この章では、Oracle Universal Records Managementに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれています。
この章の情報以外に、このリリース・ノートのOracle Universal Content Managementに関する章も参照してください。Oracle UCMに影響する問題は、Oracle Universal Records Managementにも影響する場合があります。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
ロール・レポートは、「メイン」メニューから「レコード」→「レポート」→「ロール」を選択して生成できます。レポートの出力には、すべてのロールのすべてのデータが表示されない場合があります。出力は、レポートを生成するユーザーおよびそのユーザーに付与されている権限に依存します。
スクリーニングは、ライフサイクルが設定されているコンテンツ・アイテムまたは凍結されたアイテムのみを返す保存機能であることに留意してください。
Oracle Text Searchを使用する場合、レポート・テンプレートを除外するオプションおよび検索結果に含まれるレポートに関して、非互換性が存在します。これらのオプションは、レポート設定の構成ページに表示されます。
現時点では、検索結果でのレポートの除外チェック・ボックスを選択すると、検索結果からレポートを除外できます。ただし、検索結果でのレポート・テンプレートの除外チェック・ボックスを選択しても、検索にテンプレートが含まれます。オラクルではこの問題を認識しており、将来のリリースで修正する予定です。
Oracle URMをリリース・バージョン10gからリリース・バージョン11gへアップグレードした場合、監査証跡の日付が完全に表示されません。アップグレード後に2001から2010の監査期間が表示される必要がありますが、2001から2006の期間のみが表示されます。欠落している年は、手動で追加できます。オラクルではこの問題を認識しており、将来のリリースで修正する予定です。
Freedom of Information Act/Privacy Act(FOIA/PA)機能で使用されるデータベースのサイズのため、データベースにDB2を使用するサイトでは、FOIA/PAオプションはサポートされていません。
保存カテゴリをソートしてからリストすると、これらはソース単位でリストされます。たとえば、3つのソース(Source1、Source2、Source3)が使用される場合、Source1のすべてのアイテムは1つの個別グループとしてソートされ、Source2のアイテムは別の個別グループとしてソートされ、Source3のアイテムはまた別の個別グループとしてソートされます。これにより、各ソースのアイテムはラウンド・ロビン形式で表示されます。つまり、Source1の最初のアイテム、Source2の最初のアイテム、およびSource3の最初のアイテムの後ろに各ソースの2番目のアイテムが続きます。
この項では、構成の問題および回避方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
「設定チェックリスト」ページからFreedom of Information Act(FOIA)アーカイブをインポートする際に、「アーカイバはすでに実行中です。後で再試行してください」という誤ったエラー・メッセージが表示されることがあります。
このエラーは無視しても支障ありません。これは、アーカイブを開始するクリックが2回登録されるために発生します。警告を無視し、15分待ってから、このタスクのアラート通知が削除されたかどうかを確認してください。アーカイバを開き、FOIAPrivacyActアーカイブが存在するかどうかを検証することにより、アーカイブのインポートを確認することもできます。
パフォーマンス監視を選択して有効化した後、監視を開始するにはコンテンツ・サーバーを再起動する必要があります。Oracle URMの構成後も、すべてのレポート・オプションを適切なメニューに表示するために再起動する必要があります。
Oracle DBを使用して監査証跡をソートする場合、実行するソートの種類によって出力が異なります。
データベース全文検索を使用してソートする場合、ソートは大文字と小文字を区別して実行されます。つまり、大文字のアイテムが常にリストの先頭に表示されます。 Oracle Text Searchを使用してソートする場合、大文字と小文字を区別しない検索が実行されます。
システムで外部ストレージ機能が有効化されている場合、物理アイテムのコンテンツIDの許容合計サイズは11文字です。外部ストレージを設定する際は、IDの自動割当てが有効化されているかどうかを確認し、有効な場合はコンテンツの接頭辞が5文字以下に設定されていることを確認してください。
Oracle Universal Content Managementで使用するためにEmailMetadataコンポーネントがインストールされている場合は、Oracle Universal Records Managementでユーザー・インタフェースを使用できるように、構成変数を設定する必要があります。
/components/EmailMetadataディレクトリにあるemailmetadata_environment.cfgファイルでShowEmailMetadataMenu
変数をTRUEに設定します。
変数の設定後、Oracle Content Serverを再起動してブラウザのリフレッシュまたは再ロードを行います。電子メール・フィールドをメタデータ・フィールドにマップするためのオプションが使用可能になります。これらのオプションを使用するには、「メイン」メニューから「管理」→「電子メール・メタデータの構成」を選択します。
Oracle URMを10gバージョンからアップグレードする場合、config.cfgファイルでHttpRelativeWebRoot
構成パラメータを次のように変更する必要があります。
HttpRelativeWebRoot=/urm/
ここに示されているものと正確に同じように変更することが重要です。
10gアダプタがOracle URM 11gで機能するようにするには、接続アドレスを変更する必要があります。
前の接続文字列は次の例のようなものでした。
http://myhost.mycompany.com:myport/URMinstance/idcplg
新しい接続文字列は次の例のようになります。
http://myhost.mycompany.com:myport/_dav/URMinstance/idcplg
変更内容は、_dav
文字列が追加されたことのみです。