索: リストにはPortal内のすべてのページ・グループが表示されます。

  • 選択したページ・グループ内を検索: リストには「検索する文字列」タブで選択したページ・グループが表示されます。

どちらの場合も、ユーザーはページ・グループを「使用可能」リストから「選択済」リストに移動して、1つ以上のページ・グループを選択できます。

このフィールドの上に表示されるヘッダー「検索」は、この表の「その他のオプション」セクションで説明している「サブセクション・ヘッダー」オプションを使用して非表示にできます。

検索対象を1つ以上のページ・グループまたはページに制限できます。ページを選択すると、ページ・グループの選択は無視されます。

このフィールドを表示しないことを選択して、ユーザーが検索対象を1つ以上のぺージに制限しなかった場合(次のオプションを参照)、「検索する文字列」タブで選択されたページ・グループが検索対象となります。「検索する文字列」タブでページ・グループが選択されていない場合は、すべてのページ・グループが検索対象となります。

検索するページを選択

ユーザーが検索する1ページ、またはそのサブページも指定できるようにする場合は、これを選択します。

検索対象を1つ以上のページ・グループまたはページに制限できます。ページを選択すると、ページ・グループの選択は無視されます。

使用可能なページのリストは、「検索する文字列」タブで選択されるページ・グループによって異なります。

  • 1つのページ・グループが選択されている場合、ユーザーはこのページ・グループと「個人用ページ」(「共有オブジェクト」ページ・グループ内)からのみページを選択できます。

  • ページ・グループが複数選択されているか、選択されていない場合、ユーザーは任意のページ・グループからページを選択できます。

検索結果の並べ替え

ユーザーが、たとえば「スコア」、「作成日」、「管理者」などにより、検索結果の編成方法を指定できるようにする場合は、これを選択します。ユーザーは、結果を昇順または降順のいずれで表示するかも選択できます。

「順序基準」リスト内のオプションには、一部の検索結果には適用できないものがあります。そのような場合、返された結果は「表示名」の順に表示されます。たとえば、結果が「管理者」順で表示されており、返された結果に管理者が含まれない場合などです。

1ページに表示する結果数の設定

ユーザーが1ページに表示する結果の数を指定できるようにする場合は、これを選択します。結果の数がここで指定した値を超える場合は、追加ページに表示されます。

ユーザーが値を指定しなかったか、検索フォームにこのオプションが表示されていない場合は、検索結果ポートレットで指定された値がかわりに使用されます。

結果の最大数を設定

ユーザーが検索から返される結果の数を制限できるようにする場合は、これを選択します。

検索するコンテンツのタイプを選択(アイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページ)

ユーザーが返される結果のタイプ(カテゴリ、パースペクティブ、ページまたはアイテム)を指定できるようにする場合は、これを選択します。

このオプションを有効にするには、検索結果を表示するために使用されている「カスタム検索」ポートレットで、「検索するコンテンツのタイプを指定してください。」オプションを「任意」に設定する必要があります。設定しなければ、選択したコンテンツ・タイプの検索結果のみが返され、ユーザーにはコンテンツ・タイプを選択するオプションが表示されません。

「任意」に設定しないと、次のようになります。

  • 選択したコンテンツ・タイプの検索結果のみが返され、ユーザーの選択は無視されます。

  • 同じポートレットに検索フォームと検索結果が表示される場合、ユーザーにはコンテンツ・タイプを選択するオプションが表示されません。

「検索のヒント」リンク

ユーザーに検索基準の設定方法のヘルプを提供するリンクを検索フォームに追加する場合は、これを選択します。

拡張検索リンク

追加の検索基準を指定できる拡張検索ページにユーザーを移動するためのリンクを検索フォームに表示する場合は、これを選択します。

「拡張検索リンク」の詳細は、「グローバル設定: 検索」ページでPortal管理者によって指定されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology NetworkのOracle Portalドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/documentation.html)で入手できます。

イメージ

検索フォームにイメージを表示する場合は、これを選択します。次のいずれかを選択します。

  • デフォルトの検索イメージ: 検索フォームにデフォルトのイメージである拡大鏡を表示する場合。

  • カスタム・イメージ: 検索フォームに独自に選択したイメージを表示する場合。

    このオプションの関連入力フィールドの横の「ブラウズ」アイコンをクリックして、使用するイメージ・ファイルを検索します。イメージが結果リストに表示されない場合は、イメージをPortalにアップロードします。

    イメージ・アイテムを作成する場合は、ファイル・システムからイメージをアップロードするか、イメージへのURLを入力します。URLを指すイメージ・アイテムを選択しないでください。選択すると、壊れたイメージが表示されます。

「インターネット検索エンジン」リンク

検索フォームにGoogleやYahooなどの外部の検索エンジンへのリンクを表示する場合は、これを選択します。

外部検索エンジンのURLおよびリンク・テキストは、「グローバル設定: 検索」ページで管理者によって指定されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology NetworkのOracle Portalドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/documentation.html)で入手できます。

「リセット」ボタン

ユーザーが検索基準をリセットできるようにするボタンを表示する場合は、このオプションを選択します。

サブセクション・ヘッダー

検索フォームに表示するアイテムに、「検索」、「抽出条件」、「結果オプション」などのグループ・ヘッダーを表示する場合は、このオプションを選択します。

表示しない属性/表示する属性

検索フォームに表示する属性を選択します。属性は、「表示する属性」リストに設定した順序でユーザーに表示されます。このリストの右側にある矢印のアイコンを使用して、リストの順序を変更できます。

注意: ここに表示される属性のリストは、「検索基準」タブで選択した属性によって異なります。表示する(または非表示にする)属性がリストにない場合は、「検索基準」タブをクリックしてから、「属性の選択」をクリックします。

検索する属性の追加をユーザーに許可する

ユーザーが検索基準として追加の属性を指定できるようにする場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、検索フォームに「属性の選択」リンクが表示されます。

属性に対して「いずれかに一致」/「すべてに一致」を選択することをユーザーに許可する

ユーザーが属性の検索を制限できるようにする場合は、このオプションを選択します。表示される属性が複数ある場合、このオプションを選択するとフォームに2つのラジオ・ボタンが配置されます。

  • 次のすべてに一致する: 検索対象を選択したすべての属性に一致するものに限定します。

  • 次のいずれかに一致する: 検索対象を選択した1つ以上の属性のいずれかに一致するものに広げます。

これらのオプションが検索フォームに表示されない場合は、検索によって、指定したすべての属性検索基準に一致する結果が返されます。


16.3.2.5 「カスタム検索 - 結果の表示」タブ

「結果の表示」タブを使用して、検索結果用のターゲット・ページを指定します。ポートレットを検索結果の表示用に使用する場合、ページで表示される特別サービスや、検索結果のスタイルおよびレイアウトなど、表示オプションも選択できます。表16-4は、「デフォルトの編集: 結果の表示」タブで使用できるオプションの一覧とその説明です。


注意:

検索フォームと異なるページに検索結果を表示する場合、検索フォーム・ポートレットではなく、結果ポートレットの「結果の表示」タブでオプションを編集する必要があることを忘れないでください。16.3.8項「検索フォーム用と検索結果用の別々のポートレットの定義」も参照してください。

