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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
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2.2 Portal内での情報検索

この項では、Oracle Portal内で情報を検索する方法について説明します。

2.2.1 コンテンツの検索

Oracle Portalには、簡単な検索を実行するための基本検索機能と、複雑な検索を実行するための拡張検索オプションがあります。どちらも、Oracle Portal内のアイテム、ページ、カテゴリまたはパースペクティブの検索に使用できます。詳細は、次の項を参照してください。

検索文字列を入力する場合、PortalでOracle Textが有効になっていると、Portalコンテンツに関連するすべてのテキスト属性と、ドキュメントおよびURLのコンテンツが検索されます。デフォルトでは、Oracle Textは常に有効です。Oracle Textを無効にすることはお薦めしませんが、Portal管理者はこれを無効にできます。Portal管理者がOracle Textを無効にした場合、アイテム属性(表示名、説明、キーワード、管理者)、ページ属性(表示名、説明、キーワード)およびカテゴリ/パースペクティブ属性(表示名、説明)といったメタデータのみが検索されます。詳細は、A.2.4項「基本検索可能属性」を参照してください。

Oracle Textの詳細は、Portal管理者に問い合せるか、Oracle Fusion Middleware管理ガイド for Oracle Portalを参照してください。このマニュアルは、OTNのOracle Portalドキュメント・ページ(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/documentation.html)で入手できます。

2.2.1.1 基本検索の実行

ページに「基本検索」ポートレットが含まれる場合、特定の語を含むコンテンツを検索できます。たとえば、weights aerobicsと入力すると、weightsという語とaerobicsという語を両方含むコンテンツ(アイテム、ページ、カテゴリ、パースペクティブ)が検索されます。

図2-1に、「基本検索」ポートレットの例を示します。

図2-1 「基本検索」ポートレット

図2-1の説明が続きます
「図2-1 「基本検索」ポートレット」の説明

または、ページに図2-2のような基本検索ボックス・アイテムが含まれることもあります。このアイテムは、すべてのページ・グループ内を検索するか、1つの特定のページ・グループ内を検索するように設定できます。

図2-2 基本検索ボックス

図2-2の説明が続きます
「図2-2 基本検索ボックス」の説明

基本検索を実行するには、次の手順を実行します。

  1. 検索する語を入力します。

    基本検索では、指定した語をすべて含むコンテンツが検索されます。たとえば、weights aerobicsと入力すると、基本検索によってweightsという語とaerobicsという語を両方含むコンテンツが検索されます。検索基準の入力時に役立つヒントは、次の「検索のヒント」を参照してください。

  2. 検索するページ・グループを次のいずれかから選択します。

    • 「基本検索」ポートレット: 「ページ・グループ内を検索」フィールドで、検索する1つ以上のページ・グループを選択します。このフィールドが表示されない場合は、すべてのページ・グループが検索されます。このフィールドを「基本検索」ポートレットに表示する方法の詳細は、2.2.1.1.1項「「基本検索」ポートレットのパーソナライズ」を参照してください。

    • 基本検索ボックス・アイテム: 検索されるページ・グループがあらかじめ選択されています。このページ・グループは、基本検索ボックス・アイテムの編集権限を持っている場合にのみ変更できます。

  3. 「検索」または「実行」をクリックします。

検索のヒント

検索を実行する場合に、考慮する必要のある注意事項とヒントがいくつかあります。

  • 検索では大文字と小文字は区別されません。

  • 複数の語を検索するには、各語を空白で区切って、weights aerobicsのようにします。weightsaerobicsという語を両方含むコンテンツが返されます。

  • 句を検索するには、その句を一重引用符で囲んで、'weight lifting'のようにします。

  • %記号は文字どおりに解釈されるので、ワイルドカードとして使用しないでください。

  • Oracle Textが有効な場合:

    • 複数の文字列を入力する場合、アイテム・メタデータ、URLコンテンツまたはドキュメント・コンテンツ内にそれらの文字列がすべて含まれる必要があります。たとえば、weights aerobicsと入力すると、これらの文字列が両方ともアイテム・メタデータ、URLコンテンツまたはドキュメント・コンテンツに存在する場合にのみ検索結果が返されます。文字列weightsがURLコンテンツに存在し、文字列aerobicsがドキュメント・コンテンツに存在する場合は、一致にはなりません。

    • 指定した語と同じ語幹を持つ語を検索するために、STEM演算子が使用されます。たとえば、liftという語を指定すると、liftliftingまたはliftedという語を含むコンテンツが返されます。

    • %記号は文字どおりに解釈されるので、ワイルドカードとして使用しないでください。たとえば、検索文字列として100%と入力すると、100(%なし)、100010000などではなく、100%というテキストを含むコンテンツが返されます。かわりに、部分一致検索を実行する拡張検索演算子(「すべての語に部分的に一致する(%検索語%)」)を使用してください。

  • Oracle Textが無効な場合:

    • アイテム属性(表示名、説明、キーワード、管理者)、ページ属性(表示名、説明、キーワード)およびカテゴリ/パースペクティブ属性(表示名、説明)といったメタデータのみが検索されます。A.2.4項「基本検索可能属性」も参照してください。

    • 複数の文字列を入力する場合、同じ属性内にそれらの文字列がすべて含まれる必要があります。たとえば、weights aerobicsと入力すると、これらの文字列が両方とも1つの属性(説明など)に存在する場合にのみ検索結果が返されます。

    • %記号は文字どおりに解釈されるので、ワイルドカードとして使用しないでください。たとえば、検索文字列として100%と入力すると、100(%なし)、100010000などではなく、100%というテキストを含むコンテンツが返されます。ワイルドカードは自動的に検索文字列の前後に追加されるため、100を検索すると、100010000などを含むコンテンツが返されます。

  • より詳細な検索機能が必要な場合は、「拡張検索」リンクをクリックします(リンクが表示されている場合)。

2.2.1.1.1 「基本検索」ポートレットのパーソナライズ

このポートレットに「ページ・グループ内を検索」フィールドが表示されている場合、検索を1つ以上のページ・グループに制限できます。このフィールドが表示されない場合は、すべてのページ・グループが検索されます。このポートレットに「ページ・グループ内を検索」フィールドを表示するかどうかを選択するには、「パーソナライズ」リンクをクリックします。「基本検索」ポートレットのパーソナライズでは、ポートレット・ヘッダーに表示される名前も必要に応じて変更できます。

2.2.1.2 拡張検索の実行

「拡張検索」ポートレットは、次の場合に使用します。

  • すべての(またはいずれかの)語を含むPortalコンテンツを検索する場合

  • 1つ以上のページ・グループ全体を検索する場合

  • 検索を特定のページ、カテゴリ、パースペクティブ、アイテム・タイプなど、様々な属性に制限する場合

  • (Oracle Textの有効時)近接、部分一致、同音語およびファジー検索を実行する場合

  • (Oracle Textの有効時)選択した1つ以上のパースペクティブ全体を検索する場合

図2-3に、「拡張検索」ポートレットの例を示します。

図2-3 「拡張検索」ポートレット(Oracle Textの有効時)

図2-3の説明が続きます
「図2-3 「拡張検索」ポートレット(Oracle Textの有効時)」の説明

拡張検索には、次のようないくつかの方法でアクセスできます。

  • ページまたは「基本検索」ポートレットの「拡張検索」リンクをクリックする。

  • 「拡張検索」ポートレットが含まれているページを表示する。

拡張検索を実行するには、次の手順を実行します。

  1. 検索する語を入力します。

    できるかぎり正確な検索文字列を入力することで、検索精度を向上すると同時に、検索時間が長くなることによるタイムアウトを防ぐことができます。

  2. 「結果を検索」には、表2-1に説明されている検索演算子の1つを選択します。

    表2-1 検索演算子

    検索演算子 説明

    すべての語を含む/すべてを含む

    指定したすべての語を任意の順序で入力どおりに含むか、またはより文字数の多い語の一部分として含むコンテンツが返されます。たとえば、検索文字列としてweights aerobicsと入力すると、拡張検索によってweightsaerobicsという語を両方含むコンテンツが検索されます。