表16-5 「デフォルトの編集: 結果の表示」タブで使用できるカスタム検索オプション

オプション 説明

デフォルトの検索結果ページ(検索フォームを表示するときのデフォルト)

検索結果をデフォルトの検索結果ページに表示する場合は、このオプションを選択します。これは、「カスタム検索」ポートレットに検索フォームが表示される場合のデフォルト値です。

「デフォルト検索結果ページ」は、「グローバル設定: 検索」ページで管理者によって指定されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology NetworkのOracle Portalドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/documentation.html)で入手できます。

カスタム検索結果ページ

検索結果を指定したページに表示する場合は、このオプションを選択します。ページを選択するには、入力フィールドの横の「ブラウズ」アイコンをクリックします。検索結果を表示するには、ターゲット・ページに「カスタム検索」ポートレットが含まれている必要があります。

このポートレット(検索結果が自動的に表示されるときの唯一の選択肢)

検索の実行元のポートレットと同じポートレットに検索結果を表示する場合は、このオプションを選択します。

注意

  • 検索結果を自動的に表示することを選択した場合、これが唯一の選択肢です。

  • このオプションを選択すると、ポートレットではその他の検索ポートレットの検索結果を表示できなくなります。このポートレットで独自の結果と他のポートレットの結果を表示する場合は、このオプションを選択しないでください。かわりに、「カスタム検索結果ページ」(前述)を選択してから、このポートレットが表示されているページの名前を選択します。

一括操作リンク

検索結果とともに一括操作リンクを表示します。このリンクを使用すると、検索によって返された複数のオブジェクトに対してユーザーが操作を実行できます。このリンクは、1つのページ・グループに対して検索が実行されたときにのみ表示されます。このリンクは、「共有オブジェクト」ページ・グループには表示されません。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。

結果のページ

ユーザーが検索結果をページ単位で表示できるようにするために、「前へ」および「次へ」アイコンと結果のサマリーを表示する場合は、このオプションを選択します。結果にページ数を付けないことを選択すると、返される結果の数は、「ページごとに[ ]件の結果を表示」フィールドに入力した値に制限されます。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。

ページごとに最大[ ]件の結果を表示

ページに返す結果の最大件数を指定する場合は、このオプションを選択します。これは、「結果のページ」が選択されていない場合は、返される結果の許容総数になります。

ユーザーが「検索フォーム」タブで「結果の最大数を設定」を設定できるようにすると、ここで指定した値が検索フォームに表示されるデフォルト値になります。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。

「検索を保存」リンクとリンク・テキスト[ ]

「検索を保存」リンクを検索結果とともに表示する場合に、このオプションを選択します。ここに入力するテキストがリンク・テキストになります。デフォルトは「検索を保存」です。

これは、ユーザーが定義した検索基準を保存し、再指定なしで同じ検索を再実行できるようにします。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。

送信基準付き検索フォーム

検索結果ページに、最後に指定された検索基準とともに検索フォームを表示する場合に、このオプションを選択します。このようにすると、ユーザーは必要な結果が得られない場合、基準を調整して検索を再送信できます。

検索を送信したポートレットとは別のポートレットに検索結果を表示する場合は、両方のポートレット(検索フォーム・ポートレットと検索結果ポートレット)の検索フォーム・オプションを設定します。ポートレットが別々に設定されている場合、元の検索基準の一部が結果ページで表示されないことがあります。たとえば、検索フォーム・ポートレットではページ・セレクタが表示されるが、結果ポートレットでは表示されない場合、結果ポートレットの検索フォームでは、元のページ基準が予想どおりに表示されません。ここでの例外は、検索属性の選択です。検索フォーム・ポートレットで表示される検索属性はすべて、結果ポートレットの検索フォームに表示されます。この場合、結果ポートレットでの属性の選択は無視されます。

「カスタム検索」ポートレットが検索結果を自動的に表示するように設定されている場合、このオプションは使用できません。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。

スタイル

検索結果で返されるアイテムおよびページの詳細のスタイルを選択します。デフォルトは「メイン・スタイル」です。このスタイルは、ポートレット自体やポートレットを表示するページの外観には影響を与えません。アイテムおよびページの結果、つまりフォントのスタイル、サイズ、色などにのみ影響を与えます。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。

使用可能な属性/表示する属性

アイテムおよびページの結果とともに表示する属性を選択します。「移動」アイコンを使用して属性を「使用可能」から「表示する属性」に移動します。「表示する属性」の順序は、属性が検索結果ページに表示される順序です。このリストの右側にある「移動」アイコンを使用して、表示の順序を変更します。

注意:

パースペクティブなど、(ページ・グループ・レベルで)非表示になっているオブジェクトは、ここで関連の属性が選択されても、検索結果とともに表示されません。

検索結果とともに表示するのに適した属性のみが、選択の対象となります。詳細は、A.2.3項「基本検索結果表示属性」を参照してください。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。

[ ]別に検索結果を並べ替え

検索結果をどのようにソートするか、つまり「スコア」、「管理者」、「作成日」、「表示名」などのソート基準を選択します。次に、表示順序として「昇順」または「降順」を選択します。

「順序基準」リスト内のオプションには、一部の検索結果には適用できないものがあります。この場合、「[ ]別に検索結果を並べ替え」は「タイトル」がデフォルトになります。たとえば、検索によって返されたページに「管理者」値がなく、ユーザーが順序の基準に「管理者」を選択した場合、検索結果の順序には「タイトル」が使用されます。

注意: この設定は、編集されるポートレットにのみ適用されます。検索結果が別の「カスタム検索」ポートレットによって表示されるようにする場合は、検索結果ポートレット内のこのオプションに必ず値を設定してください。


16.3.3 カスタム検索フォーム

この項では、デフォルトのカスタム検索フォームで使用可能なオプションと、独自のカスタム・バージョンの作成方法について説明します。内容は次のとおりです。

16.3.3.1 デフォルトのカスタム検索フォームについて

「カスタム検索」ポートレットをページに配置すると、デフォルト・バージョンのカスタム検索フォームが表示されます。ポートレットのデフォルトを編集して、フォームのかわりに検索結果などの他のコンテンツを表示できます。ただし、デフォルトを編集する前に、最初に表示されるのは、デフォルト・バージョンのカスタム検索フォームです。表16-6は、デフォルトのカスタム検索フォームを構成する要素の一覧とその説明です。

図16-1 カスタム検索フォームのデフォルト・バージョン(Oracle Textが有効)

図16-1の説明が続きます
「図16-1 カスタム検索フォームのデフォルト・バージョン(Oracle Textが有効)」の説明

表16-6 カスタム検索フォームのデフォルト・バージョンで使用可能なオプション

オプション 説明

「検索」フィールドおよびボタン

検索する文字列を入力します。文字列は空白で区切ります。句は引用符で囲みます。

「検索」ボタンをクリックして、検索を実行します。

結果を検索

このリストを使用して、検索結果と「検索」フィールドに入力した文字列がどの程度厳密に一致する必要があるかを指定します。たとえば、次の3つの文字列、policy、benefit、retirementを入力し、次のいずれかを選択したとします。