    「すべての語を含む」および(次の項で説明する)「いずれかの語を含む」演算子の動作は、Oracle Textの状態によって異なります。

    • Oracle Textが有効の場合、指定した語と同じ語幹を持つ語を検索するためにSTEM演算子が使用されます。たとえば、liftという語を指定すると、liftliftingまたはliftedという語を含むコンテンツが返されます。

    • Oracle Textが無効の場合、検索文字列として100%と入力すると、100(%なし)、100010000などではなく、100%というテキストを含むコンテンツが返されます。ワイルドカードは自動的に100(検索文字列)の前後に追加されるため、100を検索すると、100010000などを含むコンテンツが返されます。

    いずれかの語を含む/いずれかを含む

    指定した語の少なくとも1つ(場合により2つ以上)を入力どおりに含むか、またはより文字数の多い語の一部分として含むコンテンツが返されます。たとえば、検索文字列としてweights aerobicsと入力すると、拡張検索によってweightsまたはaerobicsという語のいずれかを含むコンテンツが検索されます。

    「すべての語を含む」および「いずれかの語を含む」演算子の動作は、Oracle Textの状態によって異なります(前述の項を参照)。

    これらの語に完全一致する/厳密に同じものを含む

    (Oracle Textの無効時)「検索」フィールドで指定した語と正確に一致する検索語を含むコンテンツが返されます。たとえば、weightで検索した場合、weightsは返されません。

    すべての語に部分的に一致する(%検索語%)/すべてに部分的に一致

    (Oracle Textの有効時)指定したすべての語に部分的に一致する語が検索されます。たとえば、100と入力すると、100001100BCなどが結果として返されます。

    いずれかの語に部分的に一致する(%検索語%)/いずれかに部分的に一致

    (Oracle Textの有効時)指定したいずれかの語に部分的に一致する語が検索されます。たとえば、age 100と入力すると、100001100BCstageなどが結果として返されます。

    これらの語の近接する/文字列が近接する

    (Oracle Textの有効時)指定した語のコンテンツ内での近接性に基づいてスコアが返されます。コンテンツ内で指定した語が近接しているほど高いスコアが返され、指定した語が離れているほど低いスコアが返されます。

    すべての語にあいまい一致する/すべてにあいまい一致する

    (Oracle Textの有効時)指定したすべての語に発音が類似する語を含むコンテンツが検索されます。これにより、SmithSmytheなど、スペルが異なっていても英語の発音が似ている語を検索できます。

    いずれかの語にあいまい一致する/いずれかにあいまい一致する

    (Oracle Textの有効時)指定したいずれかの語に発音が類似する語を含むコンテンツが検索されます。これにより、SmithSmytheなど、スペルが異なっていても英語の発音が似ている語を検索できます。

    すべての語のスペルがあいまい一致する/すべてのスペルがあいまい一致する

    (Oracle Textの有効時)指定したすべての語にスペルが類似する語を含むコンテンツが検索されます。この検索は、theretheirなどのスペルミスがコンテンツ内に頻出する場合に、より正確な結果を検出するのに役立ちます。

    いずれかの語のスペルがあいまい一致する/いずれかのスペルがあいまい一致する

    (Oracle Textの有効時)指定したいずれかの語にスペルが類似する語を含むコンテンツが検索されます。この検索は、theretheirなどのスペルミスがコンテンツ内に頻出する場合に、より正確な結果を検出するのに役立ちます。

    この問合せ言語式に一致する/問合せに一致する

    (Oracle Textの有効時)Oracle Text問合せ式を使用しているコンテンツが検索されます。例については、表2-2「Oracle Text問合せ式の例」を参照してください。詳細は、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/documentation)から入手できる『Oracle Textリファレンス』を参照してください。


    表2-2 Oracle Text問合せ式の例

    Oracle Text問合せ式 検索対象のコンテンツに含まれる語

    policy and benefit

    policyおよびbenefit

    policy & benefit

    policyおよびbenefit

    policy or benefit

    policyまたはbenefit

    policy | benefit

    policyまたはbenefit

    retirement and (policy | benefit)

    retirementと、policyまたはbenefitのいずれか

    benefit not retirement

    benefit(ただしretirementを含まない)


  3. 「検索」フィールドで、検索するページ・グループを1つ以上選択します。

    このフィールドが表示されず、検索を1つ以上のページに制限していない場合は(次の手順を参照)、すべてのページ・グループが検索されます。

  4. 検索するページを選択します。

    指定したページの下位のページも検索する場合は、「サブページを含む」を選択します。

    検索するページ・グループを1つ以上指定した場合、指定したページ・グループ内のページのみを選択する必要があります。

  5. 「抽出条件」で、次のいずれかを選択します。

    • 次のすべてに一致する: 検索基準のすべての属性に一致するコンテンツが検索されます。たとえば、タイトルにaerobicsという語が含まれており、かつ2004年10月10日より後に追加されたコンテンツを検索できます。

    • 次のいずれかに一致する: 検索基準のいずれかの属性に一致するコンテンツが検索されます。たとえば、タイトルにaerobicsという語が含まれているか、または2004年10月10日より後に追加されたコンテンツを検索できます。

  6. 「パースペクティブ」および「カテゴリ」のリストで、検索するパースペクティブとカテゴリを選択します。

    • これらのリストには、「ページ・グループ」リストで選択したページ・グループに関連するカテゴリとパースペクティブのみが表示されます。1つのページ・グループが選択されると、そのページ・グループのカテゴリおよびパースペクティブと、「共有オブジェクト」ページ・グループが表示されます。複数のページ・グループが選択されると、「共有オブジェクト」ページ・グループのカテゴリおよびパースペクティブのみが表示されます。

    • ページ・グループ管理者がラベルを変更した場合、これらのリストに「パースペクティブ」および「カテゴリ」というラベルは表示されない場合があります。

    • Oracle Textが有効になっている場合は、複数のパースペクティブを選択できます。選択したパースペクティブのすべてまたはいずれかに一致する検索を実行できます。「サブ・パースペクティブを含む」を選択した場合は、選択したパースペクティブの下位のパースペクティブにまで検索が拡張されます。

  7. オプションとして、ページとアイテムの特定の属性に検索を制限できます。たとえば、検索するアイテムのタイトルにaerobicsという語が含まれることがわかっている場合、または2004年10月10日より後にこのアイテムが追加されたことがわかっている場合は、これらの特定の属性を検索できます。

    1. 検索基準として別の属性を指定する場合は、「属性の選択」をクリックします。

      検索に必要とするすべての属性を「選択済」リストに移動し、その表示順序を選択したら、「OK」をクリックします。選択した属性は、すべて検索フォームに表示されます。

    2. 属性ごとに、適切な検索演算子(「すべてを含む」「次と等しい」「次より大きい」など)を選択します。

      Oracle Textが有効な場合、追加の検索演算子を使用できます。表2-1「検索演算子」も参照してください。

    3. 属性ごとに、検索する語(aerobics2004年10月10日など)を入力します。このフィールドには、#USER#(現在のユーザー)や#TODAY#(今日の日付)などの式も入力できます。

  8. 「検索」をクリックします。

2.2.2 検索結果の解釈

「検索結果ページ」には、検索基準に一致するアイテム、ページ、カテゴリまたはパースペクティブが表示されます。次のものは表示されません。

  • 表示することを承認されていないコンテンツ

  • 期限が切れているか、まだ公開されていないコンテンツ

  • テンプレートから取得されるページ・コンテンツ

  • ポートレット・インスタンスまたはPortalスマート・リンク

  • アイテムの複数のバージョン(バージョニングが有効な場合、アイテムの現行バージョンのみが検索結果に返される)