  • すべての語を含む: 検索結果には3つの文字列すべてが、任意の順序で、あるいは入力どおりに、またはより文字数の多い語の一部として(たとえば、benefitまたはbenefits)含まれている必要があります。

  • いずれかの語を含む: 検索結果には文字列のうちの少なくとも1つが含まれている必要があり、複数の場合は、入力どおり、またはより文字数の多い語の一部として(たとえば、benefitまたはbenefits)含まれます。

  • これらの語に完全一致する: 検索結果には「検索」フィールドに指定したとおりの検索文字列が含まれている必要があります(たとえば、benefitで検索するとbenefitsは返されません)。このオプションは、Oracle Textが有効の場合は使用できません。

Oracle Textが有効の場合は、より多くの演算子が選択対象となります。詳細は、表2-1「検索演算子」を参照してください。Oracle Textはデフォルトで有効ですが、Portalの管理者は「グローバル設定: 検索」ページでOracle Textを有効または無効にできます。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。このマニュアルは、Oracle Technology NetworkのOracle Portalドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/documentation.html)で入手できます。

ページ・グループ

このオプションを使用して、検索の範囲を1つ以上の選択したページ・グループに限定します。「ブラウズ」アイコンをクリックして、ページ・グループのリストから検索するものを選択します。これにより別のウィンドウが開き、ここでユーザーは1つ以上のページ・グループを「使用可能」から「選択済」リストに移動できます。

デフォルトでは、すべてのページ・グループが使用可能です。

検索対象を1つ以上のページ・グループまたはページに制限できます。ページを選択すると、「ページ・グループ」オプションは無視されます。

ページ

このオプションを使用して、検索する特定のページを選択します。「ブラウズ」アイコンをクリックすると、別のウィンドウが開き、ここでユーザーはページを選択できます。デフォルトでは、任意のページ・グループから任意のページを選択できます。

ページを選択すると、「ページ・グループ」オプションは無視されます。

サブページを含む

検索対象に選択したページのすべてのサブページを含める場合は、このオプションを選択します。

属性の選択

検索フォームに表示する検索属性を選択するには、このリンクをクリックします。次に、検索結果をフィルタ処理する属性値を定義します。

デフォルトでは、「管理者」、「基本アイテムタイプ」、「カテゴリ」、「キャラクタ・セット」、「作成日」、「作成者」、「更新日」、「説明」、「表示名」、「有効期限日」、「ファイル名」、「アイテム・タイプ」、「キーワード」、「最終更新者」、「MIMEタイプ」、「名前」、「パースペクティブ」、「公開日付」「URL」、「バージョン番号」などの属性を使用して、検索結果をフィルタ処理できます。A.2.4項「基本検索可能属性」も参照してください。

次のすべてに一致する/次のいずれかに一致する

これらのオプションを使用して、次のように検索対象をさらに制限します。

  • 検索結果をこれらのオプションの下に表示されたすべての属性および値を含むオブジェクトのみに限定する場合は、「次のすべてに一致する」を選択します。デフォルトのカスタム検索フォームの場合、各結果には選択されたすべてのパースペクティブおよびカテゴリが含まれている必要があります。

  • 検索結果をこれらのオプションの下に表示された属性および値の少なくとも1つを含むオブジェクトに限定する場合は、「次のいずれかに一致する」を選択します。

パースペクティブ

すべてに一致/いずれかに一致

(Oracle Textが有効)検索結果に適用するパースペクティブを指定します。選択するパースペクティブのすべてまたはいずれかに一致する検索を実行するには、「すべてに一致」または「いずれかに一致」を選択します。

サブ・パースペクティブを含む

(Oracle Textが有効)選択するパースペクティブのすべてのサブパースペクティブを含める場合は、このオプションを選択します。

パースペクティブが等しい

(Oracle Textが無効)検索結果に適用するパースペクティブを指定します。

カテゴリが等しい

検索結果に適用するカテゴリを指定します。

検索方法のアドバイスについては、「検索のヒント」を参照してください。

このリンクをクリックして、検索の精度を高めるためのヒントのリストを開きます。


16.3.3.2 デフォルトのカスタム検索フォームの編集

「カスタム検索」ポートレットの詳細を編集することで、特定の検索要件を満たす独自の検索フォームを作成できます。たとえば、検索フォームのユーザーが実行できる操作や、検索フォームに表示するリンク、ボタンおよびヘッダーを決定できます。

カスタム検索フォームのデフォルト値を編集するには、次の操作を実行します。

  1. 「カスタム検索」ポートレットが含まれるページに移動します。

    詳細は、16.3.1項「「カスタム検索」ポートレットのページへの配置」を参照してください。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ポートレットに関連付けられた「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

    「デフォルトの編集: カスタム検索」ページが開きます。このページには、次の5つのタブ(これまでの表で詳しく説明)が含まれます。

    次の手順で、検索フォームに影響を与えるオプションを説明します。

  4. 「ポートレット・タイプ」タブで次のようにします。

    1. このポートレットで検索フォームが表示されるように指定するには、「ユーザー入力用の検索フォームを表示」を選択します。

    2. 必要に応じて、「表示名」(ポートレットのタイトル)を変更します。

  5. 「検索する文字列」タブをクリックして、この検索フォームのユーザーが検索できるページ・グループ、ページおよびコンテンツ・タイプを事前に選択します。

    詳細は、16.3.6項「カスタム検索対象のPortalコンテンツの制限」を参照してください。

  6. 「検索基準」タブをクリックして、この検索フォームの条件セットを事前に定義します。

    ここで選択した検索基準のすべてまたは一部をユーザーが上書きできないようにする場合は、必ず検索フォーム上の関連のフィールドを非表示にしてください。これ行うには、「検索フォーム」タブの表示オプションを設定します。

    詳細は、16.3.7項「「カスタム検索」ポートレットの検索基準の設定」を参照してください。

  7. 「検索フォーム」タブを使用して、ユーザーに表示する検索フォームを作成します。

    1. 「検索文字列」ボックスを選択して、ユーザーが各自の検索文字列を入力できるようにします。

      ユーザーが検索文字列に追加の制限(「すべての文字列を含む」など)を加えられるようにする場合は、「検索文字列制限セレクタ」を選択します。

    2. 「ユーザーに許可する操作」セクションで、検索フォームのユーザーが実行できるようにするすべての操作を選択します。

      たとえば、ユーザーが検索対象のページ・グループ、ページまたはコンテンツ・タイプを選択できるようにしますか。ユーザーは、検索結果が返される順序を制御する、または表示される結果の数を制限する必要がありますか。

    3. 「その他のオプション」セクションで、検索フォームで表示するリンク、ボタン、ヘッダーおよびイメージを選択します。

    4. 検索フォームで表示する検索属性と、それらの表示順序を選択します。

      または、「表示しない属性」リストに属性を移動することで、ユーザーにはそれらの属性が表示されないようにします。必要な属性がリストにない場合は、まず「検索基準」タブ、「属性の選択」リンクをクリックして、見つからない属性を選択します。