注意:

新規のPortalコンテンツまたは最近変更されたPortalコンテンツは、その変更内容がOracle Textの検索索引に反映されるまで検索結果として返されません。PortalがOracle Database 10gにインストールされている場合、Portalコンテンツを追加、更新または削除した直後に同期を実行するようOracle Text索引を設定できます。PortalでのOracle Text索引の同期スケジュールは、Portal管理者に問い合せてください。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。

図2-4に、検索結果がどのように表示されるかを示します。

図2-4 「検索結果ページ」の例

図2-4の説明が続きます
「図2-4 「検索結果ページ」の例」の説明

  • アイテム: 検索基準に一致するアイテムのリストを表示するには、「アイテム」タブをクリックします。アイテムの表示名をクリックすると、そのアイテムが表示されます。

  • ページ: 検索基準に一致するページのリストを表示するには、「ページ」タブをクリックします。ページ名をクリックすると、そのページが表示されます。

  • カテゴリ: 検索基準に一致するカテゴリのリストを表示するには、「カテゴリ」タブをクリックします。カテゴリの表示名をクリックすると、そのカテゴリに関連付けられているアイテムのリストが一覧表示されます。

  • パースペクティブ: 検索基準に一致するパースペクティブのリストを表示するには、「パースペクティブ」タブをクリックします。パースペクティブの表示名をクリックすると、そのパースペクティブに関連付けられているアイテムのリストが一覧表示されます。

検索基準に特定のカテゴリまたはパースペクティブが含まれる場合、「カテゴリ」タブと「パースペクティブ」タブの結果は無視できます。カテゴリまたはパースペクティブ別の検索を実行する場合、有効な結果が表示されるのは、「アイテム」タブと「ページ」タブのみです。

「一括操作」リンク

1つのページ・グループ内で検索を実行する場合、複数の検索結果に対して同時に処理を行うための「一括操作」リンクが表示されることがあります。このリンクは、「共有オブジェクト」ページ・グループの検索では表示されません。「一括操作」リンクは、検索結果ページの構成可能オプションであり、デフォルトでは表示されません。「一括操作」リンクの表示方法(「カスタム検索」ポートレットのみ)の詳細は、16.3.3項「カスタム検索フォーム」を参照してください。

検索結果の情報

図2-5は、検索結果として返されたアイテム・リンクとともに表示されるデフォルトの情報を示しています。

ページ設計者は、各検索結果とともに表示する属性の種類と、属性にリンクを表示するかどうかを決定できます。16.3.4.3項「検索結果のカスタマイズ」を参照してください。デフォルトの属性には、オブジェクトの作成日、そのページ・グループ、分類カテゴリおよびパースペクティブがあります。リンクをクリックしても、必要なアクセス権限がない場合、そのオブジェクトに対するアクセスは拒否されます。

図2-5 検索結果の情報

図2-5の説明が続きます
「図2-5 検索結果の情報」の説明

アイテムを表示するには、表示名をクリックします。アイテムに関する情報を表示するには、プロパティ・シートのアイコンをクリックします。

図2-6 「プロパティ・シート」アイコン

「プロパティ・シート」アイコン

Oracle Text

Oracle Textが有効な場合、検索結果に追加のアイコンが表示される場合があります。

図2-7 Oracle Textの検索結果のアイコン

HTMLバージョン表示アイコン

このアイコンをクリックすると、ファイル・アイテムのHTMLバージョンが表示されます。

強調付きのHTML表示アイコン
このアイコンをクリックすると、ファイル・アイテムのHTMLバージョンで検索語が強調されて表示されます。

要旨表示アイコン
このアイコンをクリックすると、Oracle Textによって生成されたアイテムのサマリー(アイテムの要旨)が表示されます。

テーマ表示アイコン
このアイコンをクリックすると、そのアイテム内で最もよく使用されている名詞および動詞(アイテムのテーマ)が表示されます。

<スコア値>%

検索語(またはその他任意のテキスト形式の検索基準)に対する各検索結果の一致率を示すOracle Textの関連性スコアが表示されます(70%など)。スコアは、文字列がタイトル内に見つかると高くなります。タイトルに複数の文字列がある場合、結果のスコアはさらに高くなります。複数の文字列がすぐそばで見つかった場合や、検索結果に最も一致するものが含まれている場合にも高いスコアが与えられます。

日付または数値の検索基準は、スコア計算に含まれません。そのため、日付または数値の検索基準にのみ一致する結果には、スコア値が表示されません。

2.2.3 検索の保存と再使用

検索を保存する場合、1つの名前ですべての検索基準を保存できます。これにより、検索基準を手動で再入力せずに、「保存された検索」ポートレットのリンクをクリックすることで、後からその検索を再実行できます。

保存された検索は、図2-8のように「保存された検索」ポートレットに表示されます。

図2-8 「保存された検索」ポートレット

図2-8の説明が続きます
「図2-8 「保存された検索」ポートレット」の説明

適切な権限を持っていても「保存された検索」ポートレットが表示されない場合は、ポートレットをページに追加します。2.3.1項「ページへのポートレットの追加」を参照してください。ポートレットをページに追加する権限を持っていない場合は、追加するようページ設計者に依頼してください。

検索を保存して「保存された検索」ポートレットを表示するためには、Oracle Portalにログインする必要があります。

2.2.3.1 検索の保存

検索基準を保存するには、次の手順を実行します。

  1. 検索を実行します。

  2. 検索結果ページで、「検索を保存」リンクをクリックします。

    「検索を保存」は、このリンクのデフォルトのテキストです。検索結果ページの「カスタム検索」ポートレットがカスタマイズされている場合は、このリンク・テキストが異なるか、まったく表示されないことがあります。16.3.4.3項「検索結果のカスタマイズ」も参照してください。ログインしていない場合、「検索を保存」リンクは表示されません。

  3. 「表示名」フィールドに、検索基準を保存する名前を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

この検索に割り当てた名前が、「保存された検索」ポートレットに表示されます。保存された検索を再実行するには、ここで入力した名前をクリックします。リンク・テキストが表示されなくなるため、空白のみを含む表示名は入力しないでください。

2.2.3.2 保存された検索のリストのページへの追加

1つ以上の検索を保存してある場合、「保存された検索」ポートレットをページに追加する権限を持っていれば、ホームページやその他のページからそれらの検索にアクセスできます。

保存された検索のリストをページに追加するには、次の手順を実行します。

  1. ページ上部の「パーソナライズ」をクリックします。

  2. 保存された検索を表示するリージョンで、「ポートレットの追加」アイコンをクリックします。

  3. ポートレット・リポジトリで、「Portalコンテンツ・ツール」をクリックします。

  4. 「保存された検索」をクリックします。

    これで、「保存された検索」が「選択したポートレット」リストに表示されます。

  5. 「閉じる」をクリックして、ページに戻ります。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「保存された検索」ポートレットのヘッダーで、「パーソナライズ」をクリックします。

  8. 必要に応じて、「表示名」フィールドでポートレットの名前を変更し、他のオプションを設定します。

  9. 「OK」をクリックします。

2.2.3.3 保存された検索の再使用

検索を保存する場合、1つの名前ですべての検索基準を保存します。これにより、検索基準を手動で再入力せずに、保存された検索名を選択することで迅速に検索を再実行できます。

保存された検索を再使用するには、Oracle Portalにログインする必要があります。

「保存された検索」ポートレットに、保存された検索のリストが表示されます。保存された検索を再使用するには、次の手順を実行します。

  • 実行する検索の名前をクリックします。

    「保存された検索」ポートレットが表示されない場合は、ポートレットをページに追加します。「保存された検索」ポートレットをページに追加する権限を持っていない場合は、追加するようページ設計者に依頼してください。