      注意:

      検索フォームでは、大部分のLOV形式(チェック・ボックス、コンボ・ボックス、ラジオ・グループなど)に関連付けられた検索属性値を表示するために、コンボ・ボックスが使用されます。ただし、選択したポップアップ形式で定義されているLOVを表示する場合は、ポップアップ・コントロールが使用されます。

      LOVに関連付けられたカスタム属性を表示する場合は、LOVのすべての値フィールドに(表示名フィールドも含め)値が入っていることを確認してください。値フィールドが空の場合、検索するための基準がなくなります。


    5. ユーザーが追加の検索基準を指定できるようにするには、「検索する属性の追加をユーザーに許可する」を選択します。

      このオプションを選択すると、検索フォームに「属性の選択」リンクが表示されます。

    6. 検索属性に対する制限の設定をユーザーに許可するには、「属性に対して「いずれかに一致」/「すべてに一致」を選択することをユーザーに許可する」を選択します。

      このオプションを選択すると、検索フォームに2つのラジオ・ボタン(「すべてに一致」と「次のいずれかに一致する」)が表示されます。これらのオプションが表示されない場合は、検索によって、指定したすべての属性検索基準に一致する結果が返されます。

  8. 「結果の表示」タブをクリックして、この検索フォームの結果を表示する場所を指定します。

    • このポートレット: このオプションを選択すると、このタブ上のその他の表示オプションを編集することにより、結果の表示方法をカスタマイズできます。

    • デフォルト検索結果ページまたはカスタム検索結果ページ: この検索フォームの結果を別のページに表示する場合は、このタブの残りの表示オプションは適用されません。これらのページでの検索結果の表示方法をカスタマイズする場合は、そのページに移動し、その「カスタム検索」ポートレットに関連付けられた「デフォルトの編集」アイコンをクリックして、「結果の表示」タブ上のオプションを編集します。


      注意:

      「デフォルト検索結果ページ」または「カスタム検索結果ページ」が選択されているときに、結果表示オプションのいずれかを変更すると、ターゲット検索結果ページは、自動的にデフォルトがこのポートレットになり、元の結果ページの選択は削除されます。

    詳細は、16.3.4.3項「検索結果のカスタマイズ」を参照してください。

  9. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

16.3.4 カスタム検索結果ページ

この項では、デフォルトの検索結果ページ(「カスタム検索」ポートレット用)と、新しい独自の検索結果ページの作成方法について説明します。また、任意の「カスタム検索」ポートレットの結果をページにどのように表示するかをカスタマイズする方法についても説明します。

16.3.4.1 デフォルトの「検索結果ページ」について

「検索結果ページ」は、「カスタム検索」ポートレット用のデフォルト結果ページで、「ポータル・デザインタイム・ページ」ページ・グループにあります。このページには検索の結果が表示され、その他のサービスも必要な数を表示できます。デフォルトの「検索結果ページ」(図16-2)に表示されるオブジェクトの一覧を表16-7に示し、説明しています。

図16-2 デフォルトの「検索結果ページ」

図16-2の説明が続きます
「図16-2 デフォルトの「検索結果ページ」の説明

表16-7 デフォルトの「検索結果ページ」の要素

要素 説明

タブ(アイテム、ページ、カテゴリ、パースペクティブ)

各タブには、異なるタイプのPortalコンテンツの検索結果を表示するように設定された「カスタム検索」ポートレットが1つ含まれています。

自動検索の結果を表示するとき、これらの検索は同じコンテンツ・タイプの結果しか返せないので、タブは表示されません。

「アイテム」タブ

このタブには、アイテムとして返された結果がすべて表示されます。アイテムには、ファイル、イメージ、ページ・リンクなどがあります。ユーザーが結果をクリックすると、ファイルが開いたり、イメージが表示されたり、リンクが実行されたりします。

「ページ」タブ

このタブには、ページとして返された結果がすべて表示されます。ユーザーが結果をクリックすると、ページが開きます。

「カテゴリ」タブ

このタブには、カテゴリとして返された結果がすべて表示されます。ユーザーが結果をクリックすると、そのカテゴリに分類されるポータル・コンテンツのリストが表示されるページが開きます。

「パースペクティブ」タブ

このタブには、パースペクティブとして返されたすべての結果が表示されます。ユーザーが結果をクリックすると、そのパースペクティブに分類されるポータル・コンテンツのリストが表示されるページが開きます。

結果

この情報フィールドには、現在のページ上の結果の範囲と結果の総数が表示されます。

検索を保存

ユーザーは、このボタンをクリックして現在の検索に指定された検索基準を保存します。ユーザーは、保存された検索ポートレットをページに追加することができます。ユーザーが「検索を保存」をクリックするたびに、現在の検索基準が「保存された検索」ポートレットに新しいリンクとして追加されます。このポートレットで、ユーザーは特定の保存された検索へのリンクをクリックして検索を再実行します。

結果

結果リンクは、検索基準に一致するアイテム、ページ、カテゴリまたはパースペクティブにジャンプします。

ユーザーには、表示権限のないコンテンツ、期限切れのコンテンツ、まだ公開されていないアイテム、テンプレートから導出されたコンテンツ、ポートレット・インスタンス、Portalスマート・リンク、または複数のアイテム・バージョンは表示されません(バージョニングが有効な場合、アイテムの現行バージョンのみが返されます)。これらのコンテンツは、検索結果で返されません。

新規または最近変更されたPortalのコンテンツは、これらの変更がOracle Textの検索索引に反映されるまで、検索結果として返されません。PortalがOracle Database 10gにインストールされている場合、Oracle Textの索引は、Portalコンテンツの追加、更新または削除の直後に同期化されるように設定できます。PortalにおけるOracle Textの索引に対する現在の同期化スケジュールの詳細は、Portalの管理者に問い合せてください。Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalも参照してください。

スコア

検索基準に対するそれぞれの結果の一致率を示す、Oracle Textの検索能力のスコア。スコアは、文字列がタイトル内に見つかると高くなります。タイトルに複数の文字列がある場合、結果のスコアはさらに高くなります。複数の文字列がすぐそばで見つかった場合や、検索結果に最も一致するものが含まれている場合にも高いスコアが与えられます。

「プロパティ・シート」アイコン

このアイコンをクリックして、説明、公開日付、有効期限などの、特定の結果のプロパティ(属性値)を表示します。

結果属性

各検索結果とともに表示される属性は構成できます。16.3.4.3項「検索結果のカスタマイズ」を参照してください。デフォルトの属性には、オブジェクトの作成日、そのページ・グループ、分類カテゴリおよびパースペクティブがあります。

検索フォーム

デフォルトで、「検索結果ページ」には検索結果の下に検索フォームが表示されるため、ユーザーは検索基準を変更して、元の検索フォームに戻ることなく検索を再実行できます。


16.3.4.2 独自の検索結果ページの使用

「カスタム検索」ポートレット用のデフォルトの「検索結果ページ」では必要が満たされない場合、検索結果用の独自のページを作成できます。この場合、新しいページには少なくも1つの「カスタム検索」ポートレットを含める必要があります。ページで異なるタイプの検索結果(アイテム、ページ、カテゴリ、パースペクティブ)を表示する場合、デフォルトの「検索結果ページ」のように、追加の「カスタム検索」ポートレットをタブに配置する必要があります。結果ページに表示する必要のあるコンテンツ・タイプごとに、別のタブに「カスタム検索」ポートレットを1つ追加します。

次に、ページで結果をどのように表示するかを決めるために、ポートレットのデフォルトの表示オプションを編集できます。

独自の検索結果ページを作成し、使用するには、次の手順を実行します。

  1. 検索結果用に作成したページに移動し、「カスタム検索」ポートレットを追加します。

    詳細は、16.3.1項「「カスタム検索」ポートレットのページへの配置」を参照してください。

  2. ページで検索結果をどのように表示するかをカスタマイズします。

    1. ポートレットの横の「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

    2. 「結果の表示」タブをクリックして、検索結果の外観を希望どおりにカスタマイズします。

      詳細は、16.3.4.3項「検索結果のカスタマイズ」を参照してください。

    3. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

  3. 新しい結果ページを使用するように検索フォームを構成します。

    1. 検索フォームが表示されるページに移動します。

    2. 編集モードに切り替え、「カスタム検索」ポートレットの横の「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

    3. 「結果の表示」タブをクリックして、この検索フォームの結果を表示する場所を指定します。

    4. 「カスタム検索結果ページ」を選択して、使用する検索結果ページを選択します。

      検索結果を別のページに表示することを選択したため、このタブの残りの表示オプションは適用されません。検索結果の外観は、検索結果ページでの設定によって決まります。

    5. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

これで、この検索フォームから検索を送信すると、指定した新しいページに結果が表示されます。

16.3.4.3 検索結果のカスタマイズ

「カスタム検索」ポートレットを使用して、任意のカスタム検索フォームの結果を表示できます。デフォルトの表示オプションが要件に適していない場合は、結果の表示方法をカスタマイズできます。たとえば、各ページに表示する結果の数と、結果のスタイル、レイアウトおよび順序を選択できます。

検索フォームと検索結果を異なるページに表示することにした場合、検索結果のスタイルおよびレイアウトは、結果ポートレット内の設定によって制御され、検索フォーム・ポートレット内の設定で制御されるのではないことに注意してください。したがって、結果の表示方法をカスタマイズする場合、検索フォーム・ポートレットではなく、結果ポートレットのオプションを編集する必要があります。

検索結果をカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. 検索結果が表示されるページに移動します。

    このページには、「カスタム検索」ポートレットを1つ含める必要があります。これは、検索フォームの作成時に選択した結果ページです。16.3.3.2項「デフォルトのカスタム検索フォームの編集」を参照してください。

    ページの検索方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ポートレットの横の「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

  4. 「結果の表示」タブをクリックします。

    このタブのオプションの詳細は、表16-5を参照してください。

  5. 「検索結果に表示するオプションを指定してください。」を選択します。

    ユーザーが各自の検索を保存したり、検索によって返されたオブジェクトに操作を実行したりできる必要があるかどうかを検討します。また、ページに表示される検索結果の数を制御し、返される結果の数を制限することもできます。

  6. アイテムおよびページの検索結果の表示に使用される「スタイル」をカスタマイズします。

    デフォルトは「メイン・スタイル」です。このスタイルは、ポートレット自体やポートレットを表示するページの外観には影響を与えません。アイテムおよびページの結果、つまりフォントのスタイル、サイズ、色などにのみ影響を与えます。

  7. アイテムおよびページの検索結果とともに表示するすべての属性を「表示された属性」リストに移動します。

    「上に移動」アイコンと「下に移動」アイコンを使用して、この追加情報の表示順序を変更し、「<空白行>」属性および「<空白>」属性を導入して、レイアウトを編成します。A.2.3項「基本検索結果表示属性」では、検索結果とともに表示できる属性について説明しています。

    オブジェクトを各検索結果に関連付けるためのリンクを表示できます。たとえば、ユーザーには、アイテムに関連付けられたページ・グループ、ページ、カテゴリおよびパースペクティブへのリンクを表示できます。ただし、このようなリンクをクリックするユーザーは、必要なアクセス権限がない場合、そのオブジェクトへのアクセスを拒否されます。

  8. 検索結果をどのようにソートするか、つまり「[ ]別に検索結果を並べ替え」に「スコア」、「管理者」、「作成日」、「表示名」などを選択します。次に、表示順序として「昇順」または「降順」を選択します。

  9. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

「カスタム検索」ポートレットが表示されます。次回検索を実行するときには、指定された形式で結果が表示されます。

16.3.4.4 カスタム・アイテム・タイプを使用した検索結果のカスタマイズ

検索結果とともに「表示名」、「管理者」または「作成日」などの属性を、追加設定なしに表示できます。16.3.4.3項「検索結果のカスタマイズ」を参照してください。表示属性「関連ファンクション」を使用することもできます。この特殊属性により、検索結果の外観および動作をさらにカスタマイズできます。

「関連ファンクション」属性を使用する前に、カスタム・アイテム・タイプを作成し、必要な特殊機能を実装するPL/SQLプロシージャを添付する必要があります。次に、「カスタム検索」ポートレットでの設定を使用して、「関連ファンクション」表示属性を選択し、検索結果にプロシージャを実装します。

カスタム・アイテム・タイプを使用して検索結果をカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. 必要な形で検索結果を表示するPL/SQLプロシージャを作成します。

    たとえば、SHOW_PAGE_FOR_ITEMというプロシージャを作成するとします。これは、アイテムそのものではなく、アイテムが存在するページを指すハイパーリンク(アイテムの検索結果に表示される)を表示します。

    Oracle Portal Developer Kit(PDK)には、PL/SQLプロシージャの作成時に便利な一連のPL/SQL APIが用意されています。詳細は、Oracle Technology Networkの「Portlet Development」ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/portlet_development_10g1014.html)で入手可能なPL/SQL APIリファレンスのドキュメントを参照してください。

  2. PL/SQLプロシージャをインストールし、必要な実行権限を付与します。

  3. プロシージャがPORTAL以外のスキーマ(たとえば、SCOTT)にインストールされている場合、次の追加手順を実行します。

    1. SQL*Plusで、Oracle Portalリポジトリ・インスタンスにPORTALユーザーとしてログインします。

    2. 次のスクリプトを実行して、Portalプロシージャにアクセスするシノニムを作成します。

      $MIDTIER_HOME/portal/admin/plsql/wwc/provsyns.sql

    3. 要求されたら、スキーマ名(たとえば、SCOTT)を入力します。

    4. プロシージャで使用するすべてのOracle Portalビューにシノニムを作成します。

      たとえば、プロシージャがWWSBR_ALL_ITEMSビューを参照する場合、次のコマンドを実行します。

      create synonym SCOTT.WWSBR_ALL_ITEMS for WWSBR_ALL_ITEMS;

  4. PL/SQLプロシージャを実装するためのカスタム・アイテム・タイプを作成します。

    1. 「ナビゲータ」「ページ・グループ」の名前をクリックしてから、「アイテム・タイプ」をクリックします。

    2. 「新規作成」、「アイテム・タイプ」をクリックします。

    3. 「名前」および「表示名」に適切な値(たとえば、「ページでアイテムを表示」)を入力します。

    4. 「基本アイテムタイプ」として「ベース・テキスト」を選択してから、「作成」をクリックします。

    5. 新しいアイテム・タイプを編集し、「プロシージャ」タブをクリックします。

    6. プロシージャのフィールドに必要事項を入力します。

      - 「タイプ」としてPL/SQLを選択します。

      - 「プロシージャ・コール」フィールドにプロシージャの名前(所有するスキーマを前に付ける)を入力します。たとえば、SCOTT.SHOW_PAGE_FOR_ITEMです。

      - 「リンク・テキスト」に、検索結果とともに表示するハイパーリンク・テキストを入力します。たとえば、「ページでアイテムを表示」などです。

      - 「アイテムとともにプロシージャの結果を表示」を選択します。

      - 必要な場合は、プロシージャにパラメータとして渡すために「属性」を選択します。

    7. 「OK」を選択します。

  5. 新しいアイテム・タイプを、検索結果ページ上の「カスタム検索」ポートレットで使用できるようにします。

    まだそのようにしていない場合は、「カスタム検索」ポートレットを検索結果用に作成したページ上に配置します。詳細は、16.3.1項「「カスタム検索」ポートレットのページへの配置」を参照してください。

    1. カスタマイズされた検索結果が表示されるページに移動します。

    2. 編集モードで、「ページ・グループ・プロパティ」リンクをクリックして、「構成」タブを選択します。

    3. 「タイプおよび分類」の下の「編集」リンクをクリックします。

    4. 作成した新しいアイテム・タイプを「表示されるアイテム・タイプ」のリストに移動します。

    5. 「OK」「閉じる」をクリックします。

  6. カスタム・アイテム・タイプ(プロシージャを実装)が各検索結果とともに表示されるように指定します。

    1. 「カスタム検索」ポートレットの「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

    2. 「結果の表示」タブを選択します。

    3. 「関連ファンクション」「表示する属性」リストに移動し、表示する属性で不要なものは削除します。

    4. 必要に応じて、その他の表示オプションを設定します。

    5. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

検索結果のカスタマイズをテストするには、作成したカスタム・アイテム・タイプに基づいて1つ以上のテキスト・アイテムを作成します。

16.3.5 検索結果を自動的に公開するポートレットの作成

「カスタム検索」ポートレットを使用して、事前に定義した検索基準の結果を公開できます。ユーザーは、検索基準を変更またはパーソナライズできないので、このタイプのポートレットは、公開専用に使用します。

たとえば、特定のユーザーが作成したアイテムを一覧表示する検索ポートレットや、選択されたカテゴリに属し、過去7日間に変更されたアイテムのリストを検索する検索ポートレットを作成できます。

検索結果を自動的に公開するポートレットを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「カスタム検索」ポートレットが含まれるページに移動します。

    詳細は、16.3.1項「「カスタム検索」ポートレットのページへの配置」を参照してください。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ポートレットの横の「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

  4. 「ポートレット・タイプ」タブで次のようにします。

    1. 「自動的に検索結果を表示」を選択します。

      このオプションでは、ユーザーは各自の検索基準を入力できません。かわりに、検索結果はポートレットが表示されると自動的に表示されます。

    2. 自動問合せの結果をキャッシュするには、ポートレット・コンテンツがキャッシュされる時間を分単位で入力します。

      デフォルトは10分です。

      キャッシュを無効にする場合は、「検索結果をキャッシュしません。」を選択します。つまり、新しい検索はポートレットが含まれるページが表示されるたびに実行され、結果はリフレッシュされます。

    3. 必要に応じて、「表示名」を変更します。

  5. 「検索する文字列」タブをクリックして、次のように検索対象のページ・グループ、ページおよびコンテンツ・タイプを選択します。

    1. 「検索するコンテンツのタイプを指定してください。」では、アイテム、ページ、カテゴリまたはパースペクティブのいずれを検索するか選択します。

      「任意」オプションは、検索結果を自動的に公開するときには適用されず、1つのコンテンツ・タイプのみを返すことができます。

    2. 「検索するページ・グループを指定してください。」では、すべてのページ・グループまたはページ・グループのサブセットを選択します。

      または、「検索するページを指定してください。」を選択します。「ブラウズ」アイコンをクリックして、使用可能なページのリストを表示し、この検索の対象となるページを選択します。検索からサブページを除く場合は、「サブページを含む」オプションを選択しないでください。

      検索対象を1つ以上のページ・グループ、または1つのページに制限できます。ページを選択すると、ページ・グループの選択はすべて無視されます。

    詳細は、16.3.6項「カスタム検索対象のPortalコンテンツの制限」を参照してください。

  6. 「検索基準」タブをクリックして、検索の条件セットを定義します。

    1. 必要に応じて、「検索」に、検索問合せの検索文字列を入力します。

      オプションで、「すべての語を含む」「いずれかの語を含む」「これらの語に完全一致する」などの問合せのデフォルト演算子を選択します。PortalでOracle Textが有効な場合は、より多くの演算子が使用可能になります。詳細は、表2-1「検索演算子」を参照してください。

    2. 「属性の選択」をクリックして、検索問合せを定義するために必要な検索属性(ある場合)を指定します。

    3. 必要に応じて、選択した属性ごとに、「制限」「値」を入力します。

      検索文字列もページ・グループも指定しない場合は、少なくとも1つの属性に値が必要です。

    「カスタム検索」ポートレットが検索結果の公開用に使用されている場合、「検索フォーム」タブのオプションはどれも適用されません。

  7. 「結果の表示」タブをクリックして、次のように結果の表示方法を定義します。

    1. 「[ ]別に検索結果を並べ替え」には、結果を表示する順序を選択します。

    2. 必要に応じて、検索結果の表示方法をカスタマイズします。

      詳細は、16.3.4.3項「検索結果のカスタマイズ」を参照してください。

  8. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

「カスタム検索」ポートレットを表示すると、指定した検索問合せが実行され、結果が同じポートレットに自動的に表示されます。

16.3.6 カスタム検索対象のPortalコンテンツの制限

「カスタム検索」ポートレットにより、検索時に含めるPortalコンテンツを限定できます。たとえば、1つの特定のページ・グループに、ユーザーにアイテムのみの検索を許可するポートレットを作成できます。

ユーザーは、ポートレットの作成者が設定したページ・グループの制限を上書きできません。ただし、「カスタム検索」ポートレットに検索フォームが表示される場合、ユーザーがコンテンツ・タイプやページの制限を上書きできるかどうか、さらにはページ・グループの選択を制限できるかどうかは、検索フォーム上にこれらのオプションを表示するかまたは非表示にすることにより選択できます(16.3.3.2項「デフォルトのカスタム検索フォームの編集」を参照)。

カスタム検索対象のPortalコンテンツを制限するには、次の手順を実行します。

  1. 「カスタム検索」ポートレットが含まれるページに移動します。

    詳細は、16.3.1項「「カスタム検索」ポートレットのページへの配置」を参照してください。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ポートレットの横の「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

  4. 「検索する文字列」タブをクリックして、次のように検索対象のページ・グループ、ページおよびコンテンツ・タイプを選択します。

    1. 「検索するコンテンツのタイプを指定してください。」では、アイテム、ページ、カテゴリまたはパースペクティブのいずれかに検索対象を制限します。

      または、それらのすべてを許可します。

      結果を別のポートレットに表示し、特定のタイプのコンテンツを表示するように「検索結果ページ」が設定されている場合は、「検索結果ページ」の設定が、検索フォームで選択されたコンテンツ・タイプよりも優先されます。ユーザーは、「検索結果ページ」で選択されたコンテンツのタイプのみを検索できます。

    2. 「検索するページ・グループを指定してください。」では、検索対象となるすべてのページ・グループを「検索するページ・グループ」リストに移動します。

      検索を制限せず、ユーザーがPortalに追加されるどの新しいページ・グループでも検索できるようにするには、「新しく作成されたページ・グループを含むすべてのページ・グループ内を検索」を選択します。

      または、「検索するページを指定してください。」を選択します。「ブラウズ」アイコンをクリックして、使用可能なページのリストを表示し、この検索の対象となるページを選択します。検索からサブページを除く場合は、「サブページを含む」オプションを選択しないでください。

      検索対象を1つ以上のページ・グループ、または1つのページに制限できます。ページを選択すると、ページ・グループの選択はすべて無視されます。

  5. 「検索フォーム」タブをクリックします。

    1. 「検索するページ・グループを選択」を選択して、ユーザーが検索対象のページ・グループをさらに制限できるようにします。

      ユーザーが「ブラウズ」アイコンをクリックすると表示される使用可能なページ・グループのリストは、「検索する文字列」タブで選択されたページ・グループです。選択したすべてのページ・グループでユーザーが常に検索できるようにするには、このオプションを選択しないでください。

      または、「検索するページを選択」を選択して、ユーザーが検索対象のページを選択できるようにします。

    2. 「検索するコンテンツのタイプを選択(アイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページ)」を選択して、ユーザーが検索対象をアイテム、カテゴリ、パースペクティブまたはページに制限できるようにします。

      このオプションを有効にするには、「検索する文字列」タブで、「カスタム検索」ポートレットの設定の「検索するコンテンツのタイプを指定してください。」「任意」に設定する必要があります。このように設定しないと、選択されたコンテンツ・タイプの検索結果のみが返されます。ユーザーは、コンテンツ・タイプを選択することができません。

  6. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

「カスタム検索」ポートレットでは、定義したポータル・コンテンツからの検索結果のみを返します。

16.3.7 「カスタム検索」ポートレットの検索基準の設定

「カスタム検索」ポートレットを使用して、事前に定義された条件セットに一致する結果を返す検索を定義できます。条件セットを事前に定義し、ポートレットに検索フォームが表示されるときに、フォーム上に条件が表示されるようにすることができます。「カスタム検索」ポートレットに検索フォームが表示される場合は、ユーザーは定義された検索基準を上書きできます。

または、ポートレットのユーザーが検索条件を変更できないように、それらを非表示にすることもできます。

たとえば、選択されたカテゴリに含まれる、過去7日間に変更されたアイテムのリストを検索するポートレットを作成できます。カテゴリの詳細を表示しない場合は、ユーザーは指定されたカテゴリ内のみを検索できます。「更新日」属性の表示を選択する場合は、デフォルト値が指定されますが、ユーザーは必要に応じて日付を変更できます。


注意:

検索基準内で指定したオブジェクトが昇格、移動または削除された場合、その検索基準は自動的に更新されません。たとえば、検索基準に削除されたカテゴリが含まれている場合、そのカテゴリは誰かが明示的に検索基準から削除するまで、そのまま検索に含まれます。エラー・メッセージは表示されず、無効なオブジェクトは単に無視されます。

「カスタム検索」ポートレットの検索基準を設定するには、次の手順を実行します。

  1. 「カスタム検索」ポートレットが含まれるページに移動します。

    詳細は、16.3.1項「「カスタム検索」ポートレットのページへの配置」を参照してください。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ポートレットの横の「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

  4. 「ポートレット・タイプ」タブで次のようにします。

    1. このポートレットのユーザーが検索基準を入力できるようにするには、「ユーザー入力用の検索フォームを表示」を選択します。

    2. 必要に応じて、「表示名」を変更します。

  5. 「検索する文字列」タブをクリックして、次のように検索対象のページ・グループ、ページおよびコンテンツ・タイプを選択します。

    1. 「検索するコンテンツのタイプを指定してください。」では、アイテム、ページ、カテゴリまたはパースペクティブ、あるいはこれらのいずれかを検索することを選択します。

    2. 「検索するページ・グループを指定してください。」では、「すべてのページ・グループ内を検索」を選択するか、またはページ・グループのサブセットを選択します。

      または、「検索するページを指定してください。」を選択します。「ブラウズ」アイコンをクリックして、使用可能なページのリストを表示し、この検索の対象となるページを選択します。検索からサブページを除く場合は、「サブページを含む」オプションを選択しないでください。

      検索対象を1つ以上のページ・グループ、または1つのページに制限できます。ページを選択すると、ページ・グループの選択はすべて無視されます。

    詳細は、16.3.6項「カスタム検索対象のPortalコンテンツの制限」を参照してください。

  6. 「検索基準」タブをクリックして、次のように検索の条件セットを事前に定義します。

    1. 必要に応じて、「検索」に、問合せのデフォルトの検索文字列を入力します。

      オプションで、「すべての語を含む」「いずれかの語を含む」「これらの語に完全一致する」などの問合せのデフォルト演算子を選択します。PortalでOracle Textが有効な場合は、より多くの演算子が使用可能になります。詳細は、表2-1「検索演算子」を参照してください。

    2. 「属性の選択」をクリックして、検索問合せを定義するために必要な検索属性(ある場合)を指定します。

      選択したすべての属性は、「検索フォーム」タブに表示されます。そこから選択した属性を検索フォームに表示するか、またはユーザーに対して非表示にするかを制御できます。

    3. 必要に応じて、選択した属性ごとに「制限」および「デフォルト値」に値を入力します。

      自動検索問合せでは、検索文字列またはページ・グループが指定されていない場合、少なくとも1つの属性にデフォルト値が必要です。

    4. Oracle Textが有効になっている場合は、複数のパースペクティブを選択できます。選択するパースペクティブの「すべてに一致」または「いずれかに一致」する検索を実行できます。また、「サブ・パースペクティブを含む」を選択すると、選択したパースペクティブの下位のパースペクティブにまで検索の範囲を広げることができます。

  7. 「検索フォーム」タブをクリックして、ユーザーが定義された検索基準を上書きできるかどうかを次のように指定します。

    1. ユーザーに独自の検索文字列を入力するのを許可する場合は、「検索文字列ボックス」を選択します。

    2. ユーザーに独自の検索演算子の選択を許可する場合は、「検索文字列制限セレクタ」を選択します。

    3. ユーザーに変更されないように検索属性を非表示にするには、それらの検索属性を「表示しない属性」リストに移動します。

  8. 「OK」をクリックして検索基準を保存し、ページに戻ります。

「カスタム検索」ポートレットが、定義された検索基準とともに表示されます。

16.3.8 検索フォーム用と検索結果用の別々のポートレットの定義

1つの「カスタム検索」ポートレットで検索基準を送信し、別の「カスタム検索」ポートレットで検索結果を表示するように構成できます。そのようにする場合は、両方のポートレットを構成する必要があります。一部の構成値は、検索送信のポートレットから検索結果のポートレットに渡されますが、その他の構成値は渡されません。表16-8では、渡される構成設定値と渡されない構成設定値の一覧を示し、説明しています。

表16-8を理解するために、次の例を考えてみます。

  • ページAには「カスタム検索」ポートレットAが含まれていて、これが検索基準を送信するように設定されています。

  • ページBには「カスタム検索」ポートレットBが含まれていて、これを使用してポートレットAで定義された検索基準の結果を表示します。

表16-8 カスタム検索のフォーム・ポートレットと結果ポートレットでのオプションの共有

オプション 共有可能か 説明

パーソナライズ

いいえ

ポートレットのパーソナライズは、別のポートレットへは引き継がれません。ポートレットAでのパーソナライズは、ポートレットBには表示されません。パーソナライズを両方のポートレットに適用するには、ポートレットBにもパーソナライズを作成する必要があります。

「結果」の設定

いいえ

「結果の表示」タブ(「デフォルトの編集」)で指定された結果の設定は、それが設定されたポートレットにのみ適用されます。たとえば、「保存された検索」リンクをポートレットAでは表示し、ポートレットBでは表示しないことにするとします。ポートレットAを使用して検索を送信すると、ポートレットBでは「保存された検索」リンクが検索結果とともに表示されません。

「保存された検索」リンクを表示するには、「デフォルトの編集: 結果の表示」タブで指定する必要があります。

検索フォームの外観

いいえ

「検索フォーム」タブ(「デフォルトの編集」)で指定した検索フォームの設定および属性は、それらが設定された検索フォームのみに適用され、結果ページに表示することを選択した検索フォームには適用されません。

たとえば、ポートレットAの「デフォルトの編集: 検索フォーム」タブで「結果の最大数を設定」を選択し、ポートレットBの「デフォルトの編集: 検索結果」タブで「送信基準付き検索フォーム」を表示することを選択したとします。ポートレットAから検索が実行されると、ポートレットBに表示される検索フォームには結果の最大数を設定するオプションは(ポートレットAで設定したように)自動的に含まれません。

ポートレットBの検索フォームにポートレットAで選択したとおりにオプションおよび属性を含める場合は、同じオプションおよび属性をポートレットBに関連付けられた「検索フォーム」に設定します。

検索基準

はい

検索キーワード、検索属性値、選択されたページ・グループまたはページ、選択されたパースペクティブ、各ページに表示するヒット数などの指定された検索基準は、ポートレットAから送信され、ポートレットBを介して返されます。

ただし、それらの基準は結果の一部として表示され、結果ページに含めるように選択した検索フォームには自動的に含まれません。ポートレットBの検索フォームにポートレットAで選択した検索基準を含める場合は、同じオプションをポートレットBに関連付けられた「検索フォーム」に設定します。

検索属性の選択は、ここでは例外です。ポートレットAの検索フォームに表示される検索属性はすべて、ポートレットBの検索フォームに表示されます。この場合、ポートレットBの属性選択は無視されます。

検索基準: ページに表示するヒット件数

はい

このオプションは検索基準とみなされるので、このオプションをポートレットAの検索フォームで使用する場合は、その値が検索で使用されます。

このオプションの値が検索基準として渡されない場合は、結果ポートレット(ポートレットB)で指定された値が使用されます。

検索基準: 最大戻り数

はい

最大戻り数は検索基準とみなされるので、このオプションがポートレットAの検索フォームにある場合は、その値が検索で使用されます。この値は、ポートレットの「デフォルトの編集」設定には設定されていません(そのかわりに、ユーザーに最大戻り数の値の指定を許可することができます)。したがって、何も指定しない場合は、返される結果の数は制限されません。

検索基準: 結果タイプ/戻り型

はい

結果タイプまたは戻り型は、検索基準とみなされます。条件によっては、このオプションが共有されるかどうかがに影響があります。

  • 結果ポートレット(ポートレットB)では、「デフォルトの編集: 検索する文字列」タブに表示される「検索するコンテンツのタイプを指定してください。」が結果ポートレット(ポートレットB)で「任意」に設定されている場合、ポートレットAによって送信された値のみを使用します。

  • 結果ポートレット(ポートレットB)で戻り型が、たとえば「アイテム」に設定され、検索フォーム(ポートレットA)で戻り型が「ページ」に設定された場合は、「ページ」設定は無視され、「アイテム」設定が使用されます。

  • 結果ポートレット(ポートレットB)で戻り型が「任意」に設定され、検索フォーム(ポートレットA)で結果タイプが指定されていない場合は、常にアイテムが検索されます。


検索結果を表示するために別の「カスタム検索」ポートレットが使用され、2つのポートレットで選択されたページ・グループまたはページが一致しない場合に、ページ・グループまたはページの選択がどのように解決されるかを理解することも重要です。ページ・グループまたはページは、「デフォルトの編集: 検索する文字列」タブと検索フォーム自体の2つの異なる場所で選択できることを覚えておいてください。

たとえば、ポートレットAではページ・グループPG1とPG2が選択されているのに対し、結果ポートレットBでは次のものを検索するように構成されている場合があります。

  • これらのサブセット(たとえばPG2)。この場合は、共通のページ・グループ、つまりPG2が検索されます。

  • 別のページ・グループ(PG3とPG4)。この場合は、結果ポートレットBの設定、つまりPG3とPG4が使用されます。

  • 任意のページ・グループ(何も選択しない)。この場合は、ポートレットAの設定、つまりPG1とPG2が使用されます。

同様に、ポートレットAでページ・グループが選択されていない場合は、結果ポートレットBの設定が使用されます。ページ・グループの不一致が起こった場合、ユーザーに両方のポートレットでのページ・グループの選択が一致していないという警告が表示されます。

ページの選択の解決は、わずかに異なります。ポートレットAでページが選択されている場合、そのページは検索可能なページ・グループのセット内に存在する必要があります(前述のルールを使用して解決)。存在しないと、結果は返されません。

ポートレットBでの結果をポートレットAのページ・グループまたはページの選択と一致させる場合、ポートレットAで設定されたオプションが、サブセットか、ポートレットBと同じものであることを確認してください。または、結果ポートレットに対してはどのようなページ・グループ制限も加えないでください(結果ポートレットで「新しく作成されたページ・グループを含むすべてのページ・グループ内を検索」を選択)。表16-2 「「デフォルトの編集: 検索する文字列」タブで使用できるカスタム検索オプション」を参照してください。